鱈場蟹了

鱈場蟹 了

ぶっ飛ばす…お前を必ず!太陽まで!


鱈場蟹 了(たらばがにりょう)は、元トイレ清掃員・元トイレ清掃以下の職場従業員。初登場は『The Snow Hiding』。


注意:以降の記述には鱈場蟹 了に関するネタバレが含まれます。



略歴


肉弾戦、特に棒術に優れ中国で棒術の極意を習得。広東省での武芸大会をはじめ数多くの大会で賞を授与されてきた。
高校卒業後10代でフランス外人部隊に入隊。ニケ・マダイーニのもとで訓練を積む。
世界各地の戦線で活躍するが、中東の砂漠地帯で橋之巻末太郎と遭遇し手も足も出せずに敗北。除隊後帰国し、まっとうな人生を歩もうと就職難のなか奮闘。松越泰介の斡旋で無事にトイレ清掃の職に就く。
平穏な生活を送っていたが黒服A黒服Bによる“黒服カバン事件”に巻き込まれる。
犯罪組織の取引品を回収してしまい命を狙われるも持ち前の戦闘スキルで彼らを撃退。だが彼らの用心棒であったハシコフ・ロジンスキーに遺失物係の松越泰助を殺害される。
激しい死闘のすえロジンスキーを太陽送りにし、正規の手続きをとった黒服Aにはカバンを返し仕事を完遂したが職場を追われ路頭をさまよう。
「トイレ清掃以下の職場」である某ファーストフードチェーン店に再就職し平穏な日々を取り戻す。しかし週刊漫画誌を貫通する硬さのフライドポテトを提供したことで
クレームが相次ぎ再び職を失う。その直後に松越泰介の従兄弟である内閣総理大臣補佐官松越正太郎と出会い、かつての上官ニケ・マダイーニがテロリストに変貌したことを知る。
ニケへの説得を固辞するも直後に国会議事堂テロが発生。正太郎を失い、さらには監視していたニケによって自宅を爆破される。
ニケとの闘いを決意し激しい特訓を行ったのち、単独ニケの潜伏先を突き止め決戦に臨む。手玉にとられるような実力差で勝負あったかに見えたが
奥の手である超硬度フライドポテトによる呂空院李王(ジーザスドロップキック)が決まり逆転勝利。上官越えを果たし、ニケの身柄を警察に預けることに成功したのだった。
その後は住所不定無職の身を嘆きながら再就職を目指していたところ、通行人リョージThe Buddhistに襲撃される現場に遭遇。
己の災難を嘆きながらも救出に向かったのだった。


人物


「ある意味では最も庶民派であり、そして最高のベビーフェイスと言えよう。」(かつての公式サイト表記より)
年齢は『The Snow Hiding』時、橋之巻によると25歳との事。だが2年後の舞台と思われる『SH2 -The Snow Hiding 2-』劇中テロップでは8年前に18歳との事なので、橋之巻が数え年で言った可能性が高い。
その際橋之巻が「血と硝煙の匂いが染み付いている」と指摘していることから、外人部隊時代には棒術の他にも一般的な傭兵と同様に拳銃や爆薬を扱っていた模様。
劇中明確な描写はないもののフランス外人部隊の経歴上、フランス語を話せると思われる。最終学歴は高校で無事に卒業している。
日常生活ではメガネを着用しているが戦闘時・訓練時には外している。朝食はごはんでもパンでもなくシリアル派。
かつての公式サイトの情報によると出身地は埼玉。性格は明朗、仕事熱心、非好戦的。好きなものは「今の仕事」。嫌いなものはトラブル、昔の仕事絡み全部。
トイレ清掃勤務時にはマニュアル通りに動く事を徹底しておりひとりの時でも規定を暗唱するほど。それが原因で黒服達に命を狙われることとなるが
この姿勢は格闘・戦場しか知らず、一般常識のなかった彼が職場で波風立てぬよう本人なりに努力したものであろう。
また軍隊では「独断で無理な行動をすると自分だけでなくチーム(仲間)全体に被害が及ぶ」ことを再三身をもって経験しているはずであり その影響によるものとも考えられる。
嫌いなものに「昔の仕事絡み全部」を挙げ劇中でも「もうそっち(戦場)の仕事はしない」と発言、足を洗った事を強調していることから
外人部隊時代については掘り返したくないほどの苦い思い出になっているようである。
実際のフランス外人部隊の活動内容や赴任先を考えるとサンタクルス・ライバックのアフリカでの出来事のように、同僚を多く失ったり民間人を殺害したトラウマを抱えているとも考えられる。
交友関係はかつての公式サイト情報によると『松越さん』のみの記載となっており、あまり友人を作らないタイプ。ニケをはじめとしたかつての同僚とも連絡をとっている様子もない。
それだけに数少ない交友関係者であった松越泰助へは仕事を斡旋してくれた恩義も感じており、殺害された際には激しい怒りに燃えていた。
ライバルは「特に意識していない」。非好戦的、トラブル嫌いの性格から自分から面倒事には関わらない。
公式サイトによると決め台詞は「ラウンド2~♪」との事。出演2作品ではボス格の相手に実際使用しているが、同時に「ぶっ飛ばす」とも宣言しておりこちらも口癖の模様。


逸話


  • トイレ清掃時に鼻歌で歌っているのは“旧”ド○え○んの主題歌。黒服達のガラケーと同様、今となっては製作当時を感じさせる描写となっている。
  • 炎天下の逃走中、敵の隙をついてゼリー飲料で栄養補給している。発汗で失ったミネラルを補給する熱中症への知識、軍隊で培った冷静な状況判断力、そしてわずかな時間に手早く食事を済ませる職場経験。これらが集約・結実した行動であるといえよう。
  • 松越泰助殺害時の怒りは凄まじく、ハシコフ・ロジンスキーも「チェルノブイリの比じゃない」とわずかに動揺するほどのものだった。元KGB、そして元外道である彼は鱈場蟹と同様かそれ以上に多くの戦場を渡り歩いてきた人物。瞬時に鱈場蟹の潜在的な力を察知したのであろう。
  • ロジンスキーとの決闘時やトラック撃退時など、再三謎の“腕”が画面外から現れ彼に武器となる棒を提供している。正体は不明だが外道Taxi監督によると「鱈場蟹の元外人部隊の同僚であり高倉蜂とも繋がりのある人物。カモフラージュ・気配を消す能力に優れている為ロジンスキーも気がつかなかった」と語っている。なぜ彼が鱈場蟹に協力しているのか、正体は何者なのか…次回作以降の正体解明が待たれる。
  • 彼が所属した外人部隊には裏設定があり、外道Taxi監督によると「全員海産物の名前が付いている」との事。(鱈場蟹→タラバガニ、マダイーニ→真鯛)監督によると他にもブラックタイガーとか色々いるらしい。
  • 『The Snow Hiding』で彼がトイレで回収しようとしたカバンは、その後年月を経て『ウクライナ領日本』で中身がミライパワーガントレットであると判明する。どういった経緯でミッコウシャ達の祖国に流れ着いたのかは不明だが、10年越しに中身が判明することとなった。エロ本じゃなかったね。
  • 第1作『The Snow~』で彼がロジンスキーを吹き飛ばした先のキモい太陽。我々の世界の太陽との容姿の違いが長年の謎であったが、記念すべきシリーズ第20作『BAYDER FleeForFreedom』でその原因・正体が判明することとなった。


裏話


  • 記念すべきBDC'長編シリーズ最初の主人公を演じたのはNuxi氏。影山剣役の中澤氏や串田龍巳役の鈴木氏と同様、「動ける・喋れる・見た目もよし」三拍子揃った人物。外道mobie上では実現していないが中澤・鈴木両氏とは関係者他作品で複数回にわたり競演しており、各作品劇中にて激しいバトルを繰り広げていた。
  • 『SH2』における最終決戦前の特訓シーンでは長い木製の棒を巧みに操っているがこれは合成や倍速再生などしていない。役者本人の技術・身体能力、努力賜物である。監督も彼の努力に感動し敢えてそのままで編集したそうだ。
  • 『The Snow Hiding』で樹木の枝を棒に仕立て上げる際のリアルな工具の音は、外道Taxi監督が実家の工具で録音したもの。棒は100均のすりこぎ棒だそうだ。
  • 『The Snow~』ラストで夕陽を背にガッツポーズをとるシーンは外道Taxi監督の大のお気に入りなんだとか。
  • 後述の得意技・必殺技の多くの元ネタは国内外の著名なロックフェスイベント、またはライブ会場など。トイレ要素関係ねえ…


能力


「ありとあらゆる棒状のものを武器に出来る」、類まれかつ棒術使いとして驚異的な能力の持ち主。短い棒から物干し竿の長さまで、ありとあらゆる棒を巧みに扱い、怒涛の攻めを見せる。
またその能力には「大小を問わない」為、フライドポテトから給水塔などの巨大建造物であっても例外ではない。
テクニカルかつスピーディーな動きを得意とし、棒術のネックであるスキの多さをカバーしている。反面、棒に依存する格闘スタイルゆえ棒を所持していない場合、その戦闘力は大幅に低下する。
また、接近戦・中距離戦重視のため狙撃・発砲など遠距離からの攻撃に対しては相性が悪い。
緊急時に棒を所持していない場合、樹木など周囲の物を加工し棒に仕立て上げることができる。しかし加工には時間を要するため、相手に行動を悟られないようにしなければならない。
その他にもフランス外人部隊の経験上、重火器・爆薬の扱いにも長け肉弾戦など格闘術も体得しているものと推測される。
同時にサバイバル知識・経験が豊富であることから難局でのひらめきも彼の得意とするところである。
ハシコフ・ロジンスキーのボリショイ・ハラショーやスーパーモードによる猛攻に耐えたことから退役後も相当の耐久力・身体能力を維持していることが伺える。
その人間離れした能力、そしてビッグベン・アタックや呂空院李王(ジーザスドロップキック)など物理法則を無視した技を繰り出す点などから彼が“外道”なのではないか、という考察もあるが
外道とは異なり非好戦的な性格や、解雇こそされるも就職・勤務することができる社交性などからあくまでも超人的な能力を有した“人間”であると判断できる。


得意技・必殺技


いずれも棒状の物体を所持している時にのみ使用できる。
また長い棒(長棒)・短い棒2本(短棒)どちらを所持しているかで使用できる技が変化する。

  • 千手観音乱撃(せんしゅかんのんらんげき)

短棒使用時に発動可能。仰向けに倒れた相手に馬乗りになり、残像が伴うほどの目にも留まらぬ速さで次々と打撃を振り下ろす。その鮮やかさは楽器のドラムさばきを見ているかのよう。

  • 眼闘労能武(めとろのうむ)

長棒使用時に発動可能。横並びの相手ふたりの顔面へ、高速かつ交互に打撃を繰り出す。脳震盪状態の相手へはその後追い打ちとして更に正面からの連続突きも加わる。

  • 鬱怒棲突空(うっどすとっくう)

長棒使用時に発動可能。まばゆい閃光ののち、突き上げた棒で相手を跳ね飛ばす技。発動後は絶叫のあまり本人の顎も開きっぱなしになる。

  • 大盛葱濁玉付鬱怒凄突空(おおもりねぎだくぎょくつきうっどすとっくう)

短棒使用時に発動可能。相手に突進、交差した棒を突き上げ相手を跳ね飛ばす。素人にはオススメできない。

  • 雄頭封影棲斗(おずふぇすと)

短棒・長棒どちらでも発動可能。長棒では一振りで爆薬を満載した大型トラックを大空の彼方まで弾き飛ばす威力を持つ。

  • 真夏衝撃波(さまあそにっくう)

劇中未登場の技だが、かつての公式サイトにて表記あり。技の名称からして素早い棒の振りから放たれる飛び道具的な技であると思われる。

  • 富士岩石砕(ふじろっくう)

長棒使用時発動可能。トイレ外の攻防で放った技。ブラシの柄を持ち、やり投げの要領で相手に投擲する。その技名からして本気を出せば、富士山の硬い大きな岩肌をも粉砕するのであろう。顔面に被弾したものの失神のみで済んだ黒服Aは幸運だったのかもしれない。

  • 打運狼怒(だうんろうど)

短棒使用時に発動可能。長らく名称不明だった、黒服Aに対し放った打撃技。10発の連続打撃を相手に見舞う。鱈場蟹の怒りがこもるせいか一発一発が重く、一撃の度に画面が凍りつく(固まる)ほどである。

  • 圧斗武宇打漢(あっとぶうだかん)

劇中未登場の必殺技。後述のふたつには劣るものの、鬱怒棲突空・雄頭封影棲斗に匹敵する必殺技との事。

  • 呂空院李王(ろくいんりおう)(ジーザスドロップキック)

超硬化フライドポテト使用時のみ発動可能。対ニケ・マダイーニ用に開発した技。まずフライドポテトを相手の鼻孔に差し込み窒息状態にする。ポテトは急速に伸び一端は地球の裏側リオのキリスト像、もう一端は相手もろとも成層圏を突破し宇宙空間まで達する。その後ポテトは急速に伸縮しキリスト像による鮮やかなドロップキックが決まり、相手は大気圏へと落ちていく。

  • ビッグ・ベン・アタック

追い詰められた鱈場蟹が放つ最強の一撃。給水タワーを持ち上げ宙に浮き、そのまま相手へと振り下ろし叩きつける。相手は押しつぶされた後跳ね上がり、大気圏を突破し太陽まで吹き飛んでしまう。 ちなみに脚本段階での技名は『タラバガニ・ダイナミック』。(トイレ要素を強める為に変更となった)


登場作品



関係キャラクター