松田秒吉(まつだびょうきち)は、平和的に世界を征服した悪の組織の首領。初登場は『I Am Evil』。 外道mobie BDC'長編シリーズにおける主要登場人物のなかで (松越一族以外の)数少ない故人のひとりである。
注意:以降の記述には松田秒吉に関するネタバレが含まれます。
年代は不明だが、『悪の組織』(正式名称不明)を編成。わずか500人程の構成員で、平和的に世界を事実上征服。
構成員の中には“白雀蜂”高倉蜂や、“クラゲ”海月大和も在籍していた。
存命中に高倉に裏社会から足を洗うよう勧め、引退を決意させた。
また時系列上では不明だが、当時まだ新人だったバックベアードに悪の手ほどきを教授した本人でもある。
組織の崩壊と前後して逝去。組織の崩壊原因および本人の死因は、劇中描写されておらず不明。
しかし死後もバックベアードの前に幻となって現れ、道を踏み外しかけた彼に口癖の言葉を説き、初心を思い出させていた。
反社会的といえる『悪の組織』をうたいながら「平和的に」世界を支配したという、一見矛盾した行為を完遂しただけでも相当な指導力・統率力である。
彼の組織は世界征服を成し遂げた、20XX年の時点で唯一の組織。
198X年に暴力で日本を支配したGP2ですら為しえなかった世界征服。凶暴な外道や超人がわんさかいる世界での話だから、その手腕は評価に値する。
裏社会から引退し当時について口を開かない高倉が彼については「立派なお方でした」と笑顔で語っていることから人望のある良識人だった模様。
バックベアードに説いた教え「悪であれ。されど、悪を為すな」を実践していたのであろう。
“白雀蜂”の引退は組織にとって痛手となると組織の長として分かっていながら勧めており、ひとりの人間として高倉の将来を憂いた優しさと、それゆえに指導者として冷徹になれない甘さも見え隠れしている。
(同じ「悪の組織」の長だが、構成員を戦力としてしか考えていない黒服首領とは考え方は間逆である)
この性格から、とても悪の組織の長とは思えないが、その面が逆にプラスとなって働いて結果、世界を征服できたのかもしれない。
バックベアードの現在の思考・組織方針に多大な影響を与えた人物。ベアード本人も彼への恩義は忘れておらず幻で再会を果たした際、普段の傲慢さや立場も忘れ新人当時を思わせる低姿勢を貫いていた。
没後から時を経てもなお多くの人間から慕われる、シリーズ通しても数少ない人格者といえよう。
・高校時代の外道Taxi監督の作品で、クオリティ等の問題でごく限られた人間のみ知る(観た)作品なのだがその作品に端役、同キャラクターで出演していたのがTUBO4EVER氏であった。 ・キャラ名に「秒」の字がついているのは、『D1』での役どころが「秒殺される雑魚敵」であったから。また『D1』ではこのキャラクターは7兄弟という設定で登場していた。当然演じているのはTUBO4EVER氏ひとり。全員秒殺されるという、松越一族の先駆け・プロトタイプ的存在であった。
『D2 -The Dooms Day-』のタイトル。内容こそリンクしていないが、タイトルは当初は『D1』とかけたから命名された。(企画発案~撮影初期では、内容もリンクしたものにする予定で進んでいた。途中から変更された) 『El Taco Legendario』主人公の名前がショー・『マツダ』。監督いわく、もともと松田秒吉の遠い親戚という設定にしようとしていたとのこと。
劇中明確に描写されているものはなし。
没後、バックベアードの前に幻となって現れた際には『ス○ー・ウォー○』のジェ○イ先人達のように青白い光となって現れていた。
もしかしたらそういう力をもっていたのかもしれない。(類似した能力をもつ鷹勇次との関連性は不明)
名称のあるものは特に無し。