フィレオ・フィッシュ


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

フィレオ・フィッシュ

タツタン・キチの原生林踏破2000キロ!! 野生に包まれた人類未踏の幻の大地に 伝説の飛獣フィレオ・フィッシュは実在した!!


フィレオ・フィッシュは、探検隊によって討ち取られた南米アマタン共和国、タツタン・キチの原生林に生息するとされていた伝説の飛獣。UMAの一種である。初登場はその存在のみ『水曜ワイドスペシャルX-zero』から。本項ではその幼生である悪魔の凶獣フィッシュ・ディッパーについても併せて記述する。


注意:以降の記述にはフィレオ・フィッシュとフィッシュディッパーに関するネタバレが含まれます。



略歴


フィレオ・フィッシュ

2000年代前半頃から南米アマタン共和国で目撃例が絶えないようになり、その正体について様々な議論が飛び交った。
しかし、目撃証言こそあるものの、一説には時速500キロメートルにも達するという飛行速度ゆえに、捕獲どころか映像に収めることに成功した者すらおらず、謎が謎を呼ぶばかりであった。
そのような謎に満ちたUMAであったが、双樹隊長率いる探検隊の活躍により、過酷な調査の末についにその巣を突き止められる。
さらには隊長の決死の巣への突入で、1匹が紙袋へ捕獲されたように思われたが、不用意に袋を開けて覗いた中澤隊員を一飲みにして脱走。
その後隊長達と交戦するが、隊長の一太刀によって討ち取られ、隊長ハシュード・ビフー、及び撮影班の胃袋に収まった。
喰われた後も、消化されかけながら胃もたれにより探検隊の胸にこみ上げ、最後まで彼らを苦しませた。

フィッシュディッパー

2003年秋ごろから突如として世界各地に出現。
発見初期は蜂の仲間ではないか、などと呑気な議論が行われていたが、アメリカ南米で肉牛がこの生物に食い散らかされるという事件が発生してからは評価が一転。危険なUMAとして認知されるようになる。
はじめに目撃されたのはラムカナ民主主義共和国で、探検隊が赴いたのも同国であるが、農牧を主産業としているこの国の経済に、家畜を食い荒らすフィッシュディッパーは深刻なダメージを与えた。
探検隊が道中に耳にした限りでも、現地の牧場で飼われていた牛や、牧場主アシニタ・ゲイーチロの家族をも目の前で食い殺すなど猛威をふるっていた。
そのアシニタ達によって、探検隊との接触の3日ほど前に一匹が生け捕りにされていたが、不注意で蓋を開けた隙に脱走。彼を食い殺してしまう。
しかし、そこから逃走する際に体液を点々と落としていったことが原因となり、探検隊に巣の位置を特定されてしまうこととなった。
そして探検隊と交戦になり、巣と魚揚巣合体しディッパーキングとなって立ちはだかったが、Negro隊員の自爆特攻によって合体が崩れ、弱点の女王ディッパーが剥き出しになったところを隊長に倒され、全員心中した。


生態


成体のフィレオ・フィッシュは獰猛な肉食動物で、自身の体格の数十倍はあろうかという人間一体を服や骨すら残さず丸呑みにしてしまう。また、ヒグマの内臓を食い散らかす様子も目撃されている。
体型は厚い円盤状で茶褐色の皮膚をもつが、脱皮の際は水色に変色した正方形の抜け殻を遺す。円盤状の皮膚は上下に分かれており、その間に同じく茶褐色の正方形の部位が挟まっている形となっている。
強い衝撃を受けるなど生命の危機を感じた場合、この円盤状の皮膚層を自切する行動をとる。探検隊のカメラには、上側の皮膚層を飛ばしている様子が納められている。
ひとつにはトカゲの尻尾や昆虫の節足の自切と同様、自切部位に捕食者が気を取られているうちに逃走を図るものと思われ、自切した皮膚層を遠くに飛ばしているのもそれが理由だろう。また、自切により軽量化することで、逃げる際の飛行速度を上げる効果もあるとみられる。
またこのことから、脳などの中枢機関は正方形の部位に収まっているものと考えられる。
飛行速度は一説には時速500キロメートルに達すると言われ、目にもとまらぬ速さで飛びまわる。ホバリングも可能だが、昆虫の羽音のような音はするものの羽らしきものは見当たらず、その飛行メカニズムは不明。
飛行するだけあって体重は非常に軽く、フィレオ・フィッシュの入った紙袋を持った中澤隊員が「本当に入ってるのか?」と疑問を口にしたほど。しかしながら飛行速度が速すぎるため、たとえ重量が無くともその衝突の衝撃は凄まじく、腹部に激突されたビフ―は悶絶している。
赤と黄色に覆われた吐き気をもよおす色彩の建造物の様な巣に住んでおり、巣の内部において何らかの手段で人間を使役している様子も見られる。また、内部は隊長曰くまさに地獄絵図、まるでアパッチ村とのことであり、凄惨な様子が伺い知れる。
巣ではこの人間に「フィレオ・フィッシュをひとつ、お持ち帰りで」と告げると、生きたフィレオ・フィッシュが出現する。隊長はこれと格闘の末、紙袋に収めて巣から帰還した。
しかし、彼らの戦闘能力からすれば紙袋程度に閉じ込められるはずもなく、おそらくは、わざと捕獲されたフリをすることで、その生物の巣に生きたフィレオ・フィッシュを持ち帰らせ、巣を内部から食い荒らすとともに新しい自分達の繁殖場所にする、もしくは先住生物を上記の人間のように使役する、といった生態であるものと思われる。このような巣やそこにある生態系の乗っ取りは社会寄生と呼ばれ、ある種の昆虫等の生態のひとつとして知られている。
実際に本編中においても、テイクアウトされたところまでは大人しかったフィレオ・フィッシュだが、探検隊の休憩中に中澤隊員がうっかり袋を開けたところ、急に豹変して中澤隊員を捕食、さらに隊長達にまで襲いかかってくるという流れであった。

幼生のフィッシュディッパーは群で行動する。
成体とは姿が大きく異なり、上下から挟みこむような厚い皮膚の層が無く、体型も円盤状ではなく長方形をしている。
発見当時、円盤状の体系に対して不自然ではないかという疑惑の持ちあがったフィレオ・フィッシュの正方形の脱け殻であったが、変態する前のフィッシュディッパーがこのように四角い形状であったことで、謎が解明された。
また、この姿はフィレオ・フィッシュの上下の円盤状の皮膚層に挟まれた正方形の部分に大きさこそ違うものの酷似しており、やはりこの部分がフィレオ・フィッシュの本体であると見て間違いないようである。
なお成長過程において、四角い部分の体格は二倍程度なものの、円盤状の厚い皮膚の層が上半分のみほぼ成体と同じ大きさでついている死骸も発見されており、おそらくはまず上側の皮膚層が完全に成長した後、下側の皮膚層が同じように成長し、それに合わせて本体も成長していくという流れだと思われる。
成体同様に羽音をたててホバリング飛行を行うが、羽根らしきものは見当たらない。民間人が生捕に成功していることや、フィレオ・フィッシュと違い写真撮影の成功例がいくつも見られることから、おそらく速度については成体には遠く及ばず、さして速くはない。
たった一匹でも牛や人間を丸々喰い尽してしまうほどの、成体に勝るとも劣らない食欲旺盛さだが、主に肉食の成体とは違い雑食で、キノコなども食べるようである。また、人間を食べる際、まだ顎や消化器官が発達していないのか、成体のように丸飲みはせずメガネや一部の衣服を残している。
巣は樹の上に作られる毒々しい青々しい小型のものの他に、茶褐色のストーンヘンジのような巨大な巣も確認されている。さらに成体のフィレオフィッシュになると、巣は先述のような吐き気をもよおす色彩の巨大建造物にまでなっており、成長と共に大型化していくものとみられる。また、このストーンヘンジのような幾何学的な巣を作ることから、高い知性を持っていると推測されている。
弱点として、野生生物であるため火への耐性は低く、Negro隊員の自爆攻撃により散り散りになったり、黒く焦げて落下したりしている。
また、フィッシュディッパーは干からびたミイラのような死骸やミサクラダケに中毒死した死骸等が見つかっている他、民間人に捕獲された例もあり、成体に比べると一個体の生命力は弱いとみられる。群で行動しているのもおそらくそのためであろう。
最大の弱点は女王ディッパーであり、これが倒されると、群のすべてのフィッシュディッパーは次々と心中してしまう。
要だけあって、女王ディッパーの身体は大柄な上に、他のフィッシュディッパーと違い赤と緑の外殻によって護られている。

まだ生態のよくわかっていなかった探検隊出発前のナレーションによるフィレオ・フィッシュに関する噂の説明では、獣でも鳥でも魚でも昆虫でもない謎の飛行物体とされていたが、脱皮、自切、変態、変態後の食性の変化、羽音、ホバリング、巣の建造、女王の存在などの生態から考えると、やはり昆虫の一種なのではないかと推測される。

なお、探検隊のカメラには残念ながら収められていないが、現地住民の目撃証言を元に描かれたと思われるフィレオ・フィッシュのスケッチでは翼があるもの、触腕のあるもの、尾や脚や蟹の様なハサミをもっている姿や、一つ目で牙のようなものも持っている姿も描かれている。
しかしながら、数枚あるスケッチのどれも容姿がバラバラであり、単純に参考にするのは難しい。
ただし牙についてのみ、フィレオ・フィッシュの巣に隊長が突入した際のナレーションでも言及されているため、実際のフィレオ・フィッシュにもあるものと思われる。


逸話


  • 学会ではフィレオ・フィッシュはスカイフィッシュの亜種ではないかとの説が有力だったが、一部ではUFO、宇宙人との声も挙がっていた。なお、スカイフィッシュの正体も昆虫という説が有力である。
  • 隊長によればフィッシュディッパーの体液は不味く、濃硫酸の臭いがする。その刺激臭は周囲にいる人間が一斉にむせかえるほどである。ミイラも不味い。隊長はこの味のフィレオ・フィッシュとの類似性から、フィッシュディッパーはフィレオ・フィッシュの子供の姿なのではないかと推測した。なお、ミイラには雑菌が繁殖している可能性があるのでみんなは決して食べないように。
  • ナレーションによれば、成体のフィレオ・フィッシュは「胃にもたれる上に、たいして美味くもない」とのことで、幼生のフィッシュディッパーよりはマシなお味のようである。伊達に何十年もレギュラーメニューを張ってはいない。
  • 現地からの情報によれば、隊長の突入したあのフィレオ・フィッシュの巣は、2013年9月30日20時をもって完全に放棄されたとのことである。そこにかつて住んでいたフィレオ・フィッシュ達がどこへ移って行ったのかは定かではないが、監督発言でも「きっと、巣から飛び立っていったんですよ」とのことで、巣から出て行ったことはまず間違いない。
  • なお、この日近くには巣の周辺で、巣と同じような赤と黄色の吐き気をもよおす色彩に身を包み、血の気の無い真っ白な顔面に赤い血のこびり付いたような斑点のぽつぽつと浮かんだ、人間のような形をした不気味な生物が目撃されたという。また、奇妙なのは姿だけではなく、様々な奇行がみられ、「らんらんるー」という鳴き声を発していたという報告もある。
  • これについては、新たなUMAの出現だという声もあがっているが、あくまで仮説ではあるが、この姿はもしや巣の中で使役されていた「あの人間達」のなれの果てないのではないだろうか。もしそうであれば、おおよそ健康的とはいえない顔色や奇行の数々を見るに、使役していた巣の中の人間達が長年の酷使により「壊れて」「使えなくなってしまった」ために、フィレオ・フィッシュ達は巣ごと彼らを棄て、生態の項で推察したような「お持ち帰り」によって新たな巣と使役する生物を探し出し、そこへ移住していったものと思われる。


裏話


  • フィッシュディッパーを演じた「フィッシュ マックディッパー」は、期間限定商品などではなく、ポテトやナゲットに並ぶ新たなフラッグシップメニューとするべく投入された鳴り物入りの「新製品」であった。「フィッシュ」と「マックディッパー」の間のスペースからも、これを当てて、例えばチキンナゲットを「チキン マックディッパー」あたりに改名して「マックディッパー」シリーズを続々展開していくつもりだったのでは、という意気込みが感じられる。
  • しかしながら結果は悲惨なもので、高い、マズイ、コスパ悪いの三拍子揃ったあまりの悪評ぶりに、2004年3月8日発売から約一年でラインナップ縮小、そこから半年ほど経った2005年10月28日でひっそりと販売終了と言う早期撤退を余儀なくされた。以後約10年もの間、一度も復刻キャンペーンすら行われないところからも分かる通り、完全なる黒歴史となっており、ある意味作中のフィッシュディッパー以上に幻といえる存在である。
  • ちなみに価格は4個入り170円、6個入り220円、9個入り300円(税別)。高価格化の進んだ今から見ればむしろ良心的な価格に思えるが、当時はハンバーガーが値上げしてなお80円という低価格時代で、4個入りですらハンバーガー2個分以上の価格。競合しそうなナゲットが190円(これはたまたま現在も値下げでこの価格に戻っているが、少し前までは250円前後)、フィレオフィッシュも190円とあって、「高い」という印象が広まってしまった。こちらを見れば当時の様子がわかるだろう。
  • フィッシュディッパーの体液を演じたタルタルソースは、隊長の中の人曰く、本当に不味かったとのこと。
  • フィレオ・フィッシュを演じた商品は「フィレオフィッシュ」。間に中点が入らない違いがある。
  • なお、現在のマクドナルドは店舗によって商品価格が異なるが、とりあえずmepo氏が2013年9月30日に近所の店で購入したフィレオフィッシュは290円であった。高すぎィ!
  • また、現在のフィレオフィッシュはあの脱け殻ではなく箱入りで提供されている。


能力


  • 統率力は驚異的なものであり、女王ディッパーを核とし、小型の巣と無数のフィッシュディッパーが魚揚巣合体することで、ディッパーキングと言う巨大な人型になることが出来る。合体の結合力はなかなかに高く、拳の部分で中澤隊員を殴り飛ばすことができるほどである。
  • その一方で柔軟性もあるようで、中澤隊員の攻撃を各個体に分散して回避している。
  • 探検隊が遭遇した際には小型の巣と合体していたが、もしも他に確認されている巨大なストーンヘンジのような巣や巨大建造物のような巣といった大型の巣の方と合体してメガディッパーキングあたりになられていたら、さすがの探検隊もひとたまりもなかったであろう。
  • 茶褐色のフィッシュディッパーが合体したはずのディッパーキングは、フィレオ・フィッシュの巣のような吐き気をもよおす赤や黄色、毒々しい水色等の色で彩られており、このことからフィッシュディッパーには表皮を様々な色に変化させる能力があることが確認できる。
  • 合体による巨大化は、魚群などで有名な、小型の生物が集まることで一体の巨大な生物であるかのように見せる手法。皮膚を不快感を与える派手な色に変えるのは、昆虫に多く見られる威嚇色や毒を持つ生物の警告色のようなものであると見られ、いずれも弱い生物が身を守るための代表的な威嚇行為とされており、実は理にかなった一般的な生態である。ナレーションでも、彼らの皮膚の色の変化に似た巣の配色を、縄張りへの外敵の侵入を拒んでいるようだ、と威嚇色として評価している。
  • この変色能力は他にも、普段はカメレオンのように保護色として利用できると考えられるため、それもフィッシュディッパーやフィレオ・フィッシュがなかなか発見されずUMAとなっている原因の一つなのかもしれない。
  • 脱け殻には、先述のとおり解明された「丸い身体に対して脱け殻は四角い」ということ以外にもうひとつ大きな謎があるとされ、それは「茶褐色の身体に対して脱け殻は水色」ということだったが、この水色は脱け殻が肉体から剥がれ落ちて上記の表皮の変色機能が失われた結果だと考えれば説明できる。つまり、あの水色こそがフィッシュディッパーとフィレオ・フィッシュの本来の表皮の色であり、普段の茶褐色の皮膚は土などに似せて変色させた状態なのだろう。実際に、同じような水色がディッパーキングに合体時の色のバリエーションにもある。
  • 先述のとおり、フィレオ・フィッシュは巣の中で人間を使役していることから、「他の動物の精神に干渉し操る能力」を持っていると考えられる。『水曜ワイドスペシャルX』におけるA-Jiro隊員の突然の発狂と失踪はこれが原因であるものと推測される。
  • 彼は「何か」を目撃した程度ではありえないほど唐突かつ重度に錯乱しており、探検隊から逃げ出すように走り去っておきながら「一人は嫌だ」と何度も呟くなど矛盾した行動もとっていることから、テレパシーのような精神波か何かで脳に直接攻撃を受けていた可能性が高い。もしそうであれば、その精神波のようなものに脳が影響を受けたことによって、彼はそのフィレオ・フィッシュの能力に似た、他の動物とテレパシーのように交信できる「チャット能力」に目覚めたのかもしれない。


登場作品



関係キャラクター