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茜里殺鬼 第8話プロローグSS

「ううううー!」
「人の部屋に来ていきなり悶絶するな。何の用だ、殺鬼」

ここは茜里殺鬼も住んでいる学生寮、メゾン・ド・ユキノの管理人室である。

「自分の行いを振り返って死にたくなっているので助けてください」
「はぁ。何したんだお前」
「おちんちんランドの話(※第5話参照)は前したじゃないですか」
「あぁ、あれか。聞いてて発狂するかと思ったな」
「あれ以来ですね、かわいい女の子が全員男の娘に見える症状に見舞われてたんですよ」
「‥‥なるほど、当事者のお前は発狂してたのか。まぁ仕方がないな」
「仕方がないじゃ済まないですよ!もうありとあらゆる女の子におちんちんある前提で致命的な言動を繰り返しました!」
「ふーん、まぁ目が覚めたんだしいいんじゃないか?‥‥そういえばよく正気に戻れたな」
「そ、そのですね、‥‥幼女の股間を握ってですね、おちんちんがないことを確認して『そりゃ男の娘なんてふつういねーよ』とやっと気づきました(※第7話参照)」
「‥‥‥‥」
「何かフォローしてくださいよ!!」
「悪いが幼女の股間握った奴のフォロー出来るほど人間出来てない。それに男の娘だとしても股間握るのおかしいだろ」
「た、確かに‥‥」
「(この子全然正気に戻ってねーような)」

「そ、それにおちんちんランド以来もう一つ問題があって‥‥」
「もったいぶらなくていいから早く言えよ」
「うう‥‥冷たい。そ、その、パンツが、穿けなくなってしまって」
「‥‥幼児退行でもしたのか?」
「違います!その、物理的に穿けないんです!パンツ買っても失くしたり盗まれたり破けたり!まるで世界が私がパンツ穿くのを拒むかのよう!」
「はぁ‥‥。というか今もノーパンってこと?」
「う、うぅ、そうです‥‥」
「そういえば新品のパンツの落し物が届いてたな。これお前のか?」
「あ!私が買ったやつですコレ!」
「じゃぁさっきの話がホントか穿いてみろ」
「え、ここでですか?恥ずかしいですよ!」
「幼女の股間握ってノーパンの奴に今更恥じらいを語られてもな」
「うぅ、穿きますよ」

しかし殺鬼がパンツを穿こうとした瞬間、――ビリーッ
力も入れていないのに不自然にパンツは破れた。

「‥‥なるほど」
「うぅ、どうにかならないですかねこれ」
「やー、私にはどうすることも‥‥、いや、待てよ?」

すると管理人は携帯をいじり、とあるメールを殺鬼に見せた。

「このバイトやってみたらどうだ?」
「何ですかコレ。『変態が丘のパンツ騒動を解決できる人員求ム。』‥‥パンツ騒動ってなんですか?」
「なんか変態が丘で変態を襲うパンツが増殖して暴れているらしい。そこに行けばパンツからお前に穿かれに来てくれるんじゃないか?」
「な、なるほど!渡りに船ですね!さすが管理人さん、頼りになる!やります行きます!」
「(自分が変態扱いされてるの気づいてないな)‥‥うん、いってらっしゃい」

こうして殺鬼は今回の事件に関わることになった。――さらなる狂気に襲われるとも知らずに。
第8話本編に続く