119 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:39:42.65 ID:nupErYkM0

ドラえもん vs エシディシ


ドラえもんは波紋が覚えられなかったので、仕方なく30日間腕立てなどの筋トレをすることにした。

「ちくしょう…カス共が…これじゃあジョセフ達を助けた意味がないッ!!」

ドラえもん腕立てを終わり、近くに置いておいたウルトラストップウォッチを起動した


121 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:43:38.21 ID:nupErYkM0

ドラえもん「フーッ!疲労した」
もう筋トレを始めてから26日になる。時間節約をするため、休憩時間の半分は時間を止めた中だ。
寝る間は予知夢アメを忘れずに使う。しかし、予知夢アメを使うたびに見る自分がただ筋トレをしている夢は、
ドラえもんのモチベーションを下げるのには十分であった。
しかし、この日26目には、いつもと違う夢をみた
そう―視線の先には地面ではなく、柱の男エシディシがいた!


123 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:48:05.66 ID:nupErYkM0

エシディシはエイジャの赤石の場所を知っている。
そして今、その赤石を追ってここヴェネチアまできている!そして…ロギンスが死ぬ。
予知出来たのはここまでだった。
ドラえもん「チッ…このままではジョセフが死ぬ。俺には柱の一族を倒せない可能性があるとして、
      闘う時はジョセフをサポートしようと思っていたのに…
      しょうがないな…」
ドラえもんは熟考する…エシディシを倒す方法を…
ドラえもん「とりあえず防御は…この『バリアーポイント』で行おう
      しかし…攻撃方法は…豆太陽を出しても家の中や、ましてや土の中に入られたら意味が無い」

※バリアーポイント
スイッチを入れるとバリアーが貼れるが、頭に"ほ"のつくものは通してしまう


129 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:52:01.67 ID:nupErYkM0

ここはドラえもん達のいるエアサプレーナ島から1000km程はなれた民家群である。
ドラえもんはここで一人立ち、夜の闇の中で一人の男を待っていた
ドラえもん「やあ、エシディシ」
夜の闇―暗闇の先に、一人の裸体が見えるそれはほかでもないエシディシの姿だ。
エシディシ「…誰だ?」
ドラえもん「フフ…古代人よ。初対面だったな。
      冥土の土産に教えてやるッ!俺の名は『猫型ロボット』ォーッ!!ドラえもんンンンンンン!!」


130 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:56:47.60 ID:nupErYkM0

エシディシ「ドラえもんだと…?どけい。今お前を相手にしている暇は無い。」
ドラえもん「暇?
      クックック。『暇』が無いと言ったのか!?
      無礼ッ!真に無礼ッ!古代人がッ!古代人如きがァーッ!!
      このドラにッ!この帝王たるドラに遊んでもらえることをッ!暇がないからだとォーッ!!
      もっと玩具を買ってもらった子供のように喜ぶべきだァーッ!!」
エシディシ「くッ!なんだコイツはッ!!」
ドラえもん「もうお前は拒否できない。このドラとの戦いを!
      バリアーポイントの性能チェックだッ!時を止めずに相手してやるぜェーッ!!」


133 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 19:01:01.58 ID:nupErYkM0

エシディシ「もう一度言う。どけい!俺に触れたら貴様は肉体を半分以上失う」
しかしドラえもんは挑発的な眼でエシディシを見つめた。
ドラえもん「どかせてみれば良いじゃないか。」
ドラえもんはニヒルな笑みを口元に浮かべる。エシディシは不快だといった表情でドラえもんに手刀を放った。
しかしその攻撃は―空中の妙な位置で静止するのであった。
ドラえもん「バリヤーッ!ポインツッ!!」
エシディシ「何ィーッ!」
ドラえもん「触れられないようだな。行くぜ!
      瞬間接着銃ーッ!」
白色の銃弾はドラえもんとエシディシの回りを舞った!
エシディシ「ぬおおおおおお!」


135 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 19:04:03.34 ID:nupErYkM0

しかし―エシディシはその銃弾を足から飲み込んだ。
エシディシ「このエシディシ…その程度の攻撃は効かない。」
ドラえもん「チッ…効かなかったか…。
      まあいい、どうせ奴の攻撃はこのバリヤーポイントで全て受け止められるのだ
      あとはじっくり倒すだけよ!貧弱ッ!貧弱ゥッ!」
エシディシはドラえもんを見て本気の表情をする。―あの透明な膜を破るためには…
エシディシ「俺は…『炎のエシディシ』…。あんな膜など焼ききってやる…」


139 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 19:12:24.52 ID:nupErYkM0

エシディシ「動物はッ!運動や病気でエネルギーを使うと体温がある程度上がるッ!
      俺は血液を500℃まで上昇させ放出出来る!!それは木や紙の燃える温度ッ!
      ワムウは『神砂嵐』という風を操るモードを持つが、俺は『炎のエシディシ』ッ!
      熱を操るモードッ!
      まずはその膜を焼ききる!そして貴様の血管に血液を入れてぐつぐつのシチューにしてやる!
      喰らえ!怪燕王のモードッ!!」
エシディシはドラえもんに400℃の血液を浴びせかけた!
ドラえもん「長い口上グラッツェ!だがその炎は、決して俺の体に届くことは無いッ!!」
しかし―エシディシの血液はドラえもんのバリヤーをなんともなく破り、ドラえもんの体表に熱い炎を浴びせかけるのであったッ!!
ドラえもん「な…バリヤーポイントが破れたか…?まさか、『炎』ッ!?」
エシディシ「後は貴様のその露出した血液に、俺の血液を投入してやるッ!!」


140 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 19:15:24.08 ID:nupErYkM0

ドラえもん「胸糞悪い魚糞古代人がァーッ!!古代から運までも引きずってきやがったかァーッ!!」
エシディシは見た!自分の血がドラえもんの血の中に注入され、心臓の鼓動と共に体が燃えていくドラえもんの姿をッ!
黒い煙が上がり、あたりに火葬場のような臭いが立ち込めた。
"燃えてはいけないもの"が燃えている臭いがしている
しかし、0秒とも判断しにくい一瞬、その煙が晴れる!まるで何事も無かったかのようにッ!
エシディシ「何…?」


141 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 19:21:37.14 ID:nupErYkM0

エシディシ「ば…馬鹿な…。」
ドラえもんは整然とそこに立っている。こころなしか…体がツヤツヤときらめいた状態で。
ドラえもん「フフン…種明かしをしてやろうか…?エシディシ。
      まず俺は時間を止めた…しかし俺の体についた火だ。消えなかった。
      でもそれはわかっている。だから燃えていくところから消毒した。」
エシディシ「何ィ…?時間を止めた…?お前はさっきから一体何を言っているんだ?
      そして…消毒?」
ドラえもん「単純計算だ。400℃を裏側にすると…-400℃。それは全ての生体活動が止まる!!
      『あべこべ・クリイィィィィィィィムッ』!!」
ドラえもんは手元からクリームを取り出す。
ドラえもん「止まってしまえば、後はゆっくりとタイム風呂敷で直したさ。
      最初に俺はロボットと言っただろう?わかるか。俺は全てにおいて人間を超越している。」


144 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 19:25:23.75 ID:nupErYkM0

エシディシ「くそッ…!ならばもう一発!!」
ドラえもん「遅いッ!無駄無駄ァーッ!
      『ウルトラストップウォッチ』ッ!!止まれィ!時よ!」
エシディシ「な、なんだあの変な時計は…N…?」
その時―時の止まった後、エシディシは妙な状態を目撃する!
エシディシ「太陽が…出ているッ!」
ドラえもん「…ああ、それも一つだ。だが…もう一つあるだろ?エシディシ。」
エシディシ「隠れるところが一つも無い!いや、半径1kmにかけて、全ての建物が消失しているッ!!」


145 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 19:29:48.90 ID:nupErYkM0

エシディシ「ぬおおおおォーッ!!隠れられぬッ!」
ドラえもん「隠れられない?何を言っているのだ脳糞古代人…。
      あるだろ…一つ。」
エシディシにはドラえもんのいうことを気にすることもなく、無心に土に潜った!
ドラえもん「確かストレイツォは…手榴弾を10個ぐらい受けて生きていた。なら…」
エシディシ「なんだ…これは…地下空間か?」
ドラえもんはエシディシを穴から見下ろしながら言う。
ドラえもん「手榴弾1000個はどうだろう。エシディシ。」
その空間には、既にドラえもんの手榴弾が大量に仕掛けられていた!
ドラえもん「Good bye~ACDC~」
エシディシ「N、NUUUUUUUUUUUUUUOOOOOOOOOOOOOOOHHHHHHHHHHHHhh!!」
平原が―爆発したッ!


153 名前: 1(やっぱりエシディシ戦だけ終わらせとく) 投稿日: 2007/06/24(日) 19:46:30.84 ID:O7t2ezgTO

「クソ…少し失敗ったな」
爆発の静寂の後、そう言うのはドラえもんだった
ドラえもん「バリアーポイントでは爆発を全て耐えきれ無かった」
見るからに痛々しい傷がついている。ドラえもんはタイム風呂敷を傷に当てた後、乱雑に瓦礫の山を蹴る
ドラえもん「さあ~て、最後に生存確認でもしてやるか。奴らはゴキブリのような生存力があるからな、まぁゴキブリのような知能とも言い換えられる猿共だが」
ドラえもんは灰塵の中、エシディシの死体を探した
エシディシ「…ビチ…クソ…が…」
エシディシは既に首だけになっている。爆発の焼け跡でいたる所に火がつき、もはや風前のともしびになっていた


156 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 19:50:30.01 ID:O7t2ezgTO

ドラえもん「そういえばウルトラストップウォッチも無いな…爆発で消し飛んで無ければいいが…」
エシディシは首から血管を伸ばした、脳の細い血管をも伸ばした、正真正銘の最後の一撃だ
ドラえもん「おっと…あったあった…」
エシディシ「喰らえェ!怪燕王のモードォッ!」
エシディシの血管が地面から伸びる!一直線にドラえもんに!
ドラえもん「なッ!生きていただとッ!?少しびっくりした…だが…な…
効かないと言っているだろう痴呆けた古代人がッ!」
ドラえもんは血管を踏み潰そうとするッ!しかし―
何とドラえもんに伸びたと思われた血管、それはドラえもんに向いたものでは無かった!
ドラえもん「何ィーッ!」
向いた先は、ドラえもんの手、そう、地面に落ちたウルトラストップウォッチだ!
ドラえもん「なッ!」


158 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 19:55:01.70 ID:O7t2ezgTO

エシディシ「押すと時が止まるんだろォーッ!この時計!」
ドラえもんはエシディシの眼を強く見つめた!
ドラえもん「エシディシィーッ!悪あがきだぜェーッ!どちらにしろ貴様がこのドラえもんに攻撃する方法は無いのだからなあぁぁぁッ!」
エシディシ「誰がお前を殺すと言った!このエシディシ、相手に楽に殺される趣味は無いッ!負けるならこの時計を割ってからだ!」
エシディシの死にそうな瞳、しかしその眼には、仲間に繋ぐという闘志が秘められているッ!
ドラえもん「フフン!やってみな!壊したってこのドラはすぐにその時計を直すことが出来る!
いや、まさか!まさかそんな!」
エシディシ「そう、跡形も無いように焼ききる!」
血液が時計に命中した…黒い煙が―砂漠と化した町を舞った
ドラえもん「こ、コイツゥッ!貴様は死んだ所で死体を市中引き回しにしてくれるわァーッ!」
爆発が起きた、エシディシが死に、エネルギーがエシディシの体内から放出されていったのだ!それはまさに何千年も生き抜いたエシディシの生命力のほとばしりだった!


【ナチスの介入、そしてカーズ】

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最終更新:2007年06月25日 23:29