市民のための自由なラジオラジオLight Up! 第5回 憲法に緊急事態条項は必要か、永井幸寿弁護士のお話&今中先生 チェルノブイリ事故30年を語る

、市民のための自由なラジオLight Up! 第5回、今週は新聞うずみ火代表でジャーナリストの矢野宏さんの司会で放送されました。市民のための自由なラジオ、矢野さん初の司会で、今ジャーナリズム界は政府の圧力があり、しかし矢野さん、ジャーナリズムに中立公平はない、権力によりそうのではなく、泣いている人の横に立つべきと言われました。

 熊本大地震の後、菅干渉長官は憲法に緊急事態条項が要ると、災害対応で憲法を変えろといい、本当なのか、今回のテーマは憲法に緊急事態条項はいるのか、弁護士の永井幸寿(こうじゅ)さんのお話がありました。「こうじゅ」と言う名前は父親が3分で思い付き(笑)、永井さんは阪神・淡路で神戸の事務所がやられて、その後災害対応をされたエキスパート、東日本大震災の被災地にも行かれて、東日本大震災で13の法律が出来て、被災者の義援金を差し押さえられない法律、東電への損害賠償は時効が3年で、これを10年に延ばして、今裁判が出来ているのです。矢野宏の寄り添い通信です。

 前半のお話、緊急事態条項がないと災害に対応できないかというもの、緊急事態条項は国家緊急権、戦争などの際に、国家権力が国家のために人権を蹂躙する、国家のための制度であり、これが成立したら、不当な目的で悪用されて、国家緊急権だと濫用される、期間の延長、一旦握った権力を維持、人権蹂躙、裁判所も遠慮して、国家を縛るものが無くなる。

 世界で最も民主的なドイツのワイマール憲法、公選制、普通選挙があったのに、ナチスは合法的に、革命もクーデターもなくやり、ワイマール憲法の国家緊急権があったためで、表現の自由を奪えて、ナチスは選挙で勝って第一党、事故を理由に共産党弾圧、逮捕、身柄拘束で当院出来ず、全権委任法を強行採決、法律を作る権限を政府が握り、独裁の完成、ヒトラーはわずかな期間で独裁を手に入れた。

 期間延長は、一旦権限をもつたら離さず、全権委任法で確定、人権は全権委任法が出来たら、ヨーロッパ~ソ連まで戦場にして、ユダヤ人を大虐殺、裁判所は権力になびいた判決を出すようになったのです。

 それで、熊本大地震で菅氏も要ると言うものの、緊急事態条項は災害時に役に立つのか、災害時に政府に権限を集中すべきか、永井さん東日本大震災の被災地をヒアリングされて、災害時に権限を持つべきは、96%は地方であり、国は後方で支援すべきと言う意見であり、災害には顔があり、阪神・淡路は圧死、関東大震災は焼死、東日本大震災は溺死で、同じ災害はなく、災害時のニーズは狭い地域にあり、被災者に近い自治体が対策を出来るようにすべきなのに、もし政府が権限を把握したら、東日本大震災時に救援で、翌日に行くと言っても、内閣総理大臣が入るなとして、現場のニーズを政府は知らず、災害時に大事なのは現場であり、被災者をどう救出するかであり、将来の災害に備えて、被災者に一番近い自治体が動くべき。

 災害時に憲法が障害になったか、自治体の96%は障害にならなかったといい、避難所に入った際に、その設備、仮設住宅や復興住宅の手当ても、法律にも書かれず、法律の運用の問題であり、残り4%の答えは、災害対策法の適用で解決できるものであり、自衛隊のヘリが土地の所有者が分からず着陸できないと言うのも、災害対策法で対応できているのです。つまり、緊急事態条項なしでも、法律もあり対応できる、ましてや憲法を変える必要などないのです。



 Light Upジャーナル、今週は今中先生のお話です。86年のチェルノブイリ事故から30年、ウクライナ政府は放射線の下がったところに帰還(土地再利用)を始めて、今中さん、放射線で測定器で測るには高いところはない(チェルノブイリ近くは高い)、汚染物質はセシウム137がメイン、しかしチェルノブイリではストロンチウム90とプルトニウムが福島より多く放出されて、爆発のプロセスが福島と違い、チェルノブイリは原子炉そのものが爆発した事故、原子炉の炉心、核燃料、はらわたが飛散し、そしてチェルノブイリ事故の教訓は福島で活かされたのか、除染、インフラ復旧というものに、今中先生の印象だと、福島だと人々を無理やり返して事故をおしまいにしたい原子力マフィアの意向だと指摘されて、除染ではなく移染、除染に意味がないわけではないが、お金もかかり、人が帰ってどうすべきか、今の福島の状況は立ち止まって考えるべきであり、飯舘村で人口6000人の村に3000~4000億の移染費用が入り、避難指示解除で帰るのは2割、若い人はほとんど帰らない=村の将来が見えず、これだけ復興資金をかけるべきか、それは被災者・村の方の選択、帰るかどうかで、お金の使い方を考えるべきなのです。

 そして、もう一つの大きな問題、子供たちの甲状腺ガンの問題、福島県の調査で、163人が甲状腺ガンの疑いについて、今中先生、子供たちの甲状腺ガンが増えているのは確かであり、今中先生が強調したいのは、福島県の県民調査を、県ではなく国の責任でもっと広い範囲、出来たら日本全体の調査をすべきで、福島の子供たちの調査・対策のためには、日本全体の子供たちの情報が要り、福島だけでなくもっと広い範囲で定期的な健診→データベース化してみんなが使えるようにすべきで、チェルノブイリと福島の甲状腺ガンの違いはまだよくわからず、福島は今5年、チェルノブイリでは甲状腺ガンは4年後から増え始めて、原発事故が確実な原因と分かったのは10年後で、ちゃんとデータを取るべきなのです。

 福島はチェルノブイリよりたちが悪いと今中先生言われて、理由は5年経っても熔けた核燃料(デブリ)がどこにあるか分からない(5年経っても現場検証できない)、チェルノブイリは汚染水問題がなく2年後にテレビカメラを入れて中が分かったのに、福島では汚染水問題もあり、廃炉に40年と言うが、今中先生も技術者として、「技術屋が40年先と言うのは、具体的な見通しなしと同じ」と、今中先生締めくくられました。以上、今週のLight Upジャーナルでした。

 ここで音楽、熊本大地震の避難所で打ちひしがれた被災者を矢野さんご覧になり、自分の力のなさを嘆く人もあるが、今はビートルズのレット・イット・ビー、あなたは十分頑張ったと励ます歌と矢野さん、熊本大地震の被災者や、全国で幸せから遠ざかっている人たちにと、言われました。これは公式ユーチューブに歌がありました。




後半のお話、自民党の緊急事態条項が何を狙っているのか、代表例としてヒトラーのナチスが独裁に1カ月もかからず、大日本帝国憲法にも緊急事態条項が4つあり、非常時に政府が勅令を発せる、形式は天皇命令でも、実質は政府が作り、戒厳令、司令官に帰属するもので、戒厳が施策、かつて戦前戦中の日本で緊急事態条項があったら、緊急時だけでなく、平時でも政府が勝手にこじつけて、治安維持法を拡大して自由主義者の取り締まり、罰則を悪化して死刑にして、治安維持法に最初は死刑がなかったのに、結局盛り込まれて、緊急勅令で盛り込まれて、関東大震災時に、自然災害にも緊急勅令が出されて、軍隊が民間人の自警団に命令できるようになり、自警団が朝鮮人虐殺をして、これはパニックによる虐殺ではなく、自警団か軍に組み込まれて、自警団に権利を与えた緊急権の乱用が問題であったのです。

 永井さんのお話は恐ろしく、しかし反対するには言葉が要り、自民は最初、お試し改憲と言っていたが、自民の緊急事態条項は、発した時に内閣が宣言して、内閣が法律を作れるようになる、大日本帝国の緊急勅令と同じ=立法権を奪うものであり、大日本帝国憲法では、議会閉会時に緊急勅令であるのに、今は国会の閉会中などの要件を付けるべきなのに、国会があっても国会を無視して政府が法律を作れて、そして作れる法律の制限なし、いくらでも悪法が出来るし、自衛隊法も変えられるし、「徴兵」も可能になり、憲法に反する法律制定は戦争準備法案で前科があり、東日本大震災直後に、ある新聞は憲法を変えろと言いだし、東日本大震災の検証報告、福島事故の調査報告書に憲法が障害などとどこにもなく、権利集中などなく、放射性物質は拡散するから対策が要るであり、どこにも憲法が障害とはなく、原発に関して、法律を作っておくべきであり、核に関する組織は政府からの高度な独立が必要。政府に権力を集中させるべきではなく、東日本大震災時に、菅総理で混乱したが、今の自民の緊急事態条項はもっと権力を集中して、しかし災害時には権利の集中はしてはならず、永井さん、緊急事態条項は必要かと言うブックレットも出されて、戦争準備法案は分かりやすいが、緊急事態条項で、地震時には必要だと騙されやすく、もちろん、騙されてはならないのです。



 最後に、矢野さん、熊本大地震の被災地の取材報告をされました。4月14日からの熊本大地震、これをお読みの中にも被災者はおられて、矢野さんよりお見舞いの言葉があり、矢野さんは17日に神戸からフェリーで行かれて、飛行機が16日の本震で欠航になり、新聞うずみ火の締め切りが近づいて、そしてフェリーで大分に入り、レンタカーで由布市(温泉地の由布院)に入り、由布市は震度6弱を観測+1時間後に震度5であり、展望台から矢野さんご覧になり、民家には雨漏りを防ぐブルーシートが広がり、避難準備情報はその際に解除になり、5月のGWを控えて、日本有数の温泉地に観光客が来なくなることを懸念したものだが、介助していいのかと矢野さんは疑問を呈されて、熊本に報道が集中して、大分のことはあまり報じられず、しかし物資もなく、家の倒壊を恐れて車で避難する人もあり、避難準備情報解除で、大分が忘れられる危惧を矢野さん抱かれて、阪神・淡路では神戸、西宮に報道が集中して、しかし尼崎はあまり報じられず、自殺者、仮設の自殺者も尼崎が最初、自力再建できない人が取り残されて、明日の神戸、西宮が尼崎にあると矢野さん言われて、そして大分の生活再建、被災者の声を汲み取るべきと言われました。

 由布市→竹田市→阿蘇市に矢野さん行かれて、2.8万の町、阿蘇神社があり、16日からの地震で国の重要文化財が損壊、高さ18mの楼閣は日本3大楼閣で、しかし破壊されてしまい、そこで2年前に長女の七五三のお参りをされて母親、これを見て絶句、つらい時に阿蘇神社にお参りして助かり、阿蘇市ではライフライン寸断、電気もガスも水もなく、情報はLINEで聞いて、幼子を連れて来て、下の子の七五三に阿蘇神社にお参りできるか、しかし復旧はしんどく、阿蘇市には救援物資はほとんど来ずで、支援物資は県庁に来ても仕分けするボランティアがなく、道路が寸断されて運べず、こういうしんどい目にあっている人たちのことを忘れてはならない。矢野さん、阪神・淡路でも東日本大震災でも熊本でも、被災地を忘れないことが一番大事と言われて、大分、報道は熊本に集中しているものの、報道されない場所のこと、災害を忘れてはならないと締めくくられました。



 今週の自由なラジオ、緊急事態条項=国家のために国民を差し出す、選挙制度を変える、報道機関を抑える、徴兵制もあり、戦争準備法案反対はあっても、緊急事態条項はあまり知られず、知ること、そして知ったら声を上げるべきと、矢野さん締めくくられました。

 この緊急事態条項、とんでもないものであり、この内容、例により私に無断でいくらでも拡散してください、軍国主義・超極右の安倍政権に独裁をされたら、日本は、世界は破滅です!
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