「「脱原発の日実行委員会」週報 11月19日号」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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「脱原発の日実行委員会」週報 11月19日号…長文なため2度に分けて掲載/1
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★上関中国電力による工事再開を阻止しよう!!★
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◎関連サイト更新情報
○祝島島民の会blog http://blog.shimabito.net/?eid=1058417
11月19日の状況報告
9:30
中国電力は、昨日は夕方4時ごろに台船の移動をあきらめましたが、今日もまた台船を移動させようとしています。
祝島の漁船も引き続き台船の周囲で、住民の同意のないままの埋め立て工事の強行に対して抗議を続けています。
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○虹のカヤック隊 http://ameblo.jp/nijinokayaker/entry-10710667171.html
2010年11月18日(木)
【STOP上関原発アクション】100万人で届けよう!
テーマ:ブログ
現在、祝島などの船5〜6隻が台船の周りにいます。
中国電力の船は2〜3隻いて「妨害をしないでください」と一方的なお願いを繰り返しています。
依然、硬直状態が続いています。
なんとか、強引に進められる工事を止めたいと思っています!
みなさんの力をお貸しください!
【STOP上関原発アクション】100万人で届けよう!
上関原発計画の中止を求めた署名が現在90万筆以上集まっています!
100万筆を目指しています。ご協力よろしくお願いします!
署名用紙はこちら→http://shimabito.net/syomeipdf2009.pdf
集約日は延長したのでそのままお使いください。
お手数ですがFAXか郵送をお願いしています。
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この間、全国で原発の検査漏れなどのミスが相次いでいます。
●原発21基に溶接検査漏れ 保安院、電力会社を注意(2010年11月15日 47News)
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111501000799.html
●福島第1原発/危ういミスが続きすぎる(2010年11月18日 河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2010/11/20101118s01.htm
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○上関どうするネット http://kaminoseki.blogspot.com/2010/11/1125.html
11月25日(木)院内集会「表現者の目から見た祝島と上関原発計画地」
上関原発どうするの? 〜瀬戸内の自然を守るために〜(「上関どうするネット」)では、11月25日(木)に、衆議院第二議員会館で、NPO法人環境エネルギー政策研究所との共催で院内集会を開催します。お話しいただくのは、フォトジャーナリストの広河隆一さんと、ベルリン自由大学政治社会科学部教授で環境政策研究センター所長のルッツ・メッツさんです。以下の呼びかけ文は国会議員宛になっていますが、一般のみなさまにも多数お集まりいただきたいと思います。ふるってご参加くださいませ。(予約は不要です。当日正午ごろから、衆議院第二議員会館の入口で通行証を配布します。)
呼びかけ文に出てくるとおり、広河隆一さんは、「上関原発建設中止を求めるジャーナリスト・言論文化人の会」の緊急声明の呼びかけ人のひとりです。この声明、および署名者については、ブログ「DAYSから視る日々」の10月19日付記事「【緊急・転送希望】上関原発反対声明文」をご覧ください。
院内集会のお知らせ
ジャーナリスト・言論文化人
表 現 者の目から見た祝島と上関原発計画地
日時 11月25日(木) 12:30〜14:00
場所 衆議院第二議員会館 1F 多目的会議室
10月17日、「上関原発建設中止を求めるジャーナリスト・言論文化人の会」が緊急声明を発表しました。声明は建設予定地周辺が生物多様性の宝庫であり、失えば取り返しがつかないことになること、一帯が地震帯であり危険であることから、計画の中止を訴えています。
この上関原発建設に伴う海面埋め立て計画に対しては、日本生態学会、日本鳥学会、日本ベントス学会からも、埋め立て工事の中止とあらためての環境影響調査が要請されているものです。
しかしながら、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の会議が日本で開催されている最中に中国電力が計画地の埋め立て作業を始めようとしました。この時は地元の反対と世論の声で作業は中止されましたが、地元ではいつ始まるか分からない緊迫した状況が続いています。
今回の声明の呼びかけ人の一人広河隆一さんは、このような中国電力の対応に「居てもたってもいられずに」呼びかけたといいます。中村征夫さん、田沼武能さん、佐高信さん、石川文洋さん、池田香代子さんら179名の賛同が集まりました(11月2日現在)。賛同人の一人山田洋次さんは、「上関町の室津で、ぼくは1967年に『愛の賛歌』(倍賞千恵子主演)という作品を制作しました。あのなつかしく美しい風景に原発はにあいません。止めてほしい、と心から思っています」とメッセージを寄せています。
今回の院内集会では、ジャーナリスト・言論文化人の緊急声明を呼びかけた広河隆一さんに、この思いと上関の近況等を報告していただきます。
また、日本の原子力推進政策とは異なる脱原発政策を実現しているドイツからルッツ・メッツさんをお招きして、ドイツの原子力政策の現状についても報告します(逐次通訳)。メッツさんはベルリン自由大学政治社会科学部教授であり、環境政策研究センターの所長でもあります。
ご多忙のことと存じまが、この機会にどうぞご参集くださいますよう、議員のみなさまにお願い申し上げます。
主催
☆上関原発どうするの?〜瀬戸内の自然を守るために〜(略称:「上関どうするネット」)
☆NPO法人環境エネルギー政策研究所
連絡先:認定NPO法人原子力資料情報室
(Tel 03-3357-3800 Fax 03-3357-3801 担当 永井、伴)
■広河隆一さんのプロフィール
フォトジャーナリスト、DAYS JAPAN編集長
1982年 レバノン戦争とパレスチナ人キャンプの虐殺事件の記録で、よみうり写真大賞受賞
1983年 同記録で、IOJ世界報道写真コンテスト 大賞・金賞受賞
1989年 チェルノブイリとスリーマイル島原発事故の報告で、講談社出版文化賞受賞
1993年 写真集「チェルノブイリから〜ニーナ先生と子どもたち」で産経児童出版文化賞受賞
1998年 「人間の戦場」(新潮社)で日本ジャーナリスト会議特別賞受賞
1999年 「チェルノブイリ消えた458の村」(日本図書センター)で平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞
2001年 「チェルノブイリ消えた458の村」でさがみはら写真賞ノスタルギア賞受賞
2002年 「パレスチナ 新版」(岩波新書)で早稲田ジャーナリズム大賞受賞
2003年 「写真記録パレスチナ」(日本図書センタ—)で日本写真家協会賞年度賞受賞
〃 「写真記録パレスチナ」(日本図書センター)で土門拳賞受賞
2008年 記録映画『パレスチナ1948・NAKBA』を制作
■ルッツ・メッツ博士のプロフィール
ベルリン自由大学政治社会科学学部教授。環境政策研究センター所長。1993〜1994年、デンマーク、ロスキレ大学環境技術社会研究学部客員教授。おもな研究分野は環境とエネルギー政策で、特に原子力研究センターで研究員、およびドイツ連邦政府のエネルギー政策コンサルタントとして勤務した。チェルノブイリ事故の後、ドイツ連邦環境相において原子力発電の段階的撤退をコスト評価する科学チームのメンバーを勤めた。「エネルギー政策の国際的パースペクティブと原子力発電の役割」(スティーブ・トーマス氏、マイケル・シュナイダー氏との編著)など多数の研究がある。
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★高浜原発3号機へのMOX装荷にSTOPを!緊急要望書に賛同を★
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◎関連サイト更新情報
○美浜の会 http://www.jca.apc.org/mihama/
賛同チラシ
http://www.jca.apc.org/mihama/stop_pu/stop_pu_sandou_20101110.pdf
WEBからの賛同署名
http://www.jca.apc.org/mihama/
締め切りは、11月24日(正午)です。
賛同署名は福井と関西在住の方に限っています。
それ以外の地域の方も、ブログなどで広めてください。
よろしくお願いします。
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○グリーン・アクション
高浜原発MOX装荷に反対の意思を表明して頂ければ幸です。
今回は、福井県と関西在住の個人賛同です。
知り合いの方に広めて頂ければ嬉しいです。
賛同の方法:
(今回の個人賛同は、福井県と関西在住の方に限っています)
★府県名とお名前を書いてください。
賛同はこちらまで:info@greenaction-japan.org
しめ切りは、11月24日 短期集中です。よろしくお願いします。
(賛同は、各団体それぞれが呼びかけています。重複のないようにお願いします)
?
12月初めにも、関西初の危険なプルサーマルが高浜原発3号機で始まろうとしています。
これにストップをかけるため、
福井県知事と高浜町長にMOX装荷を認めないで!の緊急要望書を出します。
使用済MOX燃料の処分の方法はありません。
プルサーマルが開始されれば若狭が核のゴミ捨て場となってしまいます。
福井県と関西在住の皆さん!
緊急要望書に個人賛同を募っています。
MOX装荷反対の意思を表明してください。
知り合いの方、映画上映会、学習会、集会、職場、学園などで、
たくさんの賛同を集めましょう。
呼びかけ団体は、福井と関西の9団体です。
原発設置反対小浜市民の会/敦賀ミツバチの会/プルサーマルを心配するふつう
の若狭の民の会(福井)/暮らしを考える会(滋賀)/グリーン・アクション/
7番目の星(京都)/ミチミチズム(奈良)/美浜の会(大阪)/脱原発わかや
ま(和歌山)
個人賛同募集のチラシはこちらです。チラシを広めてください。
http://greenaction-japan.org/internal/101107_stop_pu_sandou.pdf
●個人賛同の締め切り:11月24日(水)
(緊急要望書の提出は11月末頃に予定しています)
最終集約先:美浜の会
FAX:06-6367-6581
E-mail:mihama@jca.apc.org
●今回の個人賛同は、福井県と関西在住の方に限っています。
★府県名とお名前を書いてください。
賛同は、各団体それぞれが呼びかけています。重複のないようにお願いします。
賛同はこちらからもできます。info@greenaction-japan.org
下記が緊急要望書(案)です。
福井県知事、高浜町長への緊急要望書(案)
12月初旬 高浜原発3号機への
プルサーマル燃料(MOX燃料)の装荷を認めないでください
関西電力は、12月初めにも高浜原発3号機にMOX燃料を入れて、
プルサーマルを開始しようとしています。
しかし、プルサーマルを急ぐ理由はなにもありません。
使用済MOX燃料の処分の方法が何も決まっていないからです。
使用済MOX燃料は青森県六ヶ所では再処理できず、そこへ運ぶことはできません。
使用済MOXを再処理する予定の「第二再処理工場」は、検討にまだ10年もかかると判明。
その場合、「もんじゅ」や六ヶ所再処理工場が順調に動くことが必要。
しかし、「もんじゅ」は新たなトラブルで停止し解決の目処立たず。
六ヶ所再処理工場は、試験の終了が2年延期され2012年に。
廃液のガラス固化で完全に行きづまり、解決の目処なし。
より困難な使用済MOXの再処理など夢物語です。
このままプルサーマルが開始されれば、使用済MOX燃料は高浜原発のプール
に保管され続け、高浜町がやっかいな核のゴミ捨て場とされてしまいます。
MOX装荷を認めないでください。
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○「美浜の会」「グリーン・アクション」共同行動
関西電力への質問書 - ECCS等の安全上極めて重要な箇所が検査漏れだったことに関して
カテゴリー: 全記事を見る 美浜の会と共同発信 @ 2010年11月12日
ECCS等の安全上極めて重要な箇所が検査漏れだったことに関して
検査漏れのなかった7基の原発では、いつ検査したのですか
質 問 書
関西電力(株)社長 八木 誠 様
2010年11月12日
貴社は11月11日に「原子力発電所における供用期間中検査計画の管理状況に関する調査結果について」と題するプレスリリースを出し、そこで、ECCS系統の安全上極めて重要な弁の溶接部13箇所が、検査対象から漏れていたと発表しました。
2007年に志賀1号機の臨界事故が内部告発で明らかになる等、電力会社の不正が明らかになる中で、当時の経産大臣は「全電力会社に対して、全ての発電設備について、過去に遡りデータ改ざんや必要な手続きの不備その他同様な問題がないかの総点検を行うよう指示」しました(「より一層の安全性の確立に向けた過去の改ざん等の総洗出しについて(発電設備の総点検の趣旨)」2007年3月23日)。貴社は2007年4月6日に、検査漏れなども含め「当社発電設備の点検結果にかかる再発防止対策について」を発表し、これ以上、不備はないと宣言していました。
それにもかかわらず、また新たに検査漏れがあったことが明らかになりました。貴社の安全管理のずさんさを示すものです。
発表が昨日であったため、最小限の事実関係等に関して質問します。
今年7月に発覚した敦賀1号での再循環ポンプ等の溶接部が、運転開始以来40年間一度も検査されていなかったことが明らかになりました。原子力安全・保安院は、これを受け、全電力会社に同様の検査漏れがないかを調査する指示を出しました。今回の貴社の発表はこれに基づくものとされています。
新聞報道では、11基の原発で、弁とポンプの約1300台の溶接箇所を調べたと書かれていますが、調査の対象とした、弁とポンプはどの範囲のものですか。
検査対象から漏れていた13台の弁の内、12台は運転開始以来、一度も検査をしていなかったと報道されています。一度も検査をしていなかったのは、どの原発のどの弁ですか。
今回のプレス発表は、美浜2号、高浜2号、大飯1・2号の4基の原発で、13台の弁の溶接部が検査対象から漏れていたという内容です。この4基以外の7基の原発では、検査対象漏れはなかったということになります。しかし、この7基でいつ検査が行われたのかについては一切書かれていません。
そのため、「検査対象漏れのなかった」7基の原発について、「検査漏れのあった」4基と同一箇所の溶接部の検査履歴を示してください。
下記の表に、検査実施年月日を入れてください。複数回検査している場合は、全ての検査年月日を入れてください。
原発名
高圧安全注入系統高圧安全注入流量調整弁(ECCS系統)
高圧安全注入系統高温側注入ライン絞り弁(ECCS系統)
化学体積制御系統冷却材ポンプ封水注入入口弁
美浜1
美浜3
高浜1
高浜3
高浜4
大飯3
大飯4
2007年には、当時の経産大臣の指示で、過去の不正や検査漏れ等の不備について、総点検を行い、貴社も2007年4月6日に「当社発電設備の点検結果にかかる再発防止対策について」を出し、不正や検査漏れ等の不備はこれ以上ないとして、再発防止策を出しました。
それなのに、新たに検査漏れが起きていたのはなぜですか。
プレス発表では、検査漏れの箇所について、「製造時の記録および過去に実施した漏えい検査にて健全性を確認しています」としていますが、首藤バルブのような製造記録のねつ造が行われていたとすれば、健全性を確認できないのではないですか。
2010年11月12日
グリーン・アクション 代表:アイリーン・美緒子・スミス
京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 代表:小山英之
大阪市北区西天満4-3-3 星光ヒ゛ル3階 TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581
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関西電力への質問書 - 1993年に廃止されている米国の規格を参考にして原発プールの未臨界基準値を緩和したのはなぜですか
カテゴリー: 全記事を見る 美浜の会と共同発信 プルサーマル @ 2010年10月26日
◆1993年に廃止されている米国の規格を参考にして
原発プールの未臨界基準値を緩和したのはなぜですか
◆データねつ造されていた989個もの首藤バルブ製の弁は本当に
「安全上問題がない」のですか? 何故すぐに取り替えないのですか
質 問 書
関西電力(株)社長 八木 誠 様
2010年10月26日
?.1993年に廃止されている米国の規格を参考にして、原発プールの未臨界基準値を緩和したことについて
1.貴社は、前回の交渉で、大飯3・4号炉増設の設置変更許可申請書(1985年)以来、原発プールの未臨界性評価については、米国のANSI/ANS57.2を参考にしているとのことでした。しかし、この1983年に策定された米国の規格は、1993年に廃止になっています。
(1)この規格が廃止になってからも、この規格を参考にして、高浜3・4号炉のプールの未臨界の基準値を0.98に緩和した(1998年)のはなぜですか。
(2)参考にした規格が廃止になっている中で、基準値0.98の根拠はどうなるのですか。
2.基準値を0.98とするにあたって、参考にしたのは、ANSI/ANS57.2のどの箇所ですか。具体的に示してください。
3.原子力安全・保安院は、上記の質問に対して、ANSI/ANS57.2の6.4.2.2.1の式等との回答でした。この回答と同じですか。
4.この米国の規格では、プールの未臨界性評価の確定最大許容増倍率は下記の式で求めることになっています。貴社の設計基準0.98はどのようにして求めたのですか。下記式に即して、数値を基に説明してください。
最大許容増倍率
=計算による中性子実効増倍率−計算と製造公差に基づく不確実さ−未臨界の適切な余裕※(※0.05か少なくとも0.02以上をとること)
ka = kc −Δku − Δkm → ○= ○ − ○ − ○
[○の箇所に数値を入れてください]
5.上記の米国規格に従えば、貴社はΔkuを0.02としているため、基準値は0.96になるのではないですか。
1−0.02−0.02=0.96
6.前回9月27日の回答では、9月22日付質問書の「2.使用済燃料プールの未臨界性評価に関する基準値の問題について」の(2)項目の質問と回答は下記のとおりでした。この回答内容とその解釈について、質問します。
質問)基準値を0.95から0.98に変えたのは、リラッキングや高燃焼度燃料の使用によって、実効増倍率が0.95では収まらなくなったからですか。
回答)米国ANSI/ANSの57.2の基準では、0.95〜0.98以下とすることが許容されており、0.95より大きい値を採用する場合は、解析上の不確定性を詳細に評価することが求められている。大飯発電所3・4号炉増設に係る設置変更許可申請(昭和62年許可)の際の使用済燃料ピットの未臨界性評価において、ラック製作公差、ラック内偏心による不確定性への影響に加え、新たに燃料製作公差に伴う影響を詳細に示すことにより、使用済燃料ピットに0.98を適応することが認められ、その後の未臨界性評価で使用されている。
(1)回答の中の、「0.95より大きい値を採用する場合は、解析上の不確定性を詳細に評価することが求められている」とは、ANSI/ANS57.2のどの項目に書かれているのか具体的に示してください。
(2)この回答内容の解釈についての質問です。0.98を適用することが認められた直接の理由は、「新たに燃料製作公差に伴う影響を詳細に示すことにより」ということですか。ラックに関する不確定性の影響は、0.95を適用した時点ですでに考慮していたのですか、それともそれも0.98にした時点で初めて考慮したのですか。
7.高浜3・4号機の場合、プールの未臨界評価の基準値が0.95であった当時、下記の数値を示してください。
臨界計算上の不確定性( )
製作に係わる不確定性
ラック間隔公差( )、ラック内辺公差( )、ラック内偏心( )、
燃料製作公差( )
設計に用いる不確定性 ( )
臨界評価値 ( )
?.首藤バルブ製作所のデータねつ造された弁について
原子力・安全保安院は10月12日、首藤バルブ製作所が製造していた弁の材料試験成績書がねつ造されていたと発表しました。同日に、四国電力と九州電力は、この件についてプレス発表しています。しかし、貴社はこの件について、なんら発表していません。
新聞報道によれば、材料試験成績書がねつ造されていた弁2411台がPWRの原発に納入され、その内、貴社の美浜・大飯・高浜原発には989台もの弁が納入されていると報じています。また新聞では、首藤バルブ製作所は試験片を作らずに、基準値を満たしているよう成績書をねつ造しており、不合格になると無駄が多くなるため、コスト削減が動機だったと報じています。
1.四国電力や九州電力は、10月12日にプレス発表を行っていますが、貴社は未だこの件について何も発表していません。なぜですか。
2.首藤バルブ製作所が製造した弁は、貴社の各原発の各号機でどれだけ納入され使用されているのか、それぞれ示してください。
3.保安院は12日のプレスで、成績書にねつ造はあったが、PWR事業者に「当該弁の設置状況及び健全性の確認等について調査を指示し、その結果、安全上の問題はないことを確認しました」と述べています。同時に、「安全上の問題はない」という根拠として、以下をあげています。それぞれについて、貴社の原発に即して答えてください。
(1)弁は「原子炉施設の安全機能を直接担うものではない箇所に設置されていること」について
(a) 各原発の各号機で、弁はどのような箇所で使われているのですか。具体的に示してください。
(2)「今回新たにPWR設置者において、漏えい、割れ、変形その他の異常に関する外観点検を実施しており、これまでのところ、異常は確認されていないこと」について
(a) 989台全ての弁の外観検査を行ったのですか。
(b) その結果を示してください。
(c) 「外観検査」で「これまでのところ異常は確認されていない」と言われても心配です。四国電力のプレス発表では「7月14日、本件について調査するよう」保安院から指示あったと書かれています。
保安院から貴社に指示があったのはいつですか。
(d) 7月14日頃だとすれば、その頃、高浜2号機(6月9日定検入り)、大飯2号機(6月7日定検入り)、美浜2号機(8月20日定検入り)は定期検査中でした。
定検中にどのような検査等を行ったのですか。
(3)「試験片を採取して、構造強度上の裕度を十分に有している」について
九州電力のプレス発表によれば、試験片(テストピース)は製造ロット毎に作製され、材料メーカが材料試験を行い材料検査記録が作られます。今回は、試験片そのものが作られていませんでした。
(a) いくつの試験片を、いつ、どこで採取したのですか。
(b) 試験片の検査は誰がやったのですか。その結果はどうだったのですか。
(4)「弁の技術基準適合性については、確認できる範囲において技術基準上の要求が満たされている」について、
(a) どれだけの弁で、技術基準を満たしていることを確認したのですか。
4.九州電力のプレス発表によると、首藤バルブ製作所は、材料メーカが作製した「材料検査記録」をわざわざ「転記」して「工場検査記録」を作製し、九州電力に納入していました。
(1)貴社の場合も、同様な状況だったのですか。
(2)わざわざ「転記」すれば、試験片を作製していてもデータを改ざんできるのは明かです。貴社は、このようなやり方で「工場検査記録」が作製されていたことを知っていたのですか。
5.保安院は、「今後、このような製品が納入されることがないよう調達管理の充実を図ることについて、すべての事業者に注意喚起しました」と述べています。
どのように「調達管理の充実を図る」のですか。
6.今回の件では、「材料の化学成分や機械試験の結果を証明する材料試験成績書」がねつ造されていました。材料試験成績書は、材料・機器の強度や耐熱性、耐震性等の指標であり、弁の安全性確認にとって不可欠のものです。材料試験成績書がねつ造された弁は使用しないというのが、安全を最優先にする姿勢ではないですか。
7.保安院プレスでは、「?・・今後、PWR設置者は、計画的な点検や他社製の同等品への計画的な交換を行う予定である」となっています。
(1)データがねつ造されていた首藤バルブ製の弁はすぐに取り替えるべきです。貴社は、取替について、どのように計画しているのですか。
(2)少なくとも、現在定検中の高浜3号機については、定検中に、首藤バルブ製作所の弁は取り替えるのですか。
2010年10月26日
グリーン・アクション 代表:アイリーン・美緒子・スミス
京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 代表:小山英之
大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階 TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581
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