玄霧藩国 @ ウィキ

森国人+理力使い+理力使い+幻影使い

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kurogirihankoku

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L:森国人+理力使い+理力使い+幻影使い = {
t:名称=森国人+理力使い+理力使い+幻影使い(職業)
t:要点=シルクハット,指輪
t:周辺環境=飛び交うハト
t:評価=評価=体格-1,筋力-3,耐久力-4,外見1,敏捷-2,器用4,感覚5,知識4,幸運0,HQ(器用+1)
t:特殊={
*森国人は一人につきターン開始時に生物資源1万tが増加する代わりに食料1万tを消費する。
*森国人は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。
*理力使いは詠唱戦行為ができ、この時、詠唱戦((知識+器用)÷2)の攻撃判定は評価+2され、燃料は必ず-1万tされる。
*理力使いは詠唱戦行為ができ、この時、詠唱戦((知識+器用)÷2)の攻撃判定は評価+2され、燃料は必ず-1万tされる。
*幻影使いは詠唱戦行為が可能で、この時必ず燃料1万tを消費して評価修正+2を得る。
*幻影使いは燃料2万tを消費して、詠唱戦行為の対象一人に感覚力評価修正-3を与える事が出来る。
*HQにより、上記の器用評価に評価修正+1を加算する。
t:次のアイドレス=映画監督(職業),舞踏師(職業),優しい死神(職業)
※森国人・理力使いの要点、周辺環境、派生は省略


理力の使い手、という職業がある。
いわゆる魔術師のような風体をしており、理力の力を応用してありとあらゆる奇跡を引き起こす技術体系の使い手の、原点に当たる。
玄霧藩国においては開国当初より長らくその術を磨いてきた者達のことで、
その多くは吏族であったため、国内外では吏族と同一視される事が多かった。のだが、事実は少しだけそれと異なる。
理力使いとはあくまで理を追求する者のことを指す。
力の流れを読み、唱を詠む事で人々の役に立とうとする者は全て理力使いであり、
偶然その中から吏族に出仕するものが多かったというだけの話でしかないのだ。
そして、理力を以って幻影を生み出す力を持つ者も、そこに含まれた。

始まりは偶然であった。と当事者は言った。

ある日、通常業務(お役所仕事)の一つである国内巡回に当たっていた
――一見しても木々に隠れてそうと見えない村を訪ねて様子を聞き、河より採れる鉄の質を改め、
水車の側を通って杖突きながら塔を上り、国内に異常がない事を確かめていた――理力使い達に、政庁からの瞑想通信が入った。
内容は『緊急案件:全員召集。ただちに藩国内遺跡へ向かえ』というもの。
摂政如月敦子よりの指令であった。緊急とは只事ではない一体なんだ、と理力使い全員に緊張が走る。
瞑想通信は吏族出仕者だけでなく市井の理力研鑽者にも誤って届いてしまったから、
よくよく考えれば国内にいる全ての理力使いがそこに集まったことになるのだろう。
ほどなくして藩国の外れ、山岳部分に存在する遺跡の前には多数の理力使いが、一体何事だと集結することになった。
そこで一体何があったのか、公的に発表されることはついぞなかった。
ある文族がしたためたリポートのようなものが存在してはいるが、少なくとも公的には秘密である。
最も、国民の大多数はその出来事について気付く事はなかったし、僅かながら気付いた者も
「どうせ藩王様とお吏族様達が遊んでたんでしょう。多分。いつものことですよ」
というような態度をとっていたから、公開されなかった事による問題はほぼ無かったと言っていいのかもしれない。
ただ、この件を通して国民全員が知った事が一つだけある。
理力使いたちに大規模召集がかかった翌日以降、国を歩く彼らの外見が変化していたことだ。

まず、服の色が違った。そして背の高いシルクハットを被るようになったため森国人の特徴である長い耳は隠れがちになり、
今まではあまり装飾品を好まない者が多かった彼らが、なぜかこぞって指輪をはめるようになった。
全体的に言えば、どこか奇術師めいた格好をするようになったとも言えるかもしれない。
ちなみにこれは後の話になるが、この新しい理力使いたちの格好、国民全体から地味に好評だった。

理力使い達の様変わりについては藩国政庁から公式な発表が行われた。
藩国政庁は理力研究の進歩段階として『幻影の使い手』たる術を発見し、実用化したと発表したのだった。
以下は、その際の政庁魔法陣よりのコメントである。

「理力の研究は先が長く、我々の成果もまだまだ発展途上のものでしかありません。
ですが、今回の幻影発生プロセス解明の価値は非常に高く、今後にも大きく影響を及ぼす重要な発見であったと言えるでしょう。
我々は、この術を使う者に敬意を込めて『幻影使い』という名を贈りたいと思います」

それは、『理力使い』が『幻影使い』と呼ばれ、国の未来を祝して人々が笑う一日の話であった。
その日の玄霧藩国は快晴であり、村々から政庁を見上げてみれば、
大樹上空に展開された魔法陣がはっきりと見え、飛び交うハトの群れが前途を祝しているようであったという。


<説明文:玄霧>

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