■弓八幡


  • Ⅱ 災厄を祓う神が持っていたという奇跡の弓。VIT+5 TP+30
  • 「ゆみやはた」もしくは「ゆみはちまん」と読む。名前の元ネタは世阿弥作の能劇の名称。九州は豊前の国、宇佐八幡宮の祭神「八幡麻呂」が「第六天悪魔王」を誅するというストーリー。
  • 弓では2番目に攻撃力が高いものの、実際のダメージはSTRボーナスのあるザミエルボウに劣る。TP+30があるのでフィールド系スキルや状態異状矢を多用するなら無くはないが・・・。
  • IVでは6層の宝箱から手に入る。やはりTPをブーストする効果がある。君は本職スナイパーやダンサーにこれを持たせてもいいし、TPブースト目的でメディックやルンマス、ミスティックのサブをスナイパーやダンサーにしてこれを持たせてもいい。
  • 魔弓にはない豊富なTPスロットを持っているのが強み
  • 4だと5つのTPスロットを持ち、すべての武器の中でTPスロットが一番多い。 というか他の武器だとこれとファルクス(剣・TPスロット4つ)以外は多くてせいぜいスロット2つ。ダンサー・サブダンやサブスナの最終装備になりうる。
  • メイン弓使いのスナイパーとダンサーはスナの場合防具でTPが増える、ダンの場合もともとTPが多い(TP消費もさほどでもない)など、メインの方々には使ってもらえないかもしれない
  • フォトダンに持たせると良い。槌スキル使わないし。
  • 元ネタと思われる世阿弥作の謡曲は「ゆみやわた・ゆみやはた」とされることが多いようだ。……弘安の頃、後宇多院に仕える臣下が、山城国男山八幡(石清水八幡宮)の如月初卯(きさらぎはつう)の神事に陪従(従者)として参詣するよう命じられ、八幡宮に向かう。多くの参詣者の中に、一人の男を伴い、錦の袋に納めた弓を持った老翁がいる。どこから来たのかを尋ねると、「私は長年この八幡官に仕えているもので、後宇多院に弓を捧げようと、貴方が来るのを待っていました」さらに「弓は袋に納めて、戦わずして天下を治めるように、これが八幡宮の思し召しです。自分は八幡の末社である高良(こうら・かわら)の神です」と言って消え失せる。臣下が神託を伝えるため都に帰ろうとすると、山上に妙なる音楽が聞え、霊香が薫じる中に高良の神がその姿を現す。高良の神は、この世の繁栄を祝い、八幡宮の神徳を讃え、舞を舞うのであった。
  • 謡曲には、平家物語や源平盛衰記をもとにして作られた修羅物と呼ばれる曲が数多くあり、この世で戦をして亡くなった武将が修羅道に落ち地獄の苦しみに耐えかね、亡霊となって旅僧に救いを求めてあらわれる。武器は人を殺傷する道具であり、その威力をかりて世を治めても、天下太平は続かず、常に交戦を招く危険をはらむ。本宮の末社である高良神社の神に武器である弓を袋に入れて登場させた「弓八幡」は、戦わずして世を治めることを説いているという。
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