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以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
予備知識なしに小説を楽しみたい方は閲覧をお控えください。



センス0の邦題「オズの魔女記」は正直勘弁。
案の定絶版に。
入手不可のためこのページは原書見ながら書いてます。

ミュージカルとの大雑把な違い

  • XXXはブリキ男にならない
  • XXXXはかかしにならない
  • フィエロを取り合う三角関係はガリンダとではなくフィエロの妻サリマ
  • フィエロとの間に子供がいる
  • ディラモンド先生は暗殺される
  • ネッサは足ではなく手が不自由
  • ネッサの靴に魔法をかけたのはグリンダ
  • ネッサの下にさらに弟がいる
  • 父親はマンチキン国提督ではなく司祭
  • 父親はエルファバを可愛がっていた(ネッサほどではないが)
  • エルファバは本当に水がダメ

登場人物

エルファバ

言わずとしれた主人公。緑色の肌をもつ少女。思索的かつ何ものにも曲げられない強い意思の持ち主。

ネッサローズ

エルファバの妹。生まれつき腕がない。父フレックスのお気に入り。大学時代、魔法学を専攻。マンチキン国総督の座を受け継ぐ。

シェル

エルファバとネッサの弟。おそらくは唯一フレックスパーの子供。非常に平凡。

フレックスパー

エルファバ・ネッサローズの戸籍上の父。シェルの父。フレックスとも。敬虔なユニオニスト(「名を持たぬ神」の信者)であり、熱心に伝導活動を行う。

メレーナ

フレックスパーの妻。上流家庭(マンチキン総督家)の生まれで、美人だが、貞操観念が欠落している。

ナニー(ばあや)

メレーナのばあや。一時引退していたが、エルファバの世話のため呼びもどされる。以後生涯エルファバに付き従う。

グリンダ(ガリンダ)

後の「善き魔女グリンダ」。シズ大学でのエルファバのルームメイト。最初はエルファバを疎んじていたが、後親友に。大学時代、魔法学を専攻する。

アマ・クラッチ

ガリンダのアマ(侍女)。ガリンダ・エルファバの世話をする。

フィエロ

ウィンキーの王子。全身に青いダイヤの刺青がある。シズ大学在学中、エルファバと出会う。大学入学時、すでに結婚していた。(婚姻は8歳のとき。ウィンキーらのならわしであるらしい)

リーア

エルファバの息子。おそらくはフィエロとの間の。

ボック

マンチキン。エルファバの幼馴染。大学時代、シズでエルファバと再会。ガリンダに一目ぼれする。

クロープとチベット

ボックの学友。夏休み、ボックと一緒にエルファバの研究を手伝う。生物学講義中のトラブルでフィエロを助け、顔見知りとなる。ガリンダ・エルファバらにフィエロを紹介する。

アヴァリック

ボックの学友。裕福な生まれのギリキン人。ハンサムで遊び人。大学時代、エルファバとは顔を合わせるたび皮肉を応酬する仲。

ウィザード

「すばらしき」オズの魔法使い。オズ大王。エメラルドシティの支配者。

マダム・モリブル

シズ大学の学長。ウィザードの手先。

ディラモンド教授

シズ大学の著名な生物学教授。しゃべるヤギ。ガリンダを”グリンダ”と発音する。

グロムティク

ティクタク(機械人形)。マダム・モリブルの召使い。優秀なお茶係。

ファニー、シェンシェン、ミラ

ガリンダの大学時代の友人(取り巻き)。
うち、ミラは後にボックの妻になる。

サリマ

フィエロの妻。

タートルハート

オズの南、未開の地クワドリング国から来たセクシーなガラス吹き工。エメラルドシティに行く途中道に迷い、フレックスとメレーナの家に来た。おそらくはネッサの父。
後にメレーナのみならず、フレックスとも愛し合っていたことが判明。

ドワーフ

ドラゴン時計の興行主。

地理

マンチキン国

オズの東部。農業国。スロップ家が代々総督を務める。小柄な人々が住む。
ただし、フレックス一家等上流階級の人々は他国人と同等に背が高い。

クワドリング

オズの南部。未開の地。国土の大半が沼地で、作物はあまり実らない。ルビーを産出する。

ギリキン

オズの北部。最も文化的・工業的に洗練されており、一部鉄道まで引かれている。

ヴィンカス

オズの西部。ウィンキーズらの国。狩猟民族であるからか、未開というよりは野蛮。いくつかの部族に分かれ、覇を競っている。最強の部族の長が王となり、キアモ・コー城に住まう。

グリッカス

オズの北東部。エメラルドを産出する。

エメラルドシティ

国の中央に位置する、オズの首都。(伝説によれば、妖精の女王ルアーラインの名代として)代々「オズマ」という名の女王が統治する。

あらすじ

マンチキン国の人々

マンチキン国の一地方。
熱心な司祭フレックスパーは出産を控えた妻メレーナをおいて今日も布教に出かける。
彼なりに妻を愛してはいるのだが、メレーナは不満げである。
その地方に、話題の見世物「ドラゴン時計」がやってくる。
ドラゴン時計の人形劇でプライバシーを暴かれそうになったフレックスは怒り、上演を中止させようとするが、熱狂した観客らからリンチを受ける。
命からがらフレックスはその場を逃れる。
さらにドラゴン時計がメレーナが産もうとしているのは小さなドラゴンであると予言したため、暴徒らはメレーナをも襲撃しようとする。
フレックスの受難を知ったメレーナは、産婆やお手伝いらと逃げる。
逃亡中に産気づいたメレーナは、人影のなくなったドラゴン時計の中で出産。緑色の女の子を産む。
生まれたときから歯が全て生え揃っており、泣き声ひとつあげない赤ん坊。
彼女をあやすため、お手伝いの女性が赤ん坊の口に指を入れると、赤ん坊はその女性の指を噛み千切る。
すなわち赤ん坊は母乳の味よりさきに血の味を知ったことになる。
水を怖がり、何にでも噛み付こうとする緑色のエルファバに手を焼いたフレックスとメレーナは、引退していたナニーを呼び戻す。
何年か後、フレックスの留守中、メレーナは、道に迷ったガラス吹き工、タートルハートの訪問を受ける。タートルハートはひと時の憩いの礼にと、エルファバに輝くガラス細工を作る。
タートルハートに惹かれたメレーナは彼と関係をもつ。
そのままタートルハートは近隣に店を構え、二人の関係は続くことになる。
ある夜、フレックス一家とタートルハートが食事をしている際、クワドリング国を出てどこへ行くつもりだったのかと問われ、タートルハートは激しい恐怖とともに自分の使命を思い出す。
彼は、空からやってきた異邦人のことをエメラルドシティに警告にいく途中だったのだ。

ギリキン

時は流れて、シズへ向かう列車の中。
アップランドの誇る英才、美しきガリンダは一等車両の中で(少々目障りな)ヤギと相席する。
彼は、ガリンダが通うことになるクレイグ校の教授、ディラモンドであった。
新入生の部屋割りの場で、ちょっとした不運によりガリンダはマンチキン国から来た緑色のエルファバと同室となり、アマ・クラッチは二人の世話をすることになる。

ある日、マダム・モリブルの主催した詩の朗読会にて、マダムはしゃべる動物批判ととれる「動物は見るものであり、聴くべきものにあらず」との一節を吟じる。
これを聞いたディラモンドほか動物教師らは憤然と会場を去る。
以後、ディラモンド教授による授業ボイコットなど、モリブルと動物教師らの間に不穏な空気が漂いはじめる。

夏休み、自然科学専攻の意を表明したエルファバに、マダム・モリブルは夏中ディラモンド教授の研究を手伝うことを命ずる。人のいいボックはエルファバの手助けをさせられる。
働くエルファバに、シェンシェン、ファニー(および彼女らの侍女)とともに湖水地帯に避暑に出かけたガリンダから招待の手紙が届く。エルファバは気にもとめないが、ボックはにわかに色めき立ち、夏を費やした手伝いの報酬としてガリンダらと合流することを迫る。
しぶしぶエルファバがモリブルにお伺いを立てると、マダムはお目付け(グロムティク)同行を条件に休暇を許可する。
ボックはハンサムな学友アヴァリックを誘う。かくして三人と一台はガリンダらの待つ湖水のほとりを目指す。
彼らはガリンダらと出会うが、なにやら様子がおかしい。
ガリンダは何の予告もなく彼らがあらわれた無礼をなじる。
その横でガリンダの取り巻きファニーが笑い転げる。実は、あの招待状はファニーがエルファバをからかうために送りつけたニセの手紙だったのである。
怒るガリンダにボックは釈明し、エルファバとの仲をとりなす。
そうこうするうちにどさくさで(ガリンダにとってははずみで)ボックはガリンダにキスすることに成功する。
興をそがれたガリンダとアマ・クラッチ、それにエルファバとボック、グロムティクは早々に湖水を後にする。
アヴァリックと、彼のことが気に入ったファニーとシェンシェンは夏休みの残りを楽しく過ごす。

夏が終わり、そんなロマンスなど消し飛ぶ事件が起こる。
ディラモンド教授が研究室で何ものかに殺害されたのである。
事件を目撃したと思しきアマ・クラッチはそのときから正気を失い、入院する。
初めて教授に会ったときの非礼を詫びる事が出来なかったことを後悔するガリンダは、かつて彼が呼んだように「グリンダ」と自ら名乗るようになる。
付き添いがいなくなったことにより、大部屋への移動を宣告される二人であるが、一計を案じたエルファバが、次年度に入学予定の妹ネッサローズと、ナニーを呼び寄せ、ナニーがアマ・クラッチの代わりを務めることでそれを免れる。
教授とアマ・クラッチに降りかかった不運はグリンダの生き方を大きく変える。彼女はファニーやシェンシェンといった軽薄な手合いと付き合うのをやめ、(口は悪いが)思索的なエルファバこそが友とすべき相手だと認める。
エルファバも次第にグリンダに心を開き、自らの過去について語るようになる。
なぜマンチキン国の宗教家、フレックスパー一家はクワドリングで暮らすようになったのであろうか?そして、彼女の母は?タートルハートはどうなったのか?
彼女によれば、フレックスパー一家の友、タートルハートは、ドラゴン時計の見世物に熱狂した人々の下敷きになって死んだという。それがフレックスをタートルハートの故郷、クワドリングへの布教に向かわせるきっかけとなったのだ。また、母は三人目の子、エルファバ・ネッサの弟、健常にして平凡な男子シェルを出産後、すぐに亡くなったと。フレックスは熱心に布教を続けたが、この地のルビーを狙ったウィザードの軍勢により、多くの人々が捕らえられ、労働を強制され、果ては殺されていくのを目にするうちに、次第に心身の健康を害していったという。

ある日のこと、ディラモンド教授の代わりに生物学を教えるニックディク教授が気流の中での羽毛の動きをデモンストレーションしている最中に、教壇横のドアを開けて一人の新入生が入ってくる。全身にダイヤの刺青をした逞しい青年。これがウィンキーの王子、フィエロであった。
このとき、ニックディク教授が気流を発生させていた気体が、フィエロの入室によって動きを乱し、教壇の上に飾ってあった鹿の角に触れてしまう。すると、鹿の角は狂ったように動き出し、フィエロに襲い掛かる。フィエロは怪我を負うが、クロープとティベットの奮闘と、魔法を習っている学生らの援護により、大事には至らずにすむ。
これを機に、フィエロはエルファバ・ボックらのグループと親しくなる。

ある朝、グロムティクがグリンダに至急の知らせを運んでくる。
アマ・クラッチの臨終が迫っているというのである。
グリンダらが急ぎ駆けつけると、アマ・クラッチは狂気の発作のうちに息を引き取ろうとしていた。
泣き崩れるグリンダに、エルファバはまだできることがあると促す。
グリンダは魔法の力を振り絞り、去ろうとするアマ・クラッチの魂を引き止め、わずかの間正気を取り戻させる。
アマ・クラッチの口から出たのは、ディラモンド教授の殺害現場に、まだ凶器のナイフが落ちており、そこにグロムティクがいたこと、グロムティクがアマ・クラッチに迫ってきたときに彼女は正気を失ったこと、そしてグリンダへの感謝と別れの言葉だった。

アマ・クラッチの葬儀のあと、マダム・モリブルはグリンダ・エルファバ・ネッサローズの三人を部屋に呼び寄せる。
彼女はこの部屋での会話を他言してはならないと念を押すとともに、それができないように束縛の呪文をかける。
そして、マダムはグロムティクがディラモンド教授の部屋にいたのは、早朝まで灯りを点けたまま研究に没頭する教授を労うため、お茶を持っていかせたのだと、そしてグロムティクはレンズに倒れ込む教授を目撃したと語る。
その後、アマ・クラッチがやってきてグロムティクと鉢合わせしたのだと。(これは明らかにウソであった。教授の部屋をアマ・クラッチが訪れたのは早朝ではなく深夜であったからだ)
さらに、マダムは自らがウィザードの手のものであり、ウィザードの「駒」として使える学生を選ぶ任務を負っているのだと告げる。
そして、彼女ら三名を、支配の道具に-エルファバにはマンチキン国を、グリンダにはギリキンを、ネッサローズにはクワドリングをそれぞれ統治者として据える-計画を明らかにする。
マダム・モリブルの部屋を退出した三名は、アマ・クラッチを悼むため飲み明かそうと、いかがわしい酒場フィロソフィー・クラブへ向かうアヴァリック・ボックらと出会う。
まだ意識が朦朧としているグリンダは彼らについて行こうとするが、エルファバは彼女を引き止める。
今夜一緒にエメラルド・シティへ発とうと。エルファバの胸には期するところがあるようだ。
一方、ボック、アヴァリック、ティベット、クローブ、フィエロ、シェンシェン、ファニーの七名はフィロソフィ・クラブへ行く。
そこではヤックルと名乗る老婆とドワーフが彼らを出迎える。
客同士をランダムに選び、交わらせて、それを他の客に見せるというイベントで、指名されたティベットは皆の眼前で虎に犯される。

寮を抜けだしたエルファバとグリンダは、たっぷり三日間馬車に揺られ、ようやくエメラルド・シティに着く。
そこでさらに5日を窓口をたらいまわしにされ、待たされた挙句、ようやくウィザードへの謁見がかなう。
ながい回廊を抜けて、玉座の間で彼女らが見たものは・・・・


続く・・・

エメラルドの都

ウィザード暗殺をたくらみ、エメラルドシティに潜伏するエルファバは、フィエロと再会するが・・・

ヴィンカス

一時身をおくため、エルファバはリーア(とナニー)をともない、フィエロの一族の住むキアモ・コー城を訪れるが・・・

殺害、そして・・・

エルファバはウィザードの差し向けた刺客であり、ネッサローズの形見である輝く靴を奪った張本人、ドロシーと対峙する。
ドロシーは、彼女を殺すためではなく、妹を死なせてしまったことを謝るためにやってきたのだと告げるが・・・

TODO