ちゃしゃく
茶を点てる際、
茶入(
棗)から、
抹茶〈未〉をすくうためのさじ。
多くは竹製。節の位置によって分類される。
竹の茶杓は茶人が自ら削ったものもあり、作者の人格を表すものとして重要視されている。
古く中国では、象牙や金属などでできていた。
真 |
茶杓象牙の茶杓・竹茶杓の節のないもの |
行 |
節が根元にある |
草 |
節が中央にある |
茶杓のみどころ
櫂先(かいさき) |
抹茶をすくう部分 |
節 |
竹の節部分 |
切止 |
末端部分 |
折だめ |
櫂先が曲がり始めるところ |
腰 |
節の表裏がなすみどころ |
追取(おっとり) |
茶杓を持った時、親指が当たる部分 |
保存
茶杓は筒にいれて保管する。
筒は基本的には茶杓と同じ材質でできていて、銘は筒の表面に書かれる。
最終更新:2010年11月15日 00:26