点前畳(てまえだたみ)
茶室において
亭主が
点前〈未〉をする畳。
茶道具〈未〉を置くので、道具畳ともいう。また亭主畳、居畳などともいう。
丸畳もしくは台目畳に限られ、
床〈未〉に対して横に敷かれることはない。
客畳(きゃくだたみ)
茶室において
客〈未〉の着座する畳。ふつうは床前の貴人畳につづいている。
ただし、
小間〈未〉では踏込畳や貴人畳もこれに含まれる。
貴人畳(きじんだたみ)
四畳半の茶室において床前に敷かれている畳。床前畳ともいう。
四畳半でなくとも、貴人座に見立てられた畳をさすこともある。
本来、貴人でなければ着座しない。
正客〈未〉がこの畳を外して着座することもある。
炉畳(ろだたみ)
茶室において炉の切ってある畳。
四畳半の場合は、中央の畳(半畳)であるが、
入炉〈未〉の場合は点前畳が炉畳を兼ねる。
踏込畳(ふみこみだたみ)
茶室において
茶道口〈未〉に最も近い畳。
亭主が茶室にはいった時、最初に踏み込むため、この名がある。
通い畳(かよいだたみ)
踏込畳から客畳までに敷いた畳。風炉の場合に、半畳が踏込畳となるために生ずる。
炉の場合は踏込畳がこれを兼ねる。
台目畳(だいめだたみ)
昔は大目と書いた。また、代目、題目などとも書く。
一畳の長手から、
台子〈未〉の幅と
風炉先屏風の厚みとをきりとった畳のこと。
最終更新:2011年07月21日 13:56