10月始めから開炉までの時期に、点前畳中央に
風炉を据える扱いをすること。
風炉は、ふつう畳の中央より左に据え、
水指〈未〉を
釜〈未〉の右側に置きます。
しかし、10月にもなれば肌寒い日もあり火の気が恋しくなるため、火を少しでも客に近づける気持ちで、それまで道具畳の左に据えられていた風炉を真中に寄せ、その反対に、水を入れた水指は客から遠ざけ風炉の左に置く扱いをします。
その場合、水指を置く場所が普段よりも狭くなるため、胴廻りが細く背の高い
細水指〈未〉を使用する。また風炉もできるだけ火が見え、暖かさを感じるものが用いられます。
最終更新:2010年10月05日 15:39