炭道具

炭手前〈未〉に必要な炭斗・羽箒・火箸・かん・釜敷・香合・灰器・灰匙などの道具を炭道具と言います。

炭斗(すみとり)炭取とも書く
多くは籠のように組んだもので、漆をかけた内張りがされている。
竹、籐以外にも木地・漆器・瓢など多様。
風炉用と炉用との区別は一概には言えないが、風炉用は小ぶりで深めのもの、炉用は大ぶりで浅めのものを使用する。

羽箒(はぼうき)
鳥の羽で作った小形のほうき。
炭手前〈未〉の際、炭斗に置いて席中に持ち出す。
炉縁や、を清めるために使用する。
右のほうが広いものを「右羽」、左のほうが広いものを「左羽」という。
風炉に「右羽」、炉に「左羽」。
鷲の羽根やいぬわしの羽根、孔雀の羽根ふくろうなどの羽根が多い。

火箸(ひばし)
炭をつぐのに使う。
鉄製で風炉用と炉用があり、柄がついていないものが風炉用で、桑の柄のついたものが炉用。
に置いた杓立に飾るための飾り火箸がある。
飾り火箸には、真鍮、銀、砂張などがあり、火箸の頭に鳥、椎の実など飾がつく。

かん

釜敷(かましき)

香合(こうごう)
香を入れる小さな容器。
詳しくは香合

灰器(はいき)
炭点前中、灰匙で蒔くための灰を入れる器。
詳しくは灰器

灰匙(はいさじ)


最終更新:2011年07月07日 13:58
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