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第8話「絆よふたたびっ!! 私達は3人でプリキュア!!!」」(2017/03/24 (金) 14:01:30) の最新版変更点

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*第8話「絆よふたたびっ!! 私達は3人でプリキュア!!」 ・こじれたあゆむ達が再び結ばれた時、絆は強さを増し新しい力がうまれる ---- ベルという謎の少女に敗れた三人 度重なるあゆむの勝手な行動に怒ったはるかはあゆむに詰め寄るが 紡はそれを止め、あゆむの頬を打つ 「お願い…無茶しないで。あゆむちゃんが傷付いたら…」涙を流す紡 あゆむは何も言わず、ふらふらとその場を後にする タイマアーク本拠地 三幹部が前回の行動についてベルに詰め寄っている、がベルは意に介さず そこへチコが現れ時魔龍からの伝令を伝える 「今回の事は不問、ベルの行動は捨て置け」 いまいましそうな態度の幹部たちは広間を後にする 一緒に帰宅する紡とはるか はるかはあの場で自分を止めてくれた事に対して紡にお礼を言い、帰って行く その夜 加古川家では紡が家族にいきさつを話していた 仕方なかったとはいえ、大切な友達に手を出してしまった… そんな紡を祖母絹江は力付け、母麻子は慰める そしてはるか家では元気のないはるかをラグが励ます 一方自分の部屋に閉じこもっているあゆむ、家族の呼びかけにも答えず ポコを抱きしめ自分を悔いるのだった 翌日の学校 すっかり元気のないあゆむ、グループ発表の宿題も進んでおらず、間に合いそうにない フーミンはそれを聞きにやりと笑う 実はこんなこともあろうかとすでに根回しをしてあり クラスのみんなが手伝ってくれることに。その好意に少し元気が出るあゆむ そしてみんなに促され、協力して作っていく内に三人の気持ちは少しずつほぐれていく どうにか滑り込みで宿題は完成し、一安心 そして2時限目、紡にこっそり手紙を回し、謝るあゆむ こちらこそと返す紡、紡経由ではるかにも手紙を回すあゆむ するとはるかはあゆむに消しゴムを投げ始める そして消しゴムのラリーが始まり、業を煮やしたはるかは立ち上がり叫ぶ 「あゆむ!ちゃんと口で言いなさい!」 あゆむは反射的に立ち上がり謝ってしまう 真由子先生も含め笑い出すクラスメイト達 ひとしきり笑った所で廊下に立たされる三人 そして改めて廊下で仲直りするのだった そして仲良く帰宅する三人の前に前回の雪辱を晴らすために三幹部が現れる 「フフッこの間の恨みを晴らしに来たわよ」 「今日はジャマは入んないからね」 「俺が直々にトドメを刺してやるぞプリキュア!」 「タイマアーク!」三人は変身 間髪入れずそこへルーの素早い突きが繰り出される。飛び上がって散開する三人 「キュアラピス!お前の相手はこの俺だ!」「キュアパール。キミはボクが相手してあげるよ!」 ラピスにガイ、パールにネボー、そしてガーネットの前にルーがそれぞれ立ちふさがる 「食らえい!」ガイの右手のバルカンから弾丸が発射される ラピスは上手くそれを誘導し、ガーネットと戦っていたルーに命中させる 「ぐわっ!ちょっと何すんのよ!」ガイに食ってかかるルー いがみ合っている二人をラピスとガーネットのダブルキックが吹き飛ばし、さらにネボーへと命中させる 「あ~もう何やってんだよ~!」 「ぐぬぬ…生意気なことしてくれるじゃないの…!」 再び襲い掛かってきた幹部達を上手く連携しながら追撃し、押していくあゆむ達 「ぬぅっ!こいつらの連携…以前よりも…!」 「あたし、分かったんだ!あたしは一人じゃない、つむぎんやはるかさん!」 「そしてみんなが一緒にいるんだって!」 すると突然あゆむ達の体が強く輝く「なっ…何だこの光は!」ひるむガイたち 「これは…!」「みんな!」 「ええ!」 「輝け!時が織りなす絆の光!!」 「プリキュア・トゥインクルタイム・アンフィニー!!」 あゆむ達の絆が深まった事により誕生した新たな必殺技が炸裂 三人が放った光の輪が絡みあい、∞(インフィニティ)のリングとなり、ガイ達を飲み込む 「い、いかん!この力はっ…!」「くっ…撤退するよ!」姿を消すガイ達 「これが私たちの新しい力…!」驚くあゆむ達。すると晴れた煙の向こうにベルの姿が 「!!」三人は身構えるがベルはそのまま消えて行く ベルの不可解な行動に疑問を覚えるも とりあえず三人の絆が戻ったことに喜ぶあゆむ達であった 出撃幹部[[テイカーン・ベル]] [[スレッジ・ガイ]] [[キャン・セ・ルー]] [[ネボー]] ---- ●&color(red){次回予告} ・あゆむ「うーん!このプリンおーいしいー!」 ・はるか「あまり食べ過ぎると太るわよ」 ・あゆむ「だって、甘いものは別腹なんだもーん」 ・はるか「まったく、もう」 ・つむぎ「まぁまぁ、今日はスイーツを思う存分楽しみましょ」 ・あゆむ「そうだねっ♪ではアイス屋さんへレッツゴー!・・・って、タイマアークまで来てる~!」」 「トゥインクルタイムプリキュア!「色気と食い気は乙女の華っ!あま~い休日」」 「トキメキ・キラメキ・トゥインクルタイム!」 ・あゆむ「んぎゃー、た、体重が増えてる~っ!」 ・はるか「みんな、食べ過ぎには注意しよう!」 ---- *ストーリー設定メモ 何とか立ち上がったあゆむ。ふらふらと2人の許へ。辛うじて意識を取り戻した2人の前に跪く。 あゆむ「…ゴメン…2人とも大丈夫?…じゃないよね…」消え入りそうな声。 「あ…ゆむ…っ!」怒りを込めたはるかの声。思わず目を閉じ、身体を硬くするあゆむ。 ふらふらと立ちあがりあゆむに近づくはるか…と。 割って入る紡。はるかを制止すると振り向きあゆむの頬を叩く。はっとするあゆむ。 紡「お願い…無茶しないで。あゆむちゃんが傷付いたら…」紡の涙。 あゆむ「…」あゆむ、踵を返すとふらふらと歩いていく  タイマアーク居城。激昂した幹部がベルに詰め寄っているが意に介していないような無言のベル。 そこへクーが来て時魔龍の言葉を伝える。 今回の事は不問、ベルの行動は捨て置け、という命令に不承不承ながら従う幹部。 そのまま広間を出ていく。 夕方の加古川家。紡の部屋で話す紡とはるか。二人とも元気が無く、言葉少な。 はるか、ポツリと。「あの…紡、ありがとう」紡「?」 はるか「あの時、私カッとなって…そのまま殴ろうとしちゃってた。もし…」 詰まるはるか、黙っている紡…。 はるか、頭を下げて帰る。それを見送る紡 今上家。部屋の前に夕食の乗ったトレーを置く桜。「…何か有った?」返事は無い。 桜「お夕飯、此処に置いておくからね」無言。桜、立ち上がりながら 桜「お父さんもお兄ちゃんも待ってるからね」 そのまま階段を下りる桜 加古川家。話している紡と絹江。 紡「私…思わず…でも…」 絹江「正しいと思う事をした、でも心がすっきりしないのでしょう?」 紡「…はい」 絹江「その思いを皆にさせない…それが貴女の務めですよ」紡「…」一礼して席を立つ紡、縁側へ 麻子が声を掛けてくる。「紡はあゆむちゃんの事が大好きなのね」紡「…うん」 麻子「そんな子を叩いちゃったんだもんね…」 麻子、紡の頭を優しく抱きしめる はるかの家。部屋の隅で膝を抱えているはるか ラグ「はるか、どしたの?元気無いよ?」「…うっさい」はるか、頭を膝に沈める はるか「何でよ…何でこんな気持ちになるのよ…」 ラグ「良いんじゃない?」「!?」「友達だもの、上手く行かないとそんな気持ちになるんじゃない?」「…」 ベッドにもぐりこんで膝を抱えたあゆむ。寄り添うように眠っているポコ。 あゆむ「あたし…馬鹿みたい」ポコ、目を覚ます「あゆむ?」 ポコを抱きしめて頭から布団にもぐりこむあゆむ…嗚咽が漏れる。 翌朝。居間に降りてきたあゆむ。家族は普通に迎えるが、元気が無い。 学校。 あゆむ達はグループ学習の発表に間に合いそうも無い状態。 そこへ。フーミン「あゆむ、グループ課題、どう?」あゆむ「…がくり」 オッキー、微笑んで「フーミンの言った通りだね。」 フーミン、にやりと笑うとクラスに通るように 「というわけで!皆、お願い!」 一斉にクラスメート達が手伝い始める。(事前にこうなる事を予想していたフーミン達が協力を呼び掛けていた) 驚き、戸惑いつつも課題を作っていく3人。少しづつ表情が明るくなっていく。 何とか間に合う課題。礼を言う3人。何かを考えているあゆむ。 別の授業中、紡の席にあゆむから手紙。そこには「ゴメン。それとはるかさんにも」の文字。紡、微笑むとそこに「いえ、良いんです」と加えて返す。 それを読んだあゆむ、微笑むと急いではるかさんに回して、と書かれた別の紙を送る。 紡、はるかに手渡す。はるか、それを読むとささっと何かを書き足し…かけてやめる。 それを丸めてしまうはるか。それを見てられなくて目をそらすあゆむ…と。 頭に消しゴムのかけらが当たる。投げたのははるか。顔を向けたあゆむに怒ったような 悪戯っぽいような顔。あゆむ、ちょっとムッとして消しゴムのかけらを投げる。ヒット。 思わずにしし、と笑ったあゆむの顔に命中するかけら。 おろおろしている紡の頭上を飛び交う消しゴムのかけら、或いは本体。 何度目かの応酬の後、突然立ち上がるはるか。びっくりする教室。 はるか「あゆむ!…ちゃんと口で言いなさいよ!」「だからゴメンって!!…あ」 反射的に立ち上がって言い返したあゆむ、我に返る。はるかも同様。 紡、思わず吹き出す。それに釣られて笑いだすあゆむとはるか、そしてクラスメイト… ひとしきり笑った後、止めもせずに見守っていた真由子先生が3人に 「もういい?…じゃあ3人とも廊下に立ってなさいね~」 廊下に立っている3人 はるか「…ったく、どうして私が…」紡「お婆ちゃんに怒られそう…」 あゆむ「…ごめんね。…でもさっきはすごく楽し…ううん、嬉しかった」 紡「…良かった…」はるか「しょうが無いわね…許したげるわよ」 「…うん!」晴ればれとした表情のあゆむ、紡、はるか 放課後、帰宅中の3人の前に幹部出現、この前の戦いなんか認めない!と戦闘に。 あゆむ「あたし、分かったんだ!あたしは1人じゃない、つむぎんやはるかさん、皆が一緒にいるんだ!って!! だから…あたし、プリキュアを頑張る!皆を守ってみせる!!」 戦闘中、激しく動きながらも笑顔を交わす3人。合体必殺技で敵を撃退! 爆炎の向こうに…ベルの姿。身構える3人。 ベルはしばしの後、踵を返して消えていく…。 ----
*第8話「絆よふたたびっ!! 私達は3人でプリキュア!!」 ・こじれたあゆむ達が再び結ばれた時、絆は強さを増し新しい力がうまれる ---- ベルという謎の少女に敗れた三人 度重なるあゆむの勝手な行動に怒ったはるかはあゆむに詰め寄るが 紡はそれを止め、あゆむの頬を打つ 「お願い…無茶しないで。あゆむちゃんが傷付いたら…」涙を流す紡 あゆむは何も言わず、ふらふらとその場を後にする タイマアーク本拠地 三幹部が前回の行動についてベルに詰め寄っている、がベルは意に介さず そこへチコが現れ時魔龍からの伝令を伝える 「今回の事は不問、ベルの行動は捨て置け」 いまいましそうな態度の幹部たちは広間を後にする 一緒に帰宅する紡とはるか はるかはあの場で自分を止めてくれた事に対して紡にお礼を言い、帰って行く その夜 加古川家では紡が家族にいきさつを話していた 仕方なかったとはいえ、大切な友達に手を出してしまった… そんな紡を祖母絹江は力付け、母麻子は慰める そしてはるか家では元気のないはるかをラグが励ます 一方自分の部屋に閉じこもっているあゆむ、家族の呼びかけにも答えず ポコを抱きしめ自分を悔いるのだった 翌日の学校 すっかり元気のないあゆむ、グループ発表の宿題も進んでおらず、間に合いそうにない フーミンはそれを聞きにやりと笑う 実はこんなこともあろうかとすでに根回しをしてあり クラスのみんなが手伝ってくれることに。その好意に少し元気が出るあゆむ そしてみんなに促され、協力して作っていく内に三人の気持ちは少しずつほぐれていく どうにか滑り込みで宿題は完成し、一安心 そして2時限目、紡にこっそり手紙を回し、謝るあゆむ こちらこそと返す紡、紡経由ではるかにも手紙を回すあゆむ するとはるかはあゆむに消しゴムを投げ始める そして消しゴムのラリーが始まり、業を煮やしたはるかは立ち上がり叫ぶ 「あゆむ!ちゃんと口で言いなさい!」 あゆむは反射的に立ち上がり謝ってしまう 真由子先生も含め笑い出すクラスメイト達 ひとしきり笑った所で廊下に立たされる三人 そして改めて廊下で仲直りするのだった そして仲良く帰宅する三人の前に前回の雪辱を晴らすために三幹部が現れる 「フフッこの間の恨みを晴らしに来たわよ」 「今日はジャマは入んないからね」 「俺が直々にトドメを刺してやるぞプリキュア!」 「タイマアーク!」三人は変身 間髪入れずそこへルーの素早い突きが繰り出される。飛び上がって散開する三人 「キュアラピス!お前の相手はこの俺だ!」「キュアパール。キミはボクが相手してあげるよ!」 ラピスにガイ、パールにネボー、そしてガーネットの前にルーがそれぞれ立ちふさがる 「食らえい!」ガイの右手のバルカンから弾丸が発射される ラピスは上手くそれを誘導し、ガーネットと戦っていたルーに命中させる 「ぐわっ!ちょっと何すんのよ!」ガイに食ってかかるルー いがみ合っている二人をラピスとガーネットのダブルキックが吹き飛ばし、さらにネボーへと命中させる 「あ~もう何やってんだよ~!」 「ぐぬぬ…生意気なことしてくれるじゃないの…!」 再び襲い掛かってきた幹部達を上手く連携しながら追撃し、押していくあゆむ達 「ぬぅっ!こいつらの連携…以前よりも…!」 「あたし、分かったんだ!あたしは一人じゃない、つむぎんやはるかさん!」 「そしてみんなが一緒にいるんだって!」 すると突然あゆむ達の体が強く輝く「なっ…何だこの光は!」ひるむガイたち 「これは…!」「みんな!」 「ええ!」 「輝け!時が織りなす絆の光!!」 「プリキュア・トゥインクルタイム・アンフィニー!!」 あゆむ達の絆が深まった事により誕生した新たな必殺技が炸裂 三人が放った光の輪が絡みあい、∞(インフィニティ)のリングとなり、ガイ達を飲み込む 「い、いかん!この力はっ…!」「くっ…撤退するよ!」姿を消すガイ達 「これが私たちの新しい力…!」驚くあゆむ達。すると晴れた煙の向こうにベルの姿が 「!!」三人は身構えるがベルはそのまま消えて行く ベルの不可解な行動に疑問を覚えるも とりあえず三人の絆が戻ったことに喜ぶあゆむ達であった 出撃幹部[[テイカーン・ベル]] [[スレッジ・ガイ]] [[キャン・セ・ルー]] [[ネボー]] ---- ●&color(red){次回予告} ・あゆむ「うーん!このプリンおーいしいー!」 ・はるか「あまり食べ過ぎると太るわよ」 ・あゆむ「だって、甘いものは別腹なんだもーん」 ・はるか「まったく、もう」 ・つむぎ「まぁまぁ、今日はスイーツを思う存分楽しみましょ」 ・あゆむ「そうだねっ♪ではアイス屋さんへレッツゴー!・・・って、タイマアークまで来てる~!」」 「トゥインクルタイムプリキュア!「色気と食い気は乙女の華っ!あま~い休日」」 「トキメキ・キラメキ・トゥインクルタイム!」 ・あゆむ「んぎゃー、た、体重が増えてる~っ!」 ・はるか「みんな、食べ過ぎには注意しよう!」 ---- *ストーリー設定メモ 何とか立ち上がったあゆむ。ふらふらと2人の許へ。辛うじて意識を取り戻した2人の前に跪く。 あゆむ「…ゴメン…2人とも大丈夫?…じゃないよね…」消え入りそうな声。 「あ…ゆむ…っ!」怒りを込めたはるかの声。思わず目を閉じ、身体を硬くするあゆむ。 ふらふらと立ちあがりあゆむに近づくはるか…と。 割って入る紡。はるかを制止すると振り向きあゆむの頬を叩く。はっとするあゆむ。 紡「お願い…無茶しないで。あゆむちゃんが傷付いたら…」紡の涙。 あゆむ「…」あゆむ、踵を返すとふらふらと歩いていく  タイマアーク居城。激昂した幹部がベルに詰め寄っているが意に介していないような無言のベル。 そこへクーが来て時魔龍の言葉を伝える。 今回の事は不問、ベルの行動は捨て置け、という命令に不承不承ながら従う幹部。 そのまま広間を出ていく。 夕方の加古川家。紡の部屋で話す紡とはるか。二人とも元気が無く、言葉少な。 はるか、ポツリと。「あの…紡、ありがとう」紡「?」 はるか「あの時、私カッとなって…そのまま殴ろうとしちゃってた。もし…」 詰まるはるか、黙っている紡…。 はるか、頭を下げて帰る。それを見送る紡 今上家。部屋の前に夕食の乗ったトレーを置く桜。「…何か有った?」返事は無い。 桜「お夕飯、此処に置いておくからね」無言。桜、立ち上がりながら 桜「お父さんもお兄ちゃんも待ってるからね」 そのまま階段を下りる桜 加古川家。話している紡と絹江。 紡「私…思わず…でも…」 絹江「正しいと思う事をした、でも心がすっきりしないのでしょう?」 紡「…はい」 絹江「その思いを皆にさせない…それが貴女の務めですよ」紡「…」一礼して席を立つ紡、縁側へ 麻子が声を掛けてくる。「紡はあゆむちゃんの事が大好きなのね」紡「…うん」 麻子「そんな子を叩いちゃったんだもんね…」 麻子、紡の頭を優しく抱きしめる はるかの家。部屋の隅で膝を抱えているはるか ラグ「はるか、どしたの?元気無いよ?」「…うっさい」はるか、頭を膝に沈める はるか「何でよ…何でこんな気持ちになるのよ…」 ラグ「良いんじゃない?」「!?」「友達だもの、上手く行かないとそんな気持ちになるんじゃない?」「…」 ベッドにもぐりこんで膝を抱えたあゆむ。寄り添うように眠っているポコ。 あゆむ「あたし…馬鹿みたい」ポコ、目を覚ます「あゆむ?」 ポコを抱きしめて頭から布団にもぐりこむあゆむ…嗚咽が漏れる。 翌朝。居間に降りてきたあゆむ。家族は普通に迎えるが、元気が無い。 学校。 あゆむ達はグループ学習の発表に間に合いそうも無い状態。 そこへ。フーミン「あゆむ、グループ課題、どう?」あゆむ「…がくり」 オッキー、微笑んで「フーミンの言った通りだね。」 フーミン、にやりと笑うとクラスに通るように 「というわけで!皆、お願い!」 一斉にクラスメート達が手伝い始める。(事前にこうなる事を予想していたフーミン達が協力を呼び掛けていた) 驚き、戸惑いつつも課題を作っていく3人。少しづつ表情が明るくなっていく。 何とか間に合う課題。礼を言う3人。何かを考えているあゆむ。 別の授業中、紡の席にあゆむから手紙。そこには「ゴメン。それとはるかさんにも」の文字。紡、微笑むとそこに「いえ、良いんです」と加えて返す。 それを読んだあゆむ、微笑むと急いではるかさんに回して、と書かれた別の紙を送る。 紡、はるかに手渡す。はるか、それを読むとささっと何かを書き足し…かけてやめる。 それを丸めてしまうはるか。それを見てられなくて目をそらすあゆむ…と。 頭に消しゴムのかけらが当たる。投げたのははるか。顔を向けたあゆむに怒ったような 悪戯っぽいような顔。あゆむ、ちょっとムッとして消しゴムのかけらを投げる。ヒット。 思わずにしし、と笑ったあゆむの顔に命中するかけら。 おろおろしている紡の頭上を飛び交う消しゴムのかけら、或いは本体。 何度目かの応酬の後、突然立ち上がるはるか。びっくりする教室。 はるか「あゆむ!…ちゃんと口で言いなさいよ!」「だからゴメンって!!…あ」 反射的に立ち上がって言い返したあゆむ、我に返る。はるかも同様。 紡、思わず吹き出す。それに釣られて笑いだすあゆむとはるか、そしてクラスメイト… ひとしきり笑った後、止めもせずに見守っていた真由子先生が3人に 「もういい?…じゃあ3人とも廊下に立ってなさいね~」 廊下に立っている3人 はるか「…ったく、どうして私が…」紡「お婆ちゃんに怒られそう…」 あゆむ「…ごめんね。…でもさっきはすごく楽し…ううん、嬉しかった」 紡「…良かった…」はるか「しょうが無いわね…許したげるわよ」 「…うん!」晴ればれとした表情のあゆむ、紡、はるか 放課後、帰宅中の3人の前に幹部出現、この前の戦いなんか認めない!と戦闘に。 あゆむ「あたし、分かったんだ!あたしは1人じゃない、つむぎんやはるかさん、皆が一緒にいるんだ!って!! だから…あたし、プリキュアを頑張る!皆を守ってみせる!!」 戦闘中、激しく動きながらも笑顔を交わす3人。合体必殺技で敵を撃退! 爆炎の向こうに…ベルの姿。身構える3人。 ベルはしばしの後、踵を返して消えていく…。 ----

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