☆Rh±nullα型(Rh±ヌルα型)って!?


 …相変わらず、ほとんどインできてない…(泣)

 忙しいのも、そうなんですが、蓄積された疲労が抜けなくて、たまにちょこっと時間ができても、インする気になれなくて……優先順位が下がったとか、そういうことではなく、ホントにしんどいんです…

 そんな中、数人、加入申請があったのですが、インできず承認できない、ということがありました。 もし、このサイトを見ていらっしゃったなら、この場を借りて、お詫びします。 ごめんなさい。


 そんな感じで、今回は、ゲームとは関係ない話(商会のコンテンツには沿っている)。

 去年の夏あたりから、仙台市民は、何だか、狂ったように夜遊びをしています。 まあ、他県から復興の応援のために来ている人もいるだろうし、俺は夜遊びなんかしてないぞ、という人もいるのでしょうが、2010年までと比べると、深夜の市民の徘徊率、半端ないです。

 気持ちは、わからなくもないんですよ。 前回とかも書いたけど、復興で、洒落にならない過重労働させられてる人も多いしね……でも、なんていうか、今の、仙台の夜の街を見ると……「パタリロ」のワンシーンを思いだしちゃうんですよね。

 「人が 一生のうちに食事できる回数は決まってるんだぞw 寝続けて食い損ねた分の食事は 意地でもとってやるw」みたいな(ちょっと古い記憶なので台詞は正確ではありませんが)。

 人が一生のうちに夜遊びできる回数は決まってるんだぞw 去年遊べなかった分は、意地でもとりかえしてやるw みたいな……何ていうか、変な執念みたいなものを感じることが……


 そんなパタリロですが、特殊な血液型をしている、ということでも有名です。

 Rh±nullα型

 nullがヌルかナルかでもめることがありますが、ここでは、そこは置いといて。

 おそらく、この血液型が気になって、あちこち調べ回った人も多いかと思いますが(自分が、そうだったので、勝手に他人もそうだと思いこんでる)、最近、ようやく、一定の答えにたどり着いたので、書いてみたいと思います。

 Rh null型、までは発見できた人は多いと思います。人によっては、Rh±型も発見できたかと思います。でも、nullα型って……。 正直、私も、この呼称では、未だに文献で発見することはできずにいます(まあ、そこまで専門的な本自体に、縁がないわけですが…)。 でも、その正体は、ほぼ見当がつきました。

 Rh型の血液型分類、というのは、赤血球膜の抗原による血液型の分類方法で、その抗原には、大きく分類して(ここがミソ)D、E、e、C、cの5種類があります。
 で、通常は血液の凝集などを起こしやすいD抗原のみに注目して、これをもっている人がRh+、持ってない人がRh-と呼ばれるわけです。 まれに、この5つの抗原をすべて持っていない人もいて、その人がRh null型と呼ばれています。 通常は無視されているEeCc抗原ですが、さすがに全部ないと、色々問題が発生するようで、Rh null型の人には、Rh null型の血液しか輸血できないとされています。
 で、Rh±ですが、これはどうやら、Rh+のモザイク型のことをさしているようです。
 通常、私たちが使用しているABO式血液型にも、実は、様々な亜種があって、分類上はA型なのに、A型の血液を輸血すると凝集してしまう(あ、当然、Rh-にRh+を輸血というパターンではありません)ケースがあったりして、これがモザイク型に該当します。 献血しようとしたら、血液型がわからない、と言われたwみたいな話を聞いたことがある人もいるかと思いますが、それも、おそらく、このケース(私は、ウン十年のうちに、2回ほど、そのコメントを知人から聞いたことが…)。
 で、Rh±型のうち、D抗原のみをもつ(-D-)と呼ばれる型のモザイクが、Rh±nullα型の正体であろうと、推測されるわけです。 分類上はRh±なんだけど、通常のRh±は輸血できないという、限りなくnull型に近い血液型。 ちなみに、この名前で検索に引っかからない理由としては、やはりレアすぎるからなのか、あるいは、パタリロでこの血液型が紹介されてから30年ほど……この間に、分類上の呼称の仕方が変更になっている、ということも考えられます。 関係ない人には、どっちでもいい話ではないか、と…

 で、ここまでの話に決着がつくと。

 今まで見えてこなかった、いくつかのポイントが浮上してくるわけです。

 ひとつは、要するに、Rh±nullα型というのは、Rh式の血液型分類であって、ABO式の血液型というのも、当然、同時にあるはずなのです。ABO式の血液型では、パタリロって、何型なんでしょうか?

 また、ここから派生して、該当話について、ある仮説が成立したりします。

 Rh±nullα型が、世界中探しても10人いるかどうか、という稀血(まれけつ)なら、A、B、AB、Oの各血液型ごとでは、2人いれば、運がよく、3人いれば完全に奇跡……ということになりませんかね、確率的に。 で、文章としては登場してないけど、当然、新聞で血液の提供者を募集する際には、ABO型の方も、きちんと記載されていたはず。 ここがポイントです。
 たぶん、なのですが、nullα型には、nullα型の他にnull型の血液も輸血できるわけです。 いや、厳密にはnullα型であることが望ましいわけですが、上記のように、同じ血液型の人物が、この世にひとりも存在していないことも十分に考えられる状況では、null型の人物も、あわせて募集……したり、しないんでしょうか? マライヒの台詞を見る限りでは、新聞で募集されていたのはnullα型のみ……これは、どういうことなのでしょうか?

 ここで、利いてくるのが、突如として登場する、行方不明だった彼のお兄さんの存在です。 もしかして、この新聞記事は、血液の提供者を募集しているのと同時に、失踪したフィリップ(お兄さんの名前)へのメッセージだったのではないでしょうか? フィリップが、弟と同じくRh±nullα型の血液型だったとしたら、どうでしょうか? 上記のようにABO型まで含めると、全く同じ血液型を持っている人間は、この世に2人いれば運がよく、3人目がいれば、それは完全に奇跡……ということは、フィリップが血液を提供しに現れなければ、弟は、ほぼ助からない……という状況であれば、失踪の理由が何であれ、生きてさえいれば、出てきてくれるのではないか、という…。
 もちろん、フィリップが死んでいた場合、絶望的な話になりますが、医療関係者であれば、null型もnullα型に輸血できることはわかるはず。 実際に、パタリロも自分から提供を申し出たわけではなく、マライヒのおせっかいによって……ということを考えれば、そこは、おせっかいな医療関係者に期待をしていたのかもしれません。

 なあんてね。

 仮説を立ててはみたものの、そうだとしたら、伏線の張り方とか、物語の展開とかが、雑すぎる気もするんだよねw

 魔夜先生が、たまたま仕入れた珍妙な名前の、非常に珍しい血液型のネタ。それをパタリロの血液型として取り入れて作成した話で、実は、ABO式の血液型も同時に存在することすら失念していた可能性も捨てきれない。 Rh±nullα型、という部分のみが強調されて、なぜ、パタリロのABO式での血液型が紹介されていないのか……21世紀の今では、日本以外ではABO式の血液型が性格を決定する、というのは邪説とされていて、それを防ぐために、あえて登場人物の血液型を伏せる、ということも考えられるけど、30年前には、そういう配慮は不要だったろうし、だったら、何でパタリロの血液型の話を、わざわざもちだしたんだ、という話にもなるし。

 だけど、まあ。

 よいではないですか。 この仮説でいきませんか? ロマンチックでいいじゃないですか。 細かいことは、言いっこなしにしましょうよww

 てな、感じで、今回は終わりです。

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最終更新:2013年01月21日 19:00