商業課程上級総合演習

 冒険・商業・海事の中で、最も卒業しやすいとされるのが、商業課程である。卒業演習で使う裁縫道具(かつては仕立て道具)の値段が上がっただけで、他の2つと比べれば、さほど難易度が上がったわけでもないのにも関わらず、ボロクソにブーイングが出たり、修正要望が怒涛のラッシュをみせるくらい、楽に卒業できるもの、楽に卒業できて当然のものとして人々に認識されている(ゲームバランス的に、おかしい筈だが‥)。←そういうことが、あったんですね^^;
 ただ、コツというか、押さえておきたいポイントはある。納品する交易品の入手法と、仕入発注書(カテ)の扱いである。そのあたりを解説してみたい。

 ☆10連クエで必要な交易品の取り扱い港
 10連クエと各交易品の取り扱い港(EU内に限定)は以下の通り。

 ☆「ブタの配送」(家畜・カテゴリー1)‥‥ヒホン(イスパニア領)、ファロ(ポルトガル領)
 ☆「没薬の配送」(医薬品・カテゴリー1)‥‥アレクサンドリア(オスマントルコ領)、ベンガジ(要投資/同盟港)
 ☆「干しイチゴの配送」(嗜好品・カテゴリー2)‥‥ヒホン(イスパニア領)、アントワープ(要投資/イスパニア領)
 ☆「干しイチジクの配送」(嗜好品・カテゴリー2)‥‥ヤッファ(同盟港)
 ☆「ダマスク織の配送」(織物・カテゴリー3)‥‥ベイルート(同盟港)
 ☆「両手剣の配送」(武具・カテゴリー3)‥‥プリマス(イングランド領)
 ☆「マスタードの配送」(香辛料・カテゴリー4)‥‥アルジェ(オスマントルコ領)
 ☆「琥珀の配送」(宝石・カテゴリー4)‥‥コペンハーゲン(同盟港)、リガ(要投資/同盟港)、ダンツィヒ(要投資/同盟港)

 1回のクエにつき、30樽(箱)ごとの納品となるが、マスタードのみ100樽であることに注意。没薬や両手剣は採集でも入手できるが、要求Rも高めであり、効率という点でオススメできない。ブタと干しイチジク、干しイチゴ、両手剣に関しては、PF(プライベートファーム)が利用できる。干しイチゴと干しイチジクは木の実から保管スキルで生産。両手剣は鋳造で生産が可能。ただし、材料を購入する場合は、相場によっては交易所で買うよりも割高になりかねないので注意が必要。
 誰でも思うことだが、まるで嫌がらせのように移動距離が長くなる交易品ばかりである。乗っている船との関係でいくと、もうちょっと、何とかして欲しいところだが‥‥
 また、経験値&名声の獲得効率についてだが、交易レベルは、他の2つに比べて上げやすいので、カテの入手以外の目的で、必要以上に10連クエを繰り返す必要はない。名声に関しても、ギルドのクエを受けた方が、むしろ効率的である。

 ☆仕入発注書について
 【購入時の発注書使用は、よく考えて】‥‥まず、あまりいないと思うが仕入発注書が何かわからない、という人のために説明をすると、交易所で商品を買う場合、一度に購入できる数量には限界がある。その数量を超えて商品を仕入れたい場合には、一度、他の街に移動してから、再度、その街に入港して商品を購入する必要がある(これをブーメランという)。ただ、その場合でも、一度目に購入したときに比べて購入できる量は目減りしてしまう(一定の時間が経過することで解消はする)。これを即時に、しかも街を移動することなく解消できるアイテムが仕入発注書である。全交易品を大まかに4つに分類し、それに対応した4種類の仕入発注書がある。実際に、上記の港に交易品を買いに行っても、実は、ほとんどの場合、必要な30樽(100樽)を一度に購入することはできない。そこでブーメランや仕入発注書の出番となるわけだが‥‥
 たまにスクチャで「10連クエに使うので、誰かカテ2を20枚ほど譲ってくださいませんか~」などと発言をして顰蹙を買う人がいる。上級者や複アカ使用者から、何か変な刷り込みをされたとしか思えないのだが、もし、10連クエでカテ(仕入発注書のこと)を使うのだとしても、それは自前で購入したものか、クエや名産コンボなどで、自力で手に入れたものを使うしかない。それが当然である。
 10連クエの達成時に、配送した交易品が属する分類に対応したカテが1枚入手できる。これを使用すれば、基本的には、2回目以降はカテの仕入を気にすることなく10連クエを進められるはずである(同一の分類のクエを受けた場合に限られるが)。だから初回のみブーメランしたり、カテを使用すれば、それで済むのである。
 が。
 商会ショップなどで検索をすると分かるが、カテの売値は、初級者には、ぺらぼうに高額である。逆に考えると、10連クエでもらったカテを、売りさばくことができれば、かなり資金繰りは楽になる‥‥というのは、誰でも思いつく話だ。
 そこで。
 まず、有効なのが、もちろんブーメラン。手間はかかるが、かなりの数をそろえることができるはず。が、一気に10連クエをこなそうとした場合、交易品の目減りがどうにもならないレベルに達することもあるだろう。その場合は、適宜、カテを使用するしかない。
 さらに有効なのが、取引スキルの高いプレイヤーに購入を支援してもらう、という手だ。これだと、2~3回の購入で10回分の仕入が終わることもあり、時間の短縮にもなる。ただ、取引スキルの高い上級者の支援を得る場合、商会に入ることなく支援だけしてもらう、というのは、かなり気まずい感じであり、そこがネックでもある‥‥
 最も有効であるのが、PFを活用した方法。これについては、後述するので、ここでは割愛する。

 【報酬で貰える仕入発注書で、お金儲け?】‥‥El Oriente以降、カテは高騰し、初級者が安易に手を出せる代物ではなくなってしまっている。が、逆に言えば、カテを効率よく入手することが出来れば、大儲けができるということでもある。そこまでいかなくても、10連クエでは、なるべく高値がつくカテを、なるべく多く手に入れたいところである。
 そこで、現在(2011年1月)の各カテの相場(B鯖)であるが、

 ☆カテゴリー1‥‥30,000~100,000D
 ☆カテゴリー2‥‥180,000~300,000D
 ☆カテゴリー3‥‥65,000~90,000D
 ☆カテゴリー4‥‥65,000~90,000D

といったあたりか。ベルベット生産と香辛料貿易が下火になった関係で、3と4は、むしろ価格が落ち着いてきているかも知れない。南蛮の主役であるカテ2は、相変わらずの高値。南蛮にも使われているが比較的入手が容易であるからか、カテ1の相場は、かなり乱れている感じ。
 かつては、すばやくクリアするために、ファロでブタを購入、というのが一般的ではあったが、こうなってくると、頑張ってカテ2を集めたくなってくる。取引スキル支援や、次に紹介するPF活用術を、大いに利用したところだ。
 また、冒頭でも触れたが、10連クエは20回までなら、報酬にカテを貰える(21回目からはなし)。取引スキルの支援を受けたりPFを活用できるのであれば、狙っていってもいい。

 ☆PF(プライベートファーム)を活用せよ

最終更新:2011年06月21日 13:33