☆キーパーソンは『ジョージ』!


 さて。
 『HUgっとプリキュア!』ですが。
 ついに、次回の放送で追加戦士であるキュアマシェリとキュアアムールが登場するみたいですね。
 で、変身アイテムのプリハートが残り1つしかない‥‥という地獄の引きで前回は終了したわけですが‥‥
 残り1つのプリハートでどうやって2人のプリキュアが誕生するか、が注目されていますが、私の大胆予想は次の通り。

①本命→→ルールーの体内からプリハートが出現!

②対抗馬→どこからかプリハートが投げ込まれる(誰が投げ込んだかは、のちほど紹介)

③穴馬→→オシマイダーがなぜかプリハートを所持

④連対→→ふたりで1つのプリハートを使って変身

 奇跡がおこって5つめのプリハートが誕生‥‥というシナリオは圏外です。
 そもそも、プリキュアの変身アイテムは、キャラがプリキュアとして目覚める際に、どこからともなく出現する‥‥という設定の物語が多いわけで。その中で『Hugっとプリキュア!』では、最初からハリハムハリーが持っているプリハートが4つであることが々強調されており。前回、再度プリハートが1つしかないことが強調されました。
 これで残り1つのプリハートがどこからともなく出現したら、設定として残念どころの話ではありません。
 まあ、プリキュアで残念な設定は、ありがちではあるんですが‥‥ 

 で、私の予想について解説する前に、話は『キラキラ☆プリキュアアラモード』に戻ります。
 というのも、今回の『Hugっとプリキュア!』では、前作以上に敵の目的がわけわかんないから。

 『キラキラ☆プリキュアアラモード』のラスボス?であるノアールの目的は、世界を闇に染めることである、と作中で説明されていましたが、最終的には、それが建前であることが判明しました。
 これは、去年のキュアパルフェの設定で書きましたが、もし、ノアールが完全に力を取り戻している状態であるなら、わざわざいちかたちのいるいちご坂限定で攻撃をしかけるのが意味不明でした。作中でも、何度もキラキラルを集めようとしていたことから考えるに、先に世界の他の部分を闇に染めて、圧倒的なキラキラルの物量でプリキュアを叩きのめせばよかったわけですから。
 だから、私はノアールはキュアシュクル(仮)との戦いで、完全復活を阻止されたからこそ、いちご坂限定で攻撃をしかけてくるのだろうと予想しました。そして、キラリンはキュアシュクル(仮)のパートナー妖精で、キュアシュクルと5人の戦士の力を少しずつ借りてキュアパルフェに変身するのであろうと‥‥
 しかし、実際は、ノアールはプリキュアにちょっかいを出し続ければルミエルが現れるであろう、という考えのもとに、いちご坂限定で攻撃を仕掛けてきたと考えられます。パリまでピカリオを誘惑しに行ったのも、その時点ではキラリンとピカリオが一番プリキュアに近い存在と思われたからだと推測されます。
 そう考えると、100年前?の世界で、ノアールが世界を闇に染めようとしたのも、ルミエルがプリキュアとして博愛精神を発揮して独占できなかったから、世界を闇に染めればルミエルは自分だけのものになる、という理屈なのかな、と思えます。
 悪の動機としては残念すぎます。
 だからなのか、それを隠蔽するかのように、物語の終盤でノアールはエリシオに体を乗っ取られてラスボスの座を明け渡してしまうわけですが‥‥

 で『Hugっとプリキュア!』に戻るわけですが。
 クライアス社の目的は、この世界から未来を奪うことである、と説明されています。が‥‥時間を止めて、それでクライアス社の人たちに何の得があるの?という部分が、全くわかりません。
 そこに現れた謎の男ジョージ。
 あ、えーと‥‥ちょいちょいはなの前に現れては、綺麗な装丁の本を持ち、プリキュアについての予言(預言)めいた言葉を発するあの男です。
 某サイトで、ジョージの正体についての考察、みたいのがありましたが、すでに放送された分の内容で、彼がパップル(バブリーな女の敵ね)の想い人であることが明かされます。つまり、彼も未来の人間というわけ。クライアス社の人間であるかは不明ですが、パップルが浮気相手としてルールーの名を出したことから、ルールーと密接な関係がある人物であるとも予想されます。そこでそのサイトでは、ジョージがルールーの開発者or整備担当者なのであろうと予想しています。まあ、断定はできないけど、可能性はあるかな‥‥という感じ(あ、予想であって、ネタバレではありませんので念のため)。
 で、彼がはなの前に現れる理由については、2つの可能性が考えられるわけですね。
 一つは、予言(預言)の書に書かれた通りに歴史を誘導すること。そしてもう一つは、本に書かれた内容と違う歴史を作り出して、結果として世界の未来を変えること。
 そう考えると。
 ジョージがルールーの保守を担当しており、パップルがしたとされる調整において実際の作業をしたのがジョージなのだとしたら、ルールーの光落ちは、奇跡でもなんでもなくジョージが仕組んだことであろうと予測されます。それが本に書かれた通りの歴史を再現するためだとしても、未来を変えるためだとしても、彼が必要だと判断したからルールーの光落ちは成立したのではないかと思われるのです。そう考えれば、クライアス社のデータがなぜか削除されていたり、はなたちとの記憶が実は残っていたり、というのもそりゃそうだ、という話に落ち着きます。
 で、ジョージの目的はなんだ、という話になるわけですが‥‥
 予言(預言)の書の通りに歴史を進めようとしている場合、正直、クライアス社の目的と同様、それで彼or彼らがどんな得をするのか、は皆目わかりませんが‥‥
 もし、未来を変えようとしているのであれば、ひとつ考えられることがあります。
 その根拠となるのが、未来でプリキュアたちが敗北している、という事実。
 プリキュアとオシマイダーの戦いでは、本人たちの頑張りも大切ではあるんですが、その世界にあるアスパワワとトゲパワワの総量による有利不利がかなり戦況に影響を与える、というような描写がなされています。
 つまり、未来ではそもそもトゲパワワの量が尋常でなく多かったのであろうと推測されること、これがポイントです。
 トゲパワワが増殖すると、人々はちょっとしたことでもイライラし、他の人間に対して攻撃的になります。
 いがみ合い、憎しみ合った人類が、もし、悲惨な戦争を起こし世界を滅ぼしてしまうのだとしたら‥‥そんな未来なら、こない方がいい。人々の顔に笑顔が残ったまま時間が止まり、そのまま静かに朽ちていく‥‥というのも美しい世界として成立するのかもしれない‥‥と、いう可能性に、私は気づきました。
 そう、クライアス社の目的(というか、クライアス社の社長の目的)とは、それなのではないでしょうか?
 考えてみれば、現代における彼らの目的は、この時代にやってきたプリキュアを捕らえる(or倒す)ことと、彼女の持つミライクリスタルを奪うことであり、現代の世界をトゲパワワで覆いつくすのが目的だ、みたいな言動は見られません(というか、オシマイダーが勝つと人間の時間が止まる、プリキュアが勝つとトゲパワワが浄化される‥‥よく考えたらクライアス社がトゲパワワを増やしているわけではない、という事実)。
 彼らにとって未来のプリキュアは、せっかく止めた未来の時間を動かし、戦争による人類の滅亡を現実にしてしまう脅威ということなのかもしれません。
 いや、プリキュアがいれば、戦争で人類が滅亡なんてことにはならない‥‥という主張する向きもあるかも知れませんが、現実問題として未来はトゲパワワに覆いつくされており、プリキュアはそれを浄化できていないからこそ負けているわけで(しつこいようですが、クライアス社がトゲパワワを増やしているわけではない)‥‥
 ほとんどの人は、クライアス社のクライアスを「暗い明日」だと思っているのでしょうが、実は「cry明日」つまり「絶望的な未来に涙する」という意味である可能性が‥‥
 そう考えると、ジョージが歴史を変えようとする動機も何となくつかめてきます。ジョージのシルエットがクライアス社の社長のものと酷似している、との指摘がありますが、社長はジョージの家族もしくは親友なのかもしれません。で、社長はどうみてもオシマイダー化しており‥‥
 いくら悲惨な戦争を回避するためだとしても、自分の大切な人が犠牲になるのは耐えられない、そう考えたが、或いは、現代が変われば、そもそも未来の世界がトゲパワワであふれることもなくなるのではないかと期待しているのか‥‥

 と、ここまで書けばおわかりでしょう。
 ルールーの光落ちはジョージが仕組んだもの。と、考えれば、多分、ルールーがプリキュアになる、というのも彼の予定調和の中に含まれているはず。
 で、どこからともなく出現‥‥することはないプリハートがどこにならあるか、と考えるに、未来で敗北したプリキュアから奪ったプリハートなら、クライアス社に存在している、と考えられるわけで(実際、パップルはルールーにプリハートを奪えと指示を出しています)。
 ルールーの分のプリハートは、ジョージ経由でルールーの手に渡ると予想されるわけで。そのルートが①~③ということになるわけですが。
 ③は、ちょっと段取りが難しそうなんですね。で②は、ジョージの立場が危うくなるリスクを伴うわけで‥‥そう考えると、プリハートはルールーの体内に、くだんの調整の際に仕込まれており、他の社員たちに気づかれることなく、ルールーがプリキュアに目覚めるその瞬間に彼女の手に渡る‥‥という予定なのではないか、とこう考えるわけです(パップルが気付く可能性はありますが、それは多分少し先の話になるかと‥‥)。

 さてさて‥‥


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最終更新:2018年06月14日 13:22