W.I.Za.R.D.2016/03/25


☆恐ろしい女だよ!

 さて、前回は「創聖のアクエリオン」の歌詞より、シリウスの離反の理由を探ってみましたが、今回は、別の切り口から攻めてみたいと思います。

 そもそも、シリウスという登場人物の設定自体が、ちょっと謎だったりするのですね。 セリアンの魂がふたつに分かれて転生した、その一人‥‥というのは、まあ、いいのです。 私自身も、魂が一対一で転生するとは考えていないので、普通にありえるんじゃないかと思ってますし(この部分に引っかかってる人がいても、それは設定だから、としか言いようがないなぁ)。
 ただ、何故、片方が女で、もう一方が男なのか、そしてシリウスとなった忌まわしい記憶とはなんなのか、という部分がどうしても腑に落ちないわけで。

 一般論としては、偶然ということもあり得るのだけど、転生体、ということがこれだけ作品の根幹部分に関わってくる物語だと、やはり、シリウスが男であることには何らかの蓋然性があると考えられるわけで。
 つまり、セリアン自身が、男になりたいと願っていた、ということ。 ただし、それが忌まわしい記憶と結びついている、という点がポイントだったりします。

 一方、シリウスの中に封印されているという、セリアンの「忌まわしい記憶」とは、一体何なのでしょうか? 世界を破滅させた記憶‥‥と作中では語られているけど、それ以外に人類を救う方法がなかったのだとしたら、それは忌まわしい記憶、とまではいかないのではないでしょうか? 確かに世界は破滅したけれど、人類は生き残ったわけだし、その結果子孫が栄え、文明が発展した、ということを考えれば、転生したシリウスの視点から見れば、それは辛い記憶ではあっても、封印が必要なほどの罪悪感を伴うものではありえないはず。
 と、ここで、一つの疑問が存在します。 人間と堕天翅は、本当に滅ぼしあう以外に道はなかったのだろうか、という‥。 答えは、明らかにNOですね。
 少なくとも、堕天翅の側から見れば、プラーナ供給源としての人類には、いなくなってもらっては困るわけだし。 人類の側から見れば、絶大な力を持つ堕天翅族は、それなりにリターンをくれれば、共生の道を探ることは可能だったのではないでしょうか? 少なくとも、堕天翅は人間を殺そうとはしないわけだし(と、考えるとアポロニアスの殺戮の天翅という肩書が微妙になってくるわけだが)、生命の樹に組み込まれて身体の自由を奪われるのでさえなければ、適当に彼らにプラーナを供給することだって可能だったはず。
 さらに、アポロニアスは人類の側に寝返ったわけですが、彼は食事はどうしていたのかという‥。さらに、アトランディアに渡ったシリウスは食事をどうしていたのかという‥。 どう考えても、堕天翅も人間と同じように食事をすることは可能だし、人間もプラーナで生きることが可能だという設定であるとしか考えられません。 実際、リーナは人間でありながら、プラーナを吸って自らの力に変えたりもしてるし。
 さらに。
 決定的なことに、アポロニアスとセリアンは理解しあい、愛し合っているのです。
 つまり。
 人類と堕天翅には共生の道が残されていた。にも関わらず、世界の破滅と引き換えにアトランディアを亜空間に封印するという結末を迎えた、ということ。
 私は、これがセリアンの嫉妬によるものだと考えます。
 おそらく、セリアンはプラトニックな部分では、アポロニアスの愛を疑いはしなかったものの、事あるごとに、アポロニアスが頭翅に対峙しようとすることに強烈な嫉妬を覚えていたのではないでしょうか? 「やはり、あなたは堕天翅相手がいいの?」「あなたは本当は男とヤりたいの?」という‥。
 人として認められても、女として満たされない女性は、ときにとんでもない暴挙にでます。類似の例としては、他のクルーから尊敬されていながら、女として満たされるためにエウーゴを飛び出し、コロニーに毒ガスを注入して100万人もの人々を虐殺したレコア・ロンドとか‥。
 そう、人間と堕天翅には、共生の道が残されていた。 が、他でもないセリアンがその可能性を潰して、世界の破滅と引き換えにアトランディアを亜空間に封印する、という結末を呼び寄せたのです。
 シリウスの中に封印されている忌まわしい記憶というのは、世界が破滅したこと、それ自体ではなく、セリアンが自分の嫉妬で世界を破滅させたというその事実なのではないでしょうか?
 こういうのって、女性は、自分に都合の悪いことは忘れようとするんですよね。 でも、あまりにも重たい事実であるが故に忘れることができなかった。 そしたら、魂を二つに分けてしまうという‥‥そして男であるシリウスは、それに耐えきれないために記憶を封印するしかなかったという‥。 シリウスの行動原理が嫉妬からくる、というのも説明できますし、美学が通らないなら滅んだ方がまし、という思考回路にも合致します。
 さらには麗花の前世であるスコルピオスを凶行に走らせたのも、セリアンでしょう。 彼女がスコルピオスに人類と堕天翅は決して共に生きることは出来ない、滅ぼさなければならない、と吹き込んだために、最終的にスコルピオスはアポロニアスを殺してしまったという‥‥セリアンとしては唯一の誤算だったことでしょう。 そのスコルピオスを騙していた、という記憶がシリウスの麗花への優しさとなって現れており、封印した記憶を呼び覚ます危険を伴うということで、シルヴィアに「お兄さまに近づかないで」という態度をとらせるという‥‥。
 創聖の書には、そんなことは書かれていませんが、これはセリアンの子供のアリシアとその子孫が伝えたもの。 そりゃ、セリアンに都合の悪いことは書かないでしょう‥‥。

 セリアン。転生体であるシルヴィアとシリウスには罪はありませんが、実は、アニメ史上類まれなる、恐ろしい女です。


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