☆『2本マスト』なの? 『1本マストなの?』


 少し古い話になりますが、セウォル号の事件で、フィギュアスケーターの安藤美姫さんが、義援金を送ったというニュースがありました。
 まあ、美談なんですけど……
 でも、これ、『義援金』なんでしょうか?
 義援金というのは、災害なんかで生活基盤を失った人たちが元の生活に戻れるように支援するためのお金じゃないんでしょうか? そりゃ、大事な子供を失ったのはダメージかもしれませんが、遺族たちは生活の基盤を失ったわけではありません。遺族に支払うのであれば、それは『見舞金』なのではないでしょうか?
 東日本大震災のときに、「俺たちは『義援金』を送ったんだ。『見舞金』として遺族に支給するんじゃなくて、きちんと被災者が生活を再建できるように使ってくれ」というクレームが随所で発生しました。
 一応、赤十字なんかの担当者は、義援金はあくまで義援金として使ったのであって、見舞金に転用した事実はございません、とか説明していたけど……結局、義援金が、どこにどのように使われたはわからずじまいで、いつの間にか無くなってるし……このニュースを見る限り、『義援金』と『見舞金』が、明確に区別されている、というのはにわかには信じられないわけで……

 さて。

 ただいま、『妄想的艦船クロスレビュー』なるものを作成中なのですが、そこでちょっと困ったことがあって。
 まず、今までの大航海シリーズでの初期船であった、カラベル・ラティーナの扱い。そして、スループ。
 カラベル・ラティーナは、はっきりと1本マストの船として登場していたわけですが、改めてキャラベルを調べてみると、初期のキャラベルが、そもそも2本マストであった、とか書いてあるではないですか!
 それなら、小型キャラベルが、今までのシリーズにおけるカラベル・ラティーナだったのか、というと、それも少し変。 今までのシリーズでは、カラベル・ラティーナのお値段は、大体、バルシャの4~5倍であった筈。 18倍もする船として設定されているのと同じ船……ちょっと辻褄が合わない。
 一方のスループですが、このゲームでは2本マストの船として登場していますが、こちらも調べてみると、スループとは1本マストの船(あとの時代に登場する別系統の船『スループ・オブ・ウォー』は除外)である、と明記されているではないですか!
 何これ? 困るんですけど……
 しかし、スループは1本マストの船である、と明記しておきながら、模型として登場するスループ船、や絵には、しっかりと2本マストの船が……
 要するに、後部にあるガフセイルのついたマストは、あくまで補助であり、スループ本体の構造とは無関係である……ということらしいんですが……
 同様の事例は、他の船種でも見られ。
 ということは、見かけが2本マストでも、実際には1本マストの船として認識されていることもあれば、1本マストの船に補助マストがついているものが2本マストと認識されるケースもある……ということ。
 キャラベルの項では、まさに、このスループの逆のパターンが成立しているのかも知れません。
 補助マストもない、1本きりのマストのキャラベルが本当にあったのかは、いまいちわかりませんが、とりあえず、そういうことにしておいて、伝統の船をリストに加えておくことにします。

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最終更新:2014年07月02日 16:53