Breaking through the Edge of Ruin's Mist_SR2010

第2回

Breaking through the Edge of Ruin's Mist


参加ランナー

アキラ 
リリー・ツキカゲ
ドラゴン・アロー
エルディ・ロックウェル
シングリム
各PCたちの詳しい説明と設定は彼らのページをご覧ください。

時系列


ダウンタイム
前回のビズの翌日から3週間。
7月2日(土)~23日(土)

ビズ
24日の昼から、夜中にかけて。
今回もワンナイト・ビズ。

お楽しみの成長と買い物

アキラ
マトリクスゲームで稼ぐ稼ぐ稼ぐ。
成長はなく、カルマは温存。
あと、ドローンを轢くための車を買ったらしい。

ドラゴンアロー
部族の長老のところへ行き、新しい呪文を覚える。
あと、約束どおりスクワッター(不法居住者)達とパァっと飲む。結んだ約束は基本破らない主義。※実は彼のこの信条はこのビズにおいて結果的に大きな役割を果たすことになる。
地元知識のチューターソフトを買う。無駄に高レーティング。

マドナッグ
コピーガード崩したり。
スカーレッドのレスポンスを強化。買い物は控えめ。なにか高価でほしいものでもあるんだろうか。
あとは技能をより使いそうなものに使用を尖らせていく(専門化)

リリー
念願のガウスライフルをお得意先の武器商人に注文。任しておけ!届くまで10週間。
地元シアトルについての知識を伸ばすために勉強。探偵業は相変わらず。

ダウンタイム中のニュースと出来事


ギャング団壊滅
ランナー達が前回のビズをこなして数日後、スラム街を仕切っていたギャング団がローンスターを中心とする大規模な制圧作戦により
壊滅したとのニュースが。ただし首領は逃亡した模様。

“廃墟の霧”の怪
マトリクスでは、ある都市伝説の話が盛り上がりを見せていた。それは、廃墟にかかる謎の霧。
昔からこのスラム街の中心に位置する廃墟地区には原因不明の霧がかかることがあるという。
霧は突如として夜に現れたかと思うと、次の朝にはキレイさっぱりなくなってしまっていることもあれば、
一週間くらいずっとかかっていて、一生晴れないのではないのかと思っているところにいつの間にか消散してしまっていることもある。
気象予報が発達し、天候も操れる魔法のあるこの第6世界においても霧の出現条件はわかっていない。
一部の魔法使い達の間では、霧がかかるとアストラル的なゆがみを感じることもあるらしいことから、なにか魔力が関係しているのではともいわれている。
が今までその実態を解明できたことはなく、調査に入った大学等もこの件については口を閉ざしている。

なぜならば、この霧がかかったときには、中にはいると必ずよくないことが起こるらしい。
この廃墟地区と周辺のスラム街がいまだに開発されていないのは、周囲の治安の底知れぬ悪さだけではない。
企業やその他の勢力がこの地区に進行すると必ず霧があらわれて、邪魔をするというのだ。実際、開発事故が多発したり行方不明者が多く発生して
開発作業を断念したメガコーポもあるという。上記の某魔法大学の調査チームは入ったきり行方知れずだとか。

スラム街の住人達は、小さいころから霧の中には得体の知れない不気味なものが潜んでいて人をさらっていくのだと伝承めいた語り口で教えられる。
まれに帰ってくるものもいるのだが、それはもはや人間の形をした別のものか、あるいは、頭がおかしくなっているかのいずれかだという。
もちろん現代のスプロールにあっては、霧なんかよりも実態がはっきりしている危険は数多くあるため、大きくなれば忘れ去られてしまう。

霧は、十何年かの周期で集中的に発生するケースが多かったのだが、今回7月の初旬にかけて実に20年ぶりに霧の発生が見られた。
さて今回の発生は、どんな厄災がまっているのだろうか。

長老の杞憂?
呪文を勉強しているドラゴンアローにふと突然、長老が話しかける。
人間め、かの地を荒らしおるのは怒りに触れるぞ。あそこはいかん…しかしだからといって神聖なものでもない。
じゃが、わしらでは到底何もできまいて。自然のままにしておくのがよいのじゃよ。

都会の人間に対して戒めを述べながら、畏怖を言葉ににじませるトライバル・エルダーであったのだが、

ドラゴンアローよ、そなたはかの地へ(廃墟のことだと思われる)はいったことがあるのだろう。
もしかしたらまた赴くこともあるかも知れまいて。もしかすると、お主はなにか大いるものに直面するかも知れぬ。気をつけるのじゃぞ…

現在の魔法に明確な予知の能力はないのだが、長老はこのように、まるで憑かれたようになぞめいた言葉を投げかけることもあるんだとか。

ビズがはじまるまでがシャドウランだった


今回が初参加のPCエルディ。彼はスプライト(妖精)と呼ばれるマトリクス世界のデジタル生物を使役し、ドローンを操作させて操るテクノマンサー、別名ドロノマンサーである。
このスプライト、非常に強力なのだが、その分呼び出すのにひと苦労することが多い。
彼は今回、ちょっと強めのスプライトをコンパイルする(≒召喚する)ことにした。さて、このコンパイル作業であるが、かなりの負荷を身体にかけるため呼び出すスプライトの強さに応じた反動ダメージが
身体に襲い掛かってくる。で、そのダイスは、マスターが責任を持って振るってわけなんだけど、、、
エ「レーティングが7なので、ダイス7個でお願いします。」
GM「了解」 → ジャラジャラ → 5ヒット(6面体7個で、5以上の出目が5個あります)フェイディング(反動ダメージのこと)はヒット数の2倍。つまり。。。
エ「う…ダメージ10点。なん…だと…」
スプライト「はたらきたくないでござる」
フェイディングに耐える抵抗テストをこころみるも結果は芳しくない。
ところで、俺のヒットポイントをみてくれ、何点だと思う → 9点です
\(^o^)/
ダメージにより、その場で意識不明の瀕死になってしまうエルディ。もちろんコンパイルは失敗した。
あの…まだ本編は、はじまってないんですが…

しかし、エルディはこれを見越してか、医療ドローンに乗っかって作業をしていたため意識不明になっても、その瞬間にオートドクが作動してなんとか回復することができた。
が、、、このままの満身創痍状態ではろくにビズにもいけない。ならばここはもう1回別のスプライトを呼び出して、オートドクで治療するのを手伝ってもらうとするか。
アレ?なんのためにスプライトをコンパイルしてたんだっけ??

依頼

7月24日の朝、
リリーのフィクサーからビズの依頼の連絡が入る。急ぎのことらしく、今日の昼ごろにジョンソンと会い、今晩やってほしいとのこと。ワンナイト・ビズ。

今回の会談場所は、ストライダーズ・カフェというバー。個人ブースあり。裏にストラグル・カフェというボッタクリ・バーもあるので注意。過去のキャンペーンESS6から持ってきました。
今回集まったのは、前回に引き続きリリー、ドラゴンアロー、アキラに加えて、ドローンが好きなテクノマンサーのエルディと、不法住居なのにしっかりとビジネス・クロースで身なりを整えるドワーフの魔法使いのシングリムの5人。
ちなみにこのシングリムは、侮辱されることに非常な執念深さを覚えるやっかいな気質持ちというアクのつよいキャラクター。くれぐれもドラゴンとかと関わりにならないのを祈るね。

内容は、トラックに積まれたコンテナとその中身を無事に所定の場所から場所まで届けること。スタートも目的地も両方シアトル市内。
今晩にすぐ出発して、明日の朝まで届けてほしい。
なぜそんなことを一々ランナーに頼むかといえば、なんでかは知らないが今晩この地域一帯で非常に大規模な非常線がはられるとのこと。そしてそれを避けて運んでほしい。
具体的には、街中を通らずに、スラム街と廃墟方面を横切る(ブレイクスルー Break through する)形でブツを輸送してもらいたい。スタートと目的地はちょうどスラム&廃墟の対角線上にある。
非常線は、厳重であるが、さすがにスラムと廃墟地区まではローンスターはやってこないらしい。
いま廃墟のほうでは霧がどうのこうのと巷では騒いでおるが、そんなもの迷信じゃて。
おそらく、危険はないと思うんじゃが、念のため腕の立つおまえさんたちに運んでもらいたいんじゃよ。

報酬
コンテナは5個。1個無事に運べれば12,000¥。しめて計60,000¥。
ただし、コンテナにあけた形跡があれば報酬はその分を引かせてもらう。

廃墟地区でなにか脅威となるものが発見された場合は?
危険手当ボーナスとして追加の報酬をやろう。ただし、この目で確認できる証拠を持ち帰ってきたらの話じゃ。

トラックは、アレス・ロードマスターという装甲トラック。銃座もついている。
コンテナはマトリクス警備も厳しいほか、いくつかはアストラル結界もはってある。
コンテナは、銃でちょっと撃ったくらいでは壊れない代物じゃ。たださすがに戦艦の主砲くらいになると想定外じゃな。
オイオイ、物騒だなまったくww

前金で1割の6,000¥を受け取り、情報収集代その他に当てることに。

依頼人

仲介は、リリーのコンタクトのフィクサー。副業でスマグラー(密輸屋)もやっているという彼は、そっちの人脈が多いのか頼んでくる仕事には、クーリエ(お使い)やスマグリング(密輸)等の(ちょっと危なそうな)輸送系のビズが多い。

直接の依頼者は、初老の日本人っぽい男性のMr.ジョンソン。黒服サングラスの顔が見分けづらいボディガードを数人連れている。よくみると顎が尖っているかも。
ブース内に、みると精神的に圧迫されるような文字が現れては消えるARO(強化現実アイコン)タグを壁にたくさん貼り付けていたので、交渉の場はいつもよりましてざわざわしていた。

ビズ開始まで情報集め


  • ローンスターの非常線は、危険な国際指名手配犯がシアトル内に潜伏しており、反抗の恐れがあるとかないとか。が理由。けっこう重武装。検問も多数に設置。なんでもトラックとかは徹底的に調べろと通知が出てるんだとか。
  • ローンスター以外にも複数のメガコーポが私有地付近の警備を強化。しかも私有の特殊部隊も貸し出して(文字通りの貸しを作っている)協力をしているところもあるらしい。
  • スラム街は警備が甘め。検問も都市部ほどの数ではない。廃墟地区はほとんどローンスターも警備網を敷いてないらしい。
  • 廃墟に霧が出てからすぐに、メガコーポのいくつかが、武装した特殊部隊を送り込んだ。ほとんどはもう撤退している。あとなぜかミツハマの部隊だけ誰一人として帰ってきていないらしい。
    • 廃墟から撤退する部隊の中には、仲間に撃たれて死んだと思しき死体を運んでいくところもあったとか。
  • あの霧はやばい。気をつけろ。世の中には触れないほうがいいものもあるってもんだ。お前この世のものでないくらい恐ろしいものを見たことってあるか?

ブレイクスルー開始


所定の場所(セーフハウスっぽい倉庫)には、準備されたアレス・ロードマスターが。コンテナも積んである。
大きさはさまざまだが、大きいものは3m×2mほどもある。いったい中には何が。。。
そういった気持ちも抑えつつ、乗り込んで出発開始。

支給されたトラックのほかに、エルディが自前の車(本来はドローン運搬用)をビズに持ち込む。
ドローンの一部をトラックに積み込み、トラックにはシングリム、リリー、ドラゴンアロー
うしろをついていくバンには、エルディとアキラ。運転はマシン・スプライトに任すということに。
ドラゴンアローは獣精霊を呼び出し、ともにアストラルを巡回して警備にあたる。

ランナー達は、ちゃんとあたりに注意を払い警戒しながら、トラックを進めていく。
すると大通りを過ぎていく装甲車とアサルトライフルをもった重武装のローンスター兵士が歩いていった。こわいこわい。
素直に懐かしきスラム街へと入っていくことに。

ほどなくして、検問を発見。避けられそうになかったため、なんとか賄賂(1,000¥)を払って通してもらった。
ちなみに事前情報どおり、スラム街の人員はやる気がなさそうで、給料も安そうだったため、丸め込むのは簡単であった。

因縁の邂逅?


スラム街を抜けて廃墟地区に入ろうかという矢先。アストラル界にて接近してくるオーラがいくつか。しかし、敵意はない模様。3体のオーラがドラゴンアローに接近する。
2体は精霊で、もう一体は、先日霊紋を覚えた、ギャング団の首領と思しき人物のアストラル投射体。
彼は言う。
「そなたら、何を運んでいるのか知っているのか?」
ド「どういうことだ?」
「悪いことは言わない。いくら持っているのか知らないが、私がその中身をコンテナごと、さらに高い額で買い取ってやろう。」
ド「それは断じてできない」

ドラゴンアローの導師精霊「龍殺しの英雄」は、一度した約束を破ることを許さない。破れば、ペナルティがきてしまう。

「よろしい…ならば、もうちょっと話してやろう。その中身についてだ。そなたらがそれを運ぶことは、いずれこのシアトルが
 シカゴの、サーマックの二の舞になる危険性がある。そういう代物だ。そなたたちもこの住み慣れた町を簡単にはなくしたくはないだろう。
 よく考えてみろ。なぜ依頼人はわざわざこんな場所を通るようにそなたらに命じたと。」
ド「なん…だと…」 ちょっと作戦会議 → 承知。

龍殺しの英雄はたしかに、一度結んだ約束は果たすのが誓いではあるが、
かといって自分達がいましていることが、シアトルの罪のない人々を殺し、町を破壊することにつながる可能性があるとすれば、それは問題である。
ジョンソンが自分達を騙しているのなら、なおさら。彼が戦うのはドラゴンだけでない。
ただ、コンテナの中身もわからず、ジョンソンの正体も確かめていない以上、あまり早急な判断も下せない。

シカゴってなんのことよ?→サーマック爆発のことでは??

註)サーマック爆発;
2055年、世界友愛団(ユニバーサル・ブラザーフッド)が、おぞましき昆虫精霊をシカゴでかくまっていることが発覚。アレスの特殊部隊が
制圧を試みるも、制圧チームのミスで昆虫精霊が町中に溢れかえることとなってしまった。これにより町は本格的に閉鎖。
昆虫精霊は手当たり次第に人間を捕まえて繁殖の儀式を執り行い始める。
そして、アレス側の準戦術核が爆発して町はさらに混乱。中では生き残った特殊部隊と昆虫精霊の泥沼の戦いが続いた。その後、政府その他の介入によりなんとか
事態は収まっていったが、シカゴのこの町はいまだに汚染されたままである。

註)昆虫精霊
外縁次元界よりやってきた精霊。その外見は、地球に生息する昆虫に酷似している。
彼らの目的は、地球の最上位種(つまりは人間)をのっとって滅ぼし、自分達の巣を広げて種を繁殖させること。
活動の基盤を安定させるために、主に人間の体をのっとる(浸蝕)ことが多い。

作戦会議

ドラゴンアローがアストラルから、実態に戻り、事情をみなに話す。これこれしかじか。

一同「な、なんだってーー」
と、こころのなかで避けんだランナーもいたかも。

とりあえず、なかなか白熱した議論のやり取りだったので、どんな感じだったのかかいつまんで描写。

も、もしかして、ジョンソンがクロ(昆虫精霊のシャーマン)?
いや、このコンテナもしかすると、ほんとは廃墟に運ばせることが目的だったのかもよ。そうすれば報酬いらないしね。
ここで、届けてもらえる60,000\にどれだけの価値があっていうの?私達はシアトルとひきかえにそのお金を手にすることになるかもしれないのよ。
とりあえず、コンテナ開けてみるって言うのは?最悪、この場で精霊始末するって言うことで。
でも、この男の言うこともはっきりと信じることができないんだよなぁ…(シングリム)。開けると報酬減るし。

ひとまず、近道できそうな廃墟の中心は、通らずにスラム街に近いところを進んでいくことに。

さらに会議の途中で魔法使いが、顕現してまた話をし始める。
  • 私は、企業から派遣されてこの地にギャング団を組織し、密輸ルートを確保していた。ギャング団の支配はスラムでは大きかったし順調だった。
しかし、この前のナーガの事件ですべてがおかしくなってしまった。警察ともうまくやっていたのに、あのトラックを襲いコンテナを奪ったことで企業もわれわれを見放したのだ。
条件が揃いすぎていた。もし、当日トラックが通ると知らされていなかったのならば?本来ならば万全のはずのセキュリティがすべて予めはずされていたら?
トラックの運転手とボディガードが出発前に眠り薬を飲まされていたとしたら?そして、昼間ギャング達が格安で最新のコンバットドラッグを手に入れて、はやくためしたがっていたならば?
どうだ。もはやギャング達がトラックを襲わない理由はない。
と、、、ギャング団の壊滅は仕組まれてしまったものだと話す。
たしかにギャング団がいなくなって、このスラムの勢力図にポッカリ穴が開いたのも事実ではあるが。
  • 企業が、この廃墟地区に部隊を送り込んでいるのは、昆虫精霊を軍事利用できないかと模索しているため。
  • この地は、アストラル的なゆがみが生じるときがあり、本来なら遠いはずの外縁次元界との接続が不意にできてしまことも。
  • 私の両親はシカゴのあの事件で亡くなった(本当かどうかは不明)
  • とにかく私は虫が嫌い。
  • アストラル体でここにきているのは、汚染物質に対する重めのアレルギーもちだから。

まぁ…とりあえず、ここでの申し出断ってこのままジョンソンのところ行ったとしてさ、例の“あれ”だったらどうするのよ?
私達にそもそも報酬払う気だったのかどうか。
いや、そうなったらもうその場でやるしかないでしょw
で、私達はジョンソンを裏切り、フィクサーの顔に泥を塗り、企業からも追われるってわけね/(^o^)\
最悪シアトルから出る羽目になるかもw
エッジが熱くなるなw

そして実は、追い討ちをかけるかのように、会議中不可解な現象が起こっていた。
メンバーの何人かは、トラックの外を通り過ぎていく羽音を聞いたりした。
そして、トラックに何かがぶつかり、チキン質みたいな破片とネバネバする液がフロントガラスにこびりついた!ざわ…
(ちなみに、これらは車の洗浄システムが作動してすぐに洗い落とされてしまったが)

襲撃


考えた結果、やはりこの男が言うことにも信じられる根拠があるわけではない。なによりコンテナの中身がわからないんだし。
とりあえずジョンソンのところへいってみるか。ということに。

ランナー達の決定を聞いた魔法使いは、潔く退散していった(かのようにみえたのだが、知覚の高いキャラクターは、彼が去り際にコンテナのほうを一瞥していったのに気がついた)

とりあえず気を取り直して、道を進んでいくことに。

が、まもなく廃墟を抜けようかというところで、突然わき道から一台のバンが飛び出して、ランナー達のうしろへピタリと張り付いた。
そして、バンからはスライド式の銃座が飛び出して、備え付けられた重機関銃をこちらへ向けるトロールが座っている。
さらに、バンの天井がひらいて、アサルトキャノンを向けるエルフの姿も確認できる。

最後に、さっき魔法使いの護衛についていた2体の精霊、風の精霊と人の精霊が前者がトラックの真上へトラックと並走するように物質化して飛び、
人の精霊は、アストラル体のままでまっすぐドラゴンアローのほうへと向かった(これは足止めのつもりだった)

というわけでイニシアチブ。

風の精霊は、風のエネルギーを飛ばしてトラックを攻撃。
ドラゴンアローは人の精霊と対峙。獣精霊は風の精霊へ。
リリーとシングリムは、トロールとエルフをなんとかすることに。
アキラは、バンをハッキング。
エルディも、ドローンを使って攻撃に加わろうかと思っていたのだが、、、
イニシアチブテストでグリッチしてしまい、行動順が最後になってしまう。結果的にスプライトへの命令も遅れて思うように活躍できず。

やばそうなエルフを早々におとして、トロールも倒しにかかるも、HMGのフル・ワイドバーストが味方のバンを直撃して穴だらけに。
それでも、致命的な事故が起きる前に倒すことができた。
しかし、風の精霊には、さすがのリリーのLMGでもダメージが通らず、苦戦。そうこうしているうちに天井から顔を出したシングリムにエネルギー波が直撃して
転倒してしまう。その後、人の精霊を片付けたドラゴンアローが獣精霊に加勢して風の精霊も撃沈。
バンをハッキングしたアキラは、バンのノードでリギングするリガーと対峙。リガーを追い払い、バンのコントロールを得ようとするも
ちゃんとデータ爆弾がくっついていて仕方なくバンは破棄した。

戦闘終了後は、とくにやばそうな事もおきずに、問題のジョンソンに指定された目的地へ向かうランナー達であった。

疑惑と決算


目的地へつき、慎重に警戒を怠らず、ジョンソンに会う。
アストラル知覚から〈霊視〉を試みるも、ジョンソンには、それらしき反応は出なかった。ちょっと安心かね。
コンテナも無事で満足げの依頼人。約束どおり報酬を払う。
カメラに写っていると思われるトラックにぶつかった謎の生物の映像を見てもらうも、納得してもらえず。追加の報酬はなし。

とりあえずホッとして、ランナー達は帰路に着く。
が、そのとき、彼らはどこからかこちらを一瞬みていた視線を見逃さなかった。
あわててその方角を振り向くも、そのさきには、ストリートの闇が広がるばかり。しかし、その方角とはまぎれもなく廃墟の位置するところだった。

彼らの何人かは、こう思ったかもしれない。
あの廃墟やいまわしき霧やそれの背後に隠れるものと再びかかわることになるかもしれない。と。
そして、あの精霊をつかっていた魔法使いも再び対峙することになるかもしれない。

セッションおわってもシャドウランだった。


それは、エルディ(の中の人)がこう切り出したことに端を発する。

エルディ「ところでさ、このバンの修理費なんだけど、みんなで分割して払わない?」

アキラ「え、なんで。払うわけないじゃんww(ドローン嫌い=ドローン運ぶ車も嫌い)」

というわけで、どこまでが経費で落ちるかという議論が少々白熱した。
エルディは、個人として仕事に車を持ち込んだのか、それともチーム全体での使用だったの?
もともとドローン運搬用だったわけなんだけど、今回はアキラとかも乗っていたしね。
それじゃぁサムライが敵対者を倒すためにばら撒いたAPDS弾が経費でないのは何でなのよー?等々。

ここでの議論は、セッションが終わったのにもかかわらず(いや、終わって緊張感がなくなったからかもしれないが)
ちゃんとキャラクターの信条をもとにロールプレイして解決していた、そういった雰囲気がよかったので、GMはこの点に関して、カルマを1点みなさまに差し上げた。

今回、始まりから終わりまでエルディは散々ではあったが、これにめげずがんばってもらいたいものである。

セッションに参加しなかったランナー達

カルマ8点
報酬金12,000\

セッションに参加したランナー達



備考

  • チェイスのところは、しっかりルールを適用せず。
  • 実は、起こしたかったイベントをやむなくカットしていたんだなぁ。まぁここでおきなかったことはいつか起きますよ。きっとね。


コメントやPLの感想など
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最終更新:2010年10月11日 21:07
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