dx_sss08

【今回予告】

曖昧な夜は消えて雪、ひらひらと風に融けて舞う。
指折り数えた時にまだ、伝えることは出来もせず。

「Even if I said that good morning、君はどんな顔をするだろう」

どれだけ嘘を重ねても、どれだけ夢を見たとして。
色にならないこの声を、思いに乗せることはない。

君が愛した花を抱き――、

Double†Cross 3rd Edition:SSS08
『 楽園 -Lost my music- 』

――果て無く続く、愛の意味。


【Hand OUT】

◆“輝ける日々の汚泥-Nasty Days Delight 'em All-”志田・舘羽<Shida・Tateha>
◎ロイス:“明日は静かに儚く染まる-Heavenly Blue-”朝霞・維央<Asaka・Io>
○感情:P>懐旧/N>指定なし
“瑠璃色の虎”“狐の隠れ指”“真実を秘めた愛”、そして“明日は静かに儚く染まる”。
 いずれも、君のかつての同僚の名だ。
 現在確かに居場所が把握できるのは“狐の隠れ指”くらいで、全く以って寂しくなってしまったものだ。
 さて、少し気の早い風花が舞うようになった、十一月のある日。死んだと思っていた少年、朝霞・維央が君の前に現れた。
 時期外れな青い蕣の花束を抱いて、君に言う。
 ――“瑠璃色の虎”の墓参りに行こう、と。

◆“Klangstreich”ヒルデガルト・シュレーゲルガイガー<Hildegard・Schlagelgeiger>
◎ロイス:“Nightwalker”
○感情:P>指定なし/N>指定なし
 最近、UGN母苗支部の金原・清美は本当に大変そうだ。
 度々母苗市に攻撃を繰り返すFHデモンズセル。
 敵ではないが独断でケースRに対応する真宮グループ。
 得体の知れない桜花島家、加えて意味の分からないデスティニーランド。
 気にかけなければならないことが、この街には多すぎる。奇妙な何かを引き寄せる因果歪曲でもあるのだろうか。
 その折、またもやFHデモンズセルの侵攻。今度のエージェントは“Nightwalker”。やれやれ全く、忙しい。

◆“Stray Children”吾妻・レンジ<Azuma・Renge>
◎ロイス:“狐の隠れ指-Digitalis -”サラ・フォックストロット<Sarah・Foxtrot>
○感情:P>指定なし/N>指定なし(嫌悪?)
 君は現在、“狐の隠れ指”というエージェントに師事している。
 先日、君が撃破した“瑠璃色の虎”の同期だった女性だ。
 教練は理に沿った適切なもので、やや苦しくも上達が実感できる文句のない内容なのだが――どうやら、彼女は君に興味がないらしい。
 時折君に向ける視線は、モノの出来不出来を確認するためのもの。
 不意に君を襲う嘔吐感、あ、ダメだ、気持ち悪い。こんな時は、……こんな時は、どうしよう?

◆柳沢・満人<Yanasawa・Michihito>
◎ロイス:“Master Wraith06-F-”MI-09ⅡCA
○感情:P>指定なし/N>脅威
「おう、そこなタクシードライバー。ちょっとワシの相手をしてゆけよ。ん?」
 声をかけられて振り向けば、そこには白いダッフルコートの少女がひとり。
 周囲に他に人影もなく、自分を見上げる少女だけが、ひとり。
 ……ん、あれ、この女の子、どこかで見たことがあるような気がするぞ。
「どうした、呆けているでない。さて、まずはどこに連れていってもらおうかの?」
 ――指向性自律判断AI搭載型人型作業機械「MI-09ⅡCA」、を乗っ取っているマスターレイス06は、獣のような笑みを浮かべてそう言った。




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