Gehena_TaT_03

ゲヘナキャンペーン 第三話あらすじ

 前回地下に埋没しかけたタベルであったが、何らかの事情により完全に埋没する事は避けられていた。しかし、徐々に沈降していく状況ではぐずぐずしていられないという事で、現在タベルにいるPC達とハティジェ、ゼイネップ、ケマル、そしてイェテルら主要な享受者達を中心に未探索エリアを探索、状況を知っているはずのゾフィーヤを捜索することとなった。
 PC達に割り当てられたのは未探索エリアの一箇所、及び第1話で出現した獄の内部の獄。
 話し合いの結果、獄は後回しにしておきたいという事で話がまとまり、洞窟内の未探索エリアに向かう。
 途上、全て集めると地上への道が開かれるとも言われる“世界意思の雫”を発見する一行。
 更に先に進むと、そこには奇妙な空間が広がっていた。
 反対側のまるで見えないドーム状の空間に、そこに満たされた虹色に光る奇妙な水。水の照り返しには“世界意思の雫”のごとく地上の風景が映し出されている。
 言うなれば、地下に広大な“世界意思の『海』”が広がっていたのである。
 イェテルの魔書を借りて情報を収集した結果、「海」が存在する事自体は把握していた一行であったが、さすがに想像を絶する光景に息を呑む。
 試しにバドルが手持ちのジャンビーヤを『海』に投げつけてみたが、強大な魔法の力に耐え切れず一瞬にして消滅する。試しに触れてみたところ、あまり長く触れていると享受者でも危険そうである事もわかる。先も見えない海の中、飛んで先を見てみるかどうか悩む一行であったが、その時、海の向こうから何かがやってくる。
 シーマが先行偵察に出かけたところ、それは小ぶりな船であった。その舳先に座っているのは一体の海妖。シーマに向けて「久しぶりですー」と手を振る彼女は、シーマがかつて邪霊たちのもとを放浪していたころ、ある時期を共に過ごした友人ヤシャルであった。
 ヤシャルは一行の下に船を寄せ、「ご主人様に言われてお迎えに上がりました」という。
 どうするか悩む一行であったが、船の帆柱がかつてのグリスの師、ソレイゲンの使っていた『帆柱の杖』であった事からグリスが行く事を強硬に主張。他のメンバーもそれぞれに考え、この船に乗る事とする。
 世界意思の海を越えてたどり着いた先には、確かにソレイゲンがいた。
 そして、その傍らには黒鎧の男。シーマはそれが卑屈と盲従を虚燃現象とする首領級邪霊、ノトルファリその人であることに気づく。
 首領級邪霊と共にあるソレイゲン。状況に困惑する一同にソレイゲンが自らの知っている事を説明する。

 そもそも、首領級邪霊は「人間が駄目な存在である」事を証明する事を最大の目的とするが、その中でも「積極的に干渉して堕落させよう」という干渉派と「ほうっておいても堕落するから放っておこう」という傍観派の二派に分かれる。
 前回出てきたバーディアアルやチラチラと名前を見かけるイルディムギヌは干渉派に属し、ノトルファリは傍観派のトップである。
 しかし、現在バーディアアルとイルディムギヌは対立関係にあり、この3者は現在この海をめぐって対立関係にある事、この海を手にするためにここに最も近い“獄”の所有権を争っている事を伝える。
 そして、ソレイゲンはこの『海』を『誰にも渡さない』事を条件としてノトルファリに代わりここを見張っていると告げる。また、彼曰く3体の首領級邪霊が睨みあう“獄”は逆に権力の空白地帯ともなっているため、ゾフィーヤが隠れ潜んでいる可能性はあるということがわかる。
 イルディムギヌやバーディアアルが何を目論んでいるのか尋ねる一行。ソレイゲンはバーディアアルについては良くわからないと言いつつもイルディムギヌについては答える。
 イルディムギヌの最終的な狙いは、邪霊と人間の“強制的な”融合。これが完成しさえすれば、ある程度優秀な享受者と低級の邪霊を強引に融合させて戦力に加える事も可能であるし、首領級邪霊と一般人を融合させる事により大幅な弱体化も可能であるという。かなりの大事に巻き込まれていることを確信する一同。

 ゼイネップらの行った先は空振りであり、(海があったが先に進む事は困難だったという形で報告をしている)、いよいよもって獄に突入する一行。
 このとき、誰を連れて行くかについて一悶着があったが、アリイエに不信感を抱いている一同はアリイエと「ソネルの娘」であるハティジェを同じ場所にまとめておくことに危惧を覚え、結果として多数決でケマル及びアリイエを獄に連れて行き、他を残す事を決定する。
 獄の中にはかつての『クラシャの遺児』なども眠っていたが、その中に一人、ハティジェに良く似た獣人の女性を発見した一同。
 彼女こそ『クルーン』の元幹部であり、バドルが暗殺した相手の一人であるエミネであった。
 エミネはこの獄は「それぞれの首領級邪霊にかかわりの深い魂を保管する事でバランスをとっている」こと、「一時期はイルディムギヌがこの獄を所有していたこと」、「自身が既に試作品として改造を受けていること」を告げ、異形の姿に変身して襲い掛かってくる。何とか撃退した一行であるが、通常の邪霊と異なり火と風に還元されるのではなく、はじけるように宙に消えたエミネに違和感を僅かに覚える。

 更に奥に進むとゾフィーヤが待ち構えていた。しかし、ここで予想外の事が発生する。
 一同はアイシェは既にバーディアアルの元に送られている物と思っていたが、まだゾフィーヤの手元にあったのである。
 これを見たケマルが即座に行動を開始。迅雷速・改を機動して味方中最速のバドルより遥かに早い反応速度でアイシェを確保、逃走してしまった。
 更に置き土産としてケマルが大量の邪霊を召還。その中には先ほどのエミネの魂を含め、4人が邪霊と融合した試作融合邪霊“エミネにしてシャフダールにしてウッディーンにしてマーリーア”の姿もあった。
 魂操術や愧拳術の奥義に加え、各種の高位魔術も自在に操る融合邪霊にグリスやイザが殆どの力を封じられるなど大苦戦を強いられた一行であったが、他の邪霊たちと戦っているゾフィーヤが「ウチのバーディアアル様が手を貸してあげても良いってさ。あと、ノトルファリさんも力貸してくれるんじゃない?」と発言。これにより、堕落ポイントを消費する事でPC側に有利な邪霊律をえる事が可能だと判明する。
 結果としてノトルファリに二度の助力を嘆願する結果になり、各人の堕落ポイントも限界近くまでたまったものの、エリヤの拳により融合邪霊をついに撃墜する事に成功。さらにグリスが融合邪霊のうちシャフダール、ウッディーン、マーリーアを従えると同時にイザがエミネの魂を“アズラエルの子宮”内部に確保することに成功する。
 戦闘を終えたゾフィーヤ曰く、アイシェはソネルと“この獄に眠る魂”の間の子供であり、この“獄”の所有を獲得するために重要な存在であったという。そのため、所有がケマル側――すなわち、イルディムギヌ側に渡ってしまった。しかし、獄の主となった融合邪霊を倒した事で、この“獄”の影響で埋没しつつあったというタベルが浮上を始める。
 タベルを無事救うことはできたが、状況は予断を許さないものになりつつあった――。


登場NPC

“氷血の黒曜石”エザレラ:
海の中で幻影として登場。次回こそは!

ゼイネップ:
ケマルが消えた事でタベルを一人で切り盛りすることに。がんばれ、アリーが帰ってくるまでの辛抱だ!

アイシェ:
再度さらわれた。セリフすら余りない。

ハティジェ:NEW!
GMがキャラクターシートを忘れたため割と放置される。
というか今気づいたが彼女ゾフィーヤ倒すのが任務なのにゾフィーヤのところに行かなかったのは良いのか。

ケマル:
イルディムギヌの従貴であることが判明、アイシェをさらって姿を消した。

アリイエ:
ケマルと一緒に消えた。

マタール&アーフェイ:
お留守番。

ゾフィーヤ・ナスレッディン=ホジャ:
今回は余り出番はなし。次回はルート選択で敵になるか味方になるかする予定。

“剣の大公”ノトルファリ:NEW!
首領級邪霊。卑屈と隷従を虚燃現象とする。
今回は顔を見せに着ただけ。
常に黒水晶の鎧を身にまとい、その顔を誰かに見せることはない。
世界意思の海については、干渉派の手に渡ることは避けたいと思っているが積極的に利用する気はあまりない。

ヤシャル:NEW!
ソレイゲンに付き従う海妖。
ノトルファリの元からソレイゲンに送り込まれた監視役でもあるようだ。

ソレイゲン:NEW!
覇杖術の始祖。杖の一突きで上位邪霊余裕でした。
“世界意思の海”を誰にも渡さない事を目的としている。

エミネ:NEW!
愧拳闘士で元クルーンの幹部。
ハティジェに良く似た顔立ちをしている獣人。
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