Gehena_TaT_01

ゲヘナ~アナスタシス~ キャンペーン第1話

あらすじ

界螺のシェオール支部で呼び出しを受けた《地を望む月》バドル・アル=ドゥジャ。界螺の統率者アルブム=スィーンから直々に受けた依頼は、袈唇所属の享受者である鷹獣人の風術士ゾフィーヤの動向を観察する事であった。
銘刀都市タベルの方角に向かったゾフィーヤを追い、バドルは単身旅立った。
一方、鐘杏に所属する“銀ノ蛇”エリヤ・カマル=アル=ハイヤ、"銀色の月の影" シーマ・アル=ラウーフティニン、『始末屋』イザ、『白い牙』グリスの3人+1人もまた、銘刀都市タベルに向かっていた。彼らは鐘杏所属の享受者、アイシェ=アームーン及びソネル=アームーンの反魂を“氷血の黒曜石”エザレラに命じられ、二人の魂が飛び去ったといわれるタベル方面に移動していたのである。
半年前のとある戦いにより、ソネルの魂は呪いに犯され、常に病を振りまく体質となっていた。そのため、監視は腕利きの享受者である娘に任されていたのだが、その娘もろともソネルが自身の呪いにより病死したのである。

途上の村が大量のグシーツーに襲われていた所を、たまたま通りすがったバドルとエリヤらは偶然共闘する事になり、これを撃退した。この際、村長の話を聞くことが出来たイザとシーマの2名は、銘刀都市タベルで疫病が流行しているから気をつけろという情報を聞かされる。
ソネルの魂が病の呪いに冒されている以上、タベル近郊にソネルが囚われた“獄”がある事に確信を深める一行は、戦闘で気力を消耗していたため村で一晩休みを取ることになる。

バドルは負傷が殆ど無かった事もあり、鐘杏陣に先んじて昼夜兼行でタベルに到着する。
そこはイザたちが獲得した情報どおり、疫病で人々が苦しんでいた。道端に倒れていた男が、バドルに「広場に連れて行ってくれないか」と懇願する。
言われるがまま広場に行くと、そこでは鷹の獣人が風術で人々を癒していた。
バドルは暗器“黄昏の貌”により病人に変装し、接触を図った後、隠密をして影から様子を見ていた。
しかし、鷹の獣人――ゾフィーヤは「享受者の務めですから、この程度当然ですよ」と言いながら無償で人々を癒しているだけであり、袈唇らしさが微塵もない善行っぷりに逆に怪しさが募る。

バドルに遅れ、タベルに到着した鐘杏の一行は、イザとグリスが情報収集を行い、エリヤとシーマが鐘杏のタベル支部に話を聞きに行くという形で一度分散する。
情報収集を行っている間に分かったことは、ゾフィーヤが“自称・袈唇イチの良い人”であり、事実人々を助けたいと思っていることであった。しかしながらバドルが暗器を用いて彼の真意を探ったところ、「助けたい」と考えていることは真実であるが「目的がそれだけではない」事がわかる。
これについて判明したのは、イザが単独でゾフィーヤと接触を果たした時である。
イザは、直前にゾフィーヤの顔を思い出していた――ゾフィーヤは“クラシャの遺児”であったという記憶が蘇ってきたのだ。
ゾフィーヤと二人きりで会話した(上空にシーマもいたが)結果、ゾフィーヤは「病気の原因を解明しに来た」と嘘をついたイザに対して「協力させてもらえないかな」と申し出る。代価として、ソネルの魂を要求しながら。

その頃、鐘杏タベル支部長である女堕天使の黒沙暗殺士ゼイネップに挨拶をした後、陵渦のタベル本部に仁義を通しに来たエリヤとシーマ。
何処かで見たような甲蠍人の女性獣甲闘士とキリン獣人の女性刀士に案内され、副本部長代理である半妖霊の妖霊使い獣甲闘士であるケマル・アズタシャに面会をする。
この際、ケマル・アズタシャの連れていた妖霊が、半年前の事件でアイシェらに討伐された邪霊そっくりであったが、当然エリヤとシーマがそれに気づくはずもなく、交戦経験のあるはずの甲蠍人と獣人も何も語らない。

特に何事もなく、街中で動くことを許された鐘杏一行は、途中でイザに絡んできたバドルとゾフィーヤを仲間に引き入れるかどうかを議論する。
結局、バドルは問題なく、ゾフィーヤについても鐘杏からアイシェを優先し、ソネルに関しては余力があれば程度の優先度を提示されていたため、両者共に仲間に引き入れる事にする。

先行偵察で、タベル地下空洞内に発見されていた獄の入り口を潜り抜け、その内部に潜入する。
液体が穢れていく邪霊律や能力値が大幅に低下する邪霊律を潜り抜け、その最奥で子爵級邪霊“肉溶子爵”グズズバザニスと対峙する。
強大な力を持つグズズバザニスであったが、イザとバドルが体力と能力を削り、エリヤと獄内部で真価を発揮するグリスが強力な一撃を加えるコンビネーションに、グズズバザニスは蛇身体となるも及ばず、敗退する。

約定どおりソネルの魂を回収したゾフィーヤとアイシェの魂を回収したエリヤらだったが、本来なら崩壊するはずの獄が崩壊せず、代わりに外に出る出口と更に奥に続く通路が出現する。一瞬どうするか迷う一行であったが、さすがに消耗も大きくこれ以上は無理だと判断し、素直に引き返すこととした。
ソネルの魂を回収した以上、疫病も収まるであろうという判断であった。

鐘杏タベル支部に戻ってきたエリヤらであったが、ここで実は初めてゼイネップに会ったイザは驚く。彼女こそ、イザを反魂した享受者であった。
更に、ゼイネップは報告を終えた後グリスだけを呼び寄せ、秘密の話を伝える。
曰く――
グリスの師匠であり覇杖術の開祖であるソレイゲンは、少なくとも5年前までは生存していたこと――
ソレイゲンはかつてゼイネップと共にイザを反魂させたパーティーの一員であったこと――
ゼイネップ自身は鐘杏派であり、燐誡の幹部であったソレイゲンと戦ったことは公に出来ないこと――
ソレイゲンが、タベルの地下空洞に関心を寄せていたこと――
これらの事を知らされたグリスは、心乱されながらエリヤらと共に帰途に着くのであった。

一方、ゾフィーヤの後をつけていったバドルであったが、一日程追っていった時、奇妙な物を目撃した。
突如として、ゾフィーヤがバドルの方を振り向き、薄く笑うと突如として紅い液体にその身を変じさせ、大地に染み込むように消えていったのであった。
唐突な消失の中、バドルは思い出していた――ゾフィーヤが、かつてクルーンに所属していたことを。


深い闇の中、ゾフィーヤが畏まり、膝を折って言葉を発した。
「こちらが、ソネルの魂です。我が主よ」
闇の中、奇妙に怜悧で美しい女性の声がそれに応えた。
「これが、イルディムギヌご執心の魂か――」
ジャハンナムの闇をすべる最強の存在、19柱の首領級邪霊の1柱“創生機構”イルディムギヌの名を呼び捨てにしたその女の声に――
ゾフィーヤは、ただ微笑んだ。



登場NPC

“氷血の黒曜石”エザレラ:
鐘杏シェオール支部長。出番は少なかった。

アルブム=スィーン:
界螺の統率者。位の低いバドルに、わざわざ直々に命令を与えた。

ゾフィーヤ:
鷹獣人の風術士。自称袈唇イチの良い人。クラシャの遺児だったりクルーンの一員だったり溶けて消えたり謎が多い。

ケマル・アズタシャ:
陵渦副本部長代理。強面の半妖霊の妖霊使い獣甲闘士。かつてアイシェたちが倒したアリイエに良く似た妖霊を連れている。

アリイエ?:
にやにや

ゼイネップ:
鐘杏シェオール支部長。堕天使の黒沙暗殺士。かつてイザを、グリスの師ソレイゲンと共に反魂させた。

アイシェ:
死んでた

ソネル:
持って行かれた

ポケット邪霊一号:グズズバザニス

連撃(無数の毒牙 射程100m 同時攻撃3体) ※AかB、どちらか
A 牽制14:23 牽制15:24 牽制15:26 渾身13:42
B 牽制15:22 通常14:30 通常13:35 渾身12:45

特殊能力
標準:疫病の液体(周囲20m任意) 【肉体抵抗】7
強烈な疫病を発生させる液体をばら撒きます。
失敗した場合、35点のダメージを受けると同時に、5ラウンドの間移動ができなくなり機動戦闘を失います。
成功した場合でも18点のダメージを受けます。
装甲は有効です。

標準:気力喪失(周囲30m任意) 【精神抵抗】7
気力を失わせるガスを吐きます。
失敗した場合、気力が30点減少します。
成功した場合でも気力が15点減少します。


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