第五の七不思議『「永い後日談のネクロニカ」』

『「永い後日談のネクロニカ」』の噂

図書室の閉架書庫に隠された、漆黒の革張り表紙の分厚い本。
選ばれた者だけが手にできるその本は、荒廃した世界での物語が遊べる呪いのゲームブック。
一度遊び始めたプレイヤーは、クリアするまで物語の世界から逃れられないと言う。
そうして囚われたプレイヤーたちの怨嗟が、新たな犠牲者を求めて本の頁に刻まれていく。
その本の名は、「永い後日談のネクロニカ」。終わった世界の終わらぬ後日談を詠う本。
…そして今、新たな少女がその表紙を開き、プレイヤーを求め彷徨い歩くのだった。

『「永い後日談のネクロニカ」』の真相

「永い後日談のネクロニカ」は、それ自体が本の形状を成した一人のアンデッドである。人体の組織を素材として製本され、インクの代わりに粘菌血液で字を刻むことで自我次元への接触に成功した、ネクロマンサーの冒涜的狂気の生み出した至高の逸品。そんな肉体に宿った精神であるところの彼女は、自らをメアと名乗った。
彼女に刻まれた物語の数々は、この終わった世界を舞台とした様々なシナリオ。その物語を追体験するため、ゲームルールとともに彼女のESPによって周囲のプレイヤーを含めた精神に幻覚を見せる。それが"呪いのゲームブック"たる彼女の機能である。
今回ダウンを媒介者(ゲームマスター)として展開された幻覚シナリオは、ミカエリアの手渡した書類のシナリオ、"Who is the Creator?"。メアの目を通してルールブック内の意識上に蓄積された様々な悲劇の怨嗟が狂気となり、セッションの進行とともに周囲に様々な幻覚被害を撒き散らすのであった。

『「永い後日談のネクロニカ」』の後日談

今回プレイヤーとなったエト、ドゥッシェ、オレリアらの応戦により、セッションのエンディングに暴走していた憑依されたダウンを撃退、ダウンとメアが正気を取り戻し、引き起こされた怪異も本の中へと消えた。
その後、事件の主要因であるルールブックの意識体メアは、自身の観測した悲劇が呪いとして蓄積され、やがて再び同様の幻覚暴走が発生しかねないことを語り、それを防ぐためなら二度と世界を観測出来ないよう自身を処分することも可能である点を仄めかすも、彼女はオレリアらとの対話の末に学園という喜劇を見ることを望み、彼女らの監視下のもと学園で生活することとなった。

その後、ドゥッシェは、事件の遠因としてメアの語る"ダウンの心に潜む闇"についてダウンに悩みを尋ねるも、彼女は何も知らない様子でしかない。しかし、ドゥッシェは自身の過去、そして友人たちとの関係に疑念を拭えずにいた。
一方オレリアは、今回のシナリオと自身にちらつく古い記憶について連関を感じ取り、何かを知っている風のリゼリアを問い質す。オレリアは、遂に彼女の口から、彼女の知る"過去"を語りはじめるのであった。

...なお、彼女らの遊んだセッション自体の結末は、リゼリアの操る"ヒナ"、ドゥッシェの操る"ナフ"、オレリアの操る"アルフ"らドールが、なんの情報収集も行うことも無く、ナフの姉妹3人を救うことも出来ず、ただ地上へと向かい、同行した人間のヒロイン"ハル"をただ過酷な屋外に晒し殺すだけのエンディングに至ることとなったのを、ミカエリアはまだ知らない。


残された謎

  • ミカエリアは何故このシナリオをダウンらに遊ばせたか
  • 今回のシナリオとオレリア、エト、リゼリア、ダウン、ドゥッシェの過去の関係
  • ダウンの姉妹どこいった?
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