トレーラー
"レネゲイド"、自然の摂理に逆らうもの。
そう名づけられた未知のウィルスは、理性をも蝕む異能力を人間に与える。
超常の力を得たものは、平和な生活のすぐ隣、異能と平穏の鬩ぎ合いの中で戦い続ける。
――そんな"異常な日常"は、ある日を境にあっけなく崩れ去る。
変性したレネゲイドウィルスは、知性の低い野生生物の精神と肉体を支配し、人類に反旗を翻し始めた。
思わぬ形で人々の前に表れた異形は、人も異能者も混乱へ陥れる。
人々を護るべく戦う者。
それまでの平和に縋る者。
全てを諦め運命に身を任せる者。
機に乗じて革命を目論む者。
様々な者の思惑が交錯する中、人々は身を寄せ合うように逃げ延びる。
そして、主要各国の内で最も早く、日本は変異ジャームによって壊滅した。
これはその過程、己が平和を守る為に抗い続けた者達の、最期の闘いの記録である。
ダブルクロス3rd editionキャンペーン
「虚栄主義者の無調曲《トゥエルヴ・トーン》」
ダブルクロス―――それは裏切りを意味する言葉
終末に臨む者たちは、裏切りの意味を思い知る
キャンペーン概要
みんなしにます。
緩やかに死にゆく中で、失うものの重さを確かめていくキャンペーン。
PCは何処かでロストします。
必ず。
墓碑銘
奥槌露珠(PL:えんぷち)
―[キュマイラ/エグザイル/ハヌマーン]白兵アタッカー/準ガーダーの盲目支部長(仮)
莪(PL:えんぷち)
―[オルクス]支援役のFHクローンな冷徹秘書
高良田暎晃(PL:ネギ)
―[エグザイル/ハヌマーン]白兵デバッファー(視界/範囲)のUGNエージェント
端諸彗(PL:ネギ)
―[サラマンダー/ブラックドッグ]白兵アタッカー(単体/至近)のUGNチルドレン
鬼嶋絢哉(PL:綿)
―[キュマイラ/ブラムストーカー/バロール+イフリートの腕(視界範囲アタッカー)]の高校生
奥木硝子(PL:綿)
―記憶障害の元UGN
五木水月(PL:なぽ)
―[ノイマン/ウロボロス+必中の弓]射撃アタッカー(単体/一発屋)のマスターレイス
遠里冥夜(PL:なぽ)
―[ブラム・ストーカー/ソラリス]従者型サポーターのゼノスイリーガル
ゲストPC
南木琴璃(ゲストPL:ふじっこ)
―[ブラックドッグ/ノイマン]バフサポーターの地元出身オペレーター
NPC
比嘉 秀樹 : 支部所属エージェント兼支部内施設のバーテンダー
各話リスト
レギュレーション
- PCは全滅します。
- 1PLあたり2キャラまで保有可能
- キャラ作はフルスクラッチ、初期経験点(130)+150~170点
- 使用サプリはだいたい許可します
- アフタープレイにおいて経験点70点分の成長を差し戻し、前回セッションで獲得した経験点を使って成長させる。
- 相当経験点分の能力,技能値成長を巻き戻し、常備化点を再計算、取得エフェクトを[喪失]
- 前回30点経験点を獲得した場合は70点分差し戻した上で改めて30点を上限に成長させることができる
- 上昇量は通常の経験点算出に基づく
- 減少後、取得しているエフェクトが単一シンドローム(及び一般等)に属するもののみである場合、それ以外のシンドロームの削除、残ったシンドロームの「制限:ピュアブリード」への振り直しを可能とする(ブリード自体は変更されず、レベル上限や侵食率制限への影響は生じない)
- [喪失]:巻き戻した経験点分エフェクトレベルの減少を行い、0になったものは一部条件下を除き無効とする
- アフタープレイでの減少経験点10点ごとに[思い出]を取得、取得時に効果を決定、プリプレイ毎に変更可能
- [思い出]:下記参照
- 例) アフタープレイで取得した思い出の効果を決定
- [今際]:戦闘不能になる時、死亡を宣言することで(次のイニシアチブ開始時?)にメインプロセスを行い、その間使用するエフェクトのコスト、制限、[喪失]、状態異常を無視?
- ゲストPL/サブGMを導入可
- GM-常任PL間で日程決定後、予定の合う希望者に参加を依頼することを認める
- スポット参加者のセッション予定との競合に注意
アフタープレイにおける処理
+
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... |
手順が面倒なので、個別の枠で解説。
とは言っても、通常のセッションにおけるアフタープレイとさほど変わりはない。思い出を取得するという手順が挟まるだけだ。「思い出」を取得し終わったら、通常通りに配布された経験点を使って成長をしてもらえばよい。
「思い出」とは、セッション内の出来事や回想で触れられた出来事など、この辛い環境の中でそれでも生きていかねばと心の支えにするような記憶を指す、このキャンペーン独自のルールである。思い出になるような記憶は、恋人との甘い一時かもしれない。はたまた宿敵との苦い記憶かもしれない。そんな記憶を振り払うことが前進につながるというものだ。
この「思い出」は前述の通りアフタープレイで獲得するものだが、無料で手に入る程甘いものではない。「思い出」が募る程に人は弱くなる。現世に縛られる程に力を使うのが怖くなる。つまり、「思い出」の獲得には既に取得している経験点の消費が必要となる。
各PCはセッション終了後、成長を行う前に、70点分の成長を差し戻し、思い出ポイントを7pt獲得すること。この時、シンドロームやワークスで取得した能力値や技能についても差し戻すことができる。ただし、能力値を0にしてはならない。能力値が減少した分、HPや常備化点は再計算し、レベルが0になったエフェクトは[喪失]状態となり、一定状況以外では使用不可となる。成長差し戻し後、使用可能エフェクトが単一シンドロームだけになった場合、それ以外のシンドロームの削除し、成長において残ったシンドロームの「制限:ピュアブリード」のエフェクトを取得、成長させることができる。(ブリード自体は変更されず、レベル上限や侵食率制限への影響は生じない。)また、この方法でピュアブリード特技を取得した場合、削除したシンドロームの特技を再度取得し直すことはできない。
獲得した思い出ポイントはこのままでは何の効果も発揮しない。成長の際に、この思い出ポイントを使って「思い出」を獲得する。思い出の効果と取得に必要なポイントは7ptを目安に自由に決定すること。1キャラが取得する思い出の種類は1種類である必要はない。思い出の内容に合わせて適宜決定すること。
※自由に決めて良いと言われても感覚がわからないと思うので、一例を上げておく。
名称 |
取得者 |
pt |
タイミング |
対象 |
射程 |
技能 |
血染めの暴王 |
遠里冥夜 |
7 |
イニシア |
場面(選択) |
視界 |
RC |
この効果はシーン内に従者が2体以上いなければ使用できない。シーン内の従者を全て消滅させ、対象に射撃攻撃を行う。この攻撃の命中判定のC値を-3(下限値5)し、判定のダイスを+20個、この攻撃によるダメージを+15Dする。 |
|
名称 |
取得者 |
pt |
タイミング |
対象 |
射程 |
技能 |
秘めた想い |
五木水月 |
6 |
メジャー |
場面(選択) |
視界 |
自動成功 |
情報ひとつを対象とする。その情報を完璧に隠蔽する。それまでにその情報を知っていたNPCと使用者が選択したPCもその存在を忘れる。その情報が隠蔽されたことで矛盾が発生した場合、何が起きるかはGMと相談して決定すること。GMはこの思い出の使用をいかなる場合も拒否することはできない。 |
獲得した「思い出」にはそれが何の思い出だったのか、記しておくこと。「思い出」の効果の名称はその思い出を忘却した際にあなたがどのような反応をするのかを示すものであるから、イメージにあうような思い出を選ぶと良い。
例)「友人との平穏な生活」を「思い出」にし、効果を「狂いし嫉妬」とする。
獲得した「思い出」は記されたタイミングに従い、セッション中任意に使用することができ、効果を使用した場合、その記憶は[忘却]状態となる。[忘却]状態となった「思い出」は一定の条件下以外*で再度使用することはできない。*[忘却]状態を解除する思い出の効果、もしくは今際の効果
また、「思い出」とエフェクトを同一のタイミングで宣言することはできない。
例)バロールのエフェクトである「時間凍結」と「思い出」の効果である「狂いし嫉妬」を同時に宣言して、同一イニシアチブプロセスで2回メインプロセスを行う。
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ステージ設定
概況
- 某人工衛星打ち上げロケット爆破事故以降、レネゲイドウィルスの変異活性因子が世界中に飛散
- 事故の一端にゼノスの関与が噂されるが詳細は不明
- 変異したレネゲイドは、感染した母体を従来以上に侵食、理性を失い異形と化した変異ジャームを成す
- 変異ジャームの特徴として、以下の事項が確認されている
- シンドロームに応じた部分的肉体変性を起こし、周囲の生物に対し強い攻撃性を示す
- 変異したウイルスによって変性した部位の表皮は深い黒色となる
- 知能の低い生物ほど変異の進行が速く、大半の野生生物は変異ジャームと化している
- 沿岸は魚類、地上は昆虫や鳥類の変異ジャームによる壊滅的被害が報告されている
- オーヴァードにおいても変異は進行し、徐々にレネゲイドの制御難度も上昇、エフェクトの力は低下していく
- 変異ジャームの被害から、大陸間の連絡/移動手段は壊滅
- 高高度環境は変異因子濃度が高く危険区域、航空移動はほぼ不可能
- 海上も変異した海棲生物の跋扈する魔境と化し、船の航行も難しい
- ブラックドックシンドロームを発現した細菌類等によるジャミングの影響からか、長距離通信も不可
- 各国は個々にUGNの指導の下一般人の避難とオーヴァードによる拠点の防衛に当たっているが、人類は劣勢
- FHの状況はさほど明確ではないが、弱小セルはほぼ壊滅していると予想される
- 一部UGN支部は混乱に乗じたFHセルの襲撃により壊滅した、との報告も
- FH中枢の動向は不明
- ゼノスの活動が活発化していることが確認されている
- 「レネゲイドウィルスの変異は進化への礎である」との噂も囁かれる
+
|
キャラ作用項目 |
ハンドアウト
キャラ作用共通仮ハンドアウト
あなたは隠塚市のUGN仮設支部に所属する戦闘員だ。
北を山岳、南を海岸に囲まれる同支部は、対変異ジャームの人類防衛前線として急ピッチで戦力増強が進められている。そこには元よりその地に住むUGNエージェントのみならず、他支部から派遣されたもの、保護されたイリーガル、以前はFHエージェントであった避難者、…などの様々なオーヴァードが身を寄せ合っているようだ。
あなたもそんな混乱した状況の内に置かれながら、様々な思惑を胸に人類の驚異と戦い続ける。
PC出自リスト
様々な出自のPCが寄せ集めの部隊として集うため、簡単に候補をリストにしました。
特に重複や空きや例外があっても不都合はないので、PC設定作成のご参考に。
- UGNエージェント
- 以前から隠塚市支部所属の隠塚市民
- 別支部からの派遣要員
- イリーガル
- 以前からオーヴァードとして確認されている協力者
- 変異ジャームの襲撃時に覚醒した避難者
- FHエージェント
- UGNとの一時的な共闘関係にある者
- UGNに素性を偽り潜入する者
- レネゲイドビーイング
- ゼノス所属の協力者
- 独自に人類とともに生活するもの
- その他組織
その他家族構成や出身地の被害状況も考えておくと楽しいですね?
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コメント
- スポットは任せろー(バリバリ -- kinosi (2017-01-02 00:08:38)
- とりあえず仮設置しましたので適当に決めていきましょウワッもうゲスト湧いてる -- えんぷち (2017-01-02 00:14:13)
- ちなみにPLが全員GMをやり、グランドGMが最初と最後の2話GMをするようにするなら全6話になるので、初期作は+250点で良いかと。 -- なぽ (2017-01-02 00:51:56)
- 現状キャラ案まとめ - https://twitter.com/napo3rds/status/817775600295251968 -- えんぷち (2017-01-08 19:11:45)
- ステージ設定草案設置。キャラリンク下に適当に一言解説書くと競合避けられる気がしたので上手いように書いてくれると嬉しい。 -- えんぷち (2017-01-08 22:03:53)
- 思い出効果の案を投げました。ご意見ください。 -- なぽ (2017-01-23 19:26:15)
最終更新:2018年02月15日 13:48