第四の七不思議『死人陰』

『死人陰』の噂

「死人陰」とは昔から伝わる七不思議です。しかしその実態は謎に包まれており、名目だけの七不思議ではないかと言われています。何故この様な不穏な名前がついたのかも、分かっていません。

『死人陰』の真相

「死人陰」またの名を「デッドマンズシェード」。これは学園に古くから存在する現象です。ある特定の日に、誰かが増える。誰が増えたのか誰も分からない。そして気が付いたら誰かが減っている。この現象の大まかな流れはこの様になっています。この「死人陰」で増える誰かは、学園の中にいる誰かが心から会いたかった人。もう会えない、でもその誰かの心の中に深く深く刻み込まれた人。この現象は数年おきに起こっているようですが、原因は未だ不明。「デッドマンズシェード」そのものには実害がないので学園も放置しています。ただし、ESPを扱える存在は「死人陰」の発生を頭痛という形で認識できます。そしてその中でも自我次元により広く接触出来る優秀なESP使いは、誰が「死人」かを判別できるそうです。そう、彼女らには「死人」を認識することが出来ないのですから。

『死人陰』の後日談

この噂に後日談などございません。そう、「死人陰」など起きていないのですから。誰もが「会いたかった人」に会えたその一日を、誰も記憶などしておりません。全てハロウィンが見せた幻。目覚めれば消えてしまう夢。ハロウィンの翌日は、きっと幸せな気分と苦い喪失の掛け合わさった、ほろ苦い甘さがあったでしょう。しかし、それも多くの生徒はハロウィンという非現実が去ってしまったためと考えます。それでいいのです。夢はあくまで夢なのですから・・・でも、その中の生徒の一部は薄々気付いているかも知れません。「死人陰」ががもたらした夢の始まりを、ただ共に居るというなんでもない幸せの尊さを。

残された謎

  • 「死人陰」の原因
  • スピーラの行方

屋上の後日談

お祭りの夜、屋上で二人の男女が星を見ていました。男の子は「皆過去ばかり見ている、僕も、プリューシュも」と口を開きました。女の子はそれにピンとこない様子です。それもそのはず、彼女は「死人陰」など分かっていないのですから。男の子は女の子の方を向いて「プリューシュ」と言いますが、彼は何も言えず「何でもない」と口をつぐんでしまいます。そして彼は「この瞬間がいつまでも続けばいいのに、なーんて」と明るく言いいます。それから女の子が「また明日」という言葉に「また明日、良い夢を」という言葉を投げ、忽然と姿を消しました。
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