NEX『PC3』

"永遠の焔(Eternal Blaze)" 葉影蒼天(はかげそら)

≪プロフィール≫

【性別】男
【年齢】22歳
【身長】182cm
【体重】65kg
【誕生日】08/27
【星座】乙女座
【血液型】A
【ブリード】クロス
【シンドローム】サラマンダー/エンジェル・ハイロゥ
【ワークス/カヴァー】UGNエージェントB/研究員
【好きなもの】世界(妻),海未(娘),日常
【嫌いなもの】縁,戦闘
【苦手なもの】海未の世話,拗ねた世界

【ロイス】
[Dロイス]:
永遠の炎(エターナルブレイズ)
「あの日胸に灯った永遠の炎。海未が一人前に
なるまでは、死ぬわけには行かないな。」
《エターナルブレイズ》
1レベル取得
澪標慧
(元上司)
■尊敬 □憐憫 「僕らに生きろと言ったあなたの行為は尊い。/
でも、あなたは一人で背負い過ぎだった。」
YE(リアクション達成値0)
廻音御空
(義姉)
■感謝 □失望 「あなたのおかげで僕は過ちに気づけた。/
ただ…世界は救えませんか?」
GR(達成値+15)

【ライフパス】
出自: 天涯孤独 「あの頃は自分の運命を恨んだものだよ。」
経験: 仲間の死 「響子も円華も、僕らの心には生き続けてるから…。」
邂逅: 借り 「みんなの助けのおかげで、今の僕がある。」
覚醒: 渇望 「あの日求めた愛を、やっと僕は手に入れられた。」
衝動: 破壊 「あの日壊してしまいたいと思った世界は、こんなにも綺麗だった。」

【能力値・技能】
肉体:2  
感覚:9 <射撃>1 <知覚>1
精神:2 <RC>9
社会:1 <調達>2 <情報:UGN>1

【副能力値】
 基本侵食率:33
 HP:26
 行動値:17

【エフェクト】
種別 名称 Lv タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵食値 制限  備考
- 《リザレクト》 - オート 自動 自身 至近 x HP回復
- 《ワーディング》 オート 自動 視界 エキストラ除外
SA1 《コンセントレイト:サラマンダー》 メジャー シンドローム C値-Lv
SA2 《災厄の炎》 メジャー <RC> 対決 範囲(選択) 至近 攻+3Lv
範囲選択
射程至近
SA3 《プラズマカノン》 メジャー <RC> 対決 単体 視界 100% 攻+5Lv
SA4 《エターナルブレイズ》 セットアップ - 自動成功 自身 至近 Dロイス 攻+4Lv,
行動値-5
SA4 《苛烈なる火》 セットアップ - 自動成功 自身 至近 攻+3Lv
AH1 《光の手》 メジャー <RC> 感覚で判定
AH2 《滅びの光》 メジャー シンドローム 対決 攻+3Lv,
対象:単体不可
AH3 《ピンポイントレーザー》 メジャー シンドローム 対決 装甲値無視,
攻-(5-Lv)
AH4 《マスヴィジョン》 メジャー シンドローム 対決 100% 攻+5Lv,
シナ3回
AH5 《光芒の疾走》 マイナー 自動成功 自身 至近 戦闘移動,
離脱可能,
シーンLv回

【コンボ】(100%未満/100%以上)
  • 名称:

  • 組み合わせ:SA1+SA2(+SA4+SA5)+AH1+AH2+AH3+WE1/[基本]+SA3+AH4
  • タイミング:メジャー(制限なし/シーン3回)
  • 技能:<RC>
  • 対象:範囲(選択)
  • 射程:至近
  • 侵食値:(6+)14/(6+)23
  • ダイス:14/15
  • CT値:8/7
  • 攻撃力:+71,装甲値無視/+115,装甲値無視
  • フェイタルポイント使用時は更に+17
  • 堕天使の祝福使用時は更に+10(侵食値+2D)

【アイテム】常備化P:6 財産P:6
名称 種別 常備化 詳細 コメント
ブローチ
(アクセサリー)
その他 0 母と響子の形見。イヤーカフからは取って、今は懐中時計につけてある。
「これを持ってると、響子や母さんが見ててくれる気がするんだ。」
式札
(アクセサリー)
その他 0 8枚ぐらい。月の力を制御するための式神。
「海未が落書きしちゃって困るよ…。」
フェイタルポイント エンブレム 0 組み合わせた全エフェクトLv+1,シナ1回 「縁討伐に協力するって言った途端にトップエージェント扱いってのもUGNも都合が良すぎないか?」
デモンズシード その他 0 最大レベル+1,侵蝕値+1(SA3に適応済み) 「今更手段を選んではいられないからな。」
ストレンジフェイズ その他 0 <RC>判定D+3 「こいつとも案外長い付き合いになっちまったな。」
堕天使の祝福 リレ/使い捨て 0 詳細は オリジナルリレーションアイテム 「御空さんの力をまだ借りてるなんて…/俺はいつまでも未熟だな。」

名称 種別 技能 命中 攻撃力 ガード値 射程 備考
破刃蒼炎 白兵 白兵 0 15 8 至近 葉影蒼天専用 他武器装備不可
<RC>のSA技能のダメージに攻撃力加算

≪更新履歴≫

(リビルド時)
名称 種別 個数 経験点
エフェクト 取得 10 150
エフェクト 追加 16 80
能力値 追加 5 50
技能 追加 21
フェイタルポイント 取得 1 30
デモンズシード 取得 1 3
ストレンジフェイズ 取得 1 15
堕天使の祝福 取得 1 25
破刃蒼炎 取得 1 40
初期作130+経験134+追加150 414


+1-5話のデータ

≪プロフィール≫

【性別】男
【年齢】17歳
【身長】177cm
【体重】60kg
【誕生日】08/27
【星座】乙女座
【血液型】A
【ブリード】クロス
【シンドローム】サラマンダー/エンジェル・ハイロゥ
【ワークス/カヴァー】UGNチルドレンC/高校生

【ロイス】
[Dロイス]:
戦闘用人格(デュアルフェイス)
「悪いけど、てめぇらを許すわけに
いかねぇんだよ!」
D+5,攻+5,BTD-1
霧谷雄吾
(理解者)
■憧憬 □嫉妬 「おっさんには仲間もいて、
家族もいて…/ほんっと羨ましいなぁ」
GR(達成値+15)
緋月響子
(妹?)
■庇護 □依存 「今度は死なせねぇから/
俺を許してくれないか…」
RE(ラウンド中与ダメ+10, 被ダメ-10)
1話Sロイス

緋月響子
(妹)
■郷愁 □記憶 「お前との思い出。/
絶対に忘れないから」
RE(ラウンド中与ダメ+10, 被ダメ-10)
4話以降,5話タイタス

【ライフパス】
出自: 天涯孤独 「今は人を信じるのが怖いな」
経験: 仲間の死 「今度は死なせねぇからな、響子…」
邂逅: 保護者 「おっさんは、俺に再び生きる意味をくれた」
覚醒: 渇望 「愛されたい、なんて思った時もあったな…」
衝動: 破壊 「こんな世界なら壊しちまうしかねぇよなあ??」

【能力値・技能】
肉体:2 <回避>1    
感覚:3
精神:6 <RC>10 <意志>1 <知識:レネゲイド>2
社会:1 <調達>5 <情報:UGN>5 <情報:FH>5 <情報:ゼノス>5

【副能力値】
 基本侵食率:33
 HP:30
 行動値:12

【エフェクト】
種別 名称 Lv タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵食値 制限  備考
- 《リザレクト》 - オート 自動 自身 至近 x HP回復
- 《ワーディング》 オート 自動 視界 エキストラ除外
SA1 《コンセントレイト:サラマンダー》 メジャー シンドローム C値-Lv
SA2 《災厄の炎》 メジャー <RC> 対決 範囲(選択) 至近 攻+3Lv
範囲選択
射程至近
SA3 《プラズマカノン》 メジャー <RC> 対決 単体 視界 100% 攻+5Lv
AH1 《絶対の孤独》 メジャー <RC> 対決 単体 視界 対象のD-(Lv+1)
AH2 《滅びの光》 メジャー シンドローム 対決 攻+3Lv,
対象:単体不可
AH3 《ピンポイントレーザー》 メジャー シンドローム 対決 装甲値無視,
攻-(5-Lv)
AH4 《マスヴィジョン》 メジャー シンドローム 対決 100% 攻+5Lv,
シナ3回
AH5 《光芒の疾走》 マイナー 自動成功 自身 至近 戦闘移動,
離脱可能,
シーンLv回
SP1 《破刃蒼炎》 マイナー 自動成功 自身 至近 4D10 装備
※マイナーアクションを消費(他エフェクトと重複不可)次の《災厄の炎》を組み合わせた攻撃を「射程:シーン」、「対象:シーン(選択)」として使用できる。シーン1回

【イージーエフェクト】
種別 名称 Lv タイミング 技能 難易度 対象 射程 備考 内容
AH6 《ウサギの耳》 1 メジャー 自動成功 自身 至近 <知覚>判定 遠くの音を聞く
AH7 《天使の外套》 1 メジャー 自動成功 自身 至近 <知覚>対決 自身の外見に
別のものを投影
AH8 《七色の直感》 1 メジャー 自動成功 単体 視界 <知覚><意志>対決 相手の感情を知覚

【コンボ】(100%未満/100%以上)
  • 名称:炎帝の契り(月齢)→その日の月齢によって名前が変わります。例:炎帝の契り~十六夜~

  • 組み合わせ:SA1+SA2+AH1+AH2+AH3+WE1/[基本]+SA3+AH4
  • タイミング:メジャー(制限なし/シーン3回)
  • 技能:RC
  • 対象:範囲(選択)
  • 射程:至近
  • 侵食値:17/25
  • ダイス:11/17
  • CT値:8/7
  • 攻撃力:+35+命中時対象のD-2,装甲値無視/+84+命中時対象のD-3,装甲値無視
  • 演出
+...
  1. 羽織っていた外套を脱ぐ。体に火を纏う。「こっちも捨て身でやらねぇとやばいみたいだな。」
  2. (100%以上)指を鳴らして残像で2人の分身を作る。(多重影分身)
  3. (100%以上)分身が2人でプラズマ球を作り始める。(螺旋丸)
  4. "Leise flehen meine Lieder durch die Nacht zu dir" とシューベルトのセレナーデの一節を口ずさみながら、魔法陣を描く。
  5. 魔法陣に、火をつけた式札を投げ込む。式札にはレネゲイドの力を込めておく。
  6. 魔法陣から光と闇の鱗を持った火の蛇を召喚する。その鱗は月とともに時を刻む。(その日の月齢に合わせて、鱗の闇と光の配分が変わるという意味です。)
  7. 背負っていた刀を抜き、蛇を巻きつけて、大剣を作る。
  8. 「本当の地獄ってやつを見せてやるよ。」接敵して、切りつける。
  9. (100%以上)本人と交代で分身が螺旋丸を打ち込む。
(もう元のエフェクトとか関係なくなってるけど、ご勘弁を。あと、めっちゃ斬りつけてますが、RC攻撃なのであしからず。)
  • 備考:毎回ダイペナをGMに申告するのを忘れるので、注意すべし

※(1-3話)消しきれぬ(おもい) (4話)十字架の小夜曲
体表から拡散させた光と炎を同時に放出し対象を焼き払う。
その攻撃を受けた対象はあまりの光に目がくらみ、行動が制限される。
100%超えた後は、放出した炎と光を再凝縮し、プラズマ球を作り出し、複数の残像から一気に攻撃する。

  • 名称:あくびをする猫

  • 組み合わせ:AH6+AH7
  • タイミング:メジャー
  • 対象:自身
  • 射程:至近
  • 演出:天使の外套で自身に猫の姿を描写しながら、対象に近づき、対象の少し遠くから対象の会話をこっそり盗みぎくという情報収集用コンボ さも通りかかっただけの猫のようなふりをして呑気にあくびをしている

【アイテム】常備化P:12 財産P:7
名称 種別 常備化 詳細
コネ:UGN幹部 コネ 1 「ああ、おっさんに付き合って何回か本部の人とあったことがな」
コネ:噂好きの友人 コネ 1 「ずっと俺に絡んでくる奴でさ…、わるいやつじゃねぇけど」
コネ:要人への貸し コネ 1 「お偉いさんに貸しなんて作った覚えはないんだが…さっき財布
落とした人か?」
炎帝の外套
(カジュアル)
その他 0 蒼天の厨二アイテムその1。漆黒の外套。
「かっこいいだろ?漆黒は闇を云々…」
ヘビ型のイヤーカフ
(アクセサリー)
その他 0 蒼天の厨二アイテムその2。片耳には響子のブローチ、
もう一方には成形した「オートクレール」の瓦礫が付いている。
「もっと側に居たいって、そう思ったから。」
式札
(アクセサリー)
その他 0 8枚ぐらい。蒼天の厨二アイテムその3。月の力を制御するための式神。
「響子が昔、折り紙好きだったのを思い出すよ。」
懐中時計
(アクセサリー)
その他 0 蒼天の厨二アイテムその4。設定は後述。
ストレンジフェイズ その他 0 RC判定時のD+3. 月の満ち欠けと関連がある模様。
「レネゲイドの形質を変化させる因子?多くの犠牲の賜物か。」


※懐中時計の設定
+...
父の形見の時計。瀕死の父が必死の思いで蒼天に手渡したもの。
父は常日頃この時計を持ち歩いており、
今思えば、この時計を手渡した時の父の姿に、慧の姿が重なる。
強い大人とはいつもそうだ。どれだけ走っても、追いつかせてはくれない。
でも、そういう人がいてくれるからこそ、走り続けられる。

この時計と母のブローチは一人ぼっちになってしまった蒼天の心の支えだった。
響子という妹のような存在が生まれ、ブローチを彼女に託したときも、
響子と決して離れ離れにならないように、という願いを込めた。

そんな時計の針を、響子が死んだとUGNから聞かされた瞬間から、ずっと止めていた。
自分にとって生きる必要なんて、時を刻む必要なんてもうないと思ったから。
♪一人でいいとつぶやいた とある世界の中心で
♪時計の針を折り曲げて 瞳閉じてた

蒼天の時間を再び動かしてくれたのはほかならぬ世界だ。
蒼天の涙に染まった永遠の孤独を、彼女の笑顔が満たしてくれた。
♪過ぎ去った時間はもどせないけど 一瞬ずつ塗り替えてくその笑顔で
♪廻り巡る季節に君がいた奇跡 壊れてた時計さえ動き出すから
♪今でも小さなガラクタだけど この胸に刻んだ記憶があれば
♪ゆっくり時は進んでく もう逃げないよ

再び刻み始めたこの時は、決して優しいものではない。
♪蒼く滲んだ世界を目の前にして 止まない向かい風強くなる
それでも、今というこの時は、今まで生きてきたからこそ目の前にある。
今回も越えて行けばいい。世界とともに。失ってきた大切なものを胸に抱きながら。
♪止まった時計の針を巻き戻せるものならば
♪廻り続ける運命の歯車に失われたものを刻みこんで
♪嘆きも痛みも超えて手にしてきたこの誇りを胸に擁いて辿り着く道の先 
♪何度だって立ち向かう 何度だって進んでいく 未来へと

名称 種別 技能 命中 攻撃力 ガード値 射程 備考
破刃蒼炎 白兵 白兵 0 15 8 至近 葉影蒼天専用 他武器装備不可
<RC>のSA技能のダメージに攻撃力加算
※破刃蒼炎の設定
慧が作り上げ、長年を共にした刀の内の一振り。サラマンダーの能力とモルフェウスの能力を合わせた傑作で、その刃からは常に蒼白い炎が揺らめいている。
"マスターレイス20" ネロ・C・コードウェルとの戦闘後、神宮寺縁と歪と対峙した蒼天たちを守るために立ちはだかった慧が「生きてあなたたちの望む明日を掴みなさい」との言葉とともに蒼天に残した刀。その刀は、持ち主蒼天の使う炎さえも蒼色に染めた。

≪更新履歴≫

+...
(第一話終了後)
名称 種別 個数 経験点
《ピンポイントレーザー》 取得 15
《光芒の疾走》 取得 15
《ウサギの耳》 取得 2
《天使の外套》 取得 2
<情報:UGN> 追加 1
合計 31

(第二話終了後)
名称 種別 個数 経験点
《滅びの光》 追加 5
《マスヴィジョン》 追加 5
《プラズマカノン》 取得 15
<RC> 追加 10
<RC> 追加 14
合計 35

第三話終了時に経験点の計算ミスに気がついたので、一度も使っていないイージーエフェクトを第三話経験点で取得するということで解決させていただきます。申し訳ありません。

(第三話終了後)
名称 種別 個数 経験点
《ウサギの耳》 取得 2
《天使の外套》 取得 2
《災厄の炎》 追加 5
《プラズマカノン》 追加 5
<情報:UGN> 追加 1
<情報:FH> 取得 5
<情報:ゼノス> 取得 5
<RC> 追加 3
<調達> 追加 6
<知識:レネゲイド> 取得 2
合計 36

(第四話終了後)
名称 種別 個数 経験点
《災厄の炎》 追加 5
《プラズマカノン》 追加 5
《マスヴィジョン》 追加 5
ストレンジフェイズ 取得 15
《七色の直感》 取得 2
合計 32


≪容姿・性格≫

世界のことしか見えてないので基本的には服装や髪型は雑な感じ。ただ、赤髪。
嫌なこと言われても、その場は笑って流せるが、後ですごい落ち込むタイプ。(要は豆腐メンタル)
行動より先に頭が動くため、どうでもいいことでも思い悩んでしまいがち。(要は(ry )
無口なのでクールに思われがちだが、そういうわけではない。
響子の死後、頭に血がのぼると普段隠している「戦闘用人格」が表にでてしまうようになった。(衝動「破壊」ですしね。)

人格変わってる間の記憶はなく、いつもは
①FH狩りの任務を慧に頼まれる。②のりのりで受ける。③現場に行く。④FHを見つける。⑤戦闘用人格発動。
⑥殲滅する。⑦家に帰宅しベットに倒れこむ。(戦闘開始からここまで意識も記憶もない)
⑧次の日、慧に記憶が無い旨を伝えると、微笑まれて「任務お疲れ様でした。」と労われる。
というのを繰り返してる感じ。FHを狩ってる認識はあるが、実感がないという状況。

→戦闘用人格関連の変化がみられるのでここにまとめておきます。
最初は憎悪に任せて人を傷つけるある意味暴走に近いような人格でしたが、
しばらくするにつれ、憎む必要なんてないんだと気づいた彼は、
二重人格の側を制御して、レネゲイドをよりうまく使えるようになっていた。

ただ、縁に対しては恩がすぎるので、憎悪が拳にのってしまいそうですね…。

なんかやたら黒い服ばかり着てる。(別に喪服というわけではないです。)
喫茶店では他人と関わらないように端の席で一人でコーヒーを飲んでいる事が多い。

<第一話終了後>
+...
無事、世界が好きだけどヘタレで告れないみたいなキャラに。
是丸と慰撫ちゃん、快斗への好感度はかなり高め。
特に家族を大切にする慰撫ちゃんにはかなり肩入れしている。
是丸には過去の話されたらほんところっといっちゃいそう。
快斗に対して一定の距離を取ろうとする真白には共感しながら、多少の不満感を感じている。
紫音に対しては…イチャイチャしやがって(小声)とぐらいしか思ってないような。今後に期待。
相変わらず世界大好きのちょろいんですが、世界ちゃんがホルダーということで少し響子とかぶってブルー
クライマックス戦闘でもそうでしたが、「戦闘用人格」が制御できるようになってきました。(まあ今回の戦闘が、FHの被害者を助ける&慰撫の家族を助けるという目的だったのもありますが)
別に何事もなかったとはいえ、世界を守りきれなかったことにはかなりダメージ感じてそう
なんかあれは次はそういう趣旨のRPするかもです。

<第二話終了後>
+...
それぞれへの感情はそんなに変わらないか
クライマックス前に諭してくれた紫音には仲間意識が芽生えつつある。

(クライマックス前にぐずった理由)
①梓は確かに同級ではあるが、彼にとってはそれ以上の存在ではなった
②尊とは旧知の仲であり、不思議な懐かしさを感じていた
③尊の言う「レネゲイドのない世界」に憧れがあった
④世界はレネゲイドホルダーであり、その行く末が心配だった
⑤尊の側に付けば、なぜ「オートクレール」がFHに襲われたのかわかると思った

などの理由により、尊の側につこうと考えていた。一方で、

①自身の目的のために犠牲を払うことに疑問を感じていた
②仲間である支部のみんなを裏切ることが怖かった
③どちらの側についても誰かを傷つけることになる

と考えると、どちらにつくこともできなかった。

その後、紫音の説得などあったが、どちらにつくことも彼にとっては正しいと思えなかった。
そんな中、梓が世界の親友であったということに気がつく。そうだ、俺はいつも大切な人を守るという自分の目的に正直に生きてきたはずだ。万人を助けるなんて、自分の力に驕ったのだろうか?そんなことできもしないなら、せめて、大切な人は守るべきだ。梓が死んでしまえば、世界はどうなるだろう…。もう大切な人が悲しむ姿はみたくない。自分の目指す世界は自分で切り開いて行かねばならない、そう痛感して彼は戦場に走った。

(仲間と恋人という意識)
蒼天の中に敵(オーヴァードも、オーヴァードに守られてのうのうと生きている一般人も)と味方(妹と世界)という意識の他に、仲間という意識が生まれつつあるよう。
もともと人間関係が非常に希薄で(そんなことはないのだが、)孤独に、自分一人の力で生きてきたという自負の強い子なので、他者に対して特別な感情を持つことがあまりなかったのですが、(紫音を守る義理がないといったのもこの延長です)ゲマトリアの一件以降、支部のみんなと行動を共にし、彼らの「きずな」に感化されたみたいです。紫音が蒼天のことを思って叱ってくれたのとか、世界がもっと頼って欲しいと言ってくれたの(あと、是丸が自分と世界のことを気にしてくれることとか笑)が、特に彼を動かしたと思います。
自分の平穏を乱す"敵"と自分が守らないといけない"味方"しか知らない子なので、かなり新鮮だったのではないかと。
エンディングで「人に頼ることは難しい」ということを言ってたのも、人に頼ったことがないからなんですけど、一方で、自分が人に頼りうると気づき始めてるのは一つ、彼にとっては進歩のはず。
その延長として、世界への気持ちが響子への物とは異なるということにやっと気がついてきたみたいです。
もう一個いっとくと、何かに特別な感情を持ってきてない子なので、正義とか人のためとかよくわかってない子です。シシガミに言った自分の意思で行動してるっていうのは彼にとっては当たり前なんです。

<第三話終了後>
+...
罪の魔女。性質は逃避。自らを檻に閉じ込め、使い魔にしっかり鍵をかけさせている。檻の外に出ることはなく、檻に引きこもって現実逃避ばかりしているため、使い魔にも馬鹿にされている。結界内に侵入した敵に対しては烈火のごとく怒り、全力で排除する。(まどかの魔女図鑑風に蒼天を解説してみた。
♪ぼくらは一人で生きていけないと気づいたのはいつ?
♪一人部屋に閉じこもり 探した僕の足跡

第三話前の個人的なメモを転載しときます。

蒼天はかなりずるい設定にしてあります。ほむらちゃんよかだいぶ逃げてます。ほむらちゃんとまどかと杏子の悪いとこを足したら、蒼天になるかなという感じです。
大切な人が悲しむ姿は見たくない、というのは蒼天がわりかしよく言うセリフですが、これはつまり、知らないところで泣いてたって構わないということです。ほむらちゃんのように純粋にみんなを守りたいなんて崇高なことは考えてはいません。
それは、杏子的な自分に対してしか力を使わない代わりに他者の力も借りないという精神に立脚してるんですが、果たしてそう生きていけてるんだろうか?という疑問は彼の中でも湧いていて、実際に「仲間」という意識が生まれてるんですが、やはり世界だけと自分の守る範囲を限定しているあたり、まだ振り切れないようです。そこが超えられるか、というのが第3話の課題かなと思っています。

見事にこの通りに無様な姿を見せてしまいました。今話までの蒼天にいいところが見出せない…(次話からはなんとかなるはずなんですが)
世界という可愛い彼女をもらった以上はしっかりやらないとですね!蒼天も幸せな日常を守るために頑張らないと…。

<第四話終了後>
+...
特に変化はないかと。
真白ちゃんの評価が急上昇して続けてるのと、慧の後を継ぐという意識が生まれてるぐらいでしょうか。
あとはいつもの長ったらしい設定集で示します。

今見返したら、2話後の段階で結構覚悟出来てるように字面は見えるんだよなぁ…
じゃあなんで3話でぐだったのかといえば、多分響子の登場でしょうか
響子に対する罪を受け入れきれていなかった彼にとって響子の登場はそれまでの覚悟を容易に崩すに足るものだったんでしょうね 彼が現実を見るいい機会ではありましたが。
4話終えてから後知恵で考えれば、余程の覚悟がないと世界を守るっていえなさそうなのでよかったよかった

日常を守るっていう約束はそういえば響子ともしてたんだったなぁ


≪設定≫

運命はいつも厳しくて
人の命は儚くて
それでも生きていかなきゃいけなくて

♪これ以上何を失えば、心は許されるの?
命はこんなに軽いのに、背負う罪はこんなに重い

いっそ死んじまえば、世界が消えちまえば、楽になるのだろうか
思い出も一緒に消しちまえば、楽になれるんだろうか

♪願いがもしも叶うなら、今すぐ君の元へ
♪できないことはもう何もない、全てかけて抱きしめてみせるよ

──"楽園追放(インポッシブルアトーンメント)" 葉影 蒼天、冷たい雨の下で


0.0 基礎設定
5歳の時にジャームの被害で親を失い、孤児となった葉影蒼天はUGNの施設に引き取られオーヴァードとして育てられた。愛されることを求めてオーヴァードとして覚醒するが、親を失った原因であるオーヴァードには激しい嫌悪感を抱いており、自分もその例外ではなかったため、なるべくオーヴァードとしての能力を使わないようにしていた。
オーヴァードを毛嫌いしていたことから、施設内では孤立していたが、オーヴァードとしての覚醒が遅れ、彼のことを兄と慕う「緋月響子(あかつききょうこ)」とだけは親しく接していた。
そんなある日、施設にFHの襲撃があり、蒼天は命からがら生き残るも、響子は力を使えないまま死んでしまった。(とUGNからは説明を受けた。)
施設は壊滅状態で様々な状態の屍体があちこちに転がっていたため、響子の屍体の確認はできなかったものの、死亡したと推定され、蒼天もそれを信じている。
響子をみすみす死なせてしまった「弱い」自分への嫌悪と、オーヴァードとして人を傷つけてしまうことのできる「強い」自分への嫌悪という二つの自己嫌悪に押しつぶされ、絶望していたところを霧谷に拾われ、今の支部に異動、FH狩りの任務を通じて「復讐」を遂行している。(そりゃ戦闘用人格でますわ。FHは人にあらず←)
高校に入って知り合ったクラスメイトの「廻音世界」には響子の面影を感じ、彼女と親しく接する中で、「復讐」に力を使うことに疑問を感じ始める。

「今度は死なせねぇからな、響子」 愛する罪と忘れ去る罪。二つの狭間に揺れて…


+1話終了後追加設定
1.0 憎しみへの疑念、二重人格(デュアルフェイス)の意味
ある日、いつものようにFH狩りをしていた蒼天。彼の脳裏に慰撫の声が響く。「彼は家族ですから。」はっと我に返った蒼天の目前に広がっていたのは累々たるFHの死体だった。よく見れば、自分より小さな、年端もいかないような子も多い。目の前に倒れている少女が、あの日の世界に重なる。「全部俺がやったのか…?」その一瞬の動揺が隙を生んだ。次の瞬間、彼の左肩を弾丸が射抜く。ふっと遠くなる意識。触れた相手を昏倒させる毒でも塗られていたのだろうか、どさっと彼の体は地面に倒れ込んだ。
次に彼が目覚めたのはUGNの病室、事件から2日後の事だった。記憶にはないが、FHの残党は自力で追い払ったらしく、UGNのチルドレンが倒れているとの一般人の通報で救出されたそうだ。
傷は浅く、すぐ完治すると見られていたが、結局5日間も入院していた。本来オーヴァードであればすぐに治癒するはずだが、なぜか治りが極端に遅いと担当の医師は言う。まるで蒼天本人が傷の回復を拒否しているようだ、と医師はひとりごちた。

「希望なんて、ずっと前に捨ててきたつもりだったんだけどな。」 無情な世界の嘆きに満ちて…


♪君がいた夏は遠い夢の中
♪空に消えてった打ち上げ花火
打ち上げ花火のように消えてしまう儚い生命
でも、その生命が残す"記憶”は簡単には消えてくれない

♪目を閉じれば、今も君が、そこにいるようで
♪時は過ぎ去ってくのに、まだ君の面影を探して
♪今でも想う あの夏の日を

世界を響子と同じ目には合わせない

──"楽園追放" 葉影 蒼天、夏の夜風に吹かれて


1.1 「オートクレール」での夏祭り、世界への目線の転換
夏になるとふと思い出すことがある。11の夏、うちの施設の施設長の娘さんが急に夏祭りをやろうといいだしたことがあった。日頃外に出ることもなく、訓練と任務の毎日のチルドレンたちは大喜びだった。娘の提案ということもあって、施設長は妙にはりきってしまって、たかだか200人規模の施設にもかかわらず、打ち上げ花火までやると言い始めた時には皆驚いたが、実際はなかなかの好評だった。
俺と響子はいつもどおり二人で祭りに行った。隣で無邪気に笑う響子に心をほぐされてしまったのか、その日は他のチルドレンとも笑い合って遊んだのをよく覚えている。
そのチルドレンの中に俺のことを仕切りに気にする少女がいた。根気よく話しかけてくる彼女にいつも無視をかましていたが、その日は彼女とも愛想よく言葉を交わした。
彼女の提案で数人のチルドレンと一緒に丘の上で花火を見ることになった。初めて見る花火にチルドレンたちは大興奮だった。中でも響子の笑顔はとびきり美しかった。兄バカと言われれば、それまでだが…。
今回の世界の誘いは確かに思っても見ないものだ。ただ、こないだのこともある。これ以上、世界をこっちの世界に引きずり込むのもよくないのかもしれない、…ってのは言い訳だろうか。

+2話終了後追加設定
2.0 世界との夏祭り裏話
せっかくの世界との夏祭りなのに、蒼天の顔は冴えなかった。無論世界が嫌いになったと言うわけではない。尊に感じた、ただの知り合いとは思えない程の懐かしさが気にかかる、世界の姉の御空のあまりに完璧な経歴に不自然さを感じざるを得ない、ということはないわけではないが、彼がもっとも気にしていたのは、彼の世界への気持ちの正体だった。
蒼天はずっと自分は世界のことを、響子と同じように守りたいのだと思っていた。しかし、世界と一年ちょっと関わってきて、支部のみんなと関わってきて、自分の気持ちはそれとは異なることに気付き始めていた。
あの夏祭りの日に見た響子の笑顔に感じた「守りたい」という気持ちと、今、自分の隣で焼きとうもろこしをもしゃもしゃ食べている少女に感じている気持ちは明らかに異質なものだった。蒼天はただただ彼女の側にいたかった。これが恋という気持ちなんだろうか…?すっきりしない気持ちだった。


2.1 尊が蒼天にかけた言葉 否定から肯定へ
蒼天が「オートクレール」に入って、しばらく経ったある日、廊下を歩く蒼天を呼び止める声があった。声の主は朝霧尊、蒼天より2つ年上の少女だった。
その声に気がついた蒼天はちょっと振り返ったが、教官でないことを確認するとスタスタ歩いていこうとする。尊は諦めずに彼について行きながら、話を続けた。
「君いつも一人でいるよね?」
その言葉を聞くと、蒼天は歩みを止め、
「あんたには関係ないだろ?」
と素気無く言葉を返した。
尊はその返事にむすっとしながらも、こう続けた。
「じゃあ事情は話さなくていいから、あたしと一緒に近くの丘まで行ってくれない?」
蒼天は確かにオーヴァードは嫌いだ。あんな奴らと慣れ合ったりしないといつも思っていた。しかし、それ以前に一人の小さな子供だ。訓練ばかりの毎日に飽きてきていた少年に「無断外出」という背信的行為はあまりに魅力的だった。
蒼天が逡巡しながらもこくりとうなづいたのを見ると尊の顔はパッと輝き、蒼天の手を引いて、スタスタと歩き始めた。こっそり抜け出すにはあまりに堂々としすぎている、と思ったものだが、その日に限って、鍵が壊れていたり、セキュリティがメンテナンスで落ちていたり、門番が居眠りをしていたり、偶然というにはあんまりなほど好都合が重なり、すんなりと目的地に到着した。
目的地は尊が言っていたように、「オートクレール」のすぐそばにある小高い丘だった。樹木などもなく、とても見晴らしがいい。勢いよく寝転んだ尊を見て、蒼天も隣にそっと寝転んだ。空には夏とは思えないほどの星が綺麗に瞬いでいた。
「きれいだ…!」
蒼天の口から思わず本音が漏れる。
「でしょ?ここ穴場なんだから!」
蒼天が喜んでくれたと素直にはしゃぐ尊。その姿に蒼天から思わず笑みがこぼれた。
「なんだ、君だって笑えるんじゃない。たまに見かけてもいつも一人でむすっとしてるから、てっきり笑えない体質の人なのかと思っちゃったよ笑」
蒼天は照れ臭そうに尊から顔を背ける。尊はさらに言葉を続けるが、声色が真面目そうに変わる。
「笑えるんなら、笑ってた方がいいと思うよ。あたしは君がどうしてこの施設にいるのか知らないし、どんな想いを持ってるのか知らないけど、何かを憎しむだけで生きていくのってばかばかしいじゃん。ほら、世界はこんなに綺麗なんだからさ。誰かを嫌って呪う時間を誰かの幸せを祈る時間に変えられたら、それって素敵なことじゃないかな?」
その言葉は、幼い蒼天が背負うには重すぎた。目の前で両親を殺した「ジャーム」という存在、「オーヴァード」という存在を許すことなんてできなかった。でも、そのまま捨て置くには魅力的すぎた。蒼天はその言葉を心の奥に大切にしまった。
尊は次の日には施設にいなかった。施設長に確認を取ると、優秀な彼女はすでに支部の方に着任したという。施設長によれば、尊は前から蒼天のことを気にしていたらしい。同じ戦闘用人格であることの親近感でもあったのだろうか。

夏祭りの次の日、「オートクレール」の瓦礫と尊の灰が入った小瓶を見ながら、蒼天はそんなことを思い出していた。尊を見たときのそこはかとない懐旧の念はこれだったのかと納得する。そして、自分に救いの手を差し伸べてくれた尊に、救いの手を差し伸べられなかった自分を悔いた。せめてもの償いとして、「オートクレール」の一件はこの手で解決して見せると決意を新たにするのだった。


2.2 響子とのある日 日常への愛着
「おはようございます、兄さん!」
朝目が覚めると目の前に饅頭…いや、響子の顔があった。寝ぼけ眼で事態を認識しきれていない蒼天を尻目に、小さな胸を張って
「ふふん、一人前のレディの響子は朝のご挨拶だってしっかりできるんだから!」
とドヤ顔をしている。
毎日響子が起こしにくる、という訳ではないので、蒼天の混乱は当然のものであった。混乱する蒼天に響子から衝撃の事実が伝えられる。
「兄さん!今日は私たち、遊園地に行くわ!」

衝撃発言に目が覚めた蒼天が事情を聞くと、施設長が外出許可と遊園地のチケットをくれたらしい。施設長に確認を取ると、知人からチケットをもらったのだが、捨ててしまうのももったいないし、ということだった。施設長は何かと響子のことを気にかけてくれていた人なので納得のいく話ではあった。

電車に乗るのも久しぶりの二人は、旅の始まりから大興奮だった。
「ジェットコースターには絶対乗りたい!」
とはしゃぐ響子。
「ジェットコースターなんか乗ったら、響子はべそかいちゃうな。」
と笑う蒼天。響子はむすっとして
「見てなさい!響子は完璧にジェットコースターに乗って見せるわ!」
完璧にジェットコースターに乗るってどういうことだよ、と内心突っ込みながらも、楽しそうのしている響子の姿に、蒼天も幸せな気分になっていた。

「絶対乗るの!!!!」
大きな声が園内にこだまする。ジェットコースターの入り口の前には半泣きになりながら、駄々をこねる響子がいた。
…そのまさかだ。身長が5cm足りなかったのだ。平均身長が144cmなのに130cmしかない響子が悪いのではあるのだが、少しかわいそうではある。なにせせっかくのお出かけなのだ。蒼天もどうにかできないのか頭をひねる。
「あー、一つ方法あるわ。」
解決策を思いついた蒼天は響子を物陰の方に連れて行くと、
「施設長には内緒だからな?」
と、天使の外套で自分と響子を包み、あたかも響子の身長が140cmはあるように偽装した。係りの人に怪しまれぬよう、見てくれは施設の子のものをとりあえず借りた。
「これなら身長制限ひっからなくて済むだろ?」
少し得意そうにいう蒼天に
「べ、別に響子もそれぐらい思いついてたし。」
と強がる響子。
「身長制限にひっかかるぐらいのちんちくりんが粋がって。」
と蒼天は響子の頭をぐしゃぐしゃにしながらジェットコースターの方に歩みを進めた。
「もー、子供扱いしないでっていつも言ってるでしょー!あと、ちんちくりんいうな!」
と響子は嫌がるそぶりを見せながらも、少し嬉しそうな表情であった。

響子はジェットコースターがすっかり気に入ったようで、何度も何度も乗っていたのだが、夕暮れに差し掛かる頃には流石に疲れてしまったようで、少し休もうということになり、観覧車に乗ることになった。

観覧車の窓からは綺麗な夕暮れの景色が見える。その夕暮れは楽しかった1日の終焉を意味するもので、二人を少しセンチメンタルにさせた。

「私ね、たまにこわくなることがあるの。」
観覧車が頂上辺りに差し掛かる頃に、響子がふとそう呟いた。
「これは、独り言よ?別に聞いてほしいわけじゃないからね?」
と慌てた口調になる。蒼天はなにを答えるでもなく、外を眺めやる。響子はホッとしたのか、話を続ける。
「蒼天はオーヴァードで、私はホルダーで、いつも危険に晒されてて。今日みたいな明日はこないのかもしれないって思うと、夜ねれなくなっちゃうことがあるの。特に今日みたいな楽しい日は、レネゲイドさえなかったら、こんな日常を私達も送れたのかな、と思って辛くなっちゃって。別にレネゲイドのことを恨んでるわけじゃないんだけど…」
そう言う響子に、蒼天は、今度は響子の方をじっと見ながら、声をかけた。
「きっと変わらないさ。明日も、明後日も。今我慢してれば、きっといつか俺らも普通の人間と同じように暮らせるようになる。もしなんか響子の明日を変えるようなことが起こるんなら、そんなの俺がぶっとばしてやるよ!」
と言ってにかっと笑う蒼天。響子もそれにつられて、くすくすと笑いだす。
「兄さんにそんなセリフを言わせるようなことを言うなんて、私はレディ失格かもね。」
「いや、お前は立派なレディだよ。普通の子は明日がどうとか考えてないぞ?」
不思議と今日は二人とも素直に話ができた。相手の素直な一言を冷やかすことなく、受け取ることができた。

観覧車が終点に着く頃には辺りはすっかり暗くなっていた。
「帰ろっか。」
という蒼天の声に響子は静かに頷き、二人は帰路に着いた。


最近、すっかり腑抜けてしまったなと思う
今までの俺は自分の信じた道だけを進んできたはずだ
だめだ できもしないことを夢見てどれだけ後悔してきた?

響子も尊姉さんも死んだ
♪何度目の気持ちだろう ここにある温もりは
♪間違いでも構わない そばにいること
今は世界を…世界のことを…!
♪一番強く信じられる世界を追いかけて

♪さぁおはようナイトメア
♪悪いお夢はこれっきり

「でも、こんな人生だったんだ。少しは幸せな夢を見てもいいんだろうか?」

──"楽園追放" 葉影蒼天、思いの詰まった小瓶を見やりながら

+3話終了後追加設定
響子を失ったあの日から、俺は全てから逃げていた。
幸せになれば、また失うつらさを味わうことになる、そう考えると幸せになることすら怖かった
それでも一度味わった幸せが恋しかった
だから世界に感じた気持ちを響子へのそれと同じだと自分に偽ることで自分の罪さえも忘れようとした
自分が神に叛逆した悪魔であることさえ忘れようとした

そんな俺に、世界と支部のみんな、そして響子はもう一度幸せをくれた
♪振り返れば仲間がいて
♪気がつけば優しく包まれてた

もう逃げたりなんてしない

♪蕾のままだった明日を咲かせるの 君の近くで
♪つくりものじゃない ハッピーエンドへ

嘘の分だけ愛の言葉を話そう
傷つけた分だけ幸せにしよう
涙の分だけ笑顔にしよう
♪諦めかけてた希望はもう隣で輝いてる
♪はっきりとつないだ両手の先から

さぁ、明日は世界とどこへ行こう
どんな幸せな思い出を作りに行こう
♪たどり着いた儚い奇跡 壊れないように
♪手を伸ばし繋げば
♪ほら、君はそばでいつまでも

──"十字架の小夜曲" 葉影蒼天、暖かいエデンの園で


3.0 響子との思い出 罪の覚悟
「ここに来るのも久しぶりだな。」
ここはH県K市。支部のあるS県からはずいぶん遠いが、蒼天がわざわざここを訪れたのには理由があった。
「もう、2年になるのか。あの日からちっとも変わってないや。」
ここはいつか尊と蒼天が訪れた丘だった。この丘から見下ろす「オートクレール」は彼がS県に旅立つ日にみたそれと何の変わりもなかった。UGNにとってみれば、地方の一施設など再建する価値すらないということなのだろうか。
「2年間、ずっと辛い思いさせてたんだな。」
そう言って蒼天はカバンから小瓶を取り出す。彼がいつも持ち歩いている小瓶だった。
その小瓶を自分の傍らに置くと、まるで誰かに語りかけるように話を始めた。S県の支部に移ったこと、向こうの高校で世界と出会ったこと、向こうの支部では、ゲマトリアの魔獣などの事件を解決したこと、尊と再会したこと、オートクレールが襲われたのは自分のせいだったとわかったということ、響子を再び殺めてしまったこと…。30分ほど話した後、彼はこう加えた。
「自分一人で生きてきたつもりが、みんなに迷惑かけてばかりで…。いや、そんなことずっと前に気がついてたんだな。でも、それを認めたくなくて、ずっと逃げ続けてたんだ。自分の弱さを見ないようにしてたんだ。もっと前に認めていれば、俺にその勇気があれば、みんなが死ななくてよかったのかと思うと悔しくて仕方ないよ。」
傍らに置いてあった小瓶をとって胸の前でぎゅっと握りしめる。
「でも、やっと認められたんだ。やっと馬鹿な夢から覚めたんだ。これまでの罪がそれで消えるわけじゃない、いや、罪に気がついたからこそ背負っていかなきゃいけないのはわかってるんだが、一応謝罪と宣言だけしにきた。」
そう言うと立ち上がって叫んだ。
「ごめん!俺が弱かった!少しでも多くの人を笑顔にできるよう俺頑張るから!」
全力で宣言した後、脱力して倒れこむ。思えば、俺が夢から覚められたのも響子のおかげだ。響子はあの日のように俺を起こしに来てくれたんだろうか、なんてのは都合のいい解釈だろう。寝過ごして、今度は世界を失いかける、いや、一度失ってみないとまだ自分の非に気がつかないなんて、本当に馬鹿な兄貴だ。
そんなことを考えながら、カバンからブローチを取り出す。自宅に残されていた母の形見だ。響子の7歳の誕生日に彼女にあげたのだが、皮肉なことに蒼天の元に帰ってきてしまった。
S県に移ってから、ずっと昔のことを思い出すのが嫌だった。思い出しても辛い記憶ばかりだったから。でも、今はそうじゃない、楽しかった記憶も不思議と思い出せた。両親と旅行に行ったこと、オートクレールでの夏祭りのこと、尊とこっそり施設から抜け出したこと、響子と遊園地に行ったこと…。こんな幸せをもらいながら、ずっと現実から逃げ続けてきた自分が腹立たしくさえある。夏祭りの日の響子の笑顔、俺がもっと素直になれていれば、ずっと彼女はあの笑顔で笑っていられたんだろう。
そんな馬鹿な俺に、神様はもう一度チャンスをくれた。大馬鹿な天使にもう一度天に帰る許しをくれた。みんなのおかげで手に入れた幸せだ。恩を返さないといけない。みんなを笑顔にしないといけない。それがせめてもの償いだ。
「じゃ、俺を待ってる可愛い彼女を迎えに行かないと。」
と、立ち上がる。その背中に
「お疲れ様。頑張ってね、兄さん。」
という声が聞こえた。多分幻聴だろう。それでも、ずっと堪えていた涙が抑えきれなかった。
「ああ、頑張ってくるよ。ありがとう。」
そう涙声でつぶやいて、新たな一歩を踏み出した。現実への大きな一歩を。

+4話終了後追加設定
♪ずっと離れないで ずっと想っていて
♪いつかまた手をつなげるように

さっき見た世界は相当怯えていた
あの日俺に助けを求めた彼女に重なる
でも、今は彼女の手を握ることができる
もう逃げないって決めたから
♪誰がなんて言おうと かなしい夜も 君を笑わせてみせるから
♪何が起きたって 誰より僕が 君を幸せにする

けれども、この勇気と幸せは自分一人で勝ち取ったものじゃない
世界、響子、紫音…そして御空さんのおかげで手にしたものだ
今度は俺が彼らを支える番だ

俺はみんなを守れる程、強くはないのかもしれない
そんなでかい口を叩ける身分ではないのかもしれない
♪広がってく輪の中 ちっぽけな手のひらで
♪掴めるもの一つ 欲張りすぎた瞬間
♪こぼれおとさないように ぎゅっと握りしめた
でも、やらなきゃいけない
それが日常を、世界を守るのに必要なことだから

ずっと嫌ってきたレネゲイドの力を求めているなんて皮肉な話だ
俺から両親を奪い、響子を奪い、尊姉さんを奪った"ジャーム"という存在
そんな存在に自分がなってしまうんじゃないかと怖くて仕方なかった

でも、今はレネゲイドの力が怖くない
俺には"絆"があるから
俺はもう一人じゃない
世界も、御空さんも、支部のみんなもいる
みんなが俺にしてくれた、たくさんの当たり前が、俺に強さと希望をくれた
一人ではできなくても、協力すれば、きっとうまくいく

俺はずっと一人で強くあろうとしていた
でも俺達はひとりぼっちじゃだめだったんだ 
どんなに強いものにだって必ず弱点はある

紫音は妨害、真白さんは防御、慰撫さんはサポート、是丸じいさんは射撃と情報収集 そして、俺は火力 
互いの弱さを認め合って、みんなで補い合えば、何でも超えていける
俺の炎は慰撫さんの風で強まる 苦手な回避は真白さんがカバーしてくれる
俺達だから、協力してきたから、尊姉さんにだって、御空さんにだって、ネロにだって勝ってこれた

そして、今の俺には世界という、隣でずっと支えてくれる”家族”がいる
♪幼い頃ずっと夢に見ていた私には まだ遠いけど君がいれば
♪少しは強くなれる気がして 明日の色を重ね塗った

一人でかっこ良くならないといけない 一人で罪を背負わないといけないなんて、
見せかけの強がりはもういらない そんな嘘は悲しいだけだから

"絆"はヘルメスの言うように虚構にすぎないのかもしれない
でも、それがあるから前を向ける 逃げずに立ち向かえる
♪僕らは夢を見る 大切な誰かと
♪小指を結んで 離さないように

♪指切りげんまん 唱えた

──"十字架の小夜曲" 葉影蒼天、愛を奏でる 悲しい旋律に抱かれて


4.0 蒼天にとっての世界 犠牲の上の生
"物"というのは恐ろしい。人の思いをそのままに持っているから。
彼の、支部長の刀をうけとった瞬間そう思った。彼がどんな気持ちで刀を振るっていたのかが伝わってくるようだった。
軽い気持ちで、喜んで刀を振るえる人は早々いない。彼も大きな覚悟を持って刀を振るっていた。ただ、それだけではない。彼らしい、慈愛に満ちた温かい感情も彼を動かしていた。

優しさだけでは人は救えない。と人は言うが、優しさがなければ人は救えない。人と人の絆が人を動かす。
その優しさ故にいつも一番辛い道を歩いてきた彼が、俺に「逃げずに生きろ」と言った。これ以上に重い言葉はないだろう。
この言葉を胸に、この世界を守っていこう。

縁の言うレネゲイドのない世界は俺らには受け入れることができない。彼女のいう世界は世界と俺らの犠牲を前提にしている。
確かにレネゲイドを恨んだこともあった。響子の言うように、レネゲイドがなければ、普通の日常が送れたのかと思うと今でも悔しくはなる。ネロや響子のような犠牲もうまなかっただろう。ただ、レネゲイドがあったからこそできたことだってあったはずだ。
響子に出会い、喜びを知り、悲しみを知り、尊に出会い、憎しみを知り、幸せを知り、世界に出会い、愛を知り、勇気を知った。
紫音に出会い、優しさを知り、真白に出会い、強さを知り、慰撫に出会い、厳しさを知り、是丸に出会い、温かさを知った。
御空に出会い、罪を知り、音海に出会い、友を知り、梓に出会い、希望を知り、快斗に出会い、信頼を知り、円華に出会い、永久を知り、慧に出会い、責任を知った。
ヘルメスに出会い、絆を知り、シシガミに出会い、自由を知り、ネロに出会い、命を知り、縁に出会い、恐怖を知った。
レネゲイドがなければ、"普通"の人生しか生きられなかった。その点は感謝しなければいけない。レネゲイドのおかげで世界が愛おしく見える。
今になって、尊姉さんが言っていた言葉が受け入れられた。憎しみは人を盲目にする。一度視点を変えれば、あながち悪いばかりの物ではない。

俺たちは今、世界の行く末を選択できる立場にいる。それもこの力ゆえだ。この力があるから世界を救うことができる。
俺は正義のために動く、なんて大層なことが言えない。自分のために犠牲を出さないなんてことも言えない。それは自分自身を否定することになる。そもそも絶対的な正義なんてあるのかと問われれば、答えは否だろう。
俺は、みんなを救うなんて神の真似事をしたいんじゃない。ただ、目の前の仲間を救える、そんな「正義のヒーロー」みたいな奴になりたい。
生存は英雄に不可欠な条件だ、という話があるらしい。ホメロスのオデュッセイアでアキレウスはこういう。「冥府で亡者どもの王となるより、奴隷の身分でもいいから生きていたかった。」ホメロスは、その公正さ故に冥府でさえ支持を集めたアキレウスではなく、狡猾にも生き延びたオデュッセウスを賞賛したということだ。死んでしまえば、何も残らない、ということだろうか。
自己の生のために他者を犠牲にできるのか。その問題にまっすぐ向き合えるかというのが問題の本質であろう。誰にも迷惑をかけずに生きるなんて不可能だ。少なくとも、食物として摂取するなどの形で動物を殺している。ベジタリアンだと言っても、野菜の生産過程でも昆虫なんかは殺されているわけで、完全な不殺生というわけにはいかない。生きるということは本質的に他者の死と表裏一体なものなのだ。その現実に目を背けることなく、それでも生きた人物を英雄というんだと俺は思う。

自分の生き方を正当化しようというつもりはない。でも、人間は迷ってしまっては、動けなくなる不自由なものだ。何か縋る対象が欲しくなる。絶望に抗い、残酷で不自由な世界で生き続ける為に。この世界には改善の余地があると思わせてくれる何かが。
俺は世界と共に生きたい。この日常を守りたい。これは俺のエゴであると同時に、俺なりの正義だ。生きること自体に課された罪を受け入れるという自分なりの覚悟だ。
人間というのは不自由すぎる生き物だ。

こう考えると、ヘルメスの言うように、絆なんてなければ、楽なのかもしれない。でも、他人を思えるから、自分の生に責任を持てる。自分だけで生きてるんじゃないと気がつける。だからこそ人生を最大限生かそうと思える。
ネロは自分は生きている意味がないと言っていたが、レネゲイドがなければ、彼らは生まれることさえなかったはずだ。苦しいながらも耐えて、生き続けてきたからこそ、仲間を思う気持ちに辿り着けたんだろう。それは十分生きた証に値する物だと思う。自分を認めてあげない彼自身が彼を無価値にしている。紫音は彼を一人の人間としてみていた。紫音の心には彼の思いが届いただろう。

この世界は、紫音が言っていたように理不尽ながらもその中で人々が選択し、編んできた物だ。それを壊しちゃいけない。それが、他人を踏み台にしてきた俺たちの責任だ。彼らの思いだけでも引き継がなきゃいけない。

"If you're going through hell, keep going."
英国首相、ウィンストン=チャーチルの言葉だ。
今更、振り返ってなどいられない。もう、世界を守ると、紫音を守ると決めたのだから。
「戦う理由、見つけたんでしょ?逃げないって決めたんでしょ?ならとことんつっぱしるしかないんだからさ。」

俺はきっと世界を守ってみせる。この世界で、大嫌いで愛しいこの世界で、きっと足掻いて生きてみせる。

4.1 宙ぶらりんの罪
宙ぶらりんの罪というのは一番恐ろしいと思う。行き場の無くなった責任が生で襲ってくるから。
例えばひき逃げ。確かに殺人には変わりないはずだが、わざとやったわけでもなく、証拠も残りにくいから逃げおうせてしまうことも多い。でも、他者から責められることのないということが加害者を苦しめる。いつも通りに周りが接してくれるということさえも心を蝕む。
従軍経験者だってそうだろう。正義の名の下、人を殺す。人を殺したのに変わりはないのに、それを皆が褒めてくれる。せめることなしに。殺人を犯した人が精神的にまいってしまうという話はほとんど聞かないのに、PTSDになる人はかなりの数いるというのはそこに関係してくるのだろう。行き場のない責任が強い自責の念となって彼らを苦しめる。
蒼天が経験したのもそういう類の罪だ。
響子が死んだ時、施設が壊滅した時、皆が蒼天を励まし、慰めた。響子も、施設も守れず、ただ立ちすくんでいた彼を非難する人などいなかった。もちろん善意であったのだろうが、それがさらに蒼天を苦しめた。いっそ否定してくれれば、反発もできるというのに…。励まされてしまってはこの気持ちの行き場がないじゃないか。
行き場のない、許容量を遥かに超えた自責の念を、蒼天は忘れることで回避した。夢の世界に閉じこもる。罪という概念を自分の中から消してしまった。ないものでくよくよ悩むことはできない、そういうわけだ。
彼を初めて否定してくれたのは御空だった。響子も救えず、今まさに世界すらも失おうとしているなんて情けないと。お前がやったことは罪深いことだと。
そのおかげで、やっと気持ちの逃げ道ができた。今まで守れなかったからこそ、世界を守ってみせると。
世界という新たに蒼天が背負ったものが、御空が現出させた自身の罪に向き合う勇気と力を与えもした。

あの時、御空にそんなつもりはなかっただろう。でも、蒼天は彼女のおかげで救われた。世界を求めていた神とするならば、御空は蒼天にとって使徒ともいうべき存在だろうか。
"ルシファー"と"アザゼル"は一度は神を裏切った堕天使だ。そんな二人が今は罪を認めて、協力して神を守ろうと奔走している。実に滑稽な光景だ。
たとえ滑稽でも構わない。もう一度神に会えたのだ。この幸せはなにものにも変えがたいものだ。

もう世界を裏切ったりしない、そう決めた。
どんな時でも世界が幸せになれる世界を望むから。それが蒼天が幸せな世界でもあるから。

4.2 響子との出会いと別れ
今日も施設長室に呼ばれた。"今日も"といったのはそれが蒼天にとっては珍しいことではなかったからだ。オーヴァードを毛嫌いする蒼天は周りのチルドレンと揉め事を起こすことも多かったし、何より訓練をサボることが多かった。
でも、今日の案件は少し特殊だった。蒼天に会わせたい人がいるというのだ。どうせ新任のチルドレンでも紹介されてこいつと仲良くしろとでも言われるのだろうと正直行きたくはなかったが、施設長の言いつけに背くとご飯が抜きになるので、しぶしぶ彼は施設長室に向かった。

「緋月響子よ。よろしく頼むはね♪」
やっぱりかとため息をつく。しかもなんだこのちっこいくせに偉そうなやつは。
ドアを開けた先にいたのは1人の少女だった。

施設長が言うには、彼女は対抗種のレネゲイドに罹患しているが、まだ覚醒はしていないらしい。どうせすぐ覚醒させるんだろう?といって蒼天は反発したが、対抗種の研究はあまり進んでおらず、わかっていないことが多いのでできれば、覚醒しないで様子をみたいというのだ。そして、その間の面倒を蒼天にみてほしいとのことだった。レネゲイドを毛嫌いしている蒼天の横にいれば、響子がオーヴァードに憧れを持つこともなく、適任だろうと。

もちろん彼は断った。なんでこんなガキのお守りなんてしないといけないんだと。それでも、もうひとりぼっちになってから4年、正直限界だった。かつての自分のミスをこの子にはさせたくないという気持ちもあった。結果、なし崩し的ではあるが、響子は蒼天と行動をともにすることとなった。

そうなってからもしばらくは蒼天は響子に心を許しはしなかった。どうせこの子も俺を裏切る、オーヴァードの奴らとつるんで、彼女自身も覚醒してしまうと思ったから。でも、その予想は意外な形で裏切られた。チルドレンたちの方が響子を拒絶したのである。

今から8年も前のことだし、施設が田舎にあったというのもあって、「オートクレール」ではその頃、都市伝説レベルのレネゲイドに関する噂がよく飛び交っていた。その一つに、対抗種はオーヴァードに危険だというものがあったのだ。中には触っただけでオーヴァードは死んでしまうとか過激なものもあり、響子はチルドレンから避けられるようになった。
蒼天にとってこの状況は好都合だった。ここで彼女の面倒を見れば、彼女は自分だけのものになる。自分のいうことだけを聞いてくれる。この頃から蒼天は響子の面倒をよく見るようになっていった。

はじめこそ、ある意味、邪な気持ちで響子の面倒を見始めた蒼天だったが、時間が経てば、自然と愛着というのが沸くもので、すぐに実の妹のようにかわいがるようになった。彼女の7歳の誕生日には、母の形見だったブローチをあげもした。蒼天にとって、家族というのは一度失ったものだ。それを取り返した感慨はひとしおだった。
でも、そんな幸せな日々も長くが続かなかった。蒼天が15歳の2月のある日だった。

その日、蒼天は施設から少しいったところの屋外演習場で訓練をしていた。その最中、「オートクレール」の方向から大きな爆音が響き、そちらの方に振り向くと施設からもくもくと黒煙が上がっていた。
咄嗟に響子が危ないと感じた蒼天は、1人で行っても仕方ないと静止する教官の制止を振り切り、施設に向かって駆け出した。
蒼天がたどり着いた頃には施設がほとんど壊滅していた。響子を探すようにあたりを見渡す蒼天。その視界の隅の方をすっと通り過ぎる人影があった。視界の隅を通っただけなのに、その影は蒼天を引きつけた。それだけの存在感がその影にはあった。今思えば、それが神宮寺縁、観測者だったんだろう。そういえば、紫音に初めてあった時、彼から感じた異常な殺気とよく似ていた。その圧倒的な存在感に蒼天は恐怖した。今まで見てきたオーヴァードとも比べ物にならない。それだけでなくジャームすらも超えた存在であるかに思えた。彼女の存在を認識してしまった蒼天はその場で動けなくなり、そのまま地面に倒れこんだ。

蒼天が目覚めた頃には彼女はもうその場にはいなかった。施設の方はというと数人のチルドレンが生きてはいたが、ほとんど全滅の状態であった。特に響子がいたと推察されるあたりの損害が大きく、響子の死体も発見されなかったが、この状態では、少なくとも生きてることはないだろうと判断された。
我に返ってあたりを見回した蒼天は再び絶望にかられた。崩壊した施設の様子があの日の我が家に重なる。また家族を守れなかった。その悔しさと責任が入り混じった感情が彼を締め付けた。やっぱりオーヴァードの力なんて所詮守る力ではなくて破壊する力だ。そうなら、それでいいや。せっかく手にいれた力だ。自分自身のためだけに使おう。どうせ他人なんて守れやしないんだから。俺の前からいつか消えてしまうんだから。そう思った瞬間、負の想念が彼を満たした。

4.3 蒼天にとっての「ジャーム」という存在
俺は"ジャーム"という存在が憎かった
両親を殺し、俺をひとりぼっちにした存在

でも、今に思えば、俺はジャームが憎かったんじゃない
両親を殺した、あいつが憎かっただけだ

ジャームじゃなくたって、悪いことをする奴はいる
だからこそ、警察や法律が存在するわけだ
ジャームであることそれ自体が罪なのだろうか

クロノトリガーは子供の生存を願い
尊姉さんはレネゲイドからの救済を願い
響子は蒼天を守ることを願い
ネロは生きる意味を得ることを願い
聖也はレネゲイドの消滅を願い
縁はレネゲイドの進化の果てを見ることを願った

それを祈った心は、裁かれなきゃならないほど罪深いものなんだろうか
ジャームである、ただそれだけの理由で排除されなきゃならないものなのだろうか

俺らは多くのジャームを殺してきた
それは正義のためなんかじゃない
俺らの目的にとってそいつらが邪魔だった
ただそれだけの理由だ

じゃあ、そんな俺らとジャームのどこに差があるというのか

オーヴァードは一般人との差異をいつも憂うのうのうと生きている彼らを羨み、蔑む
そのくせ、ジャームに対しては、絶対の悪であるかのように対応する
オーヴァードが何様だと言うのだ

ジャーム それは俺たちオーヴァードの行き着く先の姿 同情もしたくなる
だからと言って俺はジャームを殺すこの手を止めることはないだろう
そいつらが、俺と世界の日常を壊そうとする限り
だから、俺の言っていることは戯言にすぎない
くだらない思索はやめにして、今日の世界を守る旅に出よう

4.4 オーヴァードへの懐疑
「…どういうことなの。」
初めてのお使いの帰り道。ご褒美を期待して帰宅した蒼天の目に映ったのは、崩壊した我が家だった。骨組みは残っているものの、屋根は吹き飛び、壁にも所々に大きな穴が開いている。これをご褒美というのはあまりに皮肉と言わざるを得ない光景だった。
どーん。近くで大きな音がなる。怖くなって家の中に駆け込む蒼天。どんな状況であっても自分の家は自分の家だ。幼い彼にとってみれば、絶対の安全空間に思われた。何より、心細い気持ちの中、早く母と父に会いたかった。
ドアを開けて入った家の中の様子は、予想していたのと全く異なるものだった。一面の血の海。後知恵で血の海というが、この時の蒼天には蒼天が血であると思えないほどの量であった。
べちゃべちゃと血の海を走りながら、ドアの空き放ってある居間に飛び込む。案の定、そこに転がっていたのは二つの死体だった。とはいえ、幼い少年に死体がわかるはずもない。安堵の溜息を一つして、母に歩み寄る。その瞬間に気がつく。母の腕がないことに。パニックに陥る蒼天に、まだ少し息のあった父が声をかける。
「その声は…蒼天か。もう私たちはダメだ。今すぐここから逃げなさい。」
もう目は見えていないようで、蒼天を探すように顔を動かすが、蒼天にはそれすらも恐怖に映った。
「お母さんとよく行っただろう。隣町のおばあちゃんの家。とりあえずあそこに行きなさい。」
状況がわからない蒼天にとっては、恐怖の対象とはいえ、親から離れるということは避けたかった。ぐずぐずしている蒼天に、父が声を振り絞って、今まで聞いたことのないような強い語調でこういった。
「早く行けと言ってるだろう。言葉の意味もわからんのか。」
その声に驚くとともに、我に帰った蒼天は
「はい、わかりました。」
と半ば反射的に返事をし、立ち上がる。そんな蒼天を父が呼び止める。呼び止めた父の手には、父が大切にしていた懐中時計があった。
「これは元々おじいちゃんの時計で、この時計のおかげで、おじいちゃんは戦争で死なずに済んだと得意気に語っていたよ。これを持って行きなさい。きっと力になってくれるよ。」
血まみれの懐中時計。一見役に立ちそうもないそんなものが彼に勇気を与えた。蒼天は恐怖を振り切って、家の外へ走り出した。

家の外に出ると、見知らぬ人がこちらに歩いてくるのが見えた。直感的に両親を殺したのはあいつらだと判断した蒼天は彼らから逃げようと駆け出す。しかし、次の瞬間には目の前にその1人がいた。
「怖がらないで。まさか生存者がいたなんて。もう僕らが来たから大丈夫だよ。」
高校生ぐらいの好青年に見えた。彼は逃げようと抵抗する蒼天の抱きかかえるようにして車に乗せると、自分たちが何者であるのか語り始めた。
UGNのチルドレン。彼らは自分たちをそう呼んだ。UGNという名前は幼い蒼天にだって聞き覚えがある。正義の機関だと幼稚園で友達から聞いた。彼の父はその組織のメンバーであり、影ながら僕らの生活を守っているのだと得意気に語ってくれた。
なるほど、危機的状況にある僕を助けにきてくれたのかと蒼天にも合点がいった。彼らは怪我はなかった?とかこちらのことをある程度聞いてきた後、「オーヴァード」や「レネゲイド」、「ジャーム」などについて話を始めたが、幼い彼にはさっぱり意味がわからなかった。彼がそれについて理解するのはチルドレンとして教育を受け始めた後のことである。当時の彼の認識というのは、ジャームという悪者をオーヴァードという正義のヒーローが倒しており、両親を殺したのはジャームという悪者で、彼らチルドレンが退治してくれたというぐらいのものだった。
UGNの施設に着くと、何やら検査を受けさせられた。体に異常がないかという名目であったが、今になって思えば、オーヴァードとしての素質があるかという検査だったんだろう。
検査の後、蒼天に告げられた「君も正義のヒーローになれる」という言葉がどれだけ彼に勇気を与えたかわからない。両親の仇を取れるんだと、自分みたいに怯える人を救えるんだと希望に燃えた。精力的に訓練に参加し、一週間もたたないうちに、オーヴァードとして覚醒した。

でも、その有頂天も長くは持たなかった。経験のある人ならわかると思うが、親しい人の死というのは死の直後より、しばらくした後になってダメージになることが多い。その人が欠けてしまった日常を嫌でも認識させられるからである。はじめはやる気に満ちていた蒼天も部屋に塞ぎこむことが増えた。この頃送られてきた両親の骨壷と母のブローチの存在も両親の死という事実を顕在化させるには十分すぎるものだった。
そんな蒼天に打撃を与えたのが、ジャームはオーヴァードの成れの果てだという事実である。そのことを友人が得意気に話すのを聞いてしまったのだ。
自分は自ら望んで、自身の敵であるジャームになってしまったのか。あいつらは俺を騙したんだと。

これが蒼天の懐疑の始まりである。幼い頃に背負ったこのオーヴァードへの不信感を拭い去るのに12年の時を要した。
ジャームは確かにオーヴァードの成れの果てだ。でも、だからと言ってオーヴァードが人を救う力を持っていることに変わりはない。
「兄さんがたくさんの人を救いもしてきたって、響子は知ってるわ。」
時間はかかってしまったが、幼い頃に夢見た、目の前の仲間を救える、「正義のヒーロー」に近づいている。確実に前に進めているという感覚が彼を励ます。
あの日思ったほど、世界は悲しいものではなかった。
どんなに辛くても生きていれば道は開けるものだと今になって思う。
絶望に身を任せなくて本当に良かった。
無力さを認められずに破滅するよりも、無力さを認めて生きながらえた方がずっとマシだから。生きたからこそ、今があるから。

今だって安心できる状況とは、口が裂けても言えはしない。でも、これを越えれば、また新しい日常が待っている。
そんな希望を胸に、今日も前に進んでいこう。世界とともに。

4.5 蒼天にできること
俺はずるいなと本当に思う。
信じるってなんだ?背負うってなんだ?
結局人になすりつけてばかりじゃないか。

紫音に「円華を殺せ」と暗に示した。
何もあんな言い方しなくたっていいじゃないか。冷静になってみればそう思う。
なんで仲間なのに一緒に背負おうと言ってあげられないのだろう。
ともに生きていこうと言えないのだろう。
紫音とともに未来を見たいとなんでいえないんだろう。

紫音はずっと俺を支えてくれた。
自分の意志だと言いながら俺の力になってくれた。
今度は俺が彼の力になってあげる番じゃないのか?

俺は結局弱いな。ちっとも変わってやしない。

まぁだからといって大人になるまで待ってくれるほど世界は甘くない。

迎えに行こう。後悔があるなら今から言ってあげればいいじゃないか。

……ほんとに人間は不自由なものだ。世界は理不尽なものだ。

4.6 正義の意味
どうして正義でない剣を振れるのか。その問いはもっともなものだろう。
人は剣を振るうために正義を語る。必要なんだ。人を傷つけるという不義を正当化するための剣が。
でも、俺の答えは簡単。世界の障害になるものは全部排除する、それだけ。

ジャームのようだと言うだろう。でも、さっき言ったよな?ジャームも人もさして変わるものではない。

他人にとってはあくまで世界は一つの個体でしかないのだろう。でも、俺にとっては世界との日常が全てなんだ。
あいつはこんな俺に残された最後の家族なんだ。理解してもらおうなんて思わない。
だけど、目の前の大切な人が危険になるってそれだけで、立ち向かうには十分な理由になるんだよ。
あいつとの日常を守るためなら、どんなことだってできる。そう思うんだ。

そう、たとえその敵が紫音だったとしても。俺はこの剣を振るえるだろう。

+5話終了後追加設定
5.0 蒼天のずるさ
俺はずるいな。本当にそう思う。
俺は世界との日常を守りたいと言っておきながら、紫音には円華を殺せと言ってしまった。優しい紫音にああ言えば、彼が世界を守ろうとするってわかってて、ああいった。どうしてあそこで紫音と円華、二人で生きる道を示してやれなかったのか。

…いや、円華の本音を聞くのが怖かったってのが俺の本音だろう。
「妾が死ぬのが、一番いいだろう。」そんなセリフを円華が本気で言ってるなんて、そうは思っちゃいなかった。それでもこれ以上世界に問題を起こさせるわけにはいかないと思ってしまった。円華が死んで全てが終わるならそれでいいじゃないか、そうも思ってしまった。

俺はジャームなのかもしれないなとたまに思うことがある。でも、そっちにも行ききれない、いわば中途半端な自分にいつも憤る。
世界を守りたい。そう思うならさっさと紫音を殺しておけばよかった。でもそうはしなかった。かといって二人で生きる道を示してやることもできなかった。紫音はなんとか立ち直ってくれたが、希望のないまま生きるというのが一番辛いに決まってる。それは俺が一番わかってるはずじゃないか。だから唯一残った「世界との日常」を守りたいと願うんだろう?

正直な話をすれば、何も失ったことのない紫音が憎かったんだろう。俺は罪を背負ってまで生きているのに、幸せの意味も命の価値も知らない彼が、人を救いたいなんて甘ったれたことを言うのが許せなかったんだろう。響子も尊姉さんも殺してきているのに、それでも純真なふりをしている彼が認められなかったんだろう。ジャームだって救いたい?そう言えば、君が傷つけた人たちが帰ってくるとでも思ってるのか?とさえ言いたくなった。

そのくせしてなんだ?「このままのお前でいてくれ。」だの「困った時は呼んでくれ、助けぐらいはできるから。」だの。お前が崩したんじゃないか。「戦場から身を引け」だ?お前が逃げるなと言ったんじゃないか。

本音を言えば、あの手で円華を殺して欲しかった。逃げずに罪に向き合って欲しかった。
俺の気持ちがわかって欲しかった。尊姉さんや響子をこの手で傷つけた俺の気持ちを。

ああ、最後に彼に謝らないといけないな。「円華を死なせてしまったのは俺たちが背負っていかねければならない罪だ。」と言ったが、俺にとって彼女の死は伊庭やネロ、いや、どこの誰とも知らない人の死と変わりはしない。もちろん、俺の日常のために死んでくれた彼女に感謝こそすれど、その感情は紫音が持つものとはかけ離れたものだろう。

…言っただろ?俺はジャームだって。世界との日常を守る。ただそれだけのために生きてるんだから。こう思うのは当然じゃないか!





…そうとでも思えば、少しは気が楽になるだろうか。

5.1 蒼天の今後
俺はこれからどうするべきなんだろうか。
NEXは解散するわけで、仲間たちと離ればなれになるのであれば、UGNに居座る理由もない。
現に是丸じいさんだって、そういってUGNを離れた。

世界を守る。その目的を達するためにはUGNにいないほうがいいってのもわかってる。
世界の敵はすべて排除すると言葉で言っていることを実際できるほど俺が非情になれるのなら、
UGNに残る、というのも一つの選択肢にはなると思う。
UGNはレネゲイド研究の最先端でもあるから、世界を延命するすべを見つけることができるかもしれない。

でも、今回のように俺は決して非情になりきれない。
苦しむ世界を目の当たりにしながら、それでも紫音と円華が幸せになれる道を模索してしまった。
情が移ってしまったものを簡単に捨てれる程、俺は強くない。

次の支部に配属されたところで、その場所でまた新たな仲間ができて、別れがある。
そこで情に流されて、世界を失ってしまうようなことがあれば、元も子もない。

世界を延命させる技術の研究は御空さんと是丸じいさんがやってくれてる。
今の俺がやるべきは世界がもし、あと少ししか生きれなかったとしても生きててよかった、幸せだったといえるように、彼女とともに時間を過ごすことなんじゃないのか?

普通に学校に行って、普通に恋愛して、買い物とか行ったり、遊園地に行ったり、時にはちょっと危ないこともしてみたり。
俺たちはもう十分に戦った。少しの間ぐらい夢を見たって誰も俺たちを責めたりはしないだろう。

UGNを立ち去るのが、正しい選択だ、ってのはわかってる。

……でも、なんかすっきりしないんだ。

事件から数日経って思うことがある。俺が目指してたものってこんなものだっただろうか。
アンテイクに行ってみた。もちろんもぬけの殻。あの頃の活気はもうない。

俺はアンテイクが好きじゃないとずっと言っていた。世界がいるからあそこにいくんだと。
でも、今になって思えば、その考えは間違ってたんだ。
思った以上に俺はわがままだったみたいだ。

慰撫と尊が楽しそうに話していて。
休憩に入った真白にシシガミが駆け寄って。
快斗がその様子をすこし複雑そうに見ていて。
支部長がそんな様子をカウンターから微笑ましそうに見ていて。

俺と音海が彼女の自慢をし合ってて。
世界と梓が照れくさそうに二人を見ていて。
そんな俺らを是丸じいさんがからかって。
御空さんがそんな様子をこれまた微笑ましそうに見ていて。

そして、紫音が円華にパフェを奢らされて、一生懸命に家計の計算をしていて。

決して安全ではないけれど、危険な任務の束の間にある、そんな暖かいあの場所が好きだったんだ。

こんなこと気づきたくはなかった。もう取り戻せないもののことなんて。
知らないままでいたかった。もうあの光景は戻ってきやしないのだから。


いやな形で大人になってしまったなと思う。
みんなを救う正義のヒーローに憧れていたあの頃が懐かしい。
あの純粋さはどこに捨ててきてしまったんだろう。

自然に守るべき相手に優先度をつけている。
全て守れない以上、それは仕方ないのかもしれない。

でも、また誤ってしまった。
気づかぬ内に円華もまた、俺らの日常に組み込まれてたんだ。
そんなことすら気が付かなった。

円華に死んでもらう。正しい答えだったはずだ。
…なのになんでこんなに胸が締め付けられるんだろう。
世界は守れたじゃないか…。
♪傷つく度に優しくなれる
♪君のその笑顔だけ守りぬきたい 願いは一つ

こんなに悲しくても俺は生きていくんだろう。世界とともに。
その幸せに、S市支部での、NEXのみんなとの生活をも忘れてしまうのかもしれない。
それでもいい。いや、そのほうがいい。

だって悲しくなるから。現実は悲しすぎるから。
…少しぐらいは夢見たっていいよね。
♪消える飛行機雲 僕らは見送った
♪眩しくて逃げた いつだって弱くて
♪あの日から変わらず いつまでも変わらずに
♪いられなかったこと 悔しくて指を離す

もう大切な人の悲しむ顔は見たくないから。

♪勇気あれば 踏み込めたなら 知らずにすんだろう
♪この心の傷跡
♪時間だけはもう戻せない

堪えた分だけ大人になれるなら、俺は逃げていたい。
非情になるのが大人なら、俺は綺麗事を語っていたい。

でも、仮にあの記憶が消せるとしても、それは消したくはない。

♪人のせいにもできない その記憶 Can't delete
♪なにもかも 自分という 運命の中

…どうしてこんなにも世界は理不尽なのだろう。
縁を倒してハッピーエンド。そんなお伽話みたいな世界でもよかったはずなのに。
はは、こんなことでくじけてたら、是丸じいさんに笑われちゃうな。

束の間の日々だったけど、NEXでの生活は本当に楽しかった。
だからこそ、崩れていくのが悲しい。
みんなに会えてよかった。俺はみんなのおかげで前を向けた。
だからこそ、別れることが辛い。

古代のギリシャ人は傷ついた心は音楽が癒すと考えたそうだ。
歌で誰かを癒すと言うと慰撫ちゃんを思い出す。
でも、彼女だって心までは癒せない。心はそれだけ難しい。

だからといってここで立ち止まってられないってのもわかってる。
俺の人生は俺だけのものじゃないんだから。
「お前がみれなかった未来を俺が見るって言ってくれたじゃない、兄さんは。」
そうだったな。また約束を守れないんじゃ、本当にダメな兄さんだ。
世界は守れたんだ。ここで止まっていたら、折角守れたものも意味がなくなる。

♪I can go nowhere 逃げ出せる場所はないんだ

でも、もしも願いが叶うなら、レネゲイドのない世界で、みんなに会えたらよかったな。


5.2 蒼天にとっての楽園(ユートピア)
アンテイクからUGN日本支部に帰ってきた蒼天を待ち受けていたのは思わぬ歓迎だった。
「蒼天、おかえりなさい。あと、ありがと。」
車いすに乗った世界だった。先ほど意識が戻ったそうで、蒼天がもうすぐ帰ってくると聞いて、はやく迎えに行きたいとせがんだのだそうだ。無理ちゃだめだろ、そうきつく叱るべきだってのはわかってた。でも、嬉しかった。
「お礼を言うのはこっちだよ。その笑顔で全てが癒やされる。」
そういって頭を撫でる。が、反応がない。いつもなら、
「もう、そうやって女の子を子供扱いしたらダメなんだぞ!」
なんて叱られるのに、まさか…と思い、顔を覗き込む。すると、すやすや寝息を立てている。
病み上がりで無理をしてたところを、蒼天が帰ってきて安心したからだろうか。寝てしまったようだ。
その安心しきった寝顔に、蒼天は無性の喜びを感じていた。そうだ、俺が守りたかったのはこれだと。

「そうだ、全部終わったら、渡したいものがあったんだ…。」
ふっと懐からなにか取り出して、世界の薬指にそれを通す。指輪だった。
「寝てる間にってのは少しずるいかもだけど、この方が驚くだろうし。」

そう言って、嬉々としながら、蒼天は世界の車いすを押して、支部の中に入っていった。

5.3 蒼天の5年間
結局、蒼天はUGNを離れ、世界とともに「普通の日常」を過ごすことを選んだ。
UGNに残って、見知らぬ誰かを救うより、大切な人の残された時間を最大限幸せなものにするために生きることを決意したのだ。

それからの生活は、予想していたのよりはるかに幸せなものだった。
「普通の日常」。思えば、それは「オートクレール」で響子と過ごした日々に夢見たものだった。

一緒に高校に通い、部活をし、カラオケに行き、遊園地に行き、カフェに行き…。そんな「普通の」毎日がたまらなく幸せだった。昔の彼にとって見れば、そんな日常が訪れるなんて思ってなかったから。
大学受験は大変だった。UGNにいた頃はレネゲイドのことばかりだったから、数学の授業なんかろくに聞いてもなかったが、世界と一緒の大学に行くなんて少女漫画みたいな目標を掲げて頑張った。

そんなこんなあって、UGNをやめてから5年が経った。もう大学も4回生で就職活動も終わり、ゆったりと時間が流れている。
大学を卒業するとまた、UGNに帰ることになった。でも、今度の仕事は戦闘ではなく、研究だ。

慰撫は澪標さんの跡を継いで、S市の支部長になったらしい。快斗と音海はあのレジサイドに、しかも快斗はその指揮官だという。梓も着実に現場で活躍しているようだし、NEXの面子の活躍を聞かない日はないほどだ。
今思い返せば、アザゼルにヘルメス、リエゾンロードの神宮寺縁、アクシズの神宮寺聖也、伊庭宗一に都築京香と教科書レベルの人ばかりが登場していた事件に関わっていたのだから、当然といえば当然だろう。

じゃあ、俺は?NEXのみんなが活躍している間に何か成果を挙げられただろうか?
この5年間、俺なりに精一杯やってきたつもりだ。一人の大切な人を守る。これも立派な行いだと思う。
でも、悔しくないかといえば、嘘になる。数の問題ではないと知っていても、もっと大勢を救おうとしていたあの頃を思い出し、実際それをやってのけている彼らの話を聞くと羨ましくもなる。

だからこそ、UGNに帰ってきた。もう娘もある身だ。自分が責任を取ればよかったあの頃とはもう違う。
俺のミスは家族にも響く。だから、無鉄砲に前線で活躍、というわけには行かない。
それでも、幼い頃見た「正義のヒーロー」への夢は捨てきれなかった。
「戦うことだけが人を救う道じゃない。」あの日紫音に言った言葉だ。
だから、こうして、「研究」というあの頃とは違うやり方ではあるけれど、みんなを救えるように、前線で戦っているNEXのみんなを救えるように、日々迫り来る「死」への恐怖と戦っている世界を救えるように、努力してきた。

世界が昔、夏祭りで言っていた言葉を思い出す。「私の夢は白馬の王子様に迎えに来てもらうことだ。」
王子様は姫を大事にすると同時に、国を良くするように頑張らなければいけない。

響子や尊姉さん、澪標支部長に円華。
彼女たちは今の俺をほめてくれるだろうか。彼女らに認められる人間になれただろうか。

そんな答えはわからない。俺にできることは精一杯やるだけだ。
家にはかわいい世界ともう一人、俺の帰りを待っててくれる人がいる。
世界に残された時間は本当に残り少ない。
この幸せが今日で終わってしまったとしても、生きててよかった、そう思えるように今日も頑張ろう。

あの日、もう壊してしまいたいと思った世界は、こんなにも綺麗だった。
苦痛があるから幸せがある。犠牲があるから生がある。
理不尽で綺麗で、大嫌いで愛しいこの世界で、生という一瞬の煌きをもっと素晴らしい物にと願って。

5.4 君とならきっと大丈夫
あの時、どうして響子でなく、世界を選んだのか。
その答えは決してかっこいいものではない。

「大丈夫よ、兄さん。私が守ってあげるから。」
そう言われた時、僕は愕然とした。この子は本当に響子なんだろうか?と。
あの時、御空さんが言っていたことを思いだす。
「全く人格が違うのよ…。」
長く連れ添ったからこそ、大切だったからこそ、小さくても違いに気がついてしまう。
変わってしまった、というのは僕らの思い込みにすぎないのかもしれない。でも、確実に自分か相手、どちらかが「ずれ」てしまっているのだ。

本音を言えば、世界と響子。どちらも救いたかった。大切な人に優劣などつけられるはずがない。円華を守るため死のうとした紫音もそういう気持ちだったはずだ。

こう見ると死というのを本当に乗り越えることはできない、いや、乗り越えてはいけないのかもしれない。

でも、御空さんの「死」を乗り越えようとする努力のおかげで今の世界がある。それで僕は生かされ、海未が生まれた。
世界のおかげで世界がこんなに綺麗に見える。
塞いでいた僕の心を開いてくれたのは彼女だ。

♪私とあなたには終わりが来るの
♪あなたは幸せと同時に悲しみも運んできたわ

終わりがあるから今が素晴らしい。というのは皮肉な話だ。
正直世界が普通に生きれると聞いていたら、ここまで愛せた自信はない。現金な話ではあるが。

梓は古代種で死なないんだという。
僕はそれを聞いた時、愕然としたものだ。
それだけ大切な人を失う辛さを味わうのかと。

そういった僕に是丸じいさんはいった。
でも、たくさんの大切な人ができるじゃないか。
要は気の持ちようじゃないかなと。

彼は静亜というお孫さんを失った時に絶望したはずだ。でも、そこで諦めなかったからこそ御空さんという大切な人が生まれた。あのじいさんが御空さんの「居場所」だって言うんだから少し笑えるが。

僕だってそうだ。響子を失った瞬間の絶望に身を任せず、それでも生きたからこそ、海未や世界、NEXのみんな、そんな大切なひとに出会えた。

「まだ終わらない。私たちが生きているのだから。」

何があっても諦めずに生きようと決めた。
もう死んでしまうかもしれない世界と、この手で傷つけた響子が見れない未来を僕が見る。
彼女らの思いを海未に乗せて未来に届ける。
それが僕の役目であり、生きる意味だ。

生きていてもいいことばかりではないかもしれない。
でも、生きていれば何か変えることができる。
♪努力はそんなに実らない
♪でも、ちょっぴりいいことありそう

相手はあの縁さんだ。簡単に行くはずはない。
死人も出るだろう。でも、それは僕じゃない。

こっちだってこの5年間無駄に過ごしてきた訳じゃない。山ほど背負ってきてるんだ。
簡単に負けるわけに行かない。

これは逃げることの宣言じゃない。戦うための宣言だ。僕は必ず生きて海未と世界の元に帰る。縁にこれ以上僕の邪魔はさせない。

「君とならきっと大丈夫。」

そう思える人にやっと出会えた。今はあの時世界を選べてよかったと、そう思える。

♪頼りない翼でも きっと飛べるさ On My Love

5.5 蒼天にとっての厨二
神宮寺縁…その名前を聞くとあの頃のことを思い出す。
あの日から5年も経ったのかと思うと、時間の速さに身震いがする。
あの頃はちょうど厨二ファッションにはまってた時だったか。
服とかまだ残ってはいるが、とても海未に見せられるようなものではない。
あの時の俺にとって、あの服装は一種の防護服だった。心の防護服。
もちろん実戦経験だって多少はあった。訓練だって他のチルドレン程ではないにしろ、こなしてきてはいた。
それでも、怖かった。世界が死んでしまうんじゃないかと。みんながいなくなってしまうんじゃないかと。
何より、自分が死んじまうんじゃないかと。
自分たち以外、ほとんど世界の全てを敵に回して、いったい自分に何ができるんだろうと真剣に悩んだ。
それでも、立ち向かわなきゃいけなかった。護るために戦わなきゃならないなんて皮肉なジレンマだ。
そのために覚悟が必要だった。覚悟には強がりが必要だった。
今はこれが必要ないと思える。それは大人になったということなのか、逆に怖さを忘れてしまったからなのか。
守るための否応無しの覚悟なのか、戦場を欲しての醜い覚悟なのか。
わからない。でも、ただ言えることは一つ。生きて帰ってくること。
手をパチンと鳴らす。弱虫だったあの頃に自分にはもうバイバイ。

「行きますか。」
そうため息まじりにつぶやいて、UGNへの道を歩き出した。




(緋月響子)
5歳の時、UGNの施設に入れられる。彼女は対抗種(カウンターレネゲイド)であり、その治療(というよりも症状の緩和)が目的だった。対抗種はオーヴァードに悪影響を与えるという根も葉もない(わけではない)噂のせいで他のチルドレンからは避けられていたが、唯一親しく接してくれる「葉影蒼天」のことは兄と慕っていた。
11歳の時、対抗種の発現を抑える薬の臨床試験に参加することをUGN側に進められるが、対抗種でなくては兄に嫌われると参加を拒否した。
その後、能力がうまく使えないまま、FHの襲撃で命を落としてしまった。(とUGN側は説明している。)

蒼天とは4歳差。物心ついた時からずっと一緒にいた蒼天とは本当の兄妹のようであった。
(ちなみに蒼天→響子は響子、響子→蒼天はにいさんで呼び合ってました。)
響子の夢は「蒼天に認められる一人前のレディになること」
(身長低い系幼女なのでいつも蒼天にいびられてました。 かわいい。)
身長は130cmぐらい、体重は35kgぐらい(ちっちゃいかわいい)
青髪ロング(青髮といっても正確には藍、その辺りは暁改二の原作絵準拠で)
白っぽいふわっとした感じの服をよく着ていた。(11歳当時)
性格とかは原作準拠のつもりです。快活な性格だが、最近(?)は気持ちを素直に表現することに恥じらいを感じているよう。 一人前のれでぃの響子はお子様ランチなんて食べないんだから!プンスコ
響子のDロイスは「想い人(オンリーユー)」 「対抗種」「闇使い(ダークロード)
覚醒時のシンドロームはサラマンダー/エンジェル・ハイロゥ/ハヌマーン
氷&闇使いで蒼天と対になる感じ ハヌマーンは”響”の字から
コードネームは 大器晩成(インフィニティットポテンシャル) / 実行不能(インエグゼキュータブル)(この設定は別シナリオで使うかもなので深く追求せず←)
(死んだ人の設定をどんどん考えていく無駄な行為)

(響子の追加の細かい設定)使ってくださっても使ってくださらなくても結構です
施設には響子の義妹にあたる「別府涼夕」という子がいました。(要は艦これの響です。)響子との関係はそこそこな感じ 生死はどっちでもいいや←
蒼天が響子のことを「妹」と誰かに紹介したり、自分のことを「兄」と名乗ったりしたことは今までありません。実の兄でないという負い目なのかもしれません。


(裏のどうでもいい設定)
+...
葉影蒼天をゲマトリアの観点から見ると288
→88:古高ドイツ語で十字架(Creutz)
→2度の罪と読める

闇と氷(響子)に囚われた蒼天→神曲において「コキュートス」に捕らわれているルシファーの暗示
→楽園追放という二つ名の由来。慰撫ちゃんに知恵の実食わせないと(使命感)

世界への感情は恋ではなく、庇護欲
→響子の代わりとしての「世界」
→だから、Dロイスの想い人は蒼天の側は取りませんでした。
→世界が蒼天の愛に答えると齟齬がつらそう(世界ちゃんの側もかなりでかい爆弾抱えてそうですが笑

(ⅰ)蒼天→響子:力を持たぬことへの憧憬
(ⅱ)響子→蒼天:大人であることへの憧憬
→響子が「力を持たない」ことを理由に死ぬ
→蒼天の憧憬は支えを失う
→FHへの力を用いた過剰な復讐

その罪故に蒼天(そら)から堕ちた天使は、再び世界(らくえん)に還ることはできるのだろうか…?
→3話にて解決しましたね。ルシファーは堕天使のまま、穢れた自分をありのままの自分として受け入れたようですね。世界というエデンは彼をそのまま受け入れてくれました。

☆蒼天の感情面での変化の簡単なまとめ
1人でやってきたという自負 オーヴァードという特殊な力
→孤独への崇拝、他者の拒絶
響子の死、自身の醜さへの気づき
→現実の否定、許しによる理想への回帰の希求
世界との出会い
→響子との約束を世界を通して果たすべく、世界を守るとの決意
支部での活動、仲間とのふれあい
→自身が他者を救えるのではないかという慢心
響子の再来、蒼天の罪への叱責
→決意の崩壊 逃避の揺らぎ 死への願望
(一体自分は何を守りたかったんだろう。)
世界の危機、御空の詰問
→自身の醜さの是認 現実もそんなに悪いばかりではないという気づき
→嘘をつきつづけていた自分への後悔
紫音の危機、苦悶
→仲間の重要性の再認識


誰もが自分をよくみせたいと思う。
誰もが良い人間であろうとする。
しかし、誰もが必ずずるさ、醜さを持っている。
それは仕方のないことだ。
問題なのは、醜さに気付いた時にどう行動するか、ということ。

醜さを受け入れて、なお生きるという選択。
それはなかなか簡単なものではない。でもしなければならない。
受け入れなければ、その先にあるのは逃避の果ての死だけだ。

蒼天は幸運だった。醜い彼をも、世界は認め、受け入れてくれたのだから。
大切な人が飾らなくていいと言ってくれたのだから。

これからは恩返しの時間だ。
今度は蒼天が世界を救う番だ。
響子にも、尊姉さんにもしてやれなかったこと。
今度ならできるはずだ。

自分の愚かしさ故に、他者への恩返しを思う。
自分勝手さ故に、他人を幸せにしようとする。
人間とはなんて不自由な生き物だろう。
人間とはなんて素敵な生き物だろう。


ジャームと化した蒼天くん妄想
3話の時点で世界が記憶なかったら世界殺してこうなってたかもしれんという妄想になります。

"裏切り者(ルシファー)" 葉影蒼天
痩せこけてどこか目の焦点が合っていない感じ。常に世界の死体(サラマンダーのイージーエフェクトで冷凍してあるので腐らない。)を抱えている。蛇型のイヤーカフや漆黒の外套など以前から愛用していた服装品は継続して使用している。以前は赤かったり髪は脱色し、薄紫に成っている。
戦闘時は自らの背中に闇の翼を生やし、氷で悪魔の角を作る。
「あなたは本当に罪深い。救済しがたい人だ…。私が君に裁きを与えてあげよう。ねぇ、世界。君もそう思うだろう?」
腕の中の世界を愛おしそうに眺める。その声はどこか自分に言い聞かせるようでもあった。
「神を貶めたのは私だ。だから神を救うのも私じゃないといけない。」
戦闘方法は以前と異なり、刀による攻撃が中心となっている。その動きはまるで世界の姉である"アザゼル"廻音御空を真似ているようだ。また使用エフェクトも以前の炎と光でなく、氷と闇を中心に戦っており、それは亡き響子を追いかけているようでもある。

衝動は妄想
Eロイスは
歪んだ囁き→生者への嫉妬
無限を継ぐ者→自身の転生による世界の復活
妄念の姿→御空への憧れ
マジカル☆リクエスト→常なる喪失
すっごい気持ち悪いキャラに仕上がりました!

《PLより》

と、ひどい妄想設定をGMに投げていくスタイル
艦これで「暁」を沈めてしまった贖罪です。
前回参加した「The Ones Who Walk Away from…」の設定を参考にさせてもらいました。


《各回メモ》

+...
(第一話での活躍)
  • 世界が好きすぎて好きでもない喫茶店「アンテイク」に通ってる
  • だが、結局告れない。要はヘタレ(響子の面影みてるので恋というよか庇護欲なところもありますが)
  • 慰撫ちゃんに絡んでもらうが、ヘタレを晒しただけで終了
  • 世界ちゃんと帰宅出来てガッツポーズ
  • 魔獣に興味はなかったが、世界が襲われたのを見て、討伐に積極的に
  • 一日目情報収集で項目:世界についての第一段階を抜く→世界はレネゲイドホルダー
  • 二日目情報収集で項目:魔獣の居場所を抜く→魔獣の居場所を特定
  • ミドル戦闘で攻撃外し、みんなに謝りまくる(メンタル弱いし
  • 三日目でクライマックスに突入に誘導
  • 戦闘前に快斗がジャームなら殺す覚悟を、と皆に促す
  • だが、慰撫ちゃんに家族ですからと諭される(ちょろいん
  • 真白の公私をちゃんと分けられる様子に感服。流石先輩、と思いながら、彼女の快斗への信頼故の不干渉は理解できていない。
  • クライマックス戦闘では魔影乙(ガーダー)を討伐
  • エンディングは病床の世界に会いに行って、襲撃の記憶を問うも記憶操作のために空振り
(それなら、慰撫ちゃんにお礼にでもいきゃよかったとすこし後悔)
…こう並べるとあまりの仕事して無さに申し訳なくなる。
次は世界の情報ちゃんと抜いて、シナリオにちゃんとコミットできるよう頑張ります。(白目

(第二話での活躍)
  • 祭り行く行かないで、世界とめんどくさい夫婦漫才
  • 世界の秘密を抜いて勝手にテンション下がる
  • ミドル戦闘では特に活躍なし
  • シシガミのなぜ殺さないのかの問いに対して、UGNとしてでなく、自分の意志で動いているからと返答
  • 御空さんが夏祭り一緒に回らないと知って、テンションあがる
  • 是丸に御空が何かを渡したのを気にかけ、御空のことを勘ぐるが、妙に辻褄の合った不自然な経歴だと気づくにとどまる(工作員カットインが入るとは…
  • 念のため、世界に聞いてみるも姉のことはよく知らないという残念な返答を得るだけ
  • クライマックス前には尊の意見に揺らぐ。紫音に説教食らう
  • なんとか自分を説得して、参戦。光芒の疾走役に立ってよかった。
  • エンディングは世界と夏祭り。青春って感じでよかった。
  • 世界と約束。もっと頼ってほしいとのこと。

(第三話での活躍)
  • 世界の意味深な電話を聞くが、スルー。
  • 御空に挨拶に行きたいと世界に言ってみる(このまま世界宅に押しかけるべきでした。失敗
  • 世界の夢は白馬の王子様に迎えに来てもらうこと。(結末知ってると納得できる夢ですね
  • 蒼天の夢は?と問われ、早く大人になりすぎたという意味不明な返答をする。彼は自分は一人で頑張ってきたと勘違いしてるので。まぁ年を考えれば苦労はしてるんでしょうが。
  • 世界の返答は夢を見るのに年齢は関係ないんじゃない?というもの
  • オープニングで音海と会話。幸せになることから逃げるなと諭される
  • 御空さん(ヘルメス)登場。医務室に連れて行く。
  • 1ラウンド目は是丸の情報を受けて、世界を救出しに行くが、響子とエンカウントし動揺。世界が誘拐された様子でなかったことにも動揺し、是丸の提案を受けて撤退。
  • 慰撫から響子はデッドマンズシェードで動いている幻想だと聞き、迷いが消える。
  • 2ラウンド目は世界の情報を抜く。
  • 是丸と音海がFHのエージェントであったことを知らされるとよく確認もせずに激昂。
  • 是丸が世界強奪作戦に関与してないと知ると一安心。彼の御空を助けるという目標に協力すると決める。
  • 3ラウンド目はパラケルススチャレンジ(失敗)
  • 4ラウンド目はクライマックス突入。
  • 御空の叱咤激励(好意的解釈)に対し、しどろもどろになりながらも返答。「情けないあんたには響子がお似合いだ。」という御空に対し、「あの時逃げてしまったからこそ(ミドル戦闘です)、今度は世界を助けないといけない。響子を蘇らせてしまえば、自分の罪からまた逃げることになるから、響子のことは罪として背負って、世界とともに幸せになりたい。あんたがその邪魔をするなら、力づくでも世界を迎えに行く。」という旨の返答をする。(あとで構成した方が文章だいぶ綺麗なってる。これを本番で言えるようにならないと…。
  • 響子にお礼と謝罪をいい、お別れ。今度はお別れを言えるよ…。
  • 御空撃破後、世界にかっこわるいながら告白、認めてもらう。
  • その場のみんなに感謝。(PLからも感謝。世界を救えたのはGMも含め、皆さんのおかげです!
  • 個別では御空と電話で会話。世界を幸せにすると約束する一方、御空も世界の元を訪れるよう頼む。
  • 世界を連れてアンテイクにいく。「幸せな日々が夢のようだよ。」「今に日常になるよ。」などと会話。幸せすぎるでしょ。PLにも幸せを分けてくれ笑
  • 音海と紫音と会話。改めてお礼をいう。
  • パラケルススの情報を聞いても、逃げることなく、世界の安心して暮らせる日常を守ることを決心する。
  • ちなみにオートクレール襲撃犯はパラケルスス、もとい神宮寺ゆかりだということもココで判明

(第四話での活躍)
  • 混迷を極める世界の中で、必ず守ると世界に宣言
  • 訪問してきた聖也と面会。協力してくださるということですか?と質問。(あとで見れば、誰でもアクシズの一員にはなれるよという言葉の意味がわかりますね…。
  • ディスカーデッドによる宣戦布告。宣言の直後にやってくれたなとため息
  • 学校の占拠ということで紫音を心配する。が、世界には梓の名前を出す。
  • 廊下を通る紫音発見。うさぎの耳と天使の外套を使って助けに入る。(EE使わせてくれたGMに感謝
  • この際、世界にはちょっと待っててくれという。(普通に世界にも外套被せればよかったですよね…失敗
  • 「俺」という呼称を使ってしまい、怪しまれる。「中のやつが使ってたから、真似してみたんだけど…驚かせたかな?」と咄嗟の言い訳で回避。突然のバッドエンドになるところだった、危ない危ない。
  • 体育館に紫音を護送するBabylon’s legionとともに体育館に向かう。
  • ひせんとういくんのおかげで彼方からの声回線が開通。外界との接触が可能になる。
  • 紫音についていってる奴は自分だと伝える。
  • 思い…出した!綴る!ということで、Babylon’s legionの第二段階情報を抜く。
  • 体育館でネロに抵抗する紫音にそわそわする。
  • 慧たちの突入と同時に外套を脱ぐ。Babylon’s legionだと思った?残念!蒼天くんでした!
  • 殲滅戦開始。RC役を担当。
  • 教室で世界と合流。怯える世界にもう大丈夫だと伝える。
  • 次の教室で音海と梓と合流。梓が真っ先に慰撫と話始めたのを見て、音海をからかう。
  • この際、世界と蒼天が同級だとバレ、御空にジト目で叱責される。
  • CM前、自分たちの救済を求めるネロに対し、君が適応しても他の子たちは不要のままでは?と質問する。実験体の僕が適応することで、無意味でなかったことの証明になると返答され、納得してしまう。
  • CMではガーダーに攻撃吸われて悲しみ
  • CM後、登場した聖也に「とてもよい協力ですね。」と皮肉を言う。
  • 縁の言う新世界は世界含めて自分たちの犠牲を前提としている点に反発し、皆が幸せになる世界ではないとつっぱねる。
  • 圧倒的な縁の力に動揺。自分たちをかばった慧から、言葉と剣を受け取る。
  • 居場所がなくなった蒼天たちは霧谷の庇護下に入ることに。あなたのおかげで素晴らしい支部に行けましたとご挨拶。
  • あてがわれた部屋で世界と会話。変容した日常に動揺する世界に、確かに変わってしまったが、まだ止めることができる。俺が日常を守るために戦うにはお前が必要だから、ずっとそばに居てくれと言う。

(第五話の活躍)
  • お?左手がうずかないぞ?厨二病治ったかな?(ただの赤い霧の影響なんだよな
  • 苦しんでいる世界を発見 布団に連れて行くもなにもできず。
  • 部屋を出て霧谷と会話 困ったことになりましたねと苦笑
  • 御空に聞くが、世界への有効策はないと結論付ける。 早めに解決するしかほかない。
  • 今すぐ縁を殴りに行きたいでしょ?と言われたのにたいし、急いては事を仕損じる。憎悪に駆られて選択を誤ってはいけないと返答。(蒼天くん大人になったねぇ…
  • チーム名がNEX(Never EXodus and Tragedy AGEnts)と決定したのにちょっと目をキラキラさせる。(厨二病炸裂
  • 赤い霧の情報をロイス切りながら出す。(なんで8D振って8がでないんですかねぇ
  • ぐじぐじ言ってる紫音に現実を見ようと言う。現実見て大人になってきた子ですからね。
  • 蒼天は部外者枠になってるよな。彼は彼の話があるからね。
  • なんかNEXの仲悪くなってやだ笑 みんなここまで来るとキャラへの愛着わきすぎて感情的になっちゃうから。
  • 逃げ出した紫音と会話。暗に円華を殺すよう迫る。
  • 紫音が世界を傷つけるようなことをしないと約束してくれたのを見て、円華を殺す決心をしたのだと思って、撤退。勘違いなんですけどね。
  • 紫音の説得開始。慰撫ちゃんに援護射撃。いやーつらい説得です。PCは絶対の枷が紫音に打ち込まれてるの知らないからねー。
  • 絶対の枷打ち込まれてたのかと知る。びっくり。赤い霧で縁に筒抜け案件やばすぎる。
  • 円華死亡。見ていることしかできないなんて辛いね。僕だけが幸せになっていいのか、またそこにたどり着いちゃうかな。いやーつらい。誰が得してんのこれ。
  • 伊庭宗一を挑発する紫音を傍観。この辺が甘さでもあり、蒼天の成長でもあるんだよな。難しい。
  • CM時そこそこ火力出しました(まる)172出してまだ立ってるとかこわいわぁ
  • 紫音は戦場に出るべきでないという慰撫の意見に賛同。戦場に出るのは俺や慰撫さんがふさわしい。
  • エンディングは紫音と。優しいままの紫音でいてほしい。だからこそお前は戦場には立ってほしくないと使えるも断られる。今までの闇ロールの精算であり、なおかつ彼の甘さでもあるだろう。

(外伝)
  • 海未と遊んでるところを覗き見る慰撫、趣味が悪い
  • 呼ばれて出て行くも、まだ庭にいる、相変わらずと思いながら、迷惑…というか世界に気づかれると危険なので、公園へ移動
  • UGN側から縁討伐戦への参加を求められるも、拒否(UGN側の処理は保留)となっていたが、慰撫ちゃんのラブコールで参加 あくまで目的は紫音の説得
  • 世界には何も言わずの出て行く。まぁこの5年間でも何度かあったっぽい
  • 突入後、スプリームに遭遇。お家に招待される。
  • あまりにラフな姿に動揺 婉曲に服着せる
  • 縁からの電話にスプリームが動揺 彼女の絆を試す?
  • 自分も人探しだから(間違ってない、紫音探してる)とスプリームがレッドマーカーを探すのに付き合い、南東地区へ(お家への知覚は失敗
  • 南東地区でグルーミーグリントと出会う。歓迎ムードだった彼らがスプリームの「トライアウトに受かった」というか発言に凍りつく
  • が、レッドマーカーが逃げたという情報を与えるあたり、スプリームにも、日常を取り戻したいという気持ちがあったのかなぁとか思う蒼天
  • スプリームが南東地区でレッドマーカーを待つというので、一時的に分かれて、ランデブー地点へ
  • スプリームの情報を抜く
  • トリスとメギストス合流。レッドマーカーの説得。「君の意思で生きてもいいんだよ」 円華に言えなかったことを彼女に。
  • 自身のミラーとも言えるメギストスの説得?というか共感?自己回想?まぁなんかで、仲間にする(困憊しました笑
  • スプリーム説得にも加勢「君が守りたかったのはなんなんだい?」
  • 縁の説得には一応の答えを提示(絆だろ?って言ったんだったはず
  • 戦闘としてはダメダメで、GMの有情で一発殴らせてもらう
  • 縁討伐後、響子に祈りを捧げる
  • エンディングでは世界と海未との幸せな生活「海未が大きくなるまでは、死ねないな」「そうね、孫の顔を見るまでは死ねないわ」頼もしいお言葉頂きました!




<取得ロイス>
(第1話)
廻音世界
(同級)
■好意 □不安 「ん、あいつのこと?好きだよ(小声)/(なんだよな?)」
黒野慰撫
(同僚)
□誠意 ■無関心 「まぁよくやってんじゃねぇの?/俺には関係ないけど。」 感情変更
武藤快斗
(先輩)
□尊敬 ■嫉妬 「先輩はすごいよな。/チルドレンとしても男としても。」 感情変更、タイタス
ヘルメス
(宿敵)
□興味 ■畏怖 「面白ぇじゃん。/…けどなんだ?あの威圧感は?」 タイタス
(第2話)
廻音世界
(同級)
■庇護 □不安 「俺が守ってやらないとあいつは…/(どうなるんだよ…?)」 Sロイス
武藤梓
(同級)
■期待 □恐怖 「この子なら変えられるかもしれない。/ただ…それでいいのか?」
朝霧尊
(旧友)
□懐旧 ■苦手 「すごく懐かしい。/でも…ノリづらい(苦笑)。」
廻音御空
(知人)
□興味 ■畏怖 「きれいな人だな…。/でも、なんだろ。なんか隠してる気がする。」
(第3話)
廻音世界
(同級)
■感謝 □責任 「ありがとう、お前のおかげで変われた。
/絶対幸せにする。」
Sロイス
廻音御空
(宿敵)
■好意 □隔意 「あなたは優しい人だ。/でも、優しすぎる。」 感情変更、タイタス
紫藤音海
(理解者)
■親近感 □劣等感 「俺達似てるのかもな。
/俺のがだいぶダメだが。」
タイタス
神宮寺紫音
(仲間)
■信頼 □苦手 「あいつはほんとすげぇよ。
/俺には眩しすぎるけど。」
(第4話)
廻音世界
(恋人)
■感謝 □責任 「お前がいるから戦える。/ずっと側に居てくれ。」 Sロイス
廻音御空
(恩人)
■好意 □負い目 「今度も来てくれたんですね。
/しばらくはあなたの力が必要だ。」
ディスカーデッド
(敵対者)
□同情 ■憐憫 「憎しみで動く。昔の俺もそうだったよ。/けど、
選択肢の中で少しでも足掻かなきゃいけない。」
タイタス
神宮寺紫音
(仲間)
■信頼 □苦手 「あいつなら円華を守れる。/全ては救えないと思うが。」
(第5話)
廻音世界
(恋人)
■感謝 □責任 「ありがとう。世界のおかげで戦い抜けた。/
これからもよろしくな。」
Sロイス
黒野慰撫
(仲間)
■信頼 □不信感 「慰撫はほんと強い子だ。/でも
行き過ぎた正義は悪にもなりうる。」
タイタス
赤い霧
(??)
□興味 ■殺意 「何だこの霧は?/まぁなんにしろ、
世界を傷つけたお礼はしないとな。」
タイタス
神宮寺紫音
(仲間)
■信頼 □負い目 「お前はずっと優しいままでいてくれ。
/もうあんな顔をするお前を見たくはない。」
感情変更,タイタス

<引用歌>
0話:山崎まさよし「One more time, One more chance」
1話:WhiteBerry「夏祭り」 supercell「うたかた花火」
2話:美樹さやか&佐倉杏子「and I'm home」 karafina「君の銀の庭」 ASUKA「まだダメよ」
3話:ClariS「コネクト」 ClariS「reunion」 ClariS「nexus」 ClariS「カラフル」
4話:黒猫「Platonic prison」 ナオト・インティライミ「君に逢いたかった」 marble「夢ぐも」 ClariS「ルミナス」 Mili「YUBIKIRI-GENMAN」
5話:水樹奈々「Eternal Blaze」 Lia「鳥の詩」 Petit Rabbit's「ノーポイッ」 SEKAI NO OWARI「スノーマジックファンタジー」 火野映司「Regret nothing ~Tighten UP~」 和田光司「Butter-Fly」
番外:黒崎真音「メモリーズ・ラスト」 藍井エイル「LAMENT」

<キャンペーン終結後感想>
メールでも言いましたが、とりあえずありがとうございましたと感謝を言うべきでしょう。

蒼天についてですが、彼を通じて僕もいろんなことを考えました。絶対的に正しいことなんてなくて、それでも何かを選んで生きていかなくちゃいけなくて。
結局、蒼天はその答えにはたどり着けなかったようです。言葉を紡いで自己を弁護してみても、非情にはなりきれない。かといって紫音のように綺麗事が言えるわけでもない。
でも、その中で懸命に生きようとしている彼のことは個人的には好きです。
彼は僕の書く今後のシナリオに度々登場するでしょう。愛着があるってのももちろんですが、彼の考えてることって非常に大事な話だと思うので、彼としばらくは向き合って行きたいなと。
蒼天はかなり「魔法少女まどか☆マギカ」の暁美ほむらをかなり意識してキャラ設定を構築してたのですが、(イヤーカフとかかなり露骨に出してたので気付かれた人も多いと思います)思ってたのとかなり違ったRPになってすごい面白かったです。
ほむらとの差別化として彼が世界に執着する理由とかかなりしっかり設定作った分、RPはやりやすかったんですが、最終話での臨機応変な態度は困難にしたかなと少し反省です。
あの設定の盛り方は下手をすると卓が崩れかねないなとも思いました。今回は皆さんがフォローしてくださったので事なきを得ましたが…。
なんにしろ、色々と勉強になったいいキャンペーンでした。

蒼天にとって、全てがいい方向にいったわけではなかったかもしれないけど、彼は確実にあの中で成長しました。うぃきを読んでるとそれがすごくよく分かる。これだけはうぃきを文字で埋めてよかったなと思います。

5年後、UGNに戻るという設定は、縁討伐戦への参加を自然にするっていうPL目線ももちろんありますが、それ以上に、5年経って世界以外に娘を背負うことになった蒼天がどうするかな、って考えた時に、やっぱり答えはUGNだったんですよね。世界の隣にいる蒼天も蒼天だけれど、やっぱり、彼にとって生まれ育ったUGNという環境は離れがたいものなんです。そこで人生の酸いも甘いも味わってきてますからね。

<外伝終了後の総括>
蒼天というのは「期待しない存在」として描いてました。裏切られるなら、期待なんてしない方がいいと。
響子を失った瞬間に彼は自分の外に期待することをやめます。他者に対して感情なんて持っても傷つくだけだから。それが初期のNEXとの不和や世界への中途半端な態度につながっていきます。1話では大人枠気取ってたわけですが、真白の快斗への信頼が理解できていない故の快斗の救出への反発だったのです。
蒼天くんはことあるごとにUGN嫌い発言をしますが、(これはPLがUGN嫌いなのもあるんですが、)これは彼が最初に期待したものだからでもあるでしょう。正義の組織だと信じたUGNは響子を守ってはくれなかった。UGNに期待した自分が馬鹿だったと。そんな彼がFH殺すマンとしてUGNの「正義」を体現するのだから皮肉な話ですが。
よくヘタレと言われましたが、(もちろんヘタレであることは否定しませんが)単にヘタレているわけではなくて、この子もどうせ自分の元からいなくなってしまうに違いないから、近くにいてほしいと期待したくないというのが正確な表現です。2話のエンディングで「頼ってくれない」と世界に言われましたが、人に期待できない子なので頼れるはずなどないのです。だからこそ、彼の口から出てきたのは「頼るってのは難しい」というもの。頼るということは他人から何かを得るのを期待する必要がありますから、彼にとって容易にできることではない。尊の提案に揺らぐのもそれで、いっそレネゲイドごと自分たちが死んでしまっても…と思ってるのが当時の蒼天だったのですね。
でも、世界に対しては好意を持ってしまうわけで、蒼天は揺れます。それが3話につながり、あの悲劇を生むわけです。世界への感情を受け入れたくないというのが蒼天の当時の気持ちでした。感情は好きになりたいけど、理性は期待を抑制したいという。だから、嫌いになるきっかけを探しはじめる。電話してるのにも触れず、世界救出に向かった時も、裏切られたのだと信じたかったというのが正確でしょうか。これで納得して忘れられるはずだと。世界の情報も彼の失望に拍車をかけます。どうせ10年経てば消えてしまうのかと。
だから、彼には御空の叱咤激励が必要だったのです。世界がどれほど彼に期待していたのか、やっとわかるわけですね。それを聞いてやっと彼は世界を信じる気になるわけですよ。面倒なキャラで本当申し訳ない。
3話のオープニングで「夢は見れない」と否定した彼が、エンディングでは「日々が夢のようだ」と語ります。平和な日常は響子と夢見たものでした。それを「日常」にしてくれるのが世界だったわけで、夢という期待を日常という現実に変えてくれる世界という少女には彼は大きく惹かれていくわけです。告る前より告った後の方が好きになってるといういい感じの展開です。
そっからは、期待を止めるのでなく、期待をつかむ努力をし始めます。世界との日常を守るということですね。そっからは割と一直線だったかな?世界との日常を守るべく奔走していきます。
この辺りから蒼天の厨二成分が増してくるんですが、いざ背負ってしまうと失うのが怖くなる。今まではそれが嫌だから背負ってこなかったわけだし。それを克服するために、自分は強いのだと嘯く必要があったのですね。その答えが厨二でした。だから、それが必要なくなって外伝では外しています。
成長した蒼天でしたが、快斗を殺すよう迫った時と同じく、円華を殺すように迫ってしまいます。思い返してみると構図が似ていますね。これが彼にとって心残りになります。
外伝では子持ちになった蒼天。円華という喉の小骨を取るために紫音との接触を図ります。どうして円華がこれほど気になるのか、彼は解決したかったのです。
その答えはメギストスが出してくれました。「守りたかった」のです。彼は響子を守りたかった。その一心だったはずです。世界との日常だって守りたかった。ただそれに意固地になるあまり、紫音の「円華を守りたい」という気持ちを汲んであげることができなかった。そして蒼天だって、円華を守りたかったが、その気持ちに嘘をついた。それが後悔になっていたわけです。
だから、今守れるものは全て守ってみせると彼はこの瞬間に思う。蒼天が完成したと言ったのはこういうわけです。今まではなんだかんだ世界しか守る気がなかった、というかそれしか期待できなかった。これは彼には大きすぎる期待かもしれないけど、誇大すぎる夢ではありません。ここまで大きな期待を、努力すればつかめると信じられるくらいの希望に変えられたのは、彼のそれまでの努力故ですし、最初から諦めるのでなく、可能性にかけてみるという前向きな姿勢に彼が変わったからでもあります。
縁を倒して、世界との日常に戻った蒼天。そんな蒼天に世界はこういうのです。「孫の顔を見るまでは死ねないわね」これは世界には到底叶うはずのない願いです。でも、これを聞いた彼は笑顔でこう返します「そうなるように期待してるよ」
科学的にはありえないようなことに期待できるようになった蒼天。彼の成長の真髄はここにあるんじゃないかなと僕は思います。諦めるくらいなら、最後まで足掻いてやろうじゃないか。蒼天がこう言える日が来るなんて思ってもみませんでした。これも皆さんのおかげです!ありがとうございましたm(_ _)m


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