前編「The Kirche war」

ALSHARD ff


セッショントレーラー


その日のことは、よく覚えている。たしか、新しいシューズを買ってもらった私は、散歩に出たのだった。

その日は、まだ幼かった私の世界が落っこちた日だ。

私の生まれた故郷はもうどこにもない。その日、私の故郷は完全に消滅した――――私の家族と共に。

生き残った私は、幸せだったのだろう。“その日を”ではない。その日から続く“戦争”を生き残った。

その戦争は「The Kirche war」と呼ばれた。

その日以降の戦争で、私が覚えていることは、あまりない。

ただ、苦痛と絶望に追われた日々であった。

大人達は、子供達をあやしながら、祈るように、子供達を勇気付けた。

「神様が、御使い様をおよこしくださって、この悲惨な日々はすぐに終わるのよ」と。

……私は、その時にはもう望みを捨てていた。褪めた子供心には、神が信じられなかった。

御使いの名はアインヘリアル。神が死んだ世界では、望むこと叶わぬ希望であった。

アルシャードff シナリオ 「The Kirche war」

神無き人の世に、神話が生まれる。

シナリオハンドアウト


ユリー用シナリオハンドアウト
あなたはゾンバルド将軍の元で彼を助けるエイリアスである。
だが、あなたは正規のエイリアスではない、廃棄されようとしていた禁断のプロジェクトによって作られたエイリアス。それがあなただ。
廃棄の直前に、黒十字軍による襲撃を受けた研究所から、あなたは逃げ出すことに成功した。だが、寄る辺無く、衣服さえも襤褸一枚という絶望的な状況で積層都市に放り出されたあなたは、途方にくれた。
そんなあなたに手を差し伸べたのは、小さな子供達を連れた恰幅の良い男性。優しく差し伸べられた手が、あなたには神の御手のように感じられたものだ。
その男性の名は、ゾンバルドという。実際には、孫の手前、優しい祖父の顔を見せるだけ見せて、後であなたを捨てるつもりではあった。だが、あなたがエイリアスであるということを知り、何かに利用しようと考え直した。それだけだった。
あなたは必死の努力でゾンバルド将軍の信頼を得ることに成功し、それ以降、常に忠実に仕えてきた。それが、あなたに出来る最大の感謝であったからだ。
先日、孫へのプレゼントを探すゾンバルド将軍が積層都市を訪れた際、その積層都市が突如として崩壊した。
それが、キルシェ公国と真帝国との戦争の切っ掛けとなる事件であった。その最中、ゾンバルド将軍の姿を一瞬見失う。
勿論、あなたはゾンバルド将軍を無事に助け出した。だが、その日依頼ゾンバルド将軍は変わってしまった・・・。
あなたの第六巻が告げる違和感。目の前にいる将軍が、あなたには信じられなかった。

フリア・フリア
あなたは、「キルシェの死神」。このミッドガルドで最強を誇る傭兵部隊。その隊長をあなたは任されている。
とは言え、一筋縄では行かない傭兵達を纏め上げるのは並大抵の苦労ではない。なにしろ、「キルシェの死神」に所属する奴には真っ当な傭兵なんで輩は一人も存在しないのだ。
種族も、信条も、闘う理由すら違う彼等を纏めあげられたのは、何よりもあなたの実力と、そして頼れる副隊長の存在が大きい。
だが、彼はあなたを、あなた達「キルシェの死神」を裏切った。帝国内での任務の最中、突如あなた達は謎の部隊の奇襲を受け、半壊したのだ。彼等は「新世界」と名乗り、その中には副隊長の姿があった。
命からがら生還したあなた方を待っていたのは、積層都市を沈め、キルシェ戦争の口火を切った狂気の部隊として、味方からも敵からも追われるという最悪の事態であった。

荒砥 崇義
あなたは、誇り高き真帝国の「黄金獅子」である。あなたに猜疑を持つことは皇帝の名において許されず、あなたの眼力から逃れられる者などいない。
戦争犯罪という巨悪が生まれる戦争の最中に、巨悪を断罪するのがあなたの任務なのである。
今回のキルシェ戦争にも、裏が多い。それは、あなたの長年の勘が告げている。だが、不信な点が見つからないのだ。
ゾンバルド将軍のプロファイリングは間違っていたのか?彼は今回の戦争で、理想的な将軍としてその辣腕を振るっている。
不信な点といえば、もう一つ。今回の戦争では不可思議な戦闘が繰り返されている。圧倒的優位で始まった戦闘が、我が軍の敗北で終わったり、逆に絶望的な状況からの勝利といった戦闘が多いのだ。
ありえない分けではない、そう思えるほどの戦闘の記録。それが、逆にあなたには怪しく見えた。
本業は進まず。だが、あなたが偽装して所属する部隊は快進撃を続けていた。
そして、あなた達の部隊は出会ってしまう。この謎の一端を解く示唆であり、あなたの部隊には死神となった「新世界」と名乗る組織に。
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