【沈街浮花・日嗣編】多遅摩伝抄

【目次】

  • 地名起源説話
  • 地方神
  • アマツカグラ神話との関係の考察
 … … …
  • 猫の描いてあるメモ
  • 「気になった点」メモ用紙




【地名起源説話】


〔一〕
火那山津見神(ホノナノヤマツミカミ)の子、火産巣日神(ホノムスヒノカミ)は、
天津神楽の東の外れへと行幸した際、とても美しい男子と出合った。
火産巣日神はその男子に婚姻を申し込み、二人は夫婦となった。
この男子の名前を多遅摩彦といい、故にこの土地を名づけて多遅摩という。

[スザクのメモ]
  • 火那山津見神…アマツカグラ全体に知れ渡っている神。霊峰の神にして炎神、聖なる炎の授け手。
  • 火産巣日神…タヂマの地方神。炎神、ムスヒ=生産神。
  • 多遅摩彦…タヂマの創世記を作り出した存在。外見の美しさ=霊的/神的な力の強さ。地名+彦=土地の支配者を指す。


〔二〕
多遅摩彦はある日、見たことも無い白い美しい花をつけた木を見つける。
あやし、と思って近づくと、その花は太陽のように燃え輝く実を結んだ。
多遅摩彦は火産巣日神にそれを奉納し、火産巣日神はいたく喜んだ。
そして花を多遅摩花と名づけ、これが縮まり、今の橘という苗字が出来たのだという。

[スザクのメモ]
  • 橘…
 一.花の名。いわゆる柑橘類の一種。強い香り、太陽のような色形が退魔の力として、あるいは永久の力として捉えられたか。
 二.家の名。多遅摩彦の子孫はこの名を名乗り、今の多遅摩領主であるところの橘家と連なっていく。


〔三〕
火産巣日神と多遅摩彦は子を成し、火照彦(ヒテルヒコ)と名づけられる。
その子が成人する頃、火産巣日神は神々の世界へと帰っていった。

[スザクのメモ]
  • 帰る火産巣日神…神の世と人の世を行き来する、ということか。次段も参照。


〔四〕
多遅摩彦から八世孫、日輪(ニチリン)という者がいた。
日輪は領地内の怪異に悩まされており、そのような中、ある夜の夢に火産巣日神が現れた。
火産巣日神は日輪に一匹の猫を授け、この猫の尾に灯った炎が町を守る要となると言い残し、去っていく。
夢から覚めた日輪の胸元には夢に見た一匹の黒猫が乗っており、
その日から、彼は様々な怪異や災いをあらかじめ知っていたかのように、それらを未然に防ごうと立ち回るようになる。
そのために各地を巡る、これが今で言う「産巣日の巡り」の起源である。

[スザクのメモ]
  • 神の降臨…
 一.夢という媒体で行われることが多い。
 二.「火産巣日神」が「光」であり、また夢から覚めた日輪の行動から、この事象は我々の「ルーツ:オラクル」と呼ぶものに当たろう。
   (しかしエンドブレイカーとしての能力は必ず継承されるわけではないので、その点は留意せねばならない)
  • 黒猫…星霊バルカンのことであろう。現に、多遅摩領主は皆一様に神楽巫女としての力を有している。


〔五〕
「産巣日の巡り」とは、次期領主候補が領地内を巡り、その先で領主として火産巣日神より神炎の猫を授かる儀式である。
どこで猫を賜るかはわからないため、領主候補は多遅摩の各地を、特に異変のあった地を巡り歩くことになる。
その際、一人の従者を指定し、必ず共にあらねばならない。

[スザクのメモ]
  • 「産巣日の巡り」…候補が複数いる場合は、いち早く力を得た者が領主たる資格を得る。また、どのように力が降りてくるかは不明。
  • 従者…万が一「巡り」の最中に指定された従者がいなくなった場合、再指定をせねばならない。




【地方神】


〔火産巣日神〕

  • タヂマの地方神
  • 炎神、ムスヒ=生産神
  • 夫に多遅摩彦、その子に火照彦
  • 「名も無き遺跡」においては三種類の絵姿が残されている
 一.天女のような姿(抽象的)
 二.普通の人間の姿(抽象的)
 三.右手に剣、左手に杯の中性的な姿(恐らく同神、写実的)


〔多遅摩彦〕

  • タヂマの創世記を作り出した存在、ほぼ神格扱い
  • 外見の美しさ=霊的/神的な力の強さ
  • 地名+彦=土地の支配者を指す
  • 妻に火産巣日神、その子に火照彦
  • 「名も無き遺跡」においては「後頭部に金の輪を背負った男」として描かれる




【アマツカグラ神話との関係の考察】


[スザクのメモ]
  • 現在、タヂマにおいてはタヂマ特有の神話よりもアマツカグラ全体に流布している神話の方が力を持っている
 ←アマツカグラ中央の権力の正統性を強調するため

  • そのため、「どちらが正しい」というような論争はあまり意味を成さない?
 (タヂマ神話も「橘家の正統性」を語るもの=本質は現在に伝わるアマツカグラ神話と同じ)
 →ただし、かといって「すべてが間違っている」という判断もしない方がいい
  (どこかに真実が隠れている可能性あり、慎重に見ていく必要がある)

  • 橘家および日嗣継承に関連する藤原家、葛西家においてはタヂマ神話が大きな力を持っている?
 (故に、現在もその格式に則って各種儀式が行われている)

 … … …




【猫の描いてあるメモ】



  • このページに書かれている戯言は 全力でハウスルールです ので、公式様とは一切関係がございません
 (要は神話やってるやつにアマツカグラ与えた結果がこれだよ! というサムシング)
  • また、開示されていない情報もあるのでそのあたりはいろいろ調べていくことを推奨いたします
  • そして調査の結果によっては、このページの情報が上書きされる可能性もあります




【何かありましたら(兼「気になった点」メモ用紙)】


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( ´v`)<まあ行き詰ったらお団子でも食べて、じっくり考えてまいりましょう。
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