432 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/01/10(水) 22:51:28 [ c6rDQ51Q ]
幽々子の暴飲暴食により、白玉楼の蓄えが底を尽く。
折り悪く友人は長い冬眠に入っており、援助は望むべくも無い。
主の口をまかなう為、その辺の獣妖怪を片端から斬り潰しては調理する妖夢。
しかし妖怪の群れを相手に連日連夜の狩猟行為は半人前には過酷であった。
妖夢とて無傷では済まず、やがて怪我と疲労で動けなくなる。

己(と、床に伏せた庭師)の腹を満たす為に、出陣する幽々子。
しかし機動力に欠けている上に、連日の妖夢の狩りで警戒心の強くなっていた妖怪達は全く姿を現わさない。
加えて、野良妖怪の詳細な生態や狩りの手段など知らない令嬢には、食料の調達は無理な話であった。

餓える幽々子。
既に死している肉体は滅ばず、空腹の苦しみだけを幽々子に与え続けた。
何の獲物も獲られずに白玉楼に帰る幽々子。
妖夢の薬も替えの包帯すらも無い。
額に汗を浮かべてうなされている従者の布団の側で途方に暮れる幽々子。