974 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/03/25(日) 16:28:27 [ rqhWGa4k ]
アリスは不完全な身体で何度がんばっても子どもを産むことが出来ないので
その絶望に飲まれて人形作りのほうに走ってしまった
人形と生き物の線引きをしつつも、自分の作った人形を我が子のように可愛がってるのはそのせい

という電波を受信したんだがこっちのスレ向きかと思って


975 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/03/25(日) 17:06:23 [ 5FNkSJS6 ]

「霖之助さん、今日はどこへ行くの?」
「ついてのお楽しみ」
「先週は楽しかったー」

 魔界から出てきて一人で不安だった私が、今日までやってこれたのも
 霖之助さんという素敵な人が側にいてくれるおかげだった。
 二人の仲は秘密で、ルームシェアしている魔理沙にも言ってなかった。

「ついたよ」
「え? ここ?」
「部屋とってあるんだ」
「……もう?」
「イヤかい?」
「そんなことないけど…」

 霖之助さんが案内してくれた部屋のドアを開けると、

「よお。みんな久しぶり」

 数人の男性が部屋の中に立っていた。

「え? り、霖之助さん?」
「ああ、こいつら僕の友達。仲良くしてやってくれ」
「今日の子はまた一段とかわいいねえ」
「え……」
「やっぱ実物はムービーよりいいよね」
「霖ちゃんに二ヶ月もされちゃったのかぁ」
「ちょっ…」
「丁度こなれて使いやすいころだよ」
「さすが店主」
「んじゃ、僕デートがあるんで、あとよろしくな。アリス」
「え?」

 そうして、私は誰の子かもしれない子供を身ごもり、堕胎した。
 それから私は子供を作れなくなった。


976 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/03/25(日) 17:06:54 [ 5FNkSJS6 ]

「え?」

 な、なんで魔理沙が霖之助と一緒に歩いているの?

「アリス、昨日はおつかれさま。また頼むよ」
「お、アリスと香霖は知り合いだったのか? 昨日何かあったのか?」
「ああ、ちょっと頼みごとをね」
「水臭いな、私にいってくれればいいじゃないか」
「ああ、そのうちきっとね……」

 二人は私を置き去りにして、仲よさそうに歩いていった。


977 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/03/25(日) 19:04:15 [ mzhT41Co ]
 >>975
なんという王道
この展開はまさしく火サス
このアリスは間違いなく夜中にごっすんごっすん五寸釘

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最終更新:2007年07月17日 17:28