20 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/27(月) 16:45:59 [ nkpb.0O6 ]
ある日、幻想郷に『博霊の巫女は人が滅多に来ない事を良い事に常にテンコーで生活する露出狂だ』という噂が流れた
その姿見たさに、神社に大勢の男(一部知り合いの少女も)が参拝に来た
不名誉なお賽銭に、巫女は激怒した

ある日、幻想郷に『白黒の魔砲使いは誰でも手当たり次第喰っちまう。勿論性的な意味で』という噂が流れた
静かだった魔法の森は多くの人で賑わい、人々が進むための道を作るために、貴重な木々が大量に切られた
住処を荒され、二人の魔法使いは激怒した

ある日、幻想郷に『紅魔館のメイド長は下着を着けないで働いている』という噂が流れた
門番の仕事が普段の20倍に増え、紅魔館からメイドの数が何人か居なくなった
根も葉もない噂に、メイド長は激怒した


4人は揃って、永遠亭に乗り込んだ
詐欺兎は「今回はマジ知らないッス!本当ッス!」と口調が変わるほどに否定した
天才特製の自白剤を打ったが、本当に知らないようだった

4人と1羽は揃って、ブン屋の家に乗り込んだ
ブン屋は「あ!丁度良い所に!あの噂の真意をこれから聞きにいこうかと……」と言った
本気で泣き出すまでくすぐったが、真実は分からなかった

4人と2羽は、大きな壁にぶち当たった。他にこんな噂を流すような妖怪は居ないはずだった
スキマ妖怪は冬眠しているので論外だった
彼女達には全く真実が見えなかった



一方、プリズムリバー邸では。三女が不気味に笑っていた
「くくく、人の心のなんと分かり易いことよ……」

34 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/27(月) 23:49:11 [ EmmIBFwk ]
 >>20
なんかこんな展開を幻視してしまった。微妙にグロ注意

白玉楼にほど近い地にある、騒霊三姉妹の住む洋館。
今回の騒ぎの黒幕であったリリカは、その広間の床に
姉メルランと共に縛られ、猿轡を噛まされた状態で転がされている
恐怖に怯える彼女達の目前には、普段とは人が変わったような長女の姿があった

「リリカ……貴方はまたそうやって意味もなく嘘をついて、周りの人間に迷惑をかける……
 何度私が貴方の尻拭いをしたと思っているの?何度私が貴方の代わりに頭を下げて廻ったと思っているの?
 メルランもそう……いつも言ってたわよね?少し落ち着きなさい、
 行き過ぎた躁は、混乱と無秩序しかもたらさないって。なのにまたあんな無茶苦茶なライブをして……
 ……私は頑張ってきた……長女として一生懸命貴方達を正しい道に導こうと注意し、努力してきた……
 でも貴方達は聞いちゃくれなかった……地味だから、騙し易いからって
 影で私のことを馬鹿にしてきたんでしょう?間抜けな姉だと嘲笑い続けてきたんでしょう?
 ねぇ!そうでしょう!何とか言いなさいよ!!ねぇ!!」

 ドスッ! ゴカッ! ボスッ!

積年のストレスが一気に噴出したかのように、ルナサは縛られた妹達を蹴り上げる
手で防御することも出来ず、爪先が体にめり込む度に苦痛にのたうつ妹達の泣き声も、今の彼女には届かない
数分後、息を切らして椅子に座り込んだ彼女の靴は、妹達の血と肉片で変色していた


35 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/27(月) 23:50:11 [ EmmIBFwk ]
「……もう私は疲れたわ……優等生でいることも……貴方達の面倒を見続けることも……
 ……ねぇ、みんなでレイラの元に逝きましょう……」

虚ろな笑顔を浮かべて立ち上がり、妹達に近づくルナサ。その手には
神社で入手した、縁まで清めの塩で満たされた壷が握られている

「ムガー!モガーー!」(嫌ぁぁ!やめてぇっ!姉さんは病気なのよ!!)
「ン゛ーー」
(ごめんリリカ……私が姉さんの抗鬱剤を、誤って割ってしまわなければ……
 それを誤魔化す為に、家にあった薬品を適当に混ぜ合わせて、薬と称して姉さんに飲ませなければ……)

「さよなら……」
別れの挨拶と共に、壷の中身を床に転がる妹達にぶちまけるルナサ


「ンア゛ーー!ア゛ア゛ーーー!ア゛ーーーーーーー!!!」


声にならない叫びを上げ、肉を焦がしたような大量の煙と共に、二人の騒霊は蒸発し、消滅した。
それを見届けた長女も、虚ろな笑い声をあげながら壷の残りを自身に振り掛ける。
煙が立ち上り、彼女が被っていた帽子が地面に落ちる。そして誰もいなくなった