689 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/02/21(水) 16:06:56 [ p3c8vj4. ]
「星が綺麗ね、蓮子」
「そうね、メリー」
「最近、前は見えなかった星が見えるようになってきたのよ」
「夜空を眺めると視力は良くなるわよ」
「たとえばほら・・・北斗七星のミザールの伴星も見えるようになったわ」
「私には見えないわ」
「え?」
「メリー、それは死兆星よ」
「蓮・・子?」
「あなた死ぬわ」
「え・・・え!?」
697 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/02/21(水) 19:16:09 [ vp6xRQ6M ]
>>689からはこう続くんだなw
ゆあ、SHOCK!
,.--、_,,....,,__,. -- 、
,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l |
/ l | ___ ___',',nイk___,// ヽ,
,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i
i ,.へ_トー'"___,,.ィ ! ハ、、__イヽ、イ
r'⌒ r´γ /__i_. i / V___ハ ゝ
〈_,.イ イ ,ィ´,.ー,` レ´ ',-,`!ヽ! ハ O
i i .レイl ト' i ト' } ! ハ/ヽ(
。 | 。o i゜`,,'ー' :::::::::::: 'ー',,゜io 〉。
o .〉 ! ) l ', ,.-─┐ 从 ( o
i /〈 lヽ,. !´ ̄ヽ! ,.イノ Yヽ、
ノ イ /ヽ、| .i>、` ___,,..イ /_ハ,.--、
,' ) i,.-ハ/ ゝ、__ 7 iゝノヽi ヽ./ , ヽ、
i / ./ 〈 ノ i ヽ、`}>n<{_,.イヽ(ゝ/ / i
ハ !/ }><{、 Y Y}><{〈 .!ヽ/__/ /
! 〈 ハゝ 〉 `ー´ ハィ ゝ、ニニ`ン
/ iヽ/ヽ/ヽ/ゝイ /´ ̄ヽ, V i`ー--ン´
700 名前:勝手に689をマジ方向に繋げてみるテスツ 投稿日:2007/02/22(木) 06:14:43 [ pjMt4iCc ]
「蓮子! 私が死ぬってどういうことよ!!」
「……『北斗の闘士』の物語、知らない?」
「そんなコトより、どういう事なの……説明してよ!!」
「落ち着きなさい、メリー……落ち着いて聞いて」
「…………」
「この物語の中に度々出てくるのがメリーが見つけた『死兆星』よ」
「…………」
「この星を見た人は近い将来……1年以内だったかしら……に、死ぬ」
「……それで? 私は死ぬんでしょう? そんな話して、どういうつもり!?」
「最後まで話を聞いて。ひとつ、例外もあるの……」
「……教えて。 できることならば何だってする!!」
「メリー……」
「私を、殺しなさい……」
701 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/02/22(木) 06:26:23 [ pjMt4iCc ]
「ちょ、それは本気で言ってるの? できるワケがないじゃない!!」
「だけど、方法はそれしかないわ」
「……『死兆』の運命は、近しい人の死で相殺できる、と取れる描写があるの」
「…………それで、蓮子は殺されていいなんて考えているのかしら?」
「メリーになら殺されてもいい……それくらい、大好きだから」
「………………バカ……」
「でも、やっぱり私に蓮子は殺せない……蓮子のいない世界なんて、死んだほうがマシよ」
「いいの? 死ぬわよ?」
「……私には境界が見える。 いつか操れるようになるかも知れない」
「遅すぎるかも知れない。先に死んじゃうかもしれない…………でも」
「……最期まで、蓮子と一緒にいたいの!!」
702 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/02/22(木) 06:42:21 [ pjMt4iCc ]
それから1年。結局何事もなかったかのように過ぎ去った……
相変わらず『死兆星』は消えず、不安も残ってはいたが、平凡な日々が続いていた。
ある日、メリーは眠れなかった。ふと、夜空を見上げてみる…………
「!!? 『死兆星』が……消えた!? まさか、蓮子に何か……?」
急いで蓮子に連絡を入れようとする……が、通じない。
眠っているだけかもしれない。そう思い、蓮子の家へ…………しかし、何か様子がおかしい。
「あら、メリーさん……その……蓮子を見なかったかしら? まだ大学から戻ってないのよ」
そんなバカな……私と蓮子は、確かに一緒に帰ってきたのに…………
事故ならば、ここまで来るのに気がついたハズである。
そして、蓮子が家に帰らない理由は……何ひとつ、ない。
「今、警察にも連絡を入れたんだけど……メリーさんも探してもらえるかしら……」
703 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/02/22(木) 07:08:35 [ FSjZqHH6 ]
思い当たるところ、ひたすらに駆け回った。
もう真夜中。人通りもない。
数時間後、あの日語り合った場所で……
……境界を見つけた…………
これで、ひとつの確信を抱いた。この先に―――
境界を越えようとしたとき、聞き覚えのある声が……
『メリー、その境界は越えちゃダメ……』
「蓮子! どこにいるの!?」
『その境界の先……だけど、もう私はいない』
『…………情けないなぁ……急に境界に飲み込まれて』
『……食べられちゃった。 今は冥界、あの世から特別に喋らせて貰ってるの』
信じられるハズもなかった。蓮子が―――もう死んでいるなんて
『ここの主が私たちの事知っててねぇ……結界暴きがバレてたみたい』
なんでそんなにおどけて……まるで誘っているかのよう
『…………来るのね。止めてもムダだと思ったけど』
嘘。どう聞いたって、誘ってる……
そして、意を決して……飛び込んだ。
『……悠久の幻想を彷徨う、マエリベリー・ハーンに幸あれ』
704 名前:後書き? 投稿日:2007/02/22(木) 07:14:45 [ FSjZqHH6 ]
……ごめんなさい、書いているうちにスレ違いっぽくなりました。
やっぱり即興で書いちゃダメですね……全然いぢめてないし。
>近しい人の死で相殺
レイの死とマミヤ辺りからのご都合解釈です……
境界に飛び込んだメリーの運命は……各人の想像にお任せします。
最後の一行は……後から見直すと意味不明orz
とりあえず、スレ汚し失礼しました。
あと、>>689氏、勝手に使ってゴメンナサイ。
最終更新:2007年07月13日 18:25