1スレ809からの一連の流れをまとめ。パチェリーだけでなく、さまざまなキャラがいじめられます。




809 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/16(木) 21:08:56 [ 9LSJsDS6 ]
長文を失敬
1/2
 ・・・



やってしまった。



呆然と膝をついたパチュリーの前に魔理沙が転がっていた。
金髪を紅く染めた魔理沙が転がっていた。
その後頭部には大きな裂傷が見受けられ
血がピューピューと吹き出していた。
大きく見開かれた目には生命をうかがわせる何かがなく
血溜まりが刻一刻と広がっていく。
魔理沙の手足は痙攣していたが、ややあって停止した。



おそるおそる脈を見ると、死後硬直にはまだ早いらしく関節は柔らかだったが
なかなか脈を伺うことができない。そこまでやってパチュリーは自分の手が
ガタガタと震えていることに気がついた。



「ぱ・・・パチュ・・りー、様・・・」
見上げれば、小悪魔が顔面を蒼白にしている。
足元には彼女が片付けようとしていた書物が複数、乱雑に落ちてばらけていた。
「事故よ」
かすれた声は弁解の言葉を紡いだ。
こんな時にこんな「言葉が真っ先に出てきたことに、パチュリーは自分でも驚いた。
「まさかこんなことになるとは思わなかったの」



 ・・・



いつもの調子で本を奪いにきた魔理沙だったが
珍しく体の調子がよく、精神衛生がそれと逆の状態だったパチュリーと
ひょんなことから喧嘩になり
カッとなったパチュリーは、魔理沙が後ろを向いた隙にカンテラで思いっきり殴った。



そしたら死んだ。
よく考えてみれば魔理沙は人間なのだった。
後頭部を重量のある金属器具のカドで殴打したら脳挫傷やくも膜下出血を起こして死ぬ。
当然すぎる結果だった。
だのについカッとなってパチュリーはそれを実行してしまった。
おかげでこのざまだ。



 ・・・



パチュリーはしばらく放心していた。
小悪魔は涙を流しながらもう固まりかけた魔理沙の手を掴んで嗚咽していた。
それは長くは続かなかった。



「・・・こ、小悪魔」
「・・・なん・・・なんでしょうか、ぱ・・パチュリー・・っぅ・・様・・・」
パチュリーがこんなに目を丸くしているのを、小悪魔は初めて見た。
「死体を・・・隠さないと・・・」
小悪魔は一瞬、自分の主が何を言っているのか解らなかった。
彼女は、それなりに知った人間とのあまりにも早すぎる死別を受け入れねばならない悲痛に加え
魔理沙が死んだことで泣き悲しむ、霊夢やアリスをはじめとした知り合いたちと
魔理沙が失われたことでどこか寂しげになった幻想郷という未来を想像して涙していたのだ。
しかし
小でも悪魔である彼女の意識は、加害者であるところの主人が
悲しみではなく、恐怖に苛まれていることを、すみやかに理解した。




810 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/16(木) 21:10:32 [ 9LSJsDS6 ]
2/2
 ・・・
そこらの人間を喰っただけでも博霊の巫女が飛んできて成敗される事がある。
低級の妖怪や魔物は、食人にあたってそれを隠すことを知らないからよくそんな目に遭うが
小悪魔やパチュリーなどは、歩いている人間にむやみに襲い掛かって
その場で戴くようなヘタな真似をすることはない。
レミリアのように「飼っている」人間の血を定期的に吸ったり、誘い込んで魂を喰ったり
弾幕少女たちの守るべきタテマエと実際がそこにはあった。



だが魔理沙だ。
いなくなればすぐに皆が探し始めるだろう。そして事の次第が明らかになれば
怒り狂った霊夢が、もしくは嘆き悲しむフランが、パチュリーを責め立て、あるいは殺すのだろう。
いや、それ以前に・・・
「・・・お言葉ですが」
目を真っ赤にしているが、それでもなんとか平静を保ち、小悪魔は言った。
「お嬢様はご自分の能力でこのことをお知りになるかもしれません。隠し通せるとは・・・」
「レミィには私からなんとか言うわ」
パチュリーのほうが錯乱しているようだった。
「こ、この殺人を隠し通すのは悪魔の私でもムリですよ??罰を甘んじて受けるくらいじゃなきゃ・・・」
「黙りなさい」
パチュリーは頭を抱えていた手を外すと、ゆっくりと小悪魔を向き、その目を凝視した。
「貴方が私の下僕である以上、私に従ってもらうわ。まず麻袋を持ってきなさい。それから血を拭かないと・・・」
小悪魔は眩暈を感じた。要するに自分は死体遺棄に加担させられるのだ。
もうおしまいだ。間違いなく自分もパチュリーと一緒に消されてしまうだろう。
だが悪魔が主人に逆らうことなど望むべくもない。
消え入りそうな声で「はい」と頷くも、涙声は隠し通すことができなかった。
すぐ涙がぼろぼろとこぼれだし、滲む視界の中で小悪魔は命じられたとおりの道具を・・・



816 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/16(木) 23:28:46 [ 9LSJsDS6 ]

続き

山に死体を捨てようと思えば匂いを嗅ぎ付けてルーミアがやってきて、
森に捨てようかと思えばみすちーとかリグルがやってきて
湖に捨てようかと思えばチルノや大妖精がやってきて



そんなことを繰り返しているうちにだんだん嗅ぎ付けられていって
いよいよ隠し切れなくなって、小悪魔も壊れちゃって使い物にならなくなるんだけど
パッチュさん土壇場で魔理沙を自分の胃袋の中に隠すという手段を(ry



うまくこぁ苛めにならないんでダメそうです




817 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/17(金) 00:00:50 [ PJVD1DgA ]
ぬぉぉぉぉぉぉぉorz



ところで
実は周り皆グルになって、本物さながらの魔理沙人形を作ってパチェをどん底まで落とそうというパチェいじめルートを幻視




818 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/17(金) 00:24:57 [ /bN7d8uk ]
是非とも、こぁ苛めルートの続きが読みたい所であります
そして>>817のパチェルートも良い…



言葉でプレッシャーかけたり
わざとパチェの前で嘘泣きする霊夢&激怒するフランちゃん&激怒号泣するアリス。
青ざめるパチェ。
精神的に参っていくパチェ。
やがて魔理沙の幻覚、幻聴に苛まれるパチェ。
口論をするパチェと小悪魔。
等などで、ひとつお願い致したくorz



ちなみに自分は
ロイヤルフレアで1.4秒焼却→骨粉を紅魔湖に撒く→和式に合唱、まで妄想しました



820 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/17(金) 02:41:06 [ FB1cqgkQ ]
 >>817
その本物さながらの魔理沙人形とやらは
実はえーりんとアリスによって改造手術されたちゆりで
意識はあるんだけど自分の体が勝手に動いて
殺されていく運命を傍観させられるんだ



なんて考えたらちょっとおっきした




821 名前:名無しさんも私だ 投稿日:2006/11/17(金) 04:35:36 [ RLD5QjT6 ]
唯一の目撃者である小悪魔もろとも
図書館の壁に埋め込んでしまうパチュリー。
魔理沙と子悪魔の失踪はやがて忘れられていった…



だが、ある日図書館で茶会を開いていると、壁の一角から声が…




「こ、こ、こぁーっ!」



823 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/17(金) 18:22:06 [ ivozZLbU ]
パチェ「あぁ…早く……早く隠さないと…」
魔理沙「…………。」(ピクピクッ)
パチェ「え…?」



【リザレクション】



魔理沙「うわ゙ぁああああああああああああああああ!!!!???」
パチェ「きゃああああああああああああああああ!!!!????」
魔理沙「ぜぇっ……はぁ…はぁ………な、なんか凄い恐ろしい夢を見たぜ…」
パチェ「(  ゜д゜)」




こんな展開だったら正直噴く




826 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/18(土) 12:46:17 [ A4ofndI2 ]

810の続きを勝手に書いてみるぜ



コンコン。不意に鳴らされるノックの音。髪が逆立つ程に反応するパチュリーと小悪魔。
「パチュリー様、紅茶をお持ちしました」
咲夜だ。メイドの咲夜だ。顔を見合わせる殺人者と死体遺棄人。お互いに思った事は一つ、絶対にこの事を気付かれてはいけない!
「小悪魔、出なさい」
「……っあ、はいっ……で、でも」
「誤魔化すのよ小悪魔何としてでも絶対に。絶対に誤魔化すのよ、バレてみなさい小悪魔そうなったら真っ先に……あなたをけしてやる」
「わ、あ、解りました解りましたから……!」



コンコン。二回目のノックの音。
「パチュリー様?」



そう、咲夜が二回もノックを鳴らすなんて事はいつもならばありえない。何故なら小悪魔は必ず一度目のノックで紅茶を受け取る。
それは咲夜の時間を少しでも取らせまいとする小悪魔の気遣いではあったが、とにかくノックを二回鳴らした時点で咲夜が少なくとも『いつもと違う何か』を感じ取ったのかも知れないのだ。
例えドアに向かう足取りがフラフラでも、涙で顔がくしゃくしゃでも、小悪魔は誤魔化さなければならない。この正直な悪魔が完全で瀟洒なメイドを誤魔化す、騙すと言うのだ。
何をどう言えばいいのか、何で私が泣いているのか、説明した方がいいのかそれとも普段と変わらぬ立ち振る舞いをすればいいのかどうなのか。
ああ、消されるのも嫌です霊夢さんやアリスさんに殺されるのも嫌です死にたくないです……死にたく無いです……
ドアノブを握り締め、ぽろぽろ涙をこぼす小悪魔。早くドアを開いて紅茶を受けとらないと。時間が1秒でも過ぎればそれだけ咲夜は『いつもの違う何か』を深めていくに違いない。
「うぅ……ぐす……っ……」
回る、ドアノブ。
無理ですダメです、パチュリー様、私にはむりです無理です出来ません……!
歯がうまくかみ合わない。肩を脚は地震でも起きているように激しく震えている。
誤魔化さないと、誤魔化さないと……!
小悪魔は何度も自分に言い聞かせる。そして、ドアはゆっくり開かれた。
「あ…あぁ……あ」
ドアは開かれる。少しづつ見えてくる。咲夜の腕、お盆、肩、いつもと変わらぬ咲夜自身。
「小悪魔?」
首を傾げながら、お盆を差し出す咲夜。それを受け取ろうとする小悪魔。
「ななな何でもないですよ、本当ですよ、本当になんにも……」
お盆を受ける指。でも震える指先では紅茶の乗ったお盆すら保持出来なくて



がしゃーん!!



「ああああ、ぁあぁああーー!!大丈夫です直ぐに片付けますから咲夜様はお仕事に―――」
「小悪魔」
ずい、と顔を近づける咲夜。
「何か、あったの」
「あ、はは、何にもないですよ、何にもありません。本当ですよ嘘なんか……あ、ははははっ」
咲夜の眼は小悪魔を見つめている。それは普段と変わりない咲夜の視線ではあるが、小悪魔にはそれが自分の心臓を突き刺す槍としか思えなかった。
やがて凄まじい葛藤に耐えられなくなった小悪魔は、自分の心にひびが入り、そして崩れていくのが解った。




827 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/18(土) 13:36:02 [ vUKe/WLA ]
夜中になって死体袋をかつぎ出した小悪魔は、それを処分するために
重い足取りで紅魔館を後にした。
とはいえ、図書館を出る時から誰かに発見されないかと気が気でなかった。
普段メイドたちでごったがえす廊下。
館の主が起きてくるかもしれない庭。
門番に出くわすかもしれない城門。
今の小悪魔にはすべてが恐怖だった。



パチュリーには遺体の焼却を薦めてみた。
それは拒否された。
肉体が完全に喪われれば、魔理沙の魂は彼岸を通じてヤマザナドゥのところへ行くだろう。
そうすれば殺害は露見してしまう。パチュリーはそれを恐れ
魔理沙の肉体と魂がぎりぎりのところで分離しないように細工したらしい。
(まるで自縛霊だ・・・)
小悪魔は、主人の冷酷さにあらためて戦慄した。
友人だった魔理沙へのあまりの仕打ちに嗚咽した。



「小悪魔・・・さん、でしたよね?」
「ひッ!??」
突如かけられた声に小悪魔は短く悲鳴を発した。
振り返るや、そこには門番が立っていた。あの気さくな笑顔で。
「脅かしちゃいましたか、すいませんでした。閉門時間は過ぎていますが・・・」
「ちょ、ちょっとヤボ用を仰せ付かったんです」
「野暮用・・その大荷物ですか?」
門番は何も気づいていないようだった。
「パチュリー様の用事なら手伝いましょうか。私、力はありますから。ほら、遠慮しないで・・・」
「絵・・・いや、その、あの、これは・・・」
「遠慮しなくていいですよ、いつものことですから」



830 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/18(土) 20:59:30 [ GYN.gLDE ]
夢だ
これは夢だ
そうに決まっている
あの魔理沙が死ぬわけがない
私が魔理沙を殺せるわけがない



「そう、これは夢、夢以外の何だっていうの」
小悪魔に死体を捨てさせに行ってからこっち
パチュリーは自分のベッドで魔理沙の帽子を抱きしめながら布団に篭っていた。
「夢、悪夢、非現実、あれは魔理沙じゃない、あれは・・・」
布団の中からはぶつぶつとそんな言葉が洩れていた。
喘息なのに布団にもぐりこんでいるのだから、埃を吸って時折咳が出た。



図書館のドアが開く音がした。
今、図書館の内部にはパチュリー以外には誰もいなかった筈だ。
そうなると小悪魔が帰ってきたのか、あるいは・・・
「パチェ、居るの?」
どうやら親友のようだ。パチュリーは帽子をベッドの下に隠すと
なるべく平静を装って、レミリアを迎え入れた。



「レ・・ミィ・・・」
レミリアは己の従者と自分の使い魔を連れていた。
小悪魔はパチュリーを見るや、歯をガチガチと鳴らして涙をこぼした。
そして彼女が抱えているべき麻袋は、咲夜の手の中にあった。
「パチェ、酷いじゃない。こんな重大なことを私に内緒にしようだなんて」
吸血鬼は、あのどうしようもない威圧感を伴った笑みを浮かべながらパチュリーへ歩み寄る。
「ち・・・違うわ、違うの、レミィ、これは・・・」
パチュリーは足がすくんで動けなかった。
レミリアはパチュリーの顎を掴み、言った
「ねぇ、パチェ。なんで黙ってたの?」
「れ・・・レミィ、ごめんなさい、ごめんなさい・・・」
パチュリーはレミリアの質問に答えられなかった。
ただすすり泣き、懺悔の言葉を繰り返すパチュリーが駄目であると知ったレミリアは
振り返って、その視線を小悪魔に向けた。
小悪魔は自分の股間に何か生暖かいものが伝うのを感じた。



「別に、貴方を取って食べようとは思わないわ。でも事の顛末くらい教えてくれたっていいじゃない?」
「ぁ・・・ぅ・・・ぁ・・・」



834 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/19(日) 00:25:10 [ c7w/6Goo ]
紅魔館で開かれた晩餐会
肉料理がたくさん出た
ステーキ、レバーの炒め物、もつを煮込んだシチュー、スペアリブ
巫女も妖精も妖怪も蟲も雀も閻魔もみんな楽しそうにわいわいと食べていた
ただ魔理沙と、パチュリー、それに小悪魔が居ないのが
紅魔館での晩餐会にしては妙と
霊夢にはそう思えてならなかった






835 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/19(日) 01:38:37 [ R/SirwKk ]
こんなタイトルを幻視した



紅魔館殺人事件~裏返った愛情は死人に鞭を打ち、硝子細工の心を持つ従者は葛藤の日々を送る~



うん、やっぱ火サスだw
最初に犯人が判ってるからコロンボよりで、霊夢がコロンボか・・・




836 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/19(日) 01:39:08 [ kgUJ7Qes ]
 >>834
巫女の勘が冴えますな。   …巫女さん刑事(デカ)!?


 >>832
わくわくしてお待ちしています
書きにくさを乗り越えて頑張って下されいッ




837 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/19(日) 01:55:18 [ c7w/6Goo ]

巫女さん刑事(デカ)!?



「細かいことが気になりましてねえ。私の悪い癖」(水谷豊ボイス)




838 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/19(日) 02:37:22 [ P8iknddU ]
 >>837
相棒を誰にするかが問題だな
魔理沙は今回被害者だし……




839 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/19(日) 02:53:36 [ 7btJPGf6 ]
 >>838
ほら、そんな時こそ相棒探偵にはあいつですよ、最初にアがついて人形っぽいあいつ。
多分寂しがりやで、多分高スペックな弾幕性能で、人気抜群の









つ[阿求]




843 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/19(日) 15:08:50 [ JrmBX2vc ]

827 の分岐



アリスは困惑していた。
アリスは信じられなかった。



まさか、五寸釘を人形に打ち付けた深夜、
その時刻以降に魔理沙が目撃されなくなるなんて考えてもいなかった。
最初は、母から誕生日に貰った魔導書を『借りていった』魔理沙にいつもより少し憤慨して、
だから、効き目なんて無いだろうと思いつつも藁人形を作り、
例え効果があったとしても少しだけ苦しめばそれで十分だと思って釘を打った。





でも、まさか、呪った直後に失踪して三日たった今でも誰も魔理沙の行方を知らないなんて予想外だ。
何の力も無い人間が呪っただけで胸に痛みを覚えるのだから、
膨大な魔力を持つ私が呪えばそれだけ強力になる……という事なのだろうか。
嫌な予感を覚えて彼岸にそれとなく探りを入れてみたが、魔理沙は見つからなかった。
……だからといって、彼岸にいないとは限らないが。



次に、御菓子を作って冥界の妖夢に会いに行き、
クリスマス用の料理を作ろうと思っているのだが良いアイデアが無い、
冥界ではどんなクリスマスを送っているのか気になったとか、
そんな他愛の無い話をしつつ、魔理沙の事を聞いてみたが、
最近は見かけていないという事しか分からなかった。
……庭師の仕事が忙しくて見逃した可能性もあるが。



困った事に、文々。新聞に私が(我ながら怖い表情で)
五寸釘を打っていた事が記事になったのはそう遠い話ではない。
魔理沙がこのまま見つからなければ私を疑う人も出てくるのではないか、そんな不安が襲ってくる。
いや、失踪してはいるが霊魂はどこにもいっていないのだ。
人が死ぬと霊魂は冥界か彼岸に送られる。
と、いう事はまだ魔理沙はどこかで生きている。





私が呪ったのが原因ではないという事を確認して安心するため、
私が原因で魔理沙が失踪したのではないという事を証明するため、
そしてここまで私を不安にさせた魔理沙に
魔導書の件を含めて文句を言うため、魔理沙失踪について調べよう。



別に、あいつがいないと困るだとか、
やっぱり寂しいとか、そんな気持ちは全然ない、これっぽっちもない……
そう、このままでは私が迷惑するから仕方なく調べてやるんだ。
あいつの事なんてこれっっっっっぽっちも気にしてないんだし仕方なくだ!
そう自分に言い聞かせて私は身支度を整えた。
まずはどこから調べるべきか……



                                        続かない?




847 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/19(日) 19:59:52 [ JrmBX2vc ]

843 の続きを書いてみたり。



[魔理沙失踪三日目]
朝から晩まで、聞き込みをして分かったのは次のとおりだった。
失踪当日、魔理沙は博麗神社の賽銭箱からいくらかの賽銭を抜取ろうとするも中身が無くて失敗。
霊夢をからかってから私の家に向かい、昼食がてら魔導書を『借りる』。
ここまでが午前。



午後から香霖堂に向かい、いくつかの漢方薬の材料を選んで不用品と交換、何を交換したのか、何の材料を持っていったかは不明。
迷い家上空を飛び、慧音の里へ向かって(魔理沙にしては珍しく)御金を払って饅頭を箱買いする。
そして永遠亭に赴き、永琳から漢方薬の調合方法を数時間に渡って学んだらしい。
何の漢方薬なのかを尋ねてみたが、的を得ない返事しか帰って来なかったため、
おそらく医薬品や健康補助以外……という事なのだろう。



午後6時頃に永遠亭を出て、紅魔館でレミリア達と遅めの夕食を取ってから図書館で『金枝篇』と『無名祭祀書』を持ち出そうとする。
それを見たパチュリーと1時間程弾幕ごっこををするも二人共、咲夜に図書館で暴れて本を散らかした事を怒られる。
最後に門番の……確か、メイヤという名前だったか、
彼女が守護する門を咲夜に見送られて(むしろ、怒られた直後なのだし監視されてというべきか?)飛び去った以降の足取りは不明。
門番と咲夜の話ではこの時の時刻はおおよそ午前1時。





だとすると、失踪は紅魔館から自宅に戻るまでの午前1時以降と、
自宅に着いたであろう午前2時から翌日霊夢が訪れる午前11時頃までの間という事になる。
……私が五寸釘を人形に打ったのが午前2時、
人気の無い場所を選んで10分ぐらい打ち続けたがまさか本当にそのせいで魔理沙は失踪したのだろうか。
いや、呪いの藁人形に人を失踪させる程の力があるわけがない。
それに、呪いが効果を発揮するのは三日三晩続けた場合だ、私はあれが初日だからそもそも呪いは発動しない。
魔理沙自身も誰にも行き先を告げず、誰ともあわずに今日まで過ごす様な奴じゃない。
呪いでも、魔理沙の意思でもないとしたら、誰かが何らかの理由で魔理沙を『隠した』……という線が無難なのだろうか。



……………………誰が、何のために?
分からない、魔理沙自身はあんな性格だがそこまでされる程の恨みを買うとは到底思えない。
五寸釘を打ち付けた私が言うのもおかしな話だけれど……
何で……怒っていたとはいえあんな事をしてしまったのだろうか……



……幻想郷中を飛び回って今日は疲れた。
もう夜も遅い事だし、心身ともに疲れたから少し休むべきだろう。
頭が疲れきった状態では分かる物も分からなくなってしまうのだから。
例え眠る気になれなくたって、目を閉じて体を休めなきゃいけない。
私はそう考えると、ふかふかのベッドに身を投げた……。





『どうか、明日にはひょっこりと魔理沙が現れて、私を安心させてくれます様に……。』



850 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/19(日) 21:42:17 [ DoBi/U/. ]
「あ…ぁぁ…ぁ…」
「はぁ…はぁ…、っご、ごめんなさい、ごめんなさい…アリス…!
けど、こうするしか方法はなかったの…!
私が魔理沙を殺したなんて…、ばれない為には…!」



852 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/19(日) 22:02:11 [ 3Vj7wm9Y ]
ところでパチュリー、魔理沙を知らない?最近見かけないの
「貴方の目の前にいるわ」
え?
「今貴方が食べてるスペアリブよ」
え・・・え?




853 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/19(日) 22:12:59 [ pDJODNKI ]
ところでパチュリー、魔理沙を知らない?最近見かけないの
「貴方の目の前にいるわ」
え?
「魔理沙の顔を忘れたの? ほら、ここにいるじゃない」
だ、だってこれってドクロ・・・



870 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/20(月) 12:25:22 [ lkqaqsUU ]

827と>>830の間を埋めてみる

空気読めてない気がしないでもないし
自分の文才が(略




「すみません!!」
袋を持とうとする美鈴を突き飛ばし小悪魔は全速力で飛び立った




美鈴サイド
「私何かしたのかな……」
飛んでいく小悪魔を見ながら美鈴は呟く
「ちょっといいかしら」
「あ、咲夜さん……」
「もうそろそろ休憩でしょ、ちょっとお茶につきあいなさい」
「でもそろそろお嬢様を起こす時間じゃ……」
「17分40秒後よ」
「さいで」





他愛のないことをしゃべりながらティータイムはすぎていく……
「そうそう、今日は魔理沙さん帰ってないみたいですけど、今日は泊まりですかね~」
「なんですって?」
「はい?」
「今日、魔理沙が帰ってない?」
「え……あ、はい」
「門以外から出たとか」
「その場合私に連絡がきます」
「そう……」
「なにか?」
「いえ……なにもないわ……
それじゃ、そろそろお嬢様を起こす時間だから」
「あ、がんばってくださいね~」




小悪魔サイド
「どこに埋めれば……」
小悪魔は森を飛んでいた
悪いものは重なるものである
「いい匂いがする~」
飛ぶ小悪魔の前に現れたのはルーミアである
「その袋かな~」
「!!」
(この程度の相手なら……撃退できるはず)
「みんな~!!」
そうルーミアが叫ぶと周りの茂みから数匹の妖怪が出てくる
「!!」
(こんな量相手じゃ……守りながらなんて……)





レミリアサイド
「おはようございます、お嬢様」
「おはよう、咲夜、今日も時間通りね」
「それが仕事ですので」
「それもそうね」
「ところでお嬢様、少しお話が……」
「何?」
「魔理沙が帰っていないそうです」
「図書館?」
「いえ、図書館にはいませんでした」
「まさかフランのところ?」
「いえ、妹様は一人でルービックキューブで遊んでいました、主にダーツの要領で」
「再教育が必要ね、ルービックキューブの使い方の、で……魔理沙は?」
「ほかに変わったことといえば、少し様子のおかしいパチュリー様の使い魔が大
きな荷物を持って出かけたくらいです」
「……咲夜、私の言いたいことわかる?」
「なんでしょう?」
「出かけるわよ」




小悪魔サイド
どれだけの弾を回避しただろう
二、三体は撃退できたが小悪魔の体力は限界に近づいていた
ついに妖怪の放った弾が小悪魔の腕に当たり袋を落としてしまう
「あ!!」
「もーらい!!」
妖怪の内一匹がそれを拾いにいく
「何をしている!!」
叫び声と共に大量のレーザーが飛来する
「慧音だ!!逃げるよ!!」
蜘蛛の子を散らす様に妖怪は逃げ出す
「大丈夫か、っとおまえは、紅魔館の……」
「え……あ、その、ありがとうございます」
「まったく……」
袋に近づく慧音
「これはおまえの……」
「あ!!」
袋を拾う慧音
「駄目です!!」
慧音を突き飛ばし袋を取り返す
「なあ……その袋の……中身は……なんだ?」
立ち上がりながら慧音は聞く
その目には怒りが宿っていた
具体的に誰かはわからないまでも中身が何かは気づいたらしい
「ひ……」
「だから……なんだ?と聞いているのが聞こえないか?」
「あ……あの……」
小悪魔は腰を抜かし座り込んでしまう
「なにだ!?言って見ろ!?」
慧音その胸ぐらをつかみあげ怒鳴りつける
「死体……です」
「何の!?」
「に……人間の」
「何故だ!?」
「帰る途中で……おそらく行き倒れの……外の人間がいたので……パチュリー様に連絡をとると……『調べるからもって帰りなさい』と……」
「……もういい……私の気が変わらない内に失せろ……」
その言葉を聞き小悪魔は慌てて飛び立つ





しばらく飛ぶと目の前に人影が現れた
「あら、小悪魔じゃない、こんなところでそんな荷物を持ってどうしたの?」
その人影は永遠に幼き紅い月……