<一章 復讐の始まり>
チルノは今日も湖の周りにいるカエルを捕まえて凍らせる遊びをしていた。
 「えいっ」
(ピキッ、ピキキッ)
チルノは両手でカエルを握り、冷気を送った。カエルは抵抗するも、やがて完全に凍り漬けになった。
 「さーてと、うまく解凍できるかな~」
チルノは凍ったカエルを手でクルクル回していたその時・・・
(ツルッ)
 「あっ」
(パリーン)
チルノは手を滑らせカエルを地面に落とし、カエルは三等分に砕けた。砕けたカエルは当然死亡したが、殺したチルノは・・・
 「あちゃー、またやっちゃった。まあいいや、どうせカエルだから何も出来ないだろうし。やっぱりアタイって最強で天才ね。」
チルノは砕けたカエルを湖に捨て、またカエルを探し出した。しかし、あらかた凍らせ(殺し)たのでチルノはカエル殺しを切り上げた。
 「ふあ~、カエルもいなくなったことだし帰ろ。」
チルノはそのままパタパタと空を飛んで帰っていった。チルノが去った後に茂みに隠れていた数匹のカエルが姿を現した。
 「また仲間があの氷の妖精に殺されたケロ。」
 「もう我慢の限界だケロ。痛めつけるケロ。」
 「でも、僕達じゃあの妖精にかなわないケロ。」
 「じゃあ、このまま黙って殺されろって言うのかケロ。」
 「そういうわけじゃ。」
カエル達が言い争っている時、湖の中から大きなカエルが現れた。
 「同胞達よ、気持ちは分かるが今は落ち着け。」
 「お、大蛙様!?」
 「お前達があの妖精に立ち向かっても歯が立たないのは分かっていよう。」
 「しかしあの妖精は」
カエルが意見を言おうとしたが、大蛙はそれを制した。
 「無論、氷の妖精を見過ごすのも許す訳にはいかぬ。相応の罰を与えねばならぬ。」
 「奴は既に10匹以上の仲間を殺しています。罰は当然死を与えるべきです。」
 「だが、妖精には消滅しても生まれ変わるという性質を持っておる。記憶は無いだろうが、また奴が我等を襲う可能性がある。どうするべきか。」
カエル達は暫く考えた。そして、大蛙が一つの提案を出した。
 「これはどうだろうか?」