暫く歩くと幻月と夢月の前に、壊れた里の門が見えて来る。
遂に幻月達は里へと辿り着いたのだ。
だがすでに人間は脱出済み。
里の中は蛻の殻の筈だが、何故か蒼い光が里中に広がっていた。

「あ~らら、丁度退屈なタイミングで着いちゃったわね」

その光景に幻月は、悪戯っぽい笑みをして呟く。
そんな幻月達の上空を、旋回する一人の悪魔。
彼女は一気に滑空し降りて来ると、幻月達の前に羽搏きながら着地した。
その悪魔、エリスは幻月達を見ると不快そうな表情を浮かべる。
そのまま中指を突き立てると、幻月達をキッと睨み付けた。

「ふぁきゅー! 此処から先はロックなライヴステージ! あんた達アンチは入場禁止だよ!」
「つれないわねぇ。折角楽しみにしてたのに」
「ライヴをぶち壊す事がか?」
「ちょっと違う。私がやりたいのは、サリエルをぶち壊す事」
「やらせる訳ないだろ」
「許可なんて必要ないわ。邪魔するなら、あんたを叩き潰せばいいだけの話だもの!」

そう言って幻月は数枚のスペルカードを宙に投げる。
同時にスペルカードに向かって魔力を放ち、夢幻妖怪を一斉に解放した。

「屍猫『ストレングス』! 騎雀『ジ・エンペラー』! 護獣『カップ』! 拒童『ザ・ハーミット』! 華鰐『ザ・タワー』!」

途端に次々と姿を現す夢幻妖怪達。
一体は猫の耳と尾を持ち、所々肉が抉れている姿。
一体はヒポグリフのような怪物に跨る、ウサ耳の妖怪の姿。
一体は二人組に分かれ、片方は高身長で鳥のような翼に猫のような脚の姿。
片方は小柄で蝙蝠のような翼に、山羊のような角と悪魔のような尾を持つ姿。
一体はこれまた蝙蝠のような羽に、6本の腕に道路標識のような物を持った姿。
そして最後の一体は巨大な鰐のような腕をした、4枚の羽を生やした妖怪の姿となった。

「あんたは夢月に似てるところがあるからねぇ、いろいろとやり辛いのよ。だから代わりに、こいつらに相手させるわ。
 所詮は雑魚の集まりだけど、これだけいれば少しは戦い甲斐があるでしょ?」
「私と夢月が似てる? 何処が? 私のソウルはロックだけど、あんた等のソウルは壊れたオルゴールみたいな不協和音。
 とても似てる要素なんて、あるとは思えないけどね」
「イッヒヒッ! 分からないだろうなぁ! サリエルの狗になった、あんたにはねぇ!」
「なっ!」

幻月の挑発に、反論しようとするエリス。
しかし猫の夢幻妖怪が上げた鳴き声によって、エリスの言葉は掻き消された。
その唐突な声に、エリスは猫の夢幻妖怪を警戒する。
そんなエリスの背後から、突如飛んで来る一本のナイフ。
エリスはその気配に気付き、ナイフをかわしながら攻撃の主の正体を確認した。

「!!」

だがそこにいたのは体に大量の喰い破られた穴を持つ人間と、噛み砕かれぐちゃぐちゃになった体を引き摺る人間。
どう見ても生きた人間の姿ではなかった。
しかもその二人に、エリスは見覚えがある。
二人は里に奇襲をかけた、幻月の配下のなれの果てだったのだ。

「…………ロックじゃない…」

その姿にエリスは、訝しげな表情を浮かべる。
そこへ更に増援が現れ、エリスへと襲いかかって来た。
増援達は口から上がなかったり、内臓が飛び出していたりと死んでいるようにしか見えない姿をしている。
そこからエリスは、猫の夢幻妖怪が死体を操る力を持っていると推理した。

「…………………………」

エリス一人に、大勢で襲いかかる屍の群れ。
しかしそんな屍達の攻撃も、エリスは華麗にかわし切る。
同時にステッキを取り出すと、次々と襲い来る屍達に身構えた。

「………!!」

ところが突然、何者かに脚を押さえられる。
何事かとエリスが下を見ると、そこには下半身のない屍が脚をがっちりと掴んでいた。
その隙に一斉に襲いかかる屍達。
だがエリスはステッキに魔力を送り、マイクスタンドのように変化させて声を張り上げた。

「てめぇら…全然ロックじゃねえ!!」

同時にぶんぶんと振り回したステッキにより、屍達は散り散りに吹き飛ばされる。
その間にエリスは脚を掴んでいる屍を、ステッキで何度も殴り引き剥がした。
しかし屍達は尚も立ち上がり、エリスに向かって来る。
するとエリスはステッキを元の長さに戻し、思いっきり空高く放り投げた。
空中で月明かりに照らされながら、くるくると回るステッキ。
それはやがて失速し、ゆっくりエリスの許へと戻って来る。

「ああ、いいよ。そんなに知りたいなら教えてやるさ」

そう言って、落ちて来たステッキを両手で受け止めるエリス。
それは宙を舞っている間に、星を模ったギターへと変化していた。

「ロックなソウルって奴をなぁ!」

そしてエリスは、ステッキが変化したギターを軽快に掻き鳴らす。
途端に辺りに広がっていくロックな旋律。
やがて旋律は音波となり、音波は弾幕へと変わっていく。
ギターにより奏でられた音そのものが、エリスの弾幕として解き放たれていったのだった。

「折角、私がワンマンライヴ開いてんだ。存分に楽しんでいけよおぉぉぉ!!」

音という広範囲に及ぶ弾幕に、屍達は逃げる間もなく粉々に消し飛ぶ。
更に続くエリスの演奏が、辺り一帯を滅茶苦茶に破壊し尽くしていった。
銀に煌くピックが弦を弾く度に、木々は倒れ土は抉れ凄まじい衝撃が大気を揺らす。
それはまるで自分のステージを作り上げるかのように、エリスの周りを円形に削り取っていった。
だが夢幻妖怪達は、音波弾幕を打ち消しながら進んで来る。
それにエリスはどんどんギターを掻き鳴らし、密度をより高くした音波弾幕で対抗した。

「もっと熱く! もっと激しく! あいつのソウルを呼び覚ます程にロケンロー!」

真っ赤な瞳を輝かせて、より強くより多く音波弾幕を放出させる。
長い髪を揺らし放たれた大量の攻撃は、夢幻妖怪達に反撃する隙を与えず押し返していった。
しかしこれ以上暴れさせるものかと、ヒポグリフの夢幻妖怪は咆哮を上げる。
途端に視界が真っ暗になるエリス。
だがそれでも構う事無く、ギターを掻き鳴らし弾幕を放ち続けた。

「夜間の路地裏の暗さ、嘗めんなよ!」

止まらないエリスの弾幕のライヴステージ。
その攻撃に防ぎ切れなくなった猫の夢幻妖怪が被弾し、一瞬で消し飛んでいった。
飛び散った邪気はスペルカードに戻ると、幻月の許へと戻っていく。
更にヒポグリフの夢幻妖怪も、音波弾幕の嵐に撃ち落とされていった。
すると同時に能力の効果も消え、エリスの視界は回復していく。
それに調子付きエリスは牙をチラつかせながら、どんどん演奏を激しくしていった。
しかしただ自由に騒がせてくれる程、幻月は甘い相手ではない。

「ヒャッハー! ロケ………………ッ!?」

突然ぴたりと止まってしまう音。
それはギターだけではなく、声すらも出なくなってしまっていた。
どうしたものかと慌て出すエリス。
こうなったのには、何か原因がある筈だ。
そう考えキョロキョロ周囲を見渡すと、そこには6本腕の夢幻妖怪が地面に深々と標識を立てている。
その標識に描かれていたのは、騒音禁止のマーク。
エリスはすぐにその標識が、音が出なくなった原因だと察した。

「…………ッ! ……………………ッ!」

音が出せない事には、音波弾幕は使えない。
標識を狙うなら打ち消され易い通常弾よりも、接近戦の方が得策だろう。
エリスはそう考え、急いで標識を壊そうと6本腕の夢幻妖怪に向かって行く。
そんなエリスに、二人組の夢幻妖怪が襲いかかって来た。
エリスはギターを振り回し、二人組の夢幻妖怪に対抗する。
だが二人組の夢幻妖怪は攻撃をかわし、左右から斬撃を仕掛け挟み撃ちにした。

「………ッ!!」

鎌と爪に斬り刻まれ、鮮血を撒き散らすエリス。
更に上からは鰐の夢幻妖怪が、腕を大きく振り攻撃を放とうとして来た。
この状況であんな一撃を喰らえば、一巻の終わりだ。
エリスはそう思い決死の覚悟で、鰐の夢幻妖怪の懐に入り爪で胸を貫いた。

「……!!」

途端に噴き出す大量の邪気。
エリスは溢れ出した、その邪気を浴びてしまう。
しかしエリスは怯む事無く、鰐の夢幻妖怪の心臓にあたる部位を引き摺り出す。
そして心臓を握り潰すと思いっきり蹴り飛ばし、標識にぶつけて叩き折った。
標識が折れた事で、エリスを縛っていた沈黙状態は解かれる。
同時に鰐の夢幻妖怪も、スペルカードへと戻っていく。
だが代わりにエリスは全身に、どす黒い邪気を被ってしまっていた。

「……はぁ……はぁ……はぁ…………」

邪気はエリスの体に粘り付きながら、徐々に傷口へと近付いて行く。
そのまま体内に入り込み、体を乗っ取ろうとして来た。
ところが邪気がエリスの血液に触れた途端、頬のタトゥーが光り輝く。
すると一瞬で浄化され、邪気は次々に消滅していった。

「………はぁ……私のロックを……止めたいなら……幻想郷を埋め尽くすだけの邪気を用意して来な!」

そう言ってエリスは幻月を指差す。
その破れた服の隙間からは、全身に刻まれたタトゥーを覗かせていた。

「……どうしてそんな、くだらない事したのかしらねぇ」
「こいつは私が二度と悪に染まらない為に、激痛に耐えて入れた決意の証!
 あんたの邪気なんかで、私を染める事は出来やしないさ!」
「それはお互い様。あんたの全身の体液を流し込んだ浴槽に浸かったところで、私を浄化する事は出来ないわ。
 でも本当に残念よ。邪気を受け入れて狂ってしまえば、私の配下として最高の快楽を味わえたのに」
「誰かのいいなりになるなんざロックじゃない! ましてやあんたの部下なんて、死んでもお断りだね!」
「じゃあ死んでみる~?」

幻月の言葉と同時に、二人組の夢幻妖怪がエリスに襲いかかる。
それに反応してエリスはギターを弾き、音波弾幕を放ち反撃した。
しかし二人組の夢幻妖怪は小柄な方が盾になり翼で弾幕を防ぎ切ると、大柄な方が鎌を投げエリスを斬り付ける。
更にその隙に6本腕の夢幻妖怪が標識を投げ、エリスを後ろから串刺しにした。

「……が……ああ……」

腹を貫かれて、エリスはぐったりとその場に崩れ落ちる。
それを見て幻月は、夢幻妖怪達をスペルカードに戻し回収した。
すると標識も一緒に消えた事で、空洞となったエリスの腹から大量の血液が流れ出す。
その血は周囲の邪気を浄化しつつ、どんどん辺りを赤く染め上げていった。

「そこで見てなさい。あんたの大切な者達が、無様に死ぬところをね! ヒヒャヒャヒャヒャヒャッ!」

それだけ言って、幻月は夢月を連れて里へと入っていく。

「………………………………待て………行かせて…堪るか………」

その後ろでエリスは傷口を押さえながら、幻月を止めようと必死に手を伸ばしていた。





幻月と夢月は、ゴーストタウンと化した里の中を歩いて行く。
当然、中には人っ子一人いない。
だが里中に刻まれた魔法陣が蒼く輝き、まるでイルミネーションでもされているかのようだった。

「さ~て、夢月。私はサリエルが出て来たところを同時に、ぶち殺してやるのが面白そうだと思うんだけど」
「姉さんがそう言うなら、そうに違いないわ」
「つまんない回答ね。ちったあ気ぃ利かせた事でも言ってみろや!」

そんな事を言いながら、幻月は気味の悪い笑みを浮かべて魔法陣を見る。

「そこまでよ!」

ところがそこへ響いて来る何者かの声。
同時に空に無数の隙間が開き、妖怪が次々に飛び出して来た。
やがて里の上空には大量の妖怪が集まり出し、里を歩く幻月達に大勢で殺気を向ける。
その様子に興味を示し、幻月は空中の妖怪達を目指して飛んで行った。
それに夢月も後を追い掛けて、里上空へと飛び上がっていく。
するとそこには幻想郷の錚々たる面々が顔を連ねていた。

「よくも私の幻想郷で暴れ回ってくれたわね」
「妖夢に手を出しておいて、ごめんなさいじゃ済まさないわよ」

境目に潜む妖怪、八雲 紫。
華胥の亡霊、西行寺 幽々子。

「幸い太陽は隠れている。咲夜の仇、取らせてもらうぞ」

紅い悪魔、レミリア・スカーレット。
レミリアの妹、フランドール・スカーレット。
紅魔館の門番、紅 美鈴。

「早苗に手を出すとは、余程私等と喧嘩がしたいらしいな」

妖怪の山の神、八坂 神奈子。
守矢神社の土着神、洩矢 諏訪子。
天魔と、その配下の天狗と河童数百人。

「こんな時だし、手を貸してあげてもいいわよ?」

天界に住む天人くずれ、比那名居 天子。
龍神の伝言者、永江 衣玖。
月の永遠のお姫様、蓬莱山 輝夜。
蓬莱の薬屋、八意 永琳。

「火事と喧嘩は地獄の華ってね!」

旧都に住む山の四天王の一人、星熊 勇儀。
同じく山の四天王の一人、伊吹 萃香。
その鬼二人に連れられて来た、旧都の鬼達数十人。
灼熱地獄跡の火車、火焔猫 燐。
核炎の地獄鴉、霊烏路 空。
古明地 さとりの妹、古明地 こいし。
幻想郷中の様々な妖怪が、この地に集まって来ていた。

「あ~らら、随分と大勢でまぁ」
「貴方が噂の三幻想の一人ね。強大な力を秘めているようだけど……果たしてこれだけの戦力相手に何処までやれるかしら?」

紫は自信に満ちた表情で、そう挑発的な言葉を呟く。
相手は幻想郷創設時に噂になった、強大な悪魔だ。
確かに強敵ではあるが、あの頃の幻想郷と今では戦力が違う。
全力を出せるよう、式の八雲 藍に弱い妖怪は地底に避難させている。
万全は期した。抜かりはない。
そんな自信からか、紫は強気に出ていた。
一方で幻月は、その言葉に耳を傾けず天狗達をじっと見ている。
そして大きな溜め息を吐くと、夢月に鴉天狗達の方をツンツンと指差し合図を送った。

「汚物みたいな天狗がうじゃうじゃと……不快極まりないわ。夢月、代わりにそこらへんの全部片付けといて」
『!!』
「分かったわ、姉さん」

そう言って夢月は、妖怪達に向かって戦闘態勢を取る。
それに周りの妖怪達は、明らかに不機嫌そうな顔をした。
これだけの妖怪を相手に、一人で挑もうなど完全に嘗め切っている。
しかもあんな簡単な理由でともなれば、不快な事極まりない。
幻月と夢月の態度に、苛立ちを見せる妖怪達。
すると突然そんな二人を取り囲むように、死蝶の大群が飛び始めた。

「あまり……嘗めない方がいいわよ。今日の私は機嫌が悪いの」

死蝶を放ったのは、白玉楼に住む亡霊である幽々子。
彼女はいつものおっとりした雰囲気は何処へやら、明確な殺意を持って幻月達を睨み付ける。
その表情は、とても普段の幽々子からは想像出来ないものだった。
しかし幻月は、それを見てにやりと笑う。
まさかこの状況でも、まだ余裕があると言うのだろうか。
そう考え警戒する妖怪達を余所に、幻月はいきなり手を伸ばす。
そしてなんと死蝶を掴むと、そのまま素手で握り潰してしまった。

「えっ!?」
「そんな馬鹿なっ!」
「…………………」

あまりにも予想外な行動に、茫然とする幻想郷の妖怪達。
そもそも死蝶に触れれば、人間も妖怪も関係なく死ぬ。
それを握り潰すなど、まずありえない光景だ。
だが幻月は周りの反応などお構いなしに死蝶を口に放り込むと、ぱりぱりと音を立てて食べ始める。
やがてべーっと舌を出すと、不快そうに夢月の方へと振り返った。

「不味い」
「天ぷらにして食べるべきだったわね、姉さん」
「今度、油がある時に飛んでたらそうするわ」
「…………おかしいじゃない!」

それに紫は、堪らず抗議の声を上げる。
死蝶に触って無事な者など、いる訳がないのだ。
絶対何か種がある筈なのだが、口に放り込んだのは説明しようがない。
仮に魔法で直接触らないようにしていたとしても、噛み砕くのは不可能だ。
ならば一体どうやってと、紫は考え込む。
その様子を何を言ってるんだこいつはという表情で、幻月と夢月は眺めていた。
しかしどんなに考えても、死蝶を素手で触る方法は浮かんで来ない。
遂に紫は、抗議の矛先を幽々子へと向け始める。

「ちょっと! 幽々子あんた手ぇ抜いたの!?」
「そんな訳ないじゃない! 珍しく本気だったわよ!」
「じゃあどうして死蝶で死なないのよ!」
「死ぬ訳ないでしょ~?」
『!!』

そんな二人に幻月は、ケロっとした声で応えを出した。

「私達、夢幻の存在に幻想の能力は通用しない。あんた達が例え永遠を操れようが死を操れようが
 あらゆるものを破壊出来ようが、私達にそんなものは効かないのよ。残念でした~♪」
「……は、はったりよ!」

だが紫は、幻月の話を信じようとしない。
もしそれが本当なら、境界を操る自身の力も通用しない事になる。
そんな事がある訳ない。自分に開けない境界など、ありはしないのだ。
紫はそれを証明するべく、境界を開き内側から殺そうとする。ところが

「!!」

紫によって開かれた、幻月と夢月の生と死の境界。
そこに存在していたのは、無数に蠢く邪気の集合体だった。

「何よ、これ……」

幻月と夢月の内側には、大量の邪気が溢れているだけで何もない。
境界を弄って殺そうにも、その境界すら存在しないのだ。
例え邪気の奥に本体があろうとも、邪気が濃過ぎてそこまで能力では入り込めない。
無理に突っ込もうとすれば、逆にこちらが邪気に蝕まれてしまうだろう。
幻月と夢月には特殊能力の類は一切通用しない。
その真相は邪気という、実体のない体の為。
禍々しい気そのものである幻月と夢月に、死も時間操作も精神攻撃も効く筈がない。
通常の弾幕や物理攻撃で、邪気をすべて取り払うしか二人を倒す方法はないのだ。

「…………ただでさえ厄介なのに……こんな事が……」

いくら三幻想と云えど、境界を操れば勝てない相手などいる筈がない。
そう考えて勝負を挑んだ紫の思惑は、脆くも呆気なく崩れ去る。
しかしこちらの戦力は、幻想郷屈指の実力者を集めた最強の布陣。
能力が通用しなかったところで十分な戦力であるという自負が、紫を後押しし前進させた。

「貴方が強いのは分かってるわ。でもこっちも実力者揃いかつ、この人数! 計算上、力を上回るだけの数があるわ!
 ちょっとばかり強いからって調子に乗ってると、後で吠え面掻く事になるわよ!」
「うわ~この狸、小者臭~い。夢月、他の雑魚はよろしくね。私、こいつ虐めたくなった」
「分かったわ」

それに心底楽しそうに、気味の悪い笑みを浮かべてはしゃぐ幻月。
そんな彼女の言葉を受けて、夢月は二つ返事で他の妖怪達に向かって行った。
その夢月の前に立ち塞がるのは、幻想郷の名立たる実力者達。
彼女達は自分達を甘く見た事を後悔させるべく、夢月に次々と襲いかかっていった。

「お嬢様の手を煩わせるまでもありません!」

一方からは美鈴が

「大天才の作った素晴らしい新薬の、被験者第一号にしてあげるわ!」

また一方からは永琳が

「はん! 身の程知らずが! 神に逆らうと、どうなるか教えてやる!」

別の方からは神奈子が

「威勢がいいのは大歓迎だが、一体この人数相手にどうする気だい!?」

更に別の方からは勇儀が向かって来る。
四方から迫る、強大な力を持った幻想存在達。
だが夢月は落ち着いた様子で、両手から邪気を噴き出させた。
邪気は噴き出した勢いで細長く伸びていき、徐々に纏まり形を成していく。
やがて二本の巨大な鋏の形になると、夢月は両手を邪気に変え鋏に合う大きさにして握った。

「斬ったり貼ったり斬ったり貼ったり……姉さんの願いを叶えるのは、本当に大変ね」

そう言って夢月は、襲いかかる幻想存在達に身構える。
徐々に迫って来る四つの攻撃。
それがあと一歩でぶつかるところまで来ると、夢月は鋏を開き一気に四人の攻撃をかわし切った。
そのまま安全圏に入ったところで、そっと鋏を閉じる夢月。
そのがら空きとなった背中を四人が狙おうとしたその時、

『な、なんじゃこりゃあああぁぁぁぁ!?』

四人は自らに起きた異変に気付き、叫び声を上げた。
突然響き渡った大声に、他の妖怪達も一斉に四人を見る。
それは誰が見ても異常だと気付く程の、凄まじい光景だった。

「……ああぁ……お、お嬢様………」

美鈴は鼻があるべき場所に、勇儀の角が生えている。
更に右腕は肩から先がなくなり、代わりに御柱が肩から出ていた。

「こ、これは……こんな症例……見た事が……」

永琳は両腕の代わりに、肩からは脚が生えている。
その上、額には目玉が一つ余分に付いていた。

「……こんな事が………ま、まやかしだ!」

神奈子は右目の部分から、人の腕が生えている。
しかも両脚がなくなっており、何故か御柱が脚になっていた。

「………一体、何がどうなって……」

勇儀は額と左胸から、腕が一本づつ生えている。
尚且つ自分自身の両腕も、左右逆にくっつけられていた。

「………………………………」

そのおぞましい光景に、周りの妖怪達は口を閉ざす。
夢月が何かしたのは間違いない。
しかしどういう能力なのか読めず、効果もあまりにも異常すぎる。
それは攻撃を見ていた妖怪達の心に、得体の知れない恐怖を植え付けるには十分だった。
一方で能力を受けた当人達は、怖がってばかりもいられない。
こんな体では戦闘はおろか、日常生活にも支障をきたす。
四人は夢月に向かって、大声を張り上げ抗議し始めた。

「な、何をしたの! 今すぐ元に戻しなさい!」
「…………斬ったり……貼ったり……」
「ふざけるな!」
「ふざけてなんかいない。私は貴方達の体を斬り取って、代わりに他のものを貼り付けただけ。
 姉さんは相手を絶望させて殺すのが大好きだから、私は生かさず殺さず抵抗出来なくさせるだけの戦い方が得意なの。
 今までも姉さんを楽しませる為に、いろいろやって来た。だからいちいち、元がどうだったかなんて覚えちゃいないわ。
 そもそも貴方達も何処まで把握してる? 見た目では分かり辛くても、他の誰かになってる部分もあるかもしれないわよ?
 例えばそっちの星の帽子の子の肋骨を、二本だけ注連縄の神様と入れ替えたのは気付いてる?
 あと赤と青の服の人の大腸も、一部斬り取って誰かと交換したんだけど………誰だったかしら」
「なっ……」
「ああ、いい事を思い付いたわ」

そう言うと夢月は鋏を開き、四人にゆっくりと近付いて来る。
その表情は今までの無表情が嘘のように、裂けそうな程口元を吊り上げていた。

「もっとバラバラにしてみましょう。バラしてバラして、いろいろくっつけてみましょう。
 他の妖怪達も皆バラバラにして、気の向くままに繋ぎ合せてみましょう。
 きっと元より素晴らしい体が、出来上がると思うわよ…………フフフフフ」













夢月が里の上空で、大立ち回りをしているその遥か下方。
里の畑道を、エリスは腹を押さえて必死に歩き続けている。
あろう事か幻月達に、里への侵入を許してしまった。
このままでは計画が台無しになってしまう。
幻月達を追い掛けて、傷口を強引に塞いで歩くエリス。

「…………………早く……サリエル様を…」
「待たれよ」

だがそんなエリスの前に、陰陽師のような格好をした男性が立ち塞がった。

「地獄の者として貴公を行かせる訳にはいかぬ。この場で私の妖術に敗れ去るがいい」

そう言って男はエリスに身構える。
しかしエリスはにやりと笑うと、その男に向かって消え入りそうな声で言葉を紡いだ。

「最高のタイミングじゃないか。今までずっと、この時を待っていたんだろ? 神玉」

重傷を負っている事など臭わせない態度で、エリスは男に不敵な笑みを浮かべる。
だがその言葉を聞くや否や、男は肩を振るわせクククと笑い出した。
途端に男の姿が変わり、真っ赤なスカートの女性へと変化する。
その姿はまさにエリスの部下として動いていた女、神玉そのもの。
神玉はエリスを指差すと、見下した態度で口を開き出した。

「マジヤバくない!? あたしの変身に気付いたの、先輩が初めてだし~!」
「馬鹿にすんなよ。騙すのは私の十八番さ。私だけじゃない。あんたの本性ぐらい、皆気付いてるよ」
「ふ~ん。でもこの状況でマジどうするつもり? あたし先輩の事、フルボッコしちゃうッスよ?」
「こんぐらいの怪我、なんてこたぁないさ。かかって来な! 返り討ちにしてやるよ!」
「………何それ、マジムカつく~」

すると再び神玉は変身し始める。
やがて現した神玉の姿は、巨大な陰陽玉のような形をしていた。
今の姿の神玉からは、凄まじい霊力が感じられる。
エリスはステッキを手に身構え、慎重に神玉の様子を窺った。

「我を返り討ちにする? 片腹痛い。そのような怪我で、我とどう戦うつもりだ。滑稽な奴め。
 貴様等の配下となり従っていたのも、すべては貴様等を取り込む機会を窺っていたが為。
 まずは貴様を取り込み、次は菊理を取り込んでやろう。我の糧となりその力、有効活用させてもらうぞ!」

そう言うと神玉は、四本の触手をエリスに伸ばす。
それを飛んでかわそうとするエリスだったが、すでにエリスが受けたダメージは戦えるレベルを越えていた。
痛みと出血で思うように飛べず、エリスはふらふらと地面に降り立つ。
そんなエリスを神玉はあっさり捕まると、触手を四肢に絡み付かせ思いっきり地面に叩き付けた。

「うぐっ! ……………あぐっ!」

更に神玉は何度もエリスを振り上げては、勢いよく叩き付ける。
エリスも必死に何かしてはいるものの、その攻撃からは逃れられずにいた。
次第に全身痣だらけになり、血塗れになるエリス。
それでも神玉の攻撃は、無慈悲にも続けられた。

「………………………………」

最早悲鳴を上げる事もなく、エリスはされるがままにやられている。
もう抵抗する力など、残されてはいないだろう。
そう判断した神玉は女性型に変化すると、横たわるエリスに近付いて行く。
そして無抵抗なエリスの腹を、思いっきり蹴り上げた。

「!!」
「どう? 思い知っちゃったかな~? …………マジあんたさぁ、偉そうなんだよね~。
 悪魔のくせに、ずっとサリエルの傍キープしちゃってさぁ。マジウザすぎ。あんたがいるせいで、サリエル喰えないし。
 でもあんたの能力、便利だし? その分あたしに取り込まれてから、尽くしてもらおうかな~みたいな!」

そのまま神玉は、ぐったりとするエリスの腹を蹴り続ける。
神玉の蹴りが当たる度に、エリスの腹の穴からは鮮血が飛び散っていった。
いとも容易く行われるそのえげつない行為。
すでに体力も限界に近かったエリスは、次第に何の反応もしなくなっていった。
その様子を見て神玉は、悪戯っぽく笑う。

「ん? もしかして死んじゃった~? マジ弱すぎ~。ま、いっか。じゃあ早速その能力、いただこうかな~?」

そう言って神玉は、エリスの頭へと手を伸ばし出した。
エリスは力無く横たわったまま、動こうともしない。
最早は勝敗は決した。自分の完全なる勝利だ。

「こんなリボンとか髪飾りとかしてさぁ、ダサいっつ~の! あっははは!」

ところが神玉の手がエリスの頭に触れそうになったその瞬間、

「!!」

突然神玉はぴたりと動きを止めた。
違う。止まったのではない。
止められたのだ。
辺り一帯に張り巡らされた、無数の弦によって。

「な、何!?」
「………触んじゃねえ……」

動揺する神玉に、エリスは威圧するような声を発し起き上がる。
そしてふらふらとしながらも弦の一ヶ所に手をかけると、逆の手で花の髪飾りを掴み神玉をギロリと睨み付けた。
それはエリスが相手を殺す時にやる、ギターの弦を使った独自の処刑スタイル。
自身の能力により気付かれずに、一瞬で弦を張り巡らし拘束する技だ。
神玉は今までこの技に、多くの者が葬られて来たのを見ている。
故にすぐ、この状況が詰みだと察した。

「そんな………まだこんな余裕を残してたなんて……」
「こいつは私にロックを教えてくれた、大切な人に貰った物だ。あんたみたいな下劣な妖怪が触れていいもんじゃない!
 ましてやこいつを馬鹿にするってのは、私の…あいつのロックを馬鹿にしたも同然! 覚悟はいいか、神玉!」
「ま、待って! まさかマジになっちゃってんの? じょ、冗談に決まってるじゃない……」
「笑えないジョークだな。それに私の下に就いて、何も学習しなかったのか? 私は一度敵と判断した相手に容赦しない」
「お、お願い……マジで反省してるッスから……」
「神玉、私はサリエル様みたいに優しくないんだよ。私にはあんたを殺さない理由がない。覚悟を決めな。
 あんたに足りないものは、それは情熱思想信念技術決意華麗さカリスマ性! そして何よりも! ロックが足りない!」

その言葉と同時に、ピックで弦を弾くエリス。
途端に弦は震え出し、神玉を一気に締め上げていく。
それは神玉の体に深く食い込むと、一瞬にしてバラバラに引き裂いていった。
無数の肉片と化し地面に転がる神玉の骸を背に、エリスはぼそりと独り言を呟く。

「………ふざけやがって……こっちは化物相手に一戦やった後なんだよ? 余裕なんか………ある訳ないじゃん」

するとエリスは、その場にぐったりと倒れてしまった。
度重なるダメージで、すでにエリスの体は限界に近付いている。
これ以上の無茶は、本当に命に関わりかねない。
しかしエリスは、それでも立ち上がる。
己の信念を貫く為に、大切な者の願いの為に。

「…………頼むよ。私にあんたのロックを弾かせてくれ。まだ………倒れる訳にはいかないんだ……」






里上空で繰り広げられる戦いは、里を目指す霊夢達の目にも留まっていた。

「あれは…………紫!?」

幻月達と戦う無数の妖怪の気配。
それは霊夢達がよく見知った者達の気配だった。
だが幻月の発する力は、それらを遥かに凌駕している。
とてもじゃないが、紫達が勝てるとは思えない。
そこへパチュリーをおぶった小悪魔が、走って霊夢の近くを通り抜けていく。

「まずいですね……。このままじゃ全員殺される……」

小悪魔はすれ違い様にそう呟き、襲いかかる弾幕をかわす。

「そうは言っても、こいつらをどうにかしないと!」

霊夢はそれに応えつつ、飛んで来た鎌を弾き返した。
三人に襲いかかる邪気に覆われた妖怪は予想以上に強力で、霊夢達は苦戦を強いられている。
ただでさえ強敵なのに邪気に触れてはいけない為、常に距離を取りつつ戦わなくてはいけない。
しかも遠距離攻撃は邪気のせいで効き目が弱く、霊夢達はなかなかダメージを与えられずにいる。
里で戦いが始まり急いでいる時に、この相手は非常に厄介だ。
あまりにも悪い戦況に、霊夢も苛立ちを感じ始める。
その苛立ちは小悪魔に不満としてぶちまけられた。

「ちょっと! 幻月の事調べてたなら、何か対策法とか用意してなかったの!?」

すると小悪魔は霊夢に向かって、大声を張り上げる。

「今やってますよ! あと少し待ってください!」

見れば小悪魔におぶさるパチュリーは、頻りに口を動かし何かを呟いていた。
恐らくは上級魔法の詠唱。この状況を打破する為の必殺奥義。
霊夢はパチュリーのその行動を見て、直感的にそう感じ取った。
やがてぴたりと詠唱を止めると、パチュリーは小悪魔に合図を送る。
途端にパチュリーを降ろし、後ろに下がる小悪魔。
そして霊夢に手招きをすると、急いでパチュリーから距離を取り始めた。

「……………」

もしや広範囲に及ぶ強力な魔法で、一気に勝負をつけるつもりなのだろうか。
あの手招きは、此処にいると危険だという意味なのかもしれない。
小悪魔の行動の意図を察して、霊夢は指示通りにパチュリーから離れる。
その後ろから襲いかかる二人組の妖怪。
しかしパチュリーは二人組の妖怪の前に立ちはだかると、魔力を一気に解き放った。
途端に地面に浮かび上がる巨大な魔法陣。
同時にパチュリーが両手を掲げると、小さな太陽のような物が空中に出現した。

「力を…解き放て!『ロイヤルフレア』!」

パチュリーの攻撃宣言を受け小型太陽は拡散し、周囲に熱線をばら撒き始める。
そのまま二人組の妖怪を巻き込んで、辺り一帯を燃やし始めた。
膨大な熱線の嵐は、二人組の妖怪に取り憑く邪気を焼き払う。
だが邪気はすぐに再生し、再び二人組の妖怪に纏わりつく。
それを見るとパチュリーは更に魔力を注ぎ込み、どんどんその熱線を強大なものにしていった。

「ロイヤル…ロイヤルロイヤルロイヤルロイヤルロイヤルロイヤルロイヤルロイヤル…フレアァァーッ!」

目の前が真っ白になるほどの、凄まじい光の大暴走。
それは再生しようとする邪気を、本体の妖怪ごと焼き尽くした。
やがて熱線が治まったのを確認すると、霊夢と小悪魔は茂みから出て来る。
しかしやって来た二人が見たパチュリーの表情は、絶望に染まり青褪めていた。

「ど、どうしたの? 勝ったじゃない。殺しちゃったのはアレだけど、止むを得ない状況だったし…」
「……そうじゃないの。………詠唱に夢中で気付かなかったけど、里でレミィ達と幻月が戦ってるわ。時期に皆、殺される。
 もう手遅れよ。今更行っても死にに行くだけ。……逃げましょう。何処か遠くへ…そうよ。地獄まで逃げれば何とか……」

そう言って霊夢の手を引き、パチュリーは道を引き返そうとする。
だがその手を振り払い、霊夢は背を向けたままのパチュリーに声を張り上げた。

「待ちなさいよ! 皆が戦ってるのよ!? 私達だけ逃げる訳にはいかないでしょ! 親友を見捨てて平気なの!?」

いくら敵わない相手だとしても、今も戦っている仲間を放っておく事は出来ない。
せめて逃げるなら逃げるで、紫達を止めなくては。
そうでなければ紫達は、無駄死にする事になってしまう。
そんな考えから足を止める霊夢に、パチュリーはゆっくりと振り返る。
その瞳には溢れんばかりの涙が、今にも零れ出しそうなほどに溜められていた。

「平気な訳ないでしょ!? でもねぇ! 此処で貴方が死んだら、幻想郷も外の世界もおしまいなのよ!
 私だってレミィを助けに行きたい! でもその為に、すべてを犠牲にする事は出来ないのよ!」

するとパチュリーは霊夢の手を強く握り、地獄を目指して歩き出す。
パチュリーだって辛い中、幻想郷の為に頑張っている。
その想いと先程の悲しそうなパチュリーの目を見た後では、とても霊夢にはパチュリーの手を払い除ける事は出来なかった。





里で繰り広げられる戦いを見ていたのは、何も霊夢達だけではない。

「しかし困ったものよ。まさかこんなにも、あっさり死んでしまうとは……情けない」

地獄からずっと戦況を見ていた菊理は、敗北した部下二人の有様に嘆いていた。

「妾を狙っていた者共が、この程度の実力とはのう。妾も嘗められたものじゃ」

本来なら今頃サリエルの計画を阻止し、幻月を倒せていた筈。
なのに部下二人が弱いばかりに、サリエルの思惑通りに人間を誘導させられたどころか
幻月まで現れ妖怪という遊び道具を与えてしまった。
このままでは人間を、全滅させる事にもなりかねない。
斯くなる上は、自ら直接魔界に乗り込むべきか。
しかし地獄の者が無闇に動くのは、出来れば避けたい事でもある。
そんな事を考えながら、菊理は大きな溜め息を吐く。
そこへ刀を腰に差し、赤い着物を身に纏った者がやって来た。

「菊理よ」
「は、はひっ!?」
「…………どうやら私も動かねばならぬようだ」






  • うわー、幻想郷最強って謳われてる永琳と神奈子がやられたよ。
    どんだけ強いんだよ。 -- 名無しさん (2011-06-18 11:02:32)
  • 夢月の攻撃でカービィのキッタリハッタリって奴思い出した -- 名無しさん (2012-03-25 19:14:50)
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