ナズいぢめ



私はナズーリン。ネズミの妖怪だ。
主に宝探しを仕事にしている。手にダウジングを持っているのはその為だ。

しかし宝探しといっても、いつも碌な物が見つからない。
生ゴミ、妖怪の食い残した人間の死体などがいいところである。



そして今日もいつも通りに宝探しをしている。
正直大したものが見つかるとは期待していない。
そんなに簡単なものが見つかるわけがないのだ。現実は厳しい。



「あれ、何だろう?」

適当に歩き回っていると、ダウジングが強烈に反応した。
その反応も、かつてないほどのレベルだ。恐らく大物だろう。

「これは・・・・凄い!!」

私は喜び、必死にダウジングでその宝の位置を探る。
それの反応は私の歩いていた道のすぐ傍の草原からだった。


位置を特定すると、私は必死に宝を掘り起こした。
その宝を手に入れて幻想郷一の金持ちになる自分を想像するだけで、土を掘る私の腕の速さは一気に上がる。



「ん?やったぁ!見つかった!!!」

しばらく掘ると、黒い塊が見つかった。
それは紡錘状で、私の体よりも大きくとても重かった。
おそらく中には金銀財宝がしこたま詰まっているのだろう。
期待に胸躍らせ、私はそれを開けることにした。



「・・・・・・・・」

が、開ける方法が分からない。
鍵どころか中身を取り出す口さえない。

普通宝箱ってのはちゃんと開ける方法があるはずなのだ。
しかしこの宝箱(?)には開けるべき蓋さえ見当たらない。




しばらく悩んだ末、私はこの箱を壊すことにした。
宝箱を壊そうとすれば、中の宝物まで壊れてしまう危険性があるのだ。

だがこの大きさだ。
仮に壊れたとしても中身の量が多いから、値打ちは相当のものだ。
これで私も大金持ちの仲間入りが出来るのだ。


私は将来への希望を膨らませ、思いっきり加速をつけてその宝箱(?)を蹴った。


「うおりゃああああああ!!!」ガインッ!!



ドォォォォン!!!!!!!!






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宝箱は突然爆発した。
いや、あれは宝箱ではなかった。爆弾だったのだ。
中に入っていたのも金銀財宝ではなく、火薬と破片だけだった。
つまりそれの中には、私の期待する宝物は一つも入っていなかったわけだ。


蹴りを入れた瞬間、そいつは炸裂した。
巨大な塊だからといって早とちった行動をしたのは失敗だった。

妖怪とはいえ、ほぼゼロ距離での500㌔位の重さの爆弾の爆発は死を意味する。
文字通り私の体はほぼ粉々に吹っ飛んだ。



























希望が打ち砕かれたナズーリンかわいいよナズーリン

  • 50番見つけたのかよ・・・! -- 名無しさん (2009-09-13 23:27:15)
  • シンプルでいいな。 -- 名無しさん (2009-09-14 11:28:38)
  • こういうの嫌いじゃないです。 -- 名無しさん (2009-11-11 23:24:01)
  • ざんねん!わたしのたんさくはここでおわってしま
    った! -- 名無しさん (2009-11-12 16:23:26)
  • 手榴弾でも死ぬはず。たとえ紫でも -- 名無しさん (2009-11-13 01:55:41)
  • 老兵は死せずって言うから紫なら大丈夫うわなn -- 名無しさん (2009-11-15 23:15:52)
  • 婆は死なないよ


    スキマに送ればいいんだから -- 名無しさん (2010-03-25 15:15:55)
  • これは・・・
    鬱d -- 名無しさん (2010-08-12 11:37:05)
  • ナズーリンは非力では(蹴 -- 名無しさん (2014-06-30 17:10:42)
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