「ガチムチでリリーを囲んでみる 超兄貴:775」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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775 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/03/04(日) 19:21:33 [ GqSQs5yQ ]
~~秘密結社本部にて~~
「同志よ、本日は重大な報告がある!
同士乙よ! 報告せよ!」
立ち上がって話し出す同志乙。
「はっ!
我々は、外の世界の精神的ダメージを与えるための書物を入手しました。
慧音氏に実践したところ、吐き気、眩暈等の効果を確認しました!」
彼は、漫画らしき書物を手にすると、全員に回覧する。
総帥は、熱っぽく語った。
「我々は、以後、このプロジェクトを作戦Cと呼称し、
訓練の後、里外に遠征する!
諸君! 人間の天下も近いぞ!」
「うおおおおおおおおーーーーっっっ」
そして、一ヵ月後。
再び、総帥が叫ぶ。
「諸君、我々は、十分な準備を整えた!
今こそ、出陣の時だ!」
「うおおおおおおおおーーーーっっっ」
さっと片手を振り、聴衆を静まらせる総帥。
「同志乙、報告せよ!」
「はっ!
現在、里近くに、リリー・Wなる妖精が出現!
あたりに春をばら撒いております!」
「聞いたか諸君!
出陣だ!」
「うおおおおおおおおーーーーっっっ」
その頃、リリーは、何も気がつかずに春をばら撒いていた。
悲劇が近づいているとも知らずに……。
「いたぞ、リリー・Wだ!
よし、部隊A100名は左翼、Bの100名は右翼、
Cの100名は正面、Dの100名は後方より囲い込め!
直属部隊200名は状況に応じて投入する!」
「応!」
そして、リリーを筋肉質の男たちが囲い込む。
全員が腹筋が6つに割れ、小麦色の肌、そして超ハイレグビキニ。
きょとんとする、リリー・W。
「行け! 作戦通りに!」
「はっ!
部隊A、行きます!
フロントダブルバイセップス!!!」
「部隊B、行きます!
バックダブルバイセップス!!!
「部隊C、行きます!
バックラットスプレッド!!!」
「部隊D、行きます!
サイドトライセップス!!!」
ポージングと共に、飛び散る汗。
強烈に香る、男たちのスメル。
全員が、指示に従ってポーズを一糸乱れずとっている。
「(リリーは気持ちが悪そうに男たちを見ています)」
「全員、プロテイン補給、その後総攻撃だ!
全軍出るぞ!」
「フロントラットスプレッド!!!
アブドミナル&サイ!!!
サイドチェスト!!!」
流れるような連続技。
ぴくりぴくりと、一挙動ごとに蠢く筋肉。
「(リリーは目に涙を溜めています)」
「ふはははは、どうだ! まいったか!
これぞワセリンとプロテインの勝利!」
そして、600人のポージング包囲網の前に、
リリーは耐えられなくなり、気絶してしまったのだった。
「ふっ、逝ったか!
この調子で逝くぞ! 諸君!!!」
「うおおおおおおおおーーーーっっっ」
秘密結社に残された一冊の本。
そこには、こう書いてあった。
「超兄貴」と。