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619 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/10/21(土) 20:23:36 [ XZIpFrlU ] なんかヘンな電波を受信したから書いてみる 先に言いいます 「文才無くてすみません」 その日いつものように天狗はネタを探していた 「どうも体の調子が悪い」 天狗はそう呟いた このまま飛んでいくと紅き悪魔の館が見えてくる 見えた館はいつもと違った 「湖が無い」 天狗はそう呟いた 湖が無い 草一本はえていない荒野が湖のあったはずの場所にはあった 天狗は不思議に思い館の門番に 「湖が無くなってますね」 と話しかけた 「湖なんてここにあるわけ無いじゃないですか」 門番はそう返した 自分が間違っているのかと思い天狗は他のところに向かうことにした 「どうも体の調子が悪い」 天狗はそう呟いた ふと振り返ると 「紅魔館が無い」 天狗はそう呟いた 草一本はえていない荒野が湖と紅魔館のあったはずの場所にはあった 天狗は自分の目がおかしくなったのかと思い誰かに相談するために神社へ行った 神社はあった 巫女もいる 天狗は巫女に 「たいへんです、紅魔館がなくなってしまいました」 と話しかけた 「紅魔館って何?」 巫女はそう返した 「少し前に幻想郷が赤い霧に包まれたことがあったじゃないですか」 天狗はそう言った 「あー、あるはずのものが無いってことね、よくあるわよ、うちの賽銭とか」 巫女はそう返した 天狗は巫女の頭がおかしくなったのかと思い常識人を探し飛び立った 「どうも体の調子が悪い」 天狗はそう呟いた ふと振り返ると 「神社が無い」 天狗はそう呟いた 草一本はえていない禿山が神社のあったはずの場所にはあった すると 「なにをみているのかしら」 そこにはスキマ妖怪がいた 「紅魔館と神社が……」 天狗はそう返した 「ついてきなさい」 スキマ妖怪はそう言った 620 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/10/21(土) 20:27:12 [ XZIpFrlU ] スキマ妖怪の住居に到着する 居間へと通され茶が出される 茶には手をつけずに 「紅魔館と神社は!?」 天狗はそう訊ねる 「あなた、幻想郷ってなんだかわかる?」 スキマ妖怪はそう言った 天狗の答えを待たずにスキマ妖怪は話し続ける 「幻想郷とは舞台、ただその上にセットを並べているだけ、数人の出演者と幾体もの人形でできているの」 スキマ妖怪は続ける 「でも、監督と観客はその舞台に飽きてしまったの、だから少しずつ片付け始めている」 「それじゃ……」 「さて、私もそろそろ舞台から降りないと」 スキマ妖怪はマヨヒガの外へと出て行った何も無い所へ 天狗はしばらく放心していた その間にマヨヒガのセットは片付けられていた そして天狗の周りに数人の黒い服を着た舞台係がやってきた 「失礼します」 そういうと彼らは天狗の体を解体していく 天狗は本当に失礼だと思いつつ、結局何もできないことを悟る どうも体の調子がおかしい そう呟くこともできずいくつもに分解された彼女は何処へと運ばれていく 「お疲れ様でしたー」 照明係がそう言い舞台は闇に包まれた

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