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547 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/10/11(水) 23:55:23 [ GxVBAOeg ] 本当だ。見れないな。 ところで、>>530見たいな事ができないので、スレ汚し。 正直姉妹スレにしようか迷った。 「こんなところで、お嬢様。どうして、窓辺にいるの?」  いつもテラスでこっちを見ている。さびしそうに悲しそうにこっちを見てる。  気づいているのは私だけ。  もしかして、いつも大人のひとたちが噂しているお屋敷の悪魔って。? 「気にもしないわ。そんなに恐いこに見えないもの。  きっと世界を御作りになったとき時に、うっかり神様が間違えたのね」    真紅のかわいいドレスに、青い髪。  今まで、どうして友達がいなかったのか、解らない。  じゃあ、私がこれから仲良くしてあげる。今からでも遅くはないのよ。   「あなたの背中についているのは、翼かしら。もしかして、蝙蝠の大きくなったものなの。あなたって」  ああごめんね。気にしてたの?  そんな事ないよ。あなたはちゃんとした悪魔よ。  ねえ、レミィ。ホント、毎日来てもいいのよ。※※※に見つからないようにね。 548 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/10/11(水) 23:59:00 [ GxVBAOeg ] 「本当に?夜に起きて朝に寝てるの?それもあの屋敷の中で篭りっきりで?だから、あなたの肌は白いのよ」  ごめんなさいね。  そんなに太陽が苦手だったなんて。  もう泣かないで。あなたが吸血鬼でも、私はあなたをレミィと呼んであげられる友人よ?  そう、あなたは、私の一番の親友よ。  「あなたは追われてきたのね。でも、大丈夫。ここはとっても静かな田舎なの。」    少し世の中から、遅れているかもしれないけれど。  それでも、ここほどいいところは知らないの。    ねえ、レミィ。必ずどこかに自分の住んでいい場所はあるからね。   「自分の屋敷の裏の花畑にご案内?素敵なところ?じゃあだれにも見つからないように行かないと。」    あなた日傘をさせば、大丈夫なの?  これで、昼間でもどこにも行けるわ。レミィ良かったね。ホントに良かった。  さあ、これから、どんなところに行こうか。考えようよ。  あなたのいつも言っている妹の困ったさんといっしょに、ね。    ん?何?  「大丈夫、神様だって許してくださるわ。だって、世の中みんなを神様が御作りになったのなら、  あなたの友達になっても大丈夫なはずよ。神様はちゃんと見守ってくれるのよ。」 549 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/10/12(木) 00:02:40 [ B5/lcWtI ]  ねえ、レミィ泣かないで。  ごめんね。私失敗したわ。あっさり、見つかっちゃってた。  困ったね。こんなに血がいっぱい出るなんて。  ああレミィ。  あなたのせいじゃないのよあなたのせいじゃないのよ。  あなたが誘ったからこうなった訳ではないのよ。  だから、泣かないで。  私が焼かれているのを見ちゃ駄目。こっちを見ちゃ駄目よ。すぐ※※※がくるわ。  とっても恐い人。また泣いちゃうぐらい恐い人。あなたのお屋敷を焼いた恐い人。  だから、もう振り返らないで。焼き滅ぼされた振りをしてここを離れて。  ねえ、レミィ。あなたにも、またきっと親友と安住の地が―――。  月光高く、風唸る晩に、  遠い紅い吸血鬼は、花壇を眺め、夜空を見上げて少し泣く。 上記、トゥルーエンド。バットエンドは、主人公に恨まれます。

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