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576 名前が無い程度の能力 [sage] 2012/08/24(金) 23:05:44 ID:JVI9/Hr20 魔理沙の家に遺された自分の書物を返してもらうために霧雨魔法店跡地に 足を運んだパチュリー。量が量なので美鈴や小悪魔に手伝いを依頼しつつ、 実はそちらが本命と言わんばかりに魔理沙の遺した研究の残滓を眺める。 中には彼女の日誌や書きかけの魔導書もあった 魔導書とは装丁だけでただのメモ帳と化しているそれには、様々な事物に関する 記述の中に混ざるようにして魔理沙がその時思ったらしき事が走り書きで綴られていた。 そこには誰かさんの弾幕パターンが描かれていたり、愚痴が箇条書きで並んでいたりした。 パチュリーが目を顰めながらそれらを見続けるうちに、一冊の本が目に入った。 …それは禁術を扱う書物――自分が封印していたが魔理沙に盗まれたもの――であった。 常人であれば読むだけで精神を侵される災いの言語で書かれた、書の形をした呪。 だが、それには既に元あった禍々しい呪わしさは欠片も残ってはいなかった。 それはつまり、この本を読んだものが込められた呪を取り込んだということ。 他にも悪魔契約の書に実際に使った形跡が認められた。 ――妖怪になったという魔理沙。精霊のように、悪魔のように、その姿を歪めた少女。 その力の一端は、今ここで残骸となって転がっている自分の書物からのものに違いあるまい。 書の呪いも、悪魔との契約も、濫用すればまともではいられなくなる。 それでも、そんな外法に走っても、例え魔法使いではない何かに成り下がったとしても… 人としての心すらも消え去ったとしても、それでも、それでも……あの子は――― 知らず、パチュリーの頬を何かが伝って落ちていた。 それを潤んだ瞳で追った、その先に…開かれたまま放置された書があった。 書は、やはりパチュリーのものだったが、それもまた禁術を扱ったものであった。 他と同様に魔力を失ったその本には、乱雑な文字で言葉が残されていた。 恐らく禁術を取り込んだことで一時的に錯乱したと推察される、その汚い文字は、こう読めた ゴメン パチュリー、と… 577 名前が無い程度の能力 [sage] 2012/08/25(土) 09:42:53 ID:yfpfkdYkO パチュリーは魔理沙の残したグリモワールを読んでいた 魔理沙の苦悩や、憎悪のような暗い部分 それらに触れて魔理沙なりの頑張りがわかった パチュリーはさらに読み進めた 「残念だよこの先は見ないで」 突然、乱れた筆跡でそう書かれたページを開いてしまった パチュリーは、一度は魔理沙の遺志を尊重して読むのをやめた しかし、本好きのパチュリーにはどうしても先に書かれた事が知りたかった 結局パチュリーはまた読み始めた そこから先には魔理沙が書いたとは思えないような高度な術式がびっしり書かれていた 同時にそれまでとは比べられない程の狂気が伝わってきた 何も書かれていないページ、ひたすら友人への呪詛が書き綴られたページ、意味不明な言葉の羅列 気付くと魔理沙のグリモワールは残り1ページだった ただし、その前のページにはびっしりと真っ赤なインクで「死ぬ残念だ」とかかれていた それでも、パチュリーは読み進めてしまった 次のページには何も書かれていなかった パチュリーは拍子抜けして魔導書を閉じようとしたが体が動かなかった そのページには魔理沙の負の感情が焼き付けてあっただけだった パチュリーはただただその感情を浴び続け、自我が壊されていくのを受け入れるしかなかった 本人は気づかないが、いつの間にか目は虚ろでだらしなく舌を垂らし口の端から涎をこぼれさせていた そこでパチュリーの意識は途切れた そしてパチュリーは二度と目覚める事はなかった 「だから見るなと言ったんだ」 しばらくして動き出したパチュリーの体はそう言った 次の日、神社で血まみれになった霊夢とそのそばでケタケタ笑うパチュリーが発見された 書いてるうちにいぢめなのかわからなくなってきたが、まあパチュリーが残念な目にあったしいぢめなのだろう 残った念と書いて残念なら、人を呪いぬいた負の感情の残りならどうなるかって浮かんだんだ 578 名前が無い程度の能力 [sage] 2012/08/25(土) 13:39:31 ID:CedMWB/cO いなくなった魔理沙 凶行に及んだパチュリー 瀕死の重症を負った霊夢 アリスは大切な人を次々に失い、途方に暮れていた。 パチュリーは今は紅魔館の地下に封じられているという。 彼女が狂った原因を確かめるため、アリスは行動を開始する。 そして、図書館から魔理沙の残した念に抗うパチュリーの手記を発見した。 徐々に正気を欠く様子が、日付が進むに連れて目立つようになる 文字の乱れ・支離滅裂な内容から読み取れていく やがて手記はパチュリーが自らを蝕む何かを書き残そうとしたかのような 禍々しくも忌々しい術式の羅列へと変貌していく それを見ても手を止めることも目を背けることも出来なくなるアリス それまでの日記の中には既にパチュリーによる後催眠が仕掛けられていたのだ 「この項を開きし者、その全てを解するまで書を閉じる事なかれ」 アリスはもう止まらない。その瞳には既に、得体の知れないモノが芽生えていた 「アリス…」 この場に居るはずのない魔女の声が脳裏を過る その世、霊夢が入院している永遠亭にて、アリスは――――… ………… 伝播する呪い・想念 それらは留まる事なく拡がっていく… ………… ――事件から数日後、咲夜は主のいない人形屋敷を訪れていた 「アリス、貴女の身に…一体何が…?」 彼女の瞳には、事の真相を探って見せるという強い意志が宿っていた ………… 彼女たちの周りに渦巻く運命を見つめながら、 紅い館の紅い悪魔は…静かに微笑みを浮かべていた 579 名前が無い程度の能力 [sage] 2012/08/25(土) 14:05:44 ID:rzewG5eA0 そんなレミリアのほっぺたぶっ叩き続けて 泣いても構わずぶっ叩き続けて 自分のやったことを自覚させて一生後悔させたい 580 名前が無い程度の能力 [sage] 2012/08/25(土) 14:15:26 ID:GNos2HZY0 いや、レミリア黒幕だったら自爆しとるがなw #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)

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