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30 :名前が無い程度の能力:2011/05/19(木) 21:54:54 ID:/wt9bRzg0 パチュリーは体調を崩した。 魔理沙が図書館に毎日来るようになり、パチュリーの看病をしたり一緒に本を読んだりする。 パチュリーは来る日も来
30 :名前が無い程度の能力:2011/05/19(木) 21:54:54 ID:/wt9bRzg0 パチュリーは体調を崩した。 魔理沙が図書館に毎日来るようになり、パチュリーの看病をしたり一緒に本を読んだりする。 パチュリーは来る日も来る日もさまざまな状態不良に陥り、 それを魔理沙が図書館で勉強しながら真摯に看護し治療に当たる。 パチュリーはいつも自分を助けてくれる魔理沙が大好きになっていた。 パチュリーの病状に応じて医療、薬学、治療や製薬の魔法関連書物は自由に持ち出せるようになった。 「私はもしかしたら、もう長くないのかもしれない。 こんなに立て続けに異なる症状が出るなんておかしいもの。 私に何かあったら、ここの本…魔理沙に譲るのも悪くないかもね」 「ははは、何言ってるんだ。パチュリーが死ぬわけ無いだろ。 そんな可能性考えたら駄目だぜ。まだお前には元気でいてもらわないと」 「そう…そうよね、ありがとう魔理沙」 ある日パチュリーは、魔理沙が自宅でどれほど熱心に勉強しているのか知りたくなり、 ステルスオプションを魔理沙にくっつけて帰した。 魔理沙は図書館から持ち出した書物を持ったまま、まっすぐアリスの家に。 「ただいま。今日も大漁だぜ」 「おかえり魔理沙。どれどれ…うん、これだけあれば蕁麻疹の本は十分ね。 もう呪いを解くわ。ゆっくりゆっくりよくなって、症状が完全に消失するのは8時間後」 「お疲れさん。今度は胃潰瘍の本とかいってみるかな」 「賛成。胃に悪いお菓子を沢山用意しておくから、お土産に持ってって一緒に食べなさい。 魔理沙は胃薬を飲んでね。それで無事なら、パチュリーに免疫力低下の呪いをかけて発症させるわ。 また優しくしてやって、勉強しながらたっぷり本を貰いなさい」 「民間療法の、逆効果なやつとかあるかなぁ。あれ反応が楽しいんだよな」 「フフ、可哀相に。勢いあまって死んじゃうこともあるかもしれないわよ?」 「構わないぜ。どれだけ悪化しても即死にはならないだろ? 今の状況ならあいつ、図書館を丸ごとくれそうな勢いだからな。いい遺言が聞けそうだぜ」 「あはは。何よ、もうゲームクリアする気なの? もうちょっと過程を楽しんでもいいじゃない。人間はせっかちねぇ」

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