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[[八雲の試験:29スレ700]]から続き 紫「やっぱり駄目だったわね~」 藍「ええ…」 紫「あら、神妙な顔しちゃって。こうなることは見えていたでしょう?」 藍「それはそうですが…真剣な顔で頼むものですから…」 紫「それで結果があれ。可哀想よね~」 藍「…紫様も、最初から合格させるつもりは無かったのでしょう?」 紫「あら、わかった?」 藍「長い付き合いですから」 紫「そうね、まあ当たり前でしょ? 橙は未熟すぎるもの。とても八雲の姓の重さには耐えれないわ」 藍「しかしあそこまでする必要は…」 紫「あら、ちゃんと意味のある内容だったのよ? 私欲のために他者を害するかどうか。   負傷なんかに関わらず、自分の行動がどういう風に波及するか冷静に考えられるかとか。あと単純な能力とか」 藍「それで、評価のほどは…?」 紫「ま、忠誠心は充分だけれど、他の所は駄目ね。要するに経験不足。   ああでも、魔理沙に立ち向かった根性は認めてもいいかな」 藍「はあ…」 紫「さて、と。そろそろ様子を見に行こうかしら。お客も着いたことだし」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 暗い。夜目は利くはずなんだけど、それでも暗い。 冥界は前に見せてもらったことがあるけれど、こんなに暗くなかったはずだ。 じゃあ一体、どこなんだろう。 そう考えていると、暗闇に一筋の光が入り…それで私は、布団に寝かされていることに気づいた。 そしてその光の中には… 橙「藍、様…?」 その人影は確かに藍様だけど、光が眩しくてその表情は伺えない。 藍様が一歩、こちらに踏み出し、私は先ほどの冷たい顔を思い出して、ビクリと、後ろに下がった。 すると、藍様は少しためらったような仕草を見せ、話しかけてきた。 藍「橙…大丈夫、落ち着いて」 とても優しい声…やがて光に目が慣れてその表情も見えてきた。 藍様は困ったような、すまなさそうな、そんな表情をしていて、 ゆっくりとこちらに近づいてくる。 私がギュッと目を閉じ、不安で震えながら固まっていると、 暖かいもので包まれ…頭にくすぐったい感触がして、 私は抱きしめられ、撫でられているんだとわかると、一言一言、言葉を紡ぐ。 橙「藍…さま…藍さま…」 藍「よしよし、大丈夫、大丈夫だから…ごめんな、怖かっただろう」 橙「…ごめんなさい…ごめんなさい…」 藍「どうした、何を謝ってるの?」 橙「私、試験失敗して…魔理沙も殺しちゃって…巫女たちが…」 魔理沙「何? 私が殺されたって? そりゃ一大事だな」 橙「そうなの…だから…え?」 藍様の胸に埋めた顔を起こし、声のしたほうを見ると、 そこには確かにあの白黒が居た。 橙「え? え…? 何でここに居るの…」 魔理沙「いや、家で研究をしてたら、いきなりスキマで連れてこられたんだが」 紫「そうよ~? 見ての通り傷一つついてないけどね」 橙「ふぇ…紫様…?」 紫「ふふ、ご機嫌いかが、橙?」 魔理沙「なあ、もう帰って良いか? キノコを煮詰めてる最中だったんだが」 紫「ああ、もう良いわよ、帰っても」 魔理沙「そうか、じゃあな」 そういい残すと、魔理沙は帰ってしまった。 いったい、どうなっているんだろう… 紫「どうしたの橙? 狐につままれたような顔して。ああ、むしろ狐に包まれてるわね」 藍「紫様…橙はショックを受けてるんです、もうちょっと優しくしてあげてください」 紫「はいはい、まあ種を明かすとね、あなたがマヨヒガでお昼寝してるときに、私が式を弄って…  まあ一言で言うと、あなたは夢を見ていたのよ」 橙「ゆ、め…?」 紫「そう、夢を使って試験をさせてもらったわ。結果は生憎だったけど…   魔理沙は死んでないし、あなたを恨んでる者も居ない。安心しなさい」 橙「…」 紫「橙?」 橙「…う…うわああぁぁぁん!!」 紫「あ、あああ…泣いちゃった…ど、どうしよう、藍?」 藍「泣かせておきましょう。よしよし橙、ゆっくりお泣き…」 橙「ひっ…ぐす…えぐ…」 涙が止まらなかった。怖かったからか、安心したからか、試験に失敗したからか。 きっとどれもなんだろう。私は藍様に撫でられながら、思い切り泣きじゃくった。 やがていつの間にか、私の意識は闇に落ちて…夢を見た。 私は八雲橙として、藍さまに仕え…式も従えた大妖怪の一人として、幻想郷で活躍しているのだ。 あまりに現実とかけ離れているので、すぐに夢だとわかったけれど… いつかはこうなるんだと、こうなりたいと、そう思った。 「ふふ、今は夢でも、いつかそうなれるわ。私も藍も、 あなたの成長を待ってるからね? 今はゆっくりお休みなさい、橙」 夢の中で聞こえたその声は、夢だったんだろうか、現だったんだろうか… 起きたときには忘れているかもしれないけれど、いつかこうなれるんだと思うと、 なんだかとても、愉快な気持ちになれた。そのときが早く来るように、 また明日からがんばらないと… ーendー - ちぇん頑張れちぇぇぇぇぇん! &br()それにしても綺麗な紫 -- 名無しさん (2009-11-03 22:20:39) - これ、魔理沙を殺さないで荷物を見られたりしたらどうなったのだろうか? &br()魔理沙に限らず幻想郷の住人は平気で他人を傷つけるくせに自分の事になるとムキになる印象があるから、橙が &br()1.自分以上の実力のある相手と遭遇 &br()2.その相手に荷物に興味をもたれる &br()時点で積みなんじゃないだろうか -- 名無しさん (2009-11-03 23:18:28) - 俺も八雲性が欲しいから、ちょっと試験受けてくる -- 名無しさん (2009-11-04 00:22:51) - 本来は妖怪と人間のガチの殺し合いを禁じるための弾幕ごっこを拒否された瞬間、相手を丸焼きにしかねない攻撃を平気でするあたりこの魔理沙は本当にゴミクズだ。 &br()夢の中の話だけど -- 名無しさん (2009-11-04 19:53:56) - >夢の中の話だけど &br()でもまあ、他の誰でもなく魔理沙が夢でこの役を宛がわれ、 &br()しかも橙が特に違和感なくそれを受け入れたってことは &br()やっぱりこの作品内の現実でも「そういう奴」なんだろうよ -- 名無しさん (2009-11-06 03:04:22) - なるほど、こういうことだったのかい。 &br()いいはなしじゃないか! -- J (2010-02-05 07:41:53) - NAKERU -- 名無しさん (2011-01-14 01:43:01) - NUKERU -- 名無しさん (2011-02-16 14:30:29) - NARUTO -- 名無しさん (2011-02-22 19:01:46) - 若本橙だ~ -- 橙が若本なのはもはや公式 (2011-04-21 22:25:39) - NURUPO -- 名無しさん (2011-05-02 00:28:24) - 式が打った式だから、能力の上限とかあるのかね?八雲を名乗れる日が来るといいけど -- 名無しさん (2011-05-02 07:05:57) - ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!! -- 名無しさん (2011-05-09 12:47:04) - ↑↑がっ!! &br()ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!! -- 名無しさん (2011-05-24 12:51:32) - 橙「ぬるぽ」 -- 名無しさん (2011-05-24 17:39:23) - ↑藍「g紫「ガッ」 -- 名無しさん (2011-06-04 18:41:27) - 分不相応、橙はマジでフルボッコだな、てめえは一回でも自重したことあるか?加賀ママな糞餓鬼はこれから一生自重しろ、できないなら死ね &br() -- クズ猫橙 (2014-06-24 21:32:57) - ↑オ前ガ自重シロヨデキナイナラ死ネ -- クズ将魏延 (2014-09-01 15:40:19) - 上二人落ち着け。 &br()それはともかくちぇんサイコー!!!! -- 名無しさん (2014-09-15 15:14:02) - あ、目から血が……… -- レミリア・スカーレット (2015-03-03 16:14:27) - ちぇぇぇぇん -- 柊 雅 (2015-03-14 07:50:52) - でもあの試験が仮に本当だったとしたら。 &br()霊夢達は本当に訳も聞かず殺してたのかな -- 名無しさん (2016-05-17 18:52:43) - なんでキャラ叩きがコメすんだよ死ねよクズ。 &br()それと、上の方、パチュリーとアリスは長い事生きてるって事で我慢しそうだけど、霊夢なら殺っちゃうんじゃね? -- キング クズ (2016-06-21 02:01:43) - 橙「私、試験失敗して…魔理沙も殺しちゃって… &br()って言うところで泣きそうになったけど魔理沙の &br()魔理沙「何? 私が殺されたって? そりゃ一大事だな」って言うところで笑った(笑) -- 泣きむし? (2016-06-30 17:03:18) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)
[[八雲の試験:29スレ700]]から続き 紫「やっぱり駄目だったわね~」 藍「ええ…」 紫「あら、神妙な顔しちゃって。こうなることは見えていたでしょう?」 藍「それはそうですが…真剣な顔で頼むものですから…」 紫「それで結果があれ。可哀想よね~」 藍「…紫様も、最初から合格させるつもりは無かったのでしょう?」 紫「あら、わかった?」 藍「長い付き合いですから」 紫「そうね、まあ当たり前でしょ? 橙は未熟すぎるもの。とても八雲の姓の重さには耐えれないわ」 藍「しかしあそこまでする必要は…」 紫「あら、ちゃんと意味のある内容だったのよ? 私欲のために他者を害するかどうか。   負傷なんかに関わらず、自分の行動がどういう風に波及するか冷静に考えられるかとか。あと単純な能力とか」 藍「それで、評価のほどは…?」 紫「ま、忠誠心は充分だけれど、他の所は駄目ね。要するに経験不足。   ああでも、魔理沙に立ち向かった根性は認めてもいいかな」 藍「はあ…」 紫「さて、と。そろそろ様子を見に行こうかしら。お客も着いたことだし」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 暗い。夜目は利くはずなんだけど、それでも暗い。 冥界は前に見せてもらったことがあるけれど、こんなに暗くなかったはずだ。 じゃあ一体、どこなんだろう。 そう考えていると、暗闇に一筋の光が入り…それで私は、布団に寝かされていることに気づいた。 そしてその光の中には… 橙「藍、様…?」 その人影は確かに藍様だけど、光が眩しくてその表情は伺えない。 藍様が一歩、こちらに踏み出し、私は先ほどの冷たい顔を思い出して、ビクリと、後ろに下がった。 すると、藍様は少しためらったような仕草を見せ、話しかけてきた。 藍「橙…大丈夫、落ち着いて」 とても優しい声…やがて光に目が慣れてその表情も見えてきた。 藍様は困ったような、すまなさそうな、そんな表情をしていて、 ゆっくりとこちらに近づいてくる。 私がギュッと目を閉じ、不安で震えながら固まっていると、 暖かいもので包まれ…頭にくすぐったい感触がして、 私は抱きしめられ、撫でられているんだとわかると、一言一言、言葉を紡ぐ。 橙「藍…さま…藍さま…」 藍「よしよし、大丈夫、大丈夫だから…ごめんな、怖かっただろう」 橙「…ごめんなさい…ごめんなさい…」 藍「どうした、何を謝ってるの?」 橙「私、試験失敗して…魔理沙も殺しちゃって…巫女たちが…」 魔理沙「何? 私が殺されたって? そりゃ一大事だな」 橙「そうなの…だから…え?」 藍様の胸に埋めた顔を起こし、声のしたほうを見ると、 そこには確かにあの白黒が居た。 橙「え? え…? 何でここに居るの…」 魔理沙「いや、家で研究をしてたら、いきなりスキマで連れてこられたんだが」 紫「そうよ~? 見ての通り傷一つついてないけどね」 橙「ふぇ…紫様…?」 紫「ふふ、ご機嫌いかが、橙?」 魔理沙「なあ、もう帰って良いか? キノコを煮詰めてる最中だったんだが」 紫「ああ、もう良いわよ、帰っても」 魔理沙「そうか、じゃあな」 そういい残すと、魔理沙は帰ってしまった。 いったい、どうなっているんだろう… 紫「どうしたの橙? 狐につままれたような顔して。ああ、むしろ狐に包まれてるわね」 藍「紫様…橙はショックを受けてるんです、もうちょっと優しくしてあげてください」 紫「はいはい、まあ種を明かすとね、あなたがマヨヒガでお昼寝してるときに、私が式を弄って…  まあ一言で言うと、あなたは夢を見ていたのよ」 橙「ゆ、め…?」 紫「そう、夢を使って試験をさせてもらったわ。結果は生憎だったけど…   魔理沙は死んでないし、あなたを恨んでる者も居ない。安心しなさい」 橙「…」 紫「橙?」 橙「…う…うわああぁぁぁん!!」 紫「あ、あああ…泣いちゃった…ど、どうしよう、藍?」 藍「泣かせておきましょう。よしよし橙、ゆっくりお泣き…」 橙「ひっ…ぐす…えぐ…」 涙が止まらなかった。怖かったからか、安心したからか、試験に失敗したからか。 きっとどれもなんだろう。私は藍様に撫でられながら、思い切り泣きじゃくった。 やがていつの間にか、私の意識は闇に落ちて…夢を見た。 私は八雲橙として、藍さまに仕え…式も従えた大妖怪の一人として、幻想郷で活躍しているのだ。 あまりに現実とかけ離れているので、すぐに夢だとわかったけれど… いつかはこうなるんだと、こうなりたいと、そう思った。 「ふふ、今は夢でも、いつかそうなれるわ。私も藍も、 あなたの成長を待ってるからね? 今はゆっくりお休みなさい、橙」 夢の中で聞こえたその声は、夢だったんだろうか、現だったんだろうか… 起きたときには忘れているかもしれないけれど、いつかこうなれるんだと思うと、 なんだかとても、愉快な気持ちになれた。そのときが早く来るように、 また明日からがんばらないと… ーendー - ちぇん頑張れちぇぇぇぇぇん! &br()それにしても綺麗な紫 -- 名無しさん (2009-11-03 22:20:39) - これ、魔理沙を殺さないで荷物を見られたりしたらどうなったのだろうか? &br()魔理沙に限らず幻想郷の住人は平気で他人を傷つけるくせに自分の事になるとムキになる印象があるから、橙が &br()1.自分以上の実力のある相手と遭遇 &br()2.その相手に荷物に興味をもたれる &br()時点で積みなんじゃないだろうか -- 名無しさん (2009-11-03 23:18:28) - 俺も八雲性が欲しいから、ちょっと試験受けてくる -- 名無しさん (2009-11-04 00:22:51) - 本来は妖怪と人間のガチの殺し合いを禁じるための弾幕ごっこを拒否された瞬間、相手を丸焼きにしかねない攻撃を平気でするあたりこの魔理沙は本当にゴミクズだ。 &br()夢の中の話だけど -- 名無しさん (2009-11-04 19:53:56) - >夢の中の話だけど &br()でもまあ、他の誰でもなく魔理沙が夢でこの役を宛がわれ、 &br()しかも橙が特に違和感なくそれを受け入れたってことは &br()やっぱりこの作品内の現実でも「そういう奴」なんだろうよ -- 名無しさん (2009-11-06 03:04:22) - なるほど、こういうことだったのかい。 &br()いいはなしじゃないか! -- J (2010-02-05 07:41:53) - NAKERU -- 名無しさん (2011-01-14 01:43:01) - NUKERU -- 名無しさん (2011-02-16 14:30:29) - NARUTO -- 名無しさん (2011-02-22 19:01:46) - 若本橙だ~ -- 橙が若本なのはもはや公式 (2011-04-21 22:25:39) - NURUPO -- 名無しさん (2011-05-02 00:28:24) - 式が打った式だから、能力の上限とかあるのかね?八雲を名乗れる日が来るといいけど -- 名無しさん (2011-05-02 07:05:57) - ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!! -- 名無しさん (2011-05-09 12:47:04) - ↑↑がっ!! &br()ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!! -- 名無しさん (2011-05-24 12:51:32) - 橙「ぬるぽ」 -- 名無しさん (2011-05-24 17:39:23) - ↑藍「g紫「ガッ」 -- 名無しさん (2011-06-04 18:41:27) - 分不相応、橙はマジでフルボッコだな、てめえは一回でも自重したことあるか?加賀ママな糞餓鬼はこれから一生自重しろ、できないなら死ね &br() -- クズ猫橙 (2014-06-24 21:32:57) - ↑オ前ガ自重シロヨデキナイナラ死ネ -- クズ将魏延 (2014-09-01 15:40:19) - 上二人落ち着け。 &br()それはともかくちぇんサイコー!!!! -- 名無しさん (2014-09-15 15:14:02) - あ、目から血が……… -- レミリア・スカーレット (2015-03-03 16:14:27) - ちぇぇぇぇん -- 柊 雅 (2015-03-14 07:50:52) - でもあの試験が仮に本当だったとしたら。 &br()霊夢達は本当に訳も聞かず殺してたのかな -- 名無しさん (2016-05-17 18:52:43) - なんでキャラ叩きがコメすんだよ死ねよクズ。 &br()それと、上の方、パチュリーとアリスは長い事生きてるって事で我慢しそうだけど、霊夢なら殺っちゃうんじゃね? -- キング クズ (2016-06-21 02:01:43) - 橙「私、試験失敗して…魔理沙も殺しちゃって… &br()って言うところで泣きそうになったけど魔理沙の &br()魔理沙「何? 私が殺されたって? そりゃ一大事だな」って言うところで笑った(笑) -- 泣きむし? (2016-06-30 17:03:18) - やっぱこのクソスキマババア最悪だ。 &br()なんとしてでも『仕置』せねば……. -- 名無しさん (2016-09-29 00:39:07) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)

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