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948 :種族:名無し 多様性:高:2008/05/08(木) 02:12:28 ID:DM7tQWpQ0 突然の地震によって只でさえ散らかった部屋がめちゃくちゃになる魔理沙 貴重なアイテムも生成中の薬品もただの残骸と化し せめて部屋を整理しておけば被害も抑えられたのにという後悔も後の祭り ゴミクズになった品々の中で呆然と立ち尽くすゴミクズ 949 :種族:名無し 多様性:高:2008/05/08(木) 03:25:37 ID:7ulGl7EU0 >生成中の薬品もただの残骸 なんか物凄く臭い液体になってそうだ。 ぱっちぇさんから借りた本も、明日までに作る約束の薬も、 アリスから借りていた服も全部おじゃんに。 というか発火しそう。 火傷しても延焼は免れず、寝巻きだけで逃げ出す魔理沙。 950 :種族:名無し 多様性:高:2008/05/08(木) 04:58:02 ID:nTgrB/JQ0 よくテレビとかで近所のゴミ屋敷が話題になることがあるが、 家にゴミを溜め込む行動がマーキングの一種だという説がある。 家出同然に実家を飛び出して、方々を自由に飛び回る魔理沙だが、その実ホームというものに飢えているのではないだろうか。 あれやこれ、気になるものを片っ端から拾ってきたり作ってみたりで、こんもりと盛られた物の山 他人の目には粗雑に扱っているように見えても、魔理沙にとってはやはり宝だったのではないか。 地震でその品々を、さらに二次災害で家までも無くした魔理沙は、燃え落ちる我が家を見ながら トレードマークの帽子も被らずに呆然としてこう呟くはず 「私のおうちが……。なくなっちゃった……。」 そのまま家が燃え続けるのをポカンと口を開けたまま朝が来るまで眺めているに違いない。 そして、完全に燃え尽きてただの黒い炭の山を前にやっと自分を取り戻して、 自分の宝物を、家出してから集めてきた思い出の品々を発掘しようとまだ熱の残る焼け跡に駆け出すんだ。 急な火事だったので、箒も八卦炉も持ち出していない。今の魔理沙にあるのは身につけているパジャマだけ。 目に涙をためながら、必死に炭をかきわける魔理沙 まず腕と膝が真っ黒になり、そのうち全身が煤で汚れる。 が、目的の八卦路は見つからない。箒は焼けたのだろう。家具はほとんど原型もとどめていない。 落胆する魔理沙だが、あることを思い出す。 金庫は、金庫は無事なはず。 魔理沙の一番大切なものは部屋に積み上げずに金庫にしまっておいてある。 だれにも取られないように防火防水防魔法、なんでも防ぐ金属の箱に魔理沙の本当の宝がはいっている。 垣間見えた希望を瞳に宿らせて、また炭を掻き分け始める魔理沙。 しばらくして目的のものを見つける。 それは完全に原型を留めていた。 心の底から安堵しながらそれに手をかけると、一瞬背筋が震える冷たさを感じるほどの高熱を持っていた。 大きな水ぶくれを利き手につくりながらも、火事で全てを失った魔理沙はすぐにでも自分の宝の無事を確かめたいとばかりに 金庫をあけようとする。 もはや痛みも感じないほどに両手を金庫に焼きつかせて、やっとの思いで金庫の鍵を開ける。 一瞬、魔理沙の最も大切な、霊夢やアリスとの写真をしまったアルバムが見えた。 途端、勢いよく燃え上がる金庫の中身。 燃え尽きるアルバム。 魔理沙の頭が真っ白になる。なんで、なんで今燃えるの。火事は終わったんだよ。もう私は失わないんだよ? 空白になった頭の隅で、魔法使いの知識が囁く。 発火とは急激な酸化。金庫の中は火事で想像を絶するほどの高温になっていた。手の表皮が真っ白になるくらいの。 そこに、空気、酸素が送り込まれた。魔理沙の手によって。 結果、燃えた。 最後の宝物が。 喉も嗄れよとばかりに大声で泣きじゃくる魔理沙 その声に魔法の森の妖怪たちは敏感に反応し…… くっ、う、そ、そこでアリスが助けにくるんだよ!!!!!
948 :種族:名無し 多様性:高:2008/05/08(木) 02:12:28 ID:DM7tQWpQ0 突然の地震によって只でさえ散らかった部屋がめちゃくちゃになる魔理沙 貴重なアイテムも生成中の薬品もただの残骸と化し せめて部屋を整理しておけば被害も抑えられたのにという後悔も後の祭り ゴミクズになった品々の中で呆然と立ち尽くすゴミクズ 949 :種族:名無し 多様性:高:2008/05/08(木) 03:25:37 ID:7ulGl7EU0 >生成中の薬品もただの残骸 なんか物凄く臭い液体になってそうだ。 ぱっちぇさんから借りた本も、明日までに作る約束の薬も、 アリスから借りていた服も全部おじゃんに。 というか発火しそう。 火傷しても延焼は免れず、寝巻きだけで逃げ出す魔理沙。 950 :種族:名無し 多様性:高:2008/05/08(木) 04:58:02 ID:nTgrB/JQ0 よくテレビとかで近所のゴミ屋敷が話題になることがあるが、 家にゴミを溜め込む行動がマーキングの一種だという説がある。 家出同然に実家を飛び出して、方々を自由に飛び回る魔理沙だが、その実ホームというものに飢えているのではないだろうか。 あれやこれ、気になるものを片っ端から拾ってきたり作ってみたりで、こんもりと盛られた物の山 他人の目には粗雑に扱っているように見えても、魔理沙にとってはやはり宝だったのではないか。 地震でその品々を、さらに二次災害で家までも無くした魔理沙は、燃え落ちる我が家を見ながら トレードマークの帽子も被らずに呆然としてこう呟くはず 「私のおうちが……。なくなっちゃった……。」 そのまま家が燃え続けるのをポカンと口を開けたまま朝が来るまで眺めているに違いない。 そして、完全に燃え尽きてただの黒い炭の山を前にやっと自分を取り戻して、 自分の宝物を、家出してから集めてきた思い出の品々を発掘しようとまだ熱の残る焼け跡に駆け出すんだ。 急な火事だったので、箒も八卦炉も持ち出していない。今の魔理沙にあるのは身につけているパジャマだけ。 目に涙をためながら、必死に炭をかきわける魔理沙 まず腕と膝が真っ黒になり、そのうち全身が煤で汚れる。 が、目的の八卦路は見つからない。箒は焼けたのだろう。家具はほとんど原型もとどめていない。 落胆する魔理沙だが、あることを思い出す。 金庫は、金庫は無事なはず。 魔理沙の一番大切なものは部屋に積み上げずに金庫にしまっておいてある。 だれにも取られないように防火防水防魔法、なんでも防ぐ金属の箱に魔理沙の本当の宝がはいっている。 垣間見えた希望を瞳に宿らせて、また炭を掻き分け始める魔理沙。 しばらくして目的のものを見つける。 それは完全に原型を留めていた。 心の底から安堵しながらそれに手をかけると、一瞬背筋が震える冷たさを感じるほどの高熱を持っていた。 大きな水ぶくれを利き手につくりながらも、火事で全てを失った魔理沙はすぐにでも自分の宝の無事を確かめたいとばかりに 金庫をあけようとする。 もはや痛みも感じないほどに両手を金庫に焼きつかせて、やっとの思いで金庫の鍵を開ける。 一瞬、魔理沙の最も大切な、霊夢やアリスとの写真をしまったアルバムが見えた。 途端、勢いよく燃え上がる金庫の中身。 燃え尽きるアルバム。 魔理沙の頭が真っ白になる。なんで、なんで今燃えるの。火事は終わったんだよ。もう私は失わないんだよ? 空白になった頭の隅で、魔法使いの知識が囁く。 発火とは急激な酸化。金庫の中は火事で想像を絶するほどの高温になっていた。手の表皮が真っ白になるくらいの。 そこに、空気、酸素が送り込まれた。魔理沙の手によって。 結果、燃えた。 最後の宝物が。 喉も嗄れよとばかりに大声で泣きじゃくる魔理沙 その声に魔法の森の妖怪たちは敏感に反応し…… くっ、う、そ、そこでアリスが助けにくるんだよ!!!!! #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)

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