紬「どうだった?」

律「…えっ何が…?」

紬「ちゃんと気持ち伝えられた?」

律「…あぁ、ちゃんと伝えたよ…ありがとなムギ」

紬「今日一緒に帰らない?」

律「珍しいな、ムギから誘ってくるなんて」

紬「そうかしら…じゃあもういっかい合わせてみましょ」

律「いくぞ、1、2、3っ」

じゃじゃ~ん♪じゃ、じゃ、じゃじゃ~じゃ、じゃじゃ~ん♪

律(憂…澪を泣かせたら許さないからな…)

澪「こんな時間か…じゃあ今日は解散っ」

唯「あずにゃん帰ろっ」ギュッ

梓「えっあっはい…///」

澪「律…帰らないのか」

律「悪い…今日ムギと一緒にちょっと…ごめん」

澪「あぁわかった…じゃあカギよろしくな…」

澪「(これで良かったのかな…本当に…間違えないかな、人生)」


紬「本当は一緒に帰ったほうがよかったのかも…」

律「いいんだ、澪もわかってる…私も……行くか」

紬「はい♪」

律「で、どこにいくんだ」

紬「ウフフ…秘密…とりあえずついてきて」ギュッ、タッタッタッ

律「お、おいムギ」タッタッタッ

律「どこに走ってるんだ」タッタッタッ

紬「……」タッタッタッ

律「おい、ムギっ」タッタッタッ

――――

紬「…ここです」

律「……はぁ…はぁ…ここは……喫茶点」

紬「入りましょう」

律「…な、なんなんだ……ここなら歩いても…はぁ…いいだろ」

紬「レモンティーと……りっちゃんは」

律「同じので…はぁ…はぁ」

店員「レモンティー2つで…かしこまりました」

紬「あら、そんなに疲れた」

律「あたり前だ…なんだってこんなとこに……」

紬「あっそろそろかしら…」

律「な、なにが…」

紬「あの絵を見てて…あと少しかも」

律「なんだか悲しい絵だな…キャンパスが大きいのに子供が一人…」

ピカッ

紬「きたわっ」

ピカッ、ピカッ、ピカッ

律「なっ…嘘だろ……すごい」

紬「面白いでしょ…この時間になるとね太陽の当たり具合で絵が変化するの…」

律「さっきまで子供だけだったはずなのに…」

紬「そしてさっきまで悲しい顔をしていた子供が、笑っているの」

律「不思議だな…ど、どうなってるんだ」

紬「秘密よ…ウフフ」

律「…すごいな……」

紬「走ったかい…あったかしら」

律「あったかもな……あっ消えた…」

紬「で、澪ちゃんとはちゃんとわかりあえた?」

律「あぁ…でも澪はずっと親友でいたいってさ」

紬「たぶん澪ちゃん、りっちゃんのこと好きだったのね」

律「…そんなわけないよ」

紬「多分だけどりっちゃんに自分はつり合わないって思っていたのかもね」

紬「それと、りっちゃんには男の人に好きになってもらいたかったんじゃないかしら」

律「……ククッ、澪がそんなこと…」

紬「あら、親友であるりっちゃんが一番気づいていると思っていたのに…」

律「……ははは、駄目だな最近涙腺が弱くてさ…」

律「ははっ…みんなの前では泣かないって決めたのにな」

紬「はい、りっちゃんには涙は似合わないわよ」

律「あはは、そうだな…ごめんごめん…グスン」

紬「(澪ちゃんの目に迷いはなかったわ、あとはりっちゃんだけなのよ)」

店員「お待ちいたしました、どうぞ」

律「……あれっ…このドーナツは」

店員「元気だして下さい、サービスです」

律「あ、ありがとうございます」

紬「ここのドーナツ美味しいのよ」

律「そうなのか…まずレモンティーから…」チュゥウ

律「えっ!?……これって」

紬「ここのオーナーとお父様が仲良しでね、紅茶の美味しい入れ方を教わったの」

律「通りで…ハムッ……うまい、うまいよムギ……」

紬「そんな泣きながらたべなくても……」

律「ムギがいてくれてよかったよ…ありがとなムギ」

紬「いいのよ…友達でしょ私たち、助け合うのが普通じゃない」

律「そうだな、ははっなんか元気出たわ」


――公園

律「今日は…ありがとなムギ」

紬「何回目よ…ウフフ」

律「そ、そうだったな…でもムギはなんでここまでしてくれるんだ?」

紬「りっちゃんが好きだからよ」

律「ははっ…ムギでも冗談言うんだな」

紬「冗談なんかじゃないわ…本当に好きなのりっちゃんが…」

律「……」

紬「……りっちゃんが澪ちゃんを好きだとしてもこの気持ちは変わらないわ」

律「なんなんだよ…みんなして……変わっちまったな」

紬「そうかしら」

律「澪も唯も梓もムギもみんな離れていくんだ…私を置いて…見えないどこに」

紬「私はいつもりっちゃんのそばにいる……離れたりなんかしないわ」ギュッ

律「……今日は疲れたよ…帰る、また明日なムギ」サッ

紬「……」

律「(ムギは私のことを好きだといった…本気で好きだと)」

律「(私は澪が好きだった…本気で好きだった)」

律「(どうすればいいんだよ……今までみたくみんなでのんびりお茶したいなぁ~)はぁ……」


澪「律か?」

律「み、澪」

澪「どうしたんだ、泣いてるじゃないか」

律「エヘヘ…なんでもないよ、なんでもない」

澪「……なぁ…律、私」

律「あっ今日風呂掃除の当番なんだった悪いな澪」

澪「おっおい律……(律…変だな、私がああしてしまったんだ…責任は私がとらないと)」


律「ただいまぁ~」

聡「ねぇちゃん遅いよ…夕ご飯もうできてるよ」

律「あ、今あんま何も食べたくないんだ…」

聡「ねぇちゃんの分食べちゃうよ」

律「ご自由に……」

バタンッ

律「ふぅ………」バタッ

律「なにが…なんで……わからないよ…わからないよ…わからなぃょ……」

『……っしゃい、……かいに……よ』
『……い、……ましま…』

タッタッタッ…ガチャ

澪「ククッ……可愛いな律は」

律「…ん……んあ…うわっみみ澪どうして」

澪「律が変だったからさ…」

律「へ、変じゃね~よ」

澪「よいしょっと」

澪「なぁ律……私がなんで律と付き合わなかったと思う」

律「は…それは…憂ちゃんが……」

澪「違う…私じゃ律を満足させられないから…」

律「…そんな……っ」

『多分だけどりっちゃんに自分はつり合わないって思っていたのかもね
それと、りっちゃんには男の人に好きになってもらいたかったんじゃないかしら」』

律「十分だよ…私は澪で十分だよ…」

澪「いや、十分じゃないよ……私じゃ律がダメになる」

律「違うっ…私は澪じゃないとダメになるんだ……澪はそういって私から逃げようとしてるんだ」

澪「…私は律が好きだ大好きだ…だから…ダメなんだよ」

律「言ってる意味がわかんねーよ」

澪「親友だから…親友だから…律と私は親友だから…」

律「なぁ…私のことが嫌いなんだろ、だからそうやって逃げるんだ…唯も梓もみんなみんなみんな」

律「なんなんだよっどうしちまったんだよ」

澪「黙れっ」パシンッ

律「ーーっ…なにすんだよ」ガシッ

澪「殴りたいか…私を殴りたいだろ…殴れよ気が済むまでな」

律「ふざけんなっ」ボカッ

律「こんなの澪じゃない、私の知ってる澪じゃない」ボカッボカッ

澪「私は…私だ…目を覚ませよ律っ」

律「お前が目を覚ませっ」ボカッ

律「はぁ…はぁ…はぁ…」

澪「………」グタッ

律「……あっうわあああああ……うぐぐぐ澪、ごめんごめんごめんごめんごめん」

澪「……気い済んだか…ぐっ……」

律「私は澪が好きなんだ…どうしようもなく…どうしようもなく」

澪「世の中は広い…律を幸せにしてくれる人は絶対にいる…けどそれは私じゃない」

律「……」

澪「律、逃げるなよ…現実から……これが親友の私からの警告だ」

律「……頭冷やしてくるわ」

ガチャ

澪「……ふぅ……イタタタウワァァァン痛いよ…」

澪「イテテテテ」

澪「…ここにいちゃ、まずいわな……」スクッ

ガラッ

聡「ねぇちゃんうっさいよ…ってあっむぐむぐ」

澪「聡…このことは黙っててくれ…いいな、あとでキスしてやるから」

聡「むぐっ…」コクンコクン

澪「まったく変態だなお前は」ドスッ、バタッ

ガチャ

澪「……ふぅ」ドサッ

澪「とりあえず…ムギに、連絡だな……」


ティンティンティコティコ~♪

紬「あら、澪ちゃんから」

『あとは任せた、律を泣かせんなよ』

紬「了解です♪」ピッ

―――田井中家前

澪「うぅ…やっぱり痛いのは嫌いだなぁ…ははっ」ピッ

―――平沢家

ピピピ、ピピピ、ピピピ

憂「あっもしもし…澪?」

澪「悪いんだけどさ、律の家来てくれるか」

憂「えっ律さん家?……うんわかった」

澪「よろしくな…」ピッ

憂「あっ……う~ん、律さん家どこなんだろう…あっ、お姉ちゃーん」


※補足
律帰宅→考えごとしてるうちに寝る
→澪が心配して家にくる→喧嘩→殴る

憂「多分…ここらへんなんだけどな……あれっみ、澪っ」

澪「………はぁ…はぁ…おぉ憂」

憂「どうしたのそのケガ、まさか律さんに?許せない…」

澪「いや…違うんだ私が挑発して殴れって言ったんだ…でも律は最後の一発をまだ殴ってない…」

憂「で、でも殴るなんて最低だよ」

澪「いいんだ、こうでもしないと律の気持ち…分からないから」

澪「ごめん憂、肩貸してくれないか……どうにも一人じゃ立てそうにないんだ」

―――公園

律「私は…なんてことしたんだ…馬鹿っ馬鹿っ馬鹿っ」ドスッドスッドスッ

律「私を幸せにしてくれる…人…か……」

律「……私はまだ子供だな、澪は大人だ…まだ私には澪が必要だ」

紬「それって甘えじゃないかしら」

律「む、ムギっ…なんでここに」

紬「澪ちゃんからりっちゃんをよろしくってメール来たの」

律「み、澪から?」

紬「実はね…」


―――数日前

紬「じゃあ私ティーセット片付けてから帰るのでどうぞ先に帰ってて下さい」

唯「ムギちゃんいつもありがとね、いこっあずにゃん」

梓「あっはい」

律「じゃあお言葉に甘えて…澪~帰るぞー」

澪「あっうん、悪いなムギ」

バタンッ

唯「エヘヘそれでね…」

律「あはは、それは面白いな」

澪「あっ…ごめん携帯忘れてきちゃた、すぐ追いかけるから先行ってて」

律「早くしろよー…」

澪「あぁ何やってんだ私…まだムギいるかな」

ガチャ

澪「悪い、携帯忘れちゃ…」

紬「んっ……はぁ、りっちゃん……あっ…はぁはぁ…」

澪「む、ムギ///」

紬「ビクッ……あ、澪ちゃん…ぁあのこれは…その…」

澪「見なかったことにするから…心配するな///」

紬「…あ…ありがとう///」

澪「で、ムギは律のこと…好き……なのか?」

紬「…はい///」

澪「……幸せにできるか?律を幸せにできるか」

紬「…え?」

澪「私は律と長い付き合いだ…親友ってやつだ」

澪「でも、あいつ私のこと好きみたいなんだよ」

紬「え、そうなの」

澪「まぁ勘だけどな……でも私には好きな人がいる、もちろん律じゃない」

澪「だから律には私じゃない誰かを好きになってほしいんだ…私は律を親友としてしか見れない、それはこれからも変わらない」

澪「だから、ムギが本気で律のこと好きで幸せにするなら、私はムギに協力するよ」

紬「澪ちゃん……」

澪「もう一度聞く、律を幸せにできるか?」


―――現在

律「それで…」

紬「もちろんはいと答えたわ、ねぇりっちゃん私じゃダメかしら」

律「……」

紬「私は本気よ、あとはりっちゃんが本気になれるかよ」

律「……私は……私は……」

澪「いつまで意地はってんだよ」

律「み、澪っ…その、さっきはごめん」

憂「律さん最低です…あとで殴らせてもらいます」

澪「律、逃げるなよ…」

律「……私は、澪が好きだ…」

律「けど、私のこと好きだって本気で言ってくれたムギはもっと好きだ」

律「私は、その気持ちをごまかしてたんだ…」

律「今まで誰かに好きだなんて言われたことなくて…なんか恥ずかしくてさ…逃げちゃったんだ…ごめんなムギ」

紬「いいのよ…」

律「澪…ようやく目が覚めたよ…ありがとな」

澪「はいはい、お幸せにな…憂…いこっ」

憂「あっはい…そのケガ家で手当てしますから」

律「ムギ、私を幸せにしてくれるんだよな」

紬「ええ必ず♪」

律「本当にありがとな」

紬「いいのよ」チュ

律「んっ……やっぱり照れるな///」

紬「照れるりっちゃん素敵よ」

律「(これが澪の望んだ幸せなら私はかまわない)」


憂「ちょっとしみるかもしれないです」

澪「痛いのは嫌嫌痛いのは嫌」

憂「自分から殴られておいて何言ってるんですか」ペタペタ

澪「ひゃあっっ……うぅ」

憂「我慢してて下さい…それともどっか弄ってたほうがいいですか」

澪「いや……うん」

憂「ずいぶん正直ですね、まぁいいですけど…パンツ脱いで下さい」

澪「う、うん……」ヌギヌギ

憂「仰向けに寝てて下さいね」ヌプッ

澪「ひゃあっっ……いったい」

憂「まだ痛いほうが上か…」ジュプジュプ

澪「んっ…はうっ…んっ」

憂「ほんとキツいですね」ペタペタ

澪「んっあっ…うっ…いったっんはっ」

憂「まぁいいほうかな…」

憂「はい、終わりました」

澪「……うぅ」

憂「イかせてって目ですね…わかってますよ」ジュプジュプ

澪「あっあっん…んはっう……いっイく、イっちゃううう」ビクッビクッ

憂「……可愛いです澪」チュ

澪「んっ…はむっむにゅ……んっ…ぷはぁ…はぁ…」


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