平沢家

憂「りつさん、いい人かもしれないなぁ」

唯「おーおかえり憂、どったの?」

憂「うん。遅くなってゴメンね」

唯「ううん、ご飯は食べちゃったから」

憂「そうなんだ……」

唯「うん、あずにゃんとね。憂も食べた?」

憂「私はまだ」

唯「そっかー、ん?何持ってるの?」

憂「ああ、これね。りっ……さんと一緒に作ったの」

唯「……りっちゃんとこ行ったの?」

憂「そうだけど、それが何か?」

唯「やめたほうがいいよ」

憂「えっ、どうして……?」

唯「りっちゃんは憂のこといやらしい目でみてるよ」

憂「気のせいじゃないかな」

唯「そんなことないよ、りっちゃんはそういう人だから」

憂「……」

唯「どったの?」

憂「私、ちょっと疲れたから部屋に戻るね」

唯「うん。りっちゃんには気をつけてね」

憂「……ありがとう、お姉ちゃん」


憂の部屋

憂「……お姉ちゃんのばか」

憂「りっちゃんのこと知らないくせに」

憂「」 ピトッ

唯『もー、あずにゃんったらー!』

憂「また梓ちゃんとお電話してる」

憂「私の携帯は……」

prrr

憂「あ……」

憂「りっちゃんからだ」

憂「今日は動画……」

憂「おもしろいー」 クスクス


数週間後

憂「あっ、おはよ、りっちゃん」

律「おはよ、憂」

憂「最近寝坊しなくなったね」

律「いや眠いよ、でも、憂と2人きりで会えるのは朝だけだからな」

憂「うれしい、私のために……」

律「憂のタメなら何でもできるよ」

憂「……ありがと」 ポッ

律「おーおー真っ赤になって可愛い」 ナデナデ

憂「えへへ」 ニコニコ

律「そういえばさー」

憂「うん」

律「まだ告白の返事貰ってないよね」

憂「あ……」

律「まだその人のこと私よりも好き?」

憂「その……」

律「最近その人とはどんな感じ?」

憂「あまり喋ってないかな」

律「だって憂は私が独占してるもんな」

憂「そうだね」

律「もう、憂は私のものってかんじ?」

憂「……そうだね」

律「じゃあさ、キスしてもいい?」

憂「えっ、あっ、こんなところで誰かに見られたら……」

律「だったらさ、見られないところに行こうよ」

憂「……うん」


階段裏

律「多分ここなら大丈夫」

憂「うん」

律「緊張してる?」

憂「だってはじめてだもん」

律「憂のファーストキスもらっちゃうね」

憂「ん……」

律「」 チュッ

憂「!?」(え、頬?)

律「へへへ、さあ、行こうか」

憂「ま、まってよ」 ガシッ

律「ん、どうしたの?」

憂「キスって、ほら、もっと……」

律「え、違うの?」

憂「あー、いや、ちが、そういうわけじゃ……」

律「 」 ギュッ

律「わかってるよ」

憂「///」

律「憂のこと大切にしたいから少しずつと思ってた」

憂「……うん」

律「でも、憂が飛び越えたいなら」

憂「……」

律「私は憂を連れていくよ」

憂「私は……りっちゃんについていきたい」

律「ありがと」

憂「だから……」

律「うん」 チュッ

憂「///」


授業中

律(憂かわいいなー)

律(最初はやりモクだったけど)

律(今は本気で大切にしてあげたいよ)

律(今度は遊園地にでも連れて行こう)

律(その前に今までの関係清算しないとな)

キンコーンカーコン

律「まずは澪から」

律「澪ちょっといいか」

澪「ああ……」

律「単刀直入に言う」

澪「な、なんだよ」

澪「まさか別れ話とかじゃないよな」 ハハハ

律「……すまん、そうなんだ」

澪「な、なんで!」

律「他に好きな人ができた」

澪「じゃあ、その次でいいから、捨てないで!」

律「……澪。ごめん、捨てるわけじゃない」

澪「そんな……」

律「友達に戻るだけだから」

澪「りつう……」

律「ごめん。じゃあ……」


律「……次はムギか」

………

紬「話ってなぁに、りっちゃん」

律「別れてくれ」

紬「あら……」

律「すまない、この通りだ」

紬「私は構わないわよ」

紬「別にりっちゃんが何人と付き合ってようが」

律「私が嫌なんだ……相手を裏切ってるようで」

紬「そっかーりっちゃん勝手な人ね」

律「ごめんなさい」

紬「まあ、いいわ。一回くらいならりっちゃんの最低なワガママ聞いてあげても」

律「……悪い」

紬「その人こそは……大切にしてあげてね」

律「うん」


律「そして梓」

………

律「梓、ちょっといいか」

梓「りっちゃん?どうしたの?」

律「いいたいことがある」

梓「何かしこまっちゃって」

律「また普通の先輩後輩に戻ろう」

梓「え……」

律「そして前の約束。唯と付き合えたら私と付き合うって言うのも無しで……」

梓「えっ。あの、ちょっと、意味がわからないんだけど」

梓「えっ、りっちゃんが、あの、唯先輩を落とせたら付き合ってくれるって言ったよね」

律「ああ。でも、状況が変わったんだ」

梓「……えー、つまり。その、私がりっちゃんと付き合える可能性は……」

律「悪いが、ない。後先輩後輩しっかりするために敬語で喋ってほしい」

梓「そんな、いまさら、そんなことありえない、ありえないよ」

梓「……ひどいよ、りっちゃん」

律「すまない」

梓「このデコビッチ!」

梓「いいもん!私には唯先輩いるし!」

梓「ばーか!」

………
律の部屋

律(皆には悪いが……憂が大切なんだ……)

prrr

律「ん。憂からメール、動画か」

憂『今日はありがとー!うれしかったよ!』

律「へへへ、憂はかわいいな……」

………
梓の部屋

梓「ああああ。もう信じられない!あのデコビッチ!」

梓「いいもん、いいもん!唯先輩は私にメロメロだし」


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