※痴漢まったく関係ないからエロを期待した奴スマン
律「あ~、くそっ前髪邪魔だな…ヘアピンどこで無くしたんだろ」
律「ヘアピンないから家で居ようって思ってたら母さんったら買い物頼んでくるし、そんなのは聡にやらせればいいのに」
律「あ、新刊出てる、そういえば今日発売日だっけ……えっと所持金はっと…」
律「げっ、20円しかない、しかも買い物で渡されたお金はちょうどの金額だし~」
律「この本ってここら辺じゃこの店にしかないんだよな……」
「あ~!あったあった」
律「や、ヤバいこのままじゃ売り切れる」
律「だ、誰も見てないよな」
律「…………よし!」ダッ
律「……っ……はぁ…はぁ…はぁ…はぁ」
律「お、お金は今度渡せばいいよな……万引きしたわけじゃなく先に商品もらっただけでお金は後で渡すからいいよな」
律「ただいま~買い物の袋台所に置いとくから」
律「さて…読みますか」
律「ぷっ、やっぱりおもしれーな……ぷぷ」
--教室--
ヒソヒソ ヒソヒソ
「ねぇ知ってる?」
「何々?」
「同じクラスの平沢さんなんだけどぉ」
唯「おはよ~」ガラガラ
「……噂をすればってね」
「ねぇ平沢さん」
唯「ん?」
「平沢さんって万引き犯なんでしょ?」
「うそ~!マジなの?」
「平沢さんって犯罪者なんだぁ…同じクラスに犯罪者がいるって恐いよね」
唯「え?え!?」
「私の友達が昨日本屋さんで平沢さんが漫画盗んでるの見たんだよね、ほら写メ」
「本当だ~これ平沢さんだよね?」
「うんうん、これは平沢さんだよ」
「じゃあマジなんだ~犯罪者とか死ねばいいのに」
「ほんとほんと」
唯「ち、違うよ!!ほら!この写メ後ろ姿しか写ってないよ!?」
「じゃあ○時の時にどこで何してたの?」
唯「そ、それは…」
「言えないの?」
唯「1人で外をぶらぶら」
「あやしい~やっぱり平沢さんなんじゃないの?」
唯「ちがっ」
「喋らないでくれる?万引き犯さん」
「死ねよ犯罪者」
「今後平沢さんの事無視するからそのつもりで~」
唯「ちがっ…ヒック…ヒック…違うのにぃ~違うのにぃ~ヒックヒック」
「やだ~犯罪者のくせに泣いてるわ」
「きも~い」
律「おはよう」ガラガラ
「田井中さんちょっといい?」
律「何?」
「いいからいいから、ちょっと来て」
律「唯が万引き犯!?」
唯「……っ」ビクッ
「そうなのよ、ほら」
律「(げ、これって私じゃあ……ん?唯?)」
「ね、平沢さんでしょ?」
「そうだ!平沢さんは否定してるみたいだけど平沢さんと仲のいい田井中さんならこの写メが平沢さんかどうかわかるんじゃない?」
律「えっ!?」
「ほらほら田井中さん、どうなの?」
律「えっと……(どうしよう、ここで唯って言えば犯人探しが始まっていずれは私に………)」
唯「(りっちゃんは私の味方だよね?)」
律「(ゴメン、唯)これは唯だな、私にはわかるよ…うん、間違いなくこれは唯だな」
「聞いた~!?」
「うん聞いた聞いた、やっぱり平沢さんなんだ」
「ほら!何とか言えば犯罪者!」
「犯罪者!犯罪者!」
「犯罪者!犯罪者!」
唯「ちがう、ちがう……私本当にやってない……りっちゃん信じてよ!!それ私じゃないよ!?ねぇ!!」
「田井中さんを巻き込むのはやめなよ」
「犯罪者のくせに何田井中を巻き込もうとしてるの?」
「田井中さん可哀想」
「田井中いこうよ」
律「あ、ああ…」
唯「ヒック…ヒック…ヒック」
律「なぁ、唯ちょっといいか?」
唯「……ヒック…ヒック…何?」
律「ちょっとここじゃ何だから外でな」
唯「うん」
律「ゴメン!!」
唯「え!?何なの?りっちゃん」
律「実は………」
律「……ってわけなんだ、スマン!!」
唯「……何…それ」
律「ゴメン!どうしても読みたかったから」
唯「じゃ、じゃあ私はりっちゃんのせいでみんなから犯罪者呼ばわりされたの!?りっちゃんのせいでみんなからイジメられたの!?」
律「だからゴメンって」
唯「謝っても遅いよ!?それよりも早くクラスのみんなの誤解を」
律「……それなんだけどさ」
唯「………今なんて?」
律「だからこのまま唯が犯人って事にしてくれないかな?みんな唯が犯人って思ってるんだし、唯ならそういの馴れてるだろ?」
唯「何それ?馴れてるってなに?」
律「だからその…」
唯「ふざけないでよ!?もういい!!りっちゃんとはもう絶交する!!けいおん部もやめるから!!」
律「ゆ、唯!」
唯「じゃあね!!」
唯「…………」ガラガラ
「犯罪者のお帰りだ~」
「また万引きしてきたの?」
「キャハハ早すぎでしょ」
「でも平沢さんならあり得るかも」
唯「…………」
紬「おはよう」ガラガラ
唯「ムギちゃ!」
「琴吹さん、ちょっとちょっと」
紬「何かしら?」
「実はぁ………」
紬「嘘でしょ!?唯ちゃんが万引きなんて」
「でも田井中さんがそうだって」
紬「りっちゃんが?」
律「……そうなんだ、信じられないのはわかるけど唯は万引きを……」
紬「唯ちゃんの口から直接聞いたの!?」
「…それは」
「でも…ほら、写メあるよ」
「でも田井中さんが……」
紬「でもまだ唯ちゃんかどうかわからないでしょ!!本人の口から聞いたわけじゃないのにむやみに疑うのはよくないわ」
「それは…」
「…そうかも」
「どうしよう?私平沢さんに酷い事…」
律「(どうする!このままじゃ………そうだ!?)私聞いたよ」
律「私さっき唯に聞いて確かめたら万引きしたって」
紬「……うそ」
律「どうしても読みたくて万引きしたって……さっき聞いた」
「な~んだやっぱり平沢さんじゃん」
「私犯罪者にちょっと気を使っちゃったよ」
「私も私も」
紬「そんな………本当に唯ちゃんが…」
「琴吹さんも平沢さんと関わるの止めた方がいいよ」
唯「ムギちゃん!ムギちゃん!」
紬「……………」
唯「ムギちゃん?」
紬「……………」
唯「なんで無視するの!?」
紬「ごめんなさい平沢さん、私に話しかけないでくれないかしら?」
唯「む、ムギちゃん?」
紬「気安くムギちゃんって呼ばないで!!私唯ちゃんの事信じてたのに!!」
唯「そんな!違うのに!!違うのムギちゃん!!」
紬「じゃあね平沢さん」
唯「ヒック…ヒック…違う…違うのに…ヒック違うのにぃぃ」
「そ~れっ」シュッ
唯「…っ」
「当たった当たった~」
「次私ね…えい!」
唯「ったぁ」
「いえ~い」
「ゴミはゴミ箱に捨てないとね」
「私達って偉~い」
唯「………うぅぅ」
「やだ~平沢さん泣いてる?」
「犯罪者でも泣くんだぁ」
唯「…ヒック…ヒックうぅぅ…ヒック」
唯「和ちゃん!」
和「唯じゃない、部活はどうしたの?」
唯「(和ちゃんまだ知らないんだ)えへへ~辞めちゃった」
和「辞めちゃったって…唯本気なの?」
唯「ほら私って何かに夢中になると周りが見えないぐらいに熱中するけど急に冷めたりしたでしょ?それが来たんだ~」
和「嘘言わないの、あんなに楽しそうに歌ったりしてたのにつまんなくなったなんて………けいおん部で何かあったの?」
唯「何にもないからっ!」
和「ど、どうしたの?」
唯「ゴメン和ちゃん…でも本当に何にもないから、ただ飽きちゃっただけなの」
和「……唯」
唯「そうだ!和ちゃん今日はこのあと予定ある?」
和「今日は生徒会の仕事ないから特にはないけど」
唯「じゃあ帰りにお茶していこうよ~いいでしょ和ちゃん」
和「(何があったかは知らないけど幼なじみとして放っておけないわ)いいわよ唯」
唯「わ~い和ちゃんだ~い好き」
和「はいはい」
唯「う~んどれにしようかな」
和「唯決まった?」
唯「ん~と…これかこれで迷ってるんだけど…」
和「じゃわ私がそっち頼むから唯は違うのを頼めばいいわ、後で変えっこしましょ」
唯「いいの!?」
和「えぇ」
「お待たせいたしました○○で御座います」
唯「美味しそ~」
和「食べましょ唯」
唯「ごちそうさま~美味しかったね和ちゃん」
和「どっちも美味しかったわね、変えっこして正解だわ」
唯「流石和ちゃんだね」
和「それじゃあ次どこに行く?」
唯「和ちゃん?」
和「あら、久しぶりに唯と2人で遊べるって思って期待したんだけどもう帰るの?」
唯「ううん!!遊ぶ!!今日は和ちゃんといっぱい遊びたい!!」
和「じゃあ久しぶりに家に来ない?」
唯「和ちゃんの家に?」
和「ダメ?」
唯「行く!!行きたい!!和ちゃんの家に行きたいです!!」
和「ゆ、唯そんなに叫ばなくても…」
唯「えへへ~」
--部室--
梓「あれ?唯先輩今日は休みですか?」
澪「律、唯はどうしたんだ?」
律「それは…」
紬「みんなに聞いて欲しい事があるの」
律「ムギ!」
澪「?」
梓「何ですか?ムギ先輩」
紬「唯ちゃんの事はみんなにも言っておいた方がいいと思うの」
梓「唯先輩がどうかしたんですか?」
紬「それが……」
澪「そんな!?唯が万引きなんて」
梓「信じられません…唯先輩はそんな事する人じゃありませんっ!!」
紬「私も信じられなかったけどりっちゃんは唯ちゃんから聞いたらしいの」
澪「本当なのか!?」
梓「どうなんですか律先輩?」
律「あ、いや…その…………ほ、本当」
澪「そんな…」
梓「……うそ」
紬「私もショックだったけどこれが現実なのよ」
澪「唯……」
梓「ヒック…ヒック…そんな…唯先輩が万引きなんて……ヒックヒック」
和「はいお茶」
唯「ありがとう和ちゃん」
和「何する?」
唯「ん~とね…あ!ゲームある!やろ和ちゃん」
和「買ったのはいいけどやる時間ないからあんまりやってなかったのよね……やろっか」
唯「うん」
和「ほら唯そっちに敵が!」
唯「わわわ」
和「唯勝手に違う所いかないで!」
唯「私今どこ~?」
唯「あ、もうこんな時間だ…私そろそろ帰らないと」
和「ねぇ、良かったらご飯食べていかない?」
唯「いいの!?あ、でも憂が…」
和「実はさっき憂ちゃんには私の方から電話しといたわ、だから家に帰ってもご飯ないわよ」
唯「ぷ~、和ちゃんひど~い」
和「ゴメンゴメン、で、どうする?」
唯「もちろんご馳走になります!」
和母「いっぱい食べてね唯ちゃん」
唯「わ~い、いただきま~す……お~いし~」
和母「唯ちゃんは本当に美味しいそうに食べてくれるわね」
唯「ふぁっへふぉんほにおいひいんふおもん」
和「食べながらしゃべらないの」
唯「モグモグ…ごっくん、えへへへ」
唯「それじゃあそろそろ帰るね」
和「遅いから送って行くわ」
唯「和ちゃん優しい~」 ダキッ
和「はいはい」スリスリ
唯「ねぇ和ちゃん」
和「何?」
唯「和ちゃんは何があっても私の事信じてくれる?」
和「当たり前でしょ?私が唯を信じないでどうするのよ」
唯「和ちゃん…和ちゃん和ちゃん和ちゃん和ちゃ~ん」
和「あいよ」
最終更新:2011年04月27日 14:09