唯「あずにゃん泊まってくのぉお~?」

梓「やー、もうしばらくしたら迎えに来てもらいます」

唯「ええー!泊まってってよぉお~っ」ユサユサ

梓「いやー明日も学校ですから」

憂「それもそうだね。それじゃあ待ってる間お茶にでもしようか」

梓「あっ、いいねーあったかいお茶飲みたいな~。緑茶がいいな」

唯「ならお菓子はおせんべいがいいよ~」

憂「ふふ、分かったぁ~すぐ淹れるね」


憂「はい、お待たせ~」コト

梓「ありがと」

憂「でもあんなにずぶ濡れだったのに携帯壊れてなくてよかったね」

梓「私の生活防水だからね」

憂「そうなんだ。お姉ちゃんのは違ったよね?大丈夫?」

唯「あっ、どうだろ~」ゴソ

ピッピッ

唯「大丈夫みたい!良かったぁ~ …あっ」

梓「どうしましたー?」

唯「めーるきてる!澪ちゃんとムギちゃんだ」

梓「えっ。 …なんですか?」

唯「えと…『ちゃんと家帰れたか~』だって!ムギちゃんも同じみたい」

梓「……」

唯「返信しとこうっと♪へへへ… か、え、れ、た、よ…ありがとう~ っと」カチカチ


ピンポロリロリン♪

唯「ほぁ、またメールだぁ。 …あっ、りっちゃんだー!!」

梓「」ピク

唯「『私の本気を受け取れ!』?……あ、ムービーだ」

憂「ムービー?」

唯「読み込んでるからちょっとまって~……」ピッ


律『うおー!うおおおおーーー見てるか唯ぃーーーっ!!』ドザアアアアアア

唯憂「っ!?」


唯「あははははは水着で外出てるよぉおおホントにやってるよぉ~wあははは!」バンバン

梓「……」ズズー…

憂「あれ、梓ちゃんどうしたの渋い顔して…お茶出過ぎてた?」

梓「ううん、そうじゃないけど……」

唯「ほらあずにゃん見てよぉりっちゃんおもしろすぎるよぉお~っw すっ、水中めがねまでっ…w あはははははw」

梓「い、いいですよ別に…そんなの……」


ピンポーン


憂「あっ。はーい!」タッタッ

梓「ママかな」


憂「あずさちゃーん、お迎えだよ~」

梓「今いくよー」

唯「えーっあずにゃんもう帰っちゃうのぉ?」

梓「明日も学校だし部活で会えますよ」

唯「そうだけど~」

梓「それじゃ先輩、またで~す」

唯「うん、またねぇ」

憂「はい制服、まだ微妙に生乾きだけど…」

梓「いいよいいよ、ありがと。服あとで洗って返すね」

憂「うん。またね~梓ちゃん」



――
―――

ザワザワ… ワイワイ


ガチャ

梓「ふーっ、おっはよー」

憂「おはよー梓ちゃん」

梓「すっごいねぇまさに台風一過だね!スカーンって晴れたね」

憂「ふふ、そうだねー」

梓「きもちいい!」

梓「…そういえば唯先輩大丈夫だったー?」

憂「あ…それがね、お姉ちゃんね……」

―――


律「……」キョロキョロ

紬「どうしたのりっちゃん?」

律「いや唯のヤツおっせーなぁって思って…昨日のムービーの感想もっと聞きたいのに」

紬「そういえばもう授業始まっちゃうわね、どうしたのかしら」

律「昨日は家帰れたんだろ?」

紬「うん、帰れたってメール返ってきたよ」


ガチャ


律「ん」チラッ


先生「よーし席つけー」

律「何だ先生か……授業始まっちゃったよ。何してんだ唯」

先生「……(目視で出欠確認)」カリカリ

先生「ん、平沢」

先生「…あぁ、そういえば今日は休みって連絡あったっけか」

紬「? えっ、休みなんですか?」

先生「風邪って話だ」

律紬「」

先生「あとは…揃ってるなー。よし授業始めるぞー」

―昼休み―


律「ぐぁー腹減ったァ。ゆいーパン…って休みか」

律「めんどくせぇーなー。ごめんムギ買ってくるからちょい待ってて」

紬「うん。いってらっしゃ~い」


律「やれやれ…」

ワイワイ ギャアギャア…

律「うぁっ、すっげぇ人!めんどくせえええ」

梓「あ……」

律「ん?おぉ梓じゃん。お前もパンか」

梓「……」

梓「そうですけど。珍しいですね律先輩が自分で買いにくるなんて」

律「あぁ。 …今日さぁー、唯」

梓「知ってますよ休んでるんですよね。憂に聞きました」

律「あ。そっか同じクラスか。そうなんだよー参っちゃったよなぁ」

梓「……パシリがいないからですか?」

律「え」

梓「パシれないんで参っちゃったんですか?」

律「な、何だよ…嫌な言い方するなー。別にそういう意味じゃ……」

梓「でもさっきめんどくせーって言ってましたよね」

律「あ、あれは口癖みたいなもんだよ。唯がいないからってそう言ったんじゃ」

梓「そうですか」


律「……」

梓「まぁいいですけどね」ガサ


梓「すいませーん、これくださーい」

おばちゃん「200円だよ」

梓「はい」チャリ


梓「じゃあ私戻ります。あ、今日部活休むので」

律「え?」

梓「……(え、じゃないですよ。お見舞いに行くからに決まってるのに)」

梓(どうせこの人はそんな気もまわらないんだろうな)

律「あ、あーそうなの?あいよ了解~」

梓(ほらね)



―放課後―


憂「ふぅ~、じゃあ私帰るね!お姉ちゃん家に一人だし心配だよー」

梓「あ、待って憂私も一緒に行くよ」

憂「えっ、部活は?」

梓「お見舞いの方が大事だもん」

憂「梓ちゃん…ありがと!お姉ちゃんきっと喜ぶよ~」

梓「コンビニで何か甘いもの買って行こ」

憂「へへ、そうだね~プリンとか喜ぶよぉ」

梓「それじゃプリンにしよーっと」

憂「お姉ちゃんはホイップ乗ってるやつが好きだよw」

梓「そうなの?じゃあそうしよう」


―――

澪「……」ペラ…

ガチャ

澪「ん。おーっす」

紬「澪ちゃん先に来てたんだ」

律「おっす澪」

澪「…あれ、二人だけか?」

律「あぁ…唯のやつ風邪ひいたらしいんだわ」

澪「え?ほ、ほんとかそれ」

紬「うん」


律「えーっと…それでな、今日は梓も来ないってさ」

澪「梓も?」

紬「えっ。もしかして梓ちゃんも風邪?」

律「いやそうじゃないけど、昼に購買で会った時に今日は来ないって言ってたから」

紬「そうなの。二人もお休みじゃあ…どうしよっか?」

律「んじゃ今日は部活無し!」

澪「おいおーい。まぁしょうがないか」



―――


コンコン…

唯「ぅう……ぅあーい」ズズッ

ガチャ

憂「お姉ちゃんただいまぁ。具合どう~?」

唯「あぅう、うーいひぃい~! ぐじゅっ」チーンッ

憂「あんまり良くなってないみたいだね……」

唯「ぅうー」

憂「ちゃんとお薬飲んだの~?」

唯「飲んだよぉ……」グズッ

梓「唯せんぱーい」

唯「ほぁ!あじゅなん!きてくれたんだぁあ …よっと」ギッ

梓「あ、寝てていいですよ」

唯「へへ、ごめぇん」ボフッ

梓「プリン買ってきたんですよー、後で食べてください」

唯「えっ!今たべたい!」ガバ

憂「もぉ~お姉ちゃんったらぁ」

唯「いまぁ~、今たべたい~ぃ」

梓「あははは、なんか急に元気になったね憂」

憂「お姉ちゃんったらゲンキンなんだからぁ~」


唯「……」モグモグ

梓「おいしいですか~」

唯「おいひい!」

梓「そうですかぁ~、あはは」

梓「……」キョロキョロ

梓(結構部屋片付いてるなー。意外……憂が片付けてるのかな?)

梓「ん?これは」カタッ

唯「あっ、それ私が入部した日の写真だよ~」モグモグ

梓「……」

唯「りっちゃんほとんどおデコなんだよね~wおもしろいでしょ!」

梓「……へぇー。そうですね」カタン

梓「…あれ?このCD。唯先輩も持ってたんですか?」

唯「どれ?」

梓「これですよ、真心の……」

唯「あっ、それあずにゃんのだよ」

梓「え? …あぁっ!そういえばずっと前に貸したやつだ!!」

唯「へへへごめ~ん返すの忘れてたね~…あずにゃん何も言わないからぁ~」

梓「ま、まーいいですけど…… どうでした?」

唯「良かったよー♪えと、あれ…あの曲がよかったよ」

唯「はい… 拝啓、チュン・ヤシン?だっけ」

梓「え」

唯「え?」

梓「……ジョン・レノンですよ…拝啓、ジョン・レノン」

唯「そ、そうだっけー!?あははははごめぇええん」

梓「普通そこ間違えませんよ……先輩まさかジョン・レノン知らないんですか?」

唯「えっ、じつざいする人なの?」

梓「」

梓「…あのー……ちょっと聞きたいんですけど…」

唯「何~?」

梓「……もしかしてビートルズも知らないとか…」

唯「びー……あ、ずうとるびかー!あはは知ってるよぉーそれぐらい」

梓「……」

唯「しりとりでさー、びーとるずって言われたらずうとるびって言うアレでしょ?」

梓「……あー、じゃあそういうことでいいです」

梓(そもそもチュン・ヤシンて誰。どっから出てきたんだろ)



ピンポーン

憂「あっ、お客さんだ。ごめんね梓ちゃんちょっと出てくるね」ガチャ

梓「うん」

唯「誰かなー、澪ちゃんかなー?」

梓「えぇ?まっさかぁ~」

唯「? なんでまさかなのー?」

梓「いや、だって……」


ガチャ

梓「あ、憂お帰r」

澪「よー唯ぃ。梓も」

紬「お邪魔しまぁす」

梓「」


唯「あぁー澪ちゃんむぎちゃーん!やっほぉお~」


梓「…あ、あの…二人ともなんで」

紬「? 何でって風邪ひいたって聞いたから……」

澪「お見舞いだけど、どうかしたか?」

梓「……だ、だって…」

梓(いっつもパシらせてるクセにお見舞いぃ~っ?…大体、唯先輩が風邪ひいたのだってッ……)

澪「お、プリンじゃん」スッ

梓「! それは私が買ってきたんです。唯先輩のですよ!」

澪「いや分かってるってぇ。でも参ったなー私もプリン買ってきたんだよ、被っちゃったな」

梓「え」

唯「ほんとー!?やったぁぷりんまつりだぁ~♪」

澪「生クリーム乗ってるやつだぞw好きだろ?」

梓「」

唯「うん!嬉しいよぉお~」


紬「ふふっ、私はショートケーキ持ってきたの♪今日のティータイム用のだけど」

唯「うわぁあああほんまでっかぁあ~ありぁたーっす!むぎちゃん大明神でっせー!」

紬「あらあらあらあら…//」

唯「…あっ、そういえば澪ちゃん」

澪「ん?どした?」

唯「へへ、ごめんねぇ…頼まれてた雑誌ね、買ったんだけど……」

澪「えっ。買ってたのか? …あぁ、これか」ガサ

唯「濡れてしわしわになっちゃってるでしょ。いらないよね」

澪「んー、まぁ一応読めるしもらうよ。400円だな、机の上おいとくぞー」

唯「いいのー?ありがとー」

梓「……」


紬「それじゃティータイムにでもしましょうか~」

唯「わーい、けーきけーき!」

澪「ははは何だ、ケーキとなったら急に元気になったな~」

唯「ムギちゃんはよう!はようして!」

梓「……」

ガチャ

憂「あの~、お茶をどうぞー」

紬「あら、憂ちゃんありがとう。丁度ティータイムにしようかと思ってたところなの~」

憂「そうなんですか?ふふ、良かったです」

澪「ほんとよく出来た妹さんだなぁ」

憂「そ、そんな~// へへへ…」

唯「じゃあじゃあ、早くけーきー!食べようよ~」

紬「はいはい♪…あ、憂ちゃんも一緒にどう?りっちゃんの分が余るから」

憂「いいんですか?えへへ、それじゃあいただいちゃいま~す」


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