澪「言っとくけど、私も嫌がるの無理やりしたりするの、嫌いじゃないからな?」

律「・・・」サッ

澪「冗談だよ、そんなことしないよ」

律「・・・なら、いいんだけど」

澪「普段はな」

律「え?」

澪「ううん、なんでもない。着いたな」

律「そう、か・・・?まあ、いいや。今鍵開けるからな」ガチャ

澪「あぁ」

律「ほら、入れよ」

澪「お邪魔しまーす」バタンッ

律「なんか飲み物持ってくるよ。部屋で待っててくれ」

澪「あぁ、わかった」ガチャ

バタンッ

澪(・・・あー、律の匂いする、この部屋)

澪「・・・」

ガチャバタンッ

律「よっ、お待たせ」ストンッ

澪「なぁ、律」

律「んー?なんだよっ」

ドサッ

律「って・・・へ?」

澪「・・・」ニヤッ

律「お、おい。降りろよ・・・無理やりはしないって、言ってたろ・・・?」アハハ・・・

澪「あぁ、言ったよ。『普段はな』って」

律「いや、何が言いたいんだ・・・?」

澪「だから。今日のお返しをしてあげるって言ってるの」

律「お返しっていうか、仕返しじゃ・・・」

澪「細かいことは気にするなよ」アハハ

律「いや、気になるし」

澪「おーい、聡ー」

律「ばっ!!///なんで聡呼ぶんだよ!!?///」

聡「んー?どったの?っていうか、またヤってんの?好きだなー。あ、でも今日姉ちゃん下なんだ?」

律「うるせー見てんじゃねー」

澪「聡、ウーパールーパー飼ってたよな?ちょっと借りれるか?」

聡「い、いいけど・・・?」

律「」ガタガタガタガタ・・・


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紬「美味しいですか?」

さわ子「えぇ」

紬「そう、よかった」

さわ子「ねぇ、今日は何をしてたの?」

紬「何って、いつも通り、他愛も無い遊びですよ」

さわ子「へぇ。なんか盛り上がったみたいだけど?」

紬「そうそう、澪ちゃんを起こしちゃいけないって遊びで」

さわ子「えっ、何それ楽しそう」

紬「澪ちゃんがなかなか起きないからどんどんエスカレートして、ハードなことに・・・」

さわ子「なるほどねー。私も混ざりたかったわ・・・」

ヤモリ「・・・」トテトテトテ

紬「あ」オイデオイデ

ヤモリ「キュー」ナニナニー

紬「澪ちゃんの中に入ってた子かな?」

さわ子「何それどういうこと」

紬「色々あって、この子を澪ちゃんの中に入れたんです」

さわ子「色々ありすぎでしょ」

紬「しかもこの子が中で暴れるから澪ちゃん喘いじゃって喘いじゃって」

さわ子「見たかった、私もそれを、見たかった」

紬「川柳を詠む程見たかったっていうのはわかりました」

さわ子「全く、確かに素敵なシチュエーションだけど、不衛生すぎるわ」

紬「ちゃんとゴムに入れてから入れました」

さわ子「そういうところだけしっかりしてるなんて可愛くない」

紬「そうそう、先生?」

さわ子「何よ」

紬「入ってくるタイミング悪すぎですよ」

さわ子「そんなこと言ったって・・・」

紬「あれは・・・あのあと、どうなってのかしら・・・」

さわ子「あれって、唯ちゃんと梓ちゃん?」

紬「はい、ちょうど唯ちゃんが梓ちゃんに告白した(?)ところで先生が入ってきたんで・・・」

さわ子「私KYすぎるだろ」

紬「うん」

さわ子「それで、慌てて出てっちゃったのね」

紬「唯ちゃんはまだ寝ぼけてたみたいだけど・・・結局どうなったのかしら・・・」

さわ子「でも梓ちゃんってそっちの気あった?」

紬「多分ないですよ、ただ・・・」

さわ子「?」

紬「素質は大いにある、かな。今日も楽しそうに澪ちゃんの中かき回してたし」

さわ子「なんで私はそういう素敵な場面をいつも見逃すのかしら」

紬「さわ古先生・・・」

さわ子「同情するふりしてさり気無く『古』って言わないでくれるかしら」

紬「うふふふ」

さわ子「唯ちゃんと梓ちゃんかー・・・ま、なんとかなるでしょっ」

紬「そう、かな・・・」

さわ子「大丈夫よ。へーきへーき」

紬「軽い」

さわ子「でも重くなってもしょうがないでしょっ」

紬「うー・・・」

さわ子「全く、みんなの観察もいいけどもう少し自分のことも考えたら?」

紬「え?」

さわ子「さっきからみんなの話ばっかりじゃない」

紬「なんで?嫌い?」

さわ子「まさか。好きよ」

紬「えへへ、知ってる」

さわ子「だ、だけど、たまには・・・」

紬「関係ない人の話しないでって、言ってくれればいいのに」

さわ子「その通りだけど・・・それだとちょっと子供っぽいじゃない」

紬「事実そうなんだからしょうがないと思うけど」ハァ・・・

さわ子「でもやなの!大人のプライドってもんが・・・!」

紬「先生そういうところすごく可愛いな」

さわ子「可愛いじゃなくてかっこいいって言われたい・・・」シュン

紬「それは・・・当分無理かも・・・」

さわ子「わかってるわよ」

紬「それじゃ、そろそろみんなも家に着いた頃だろうし・・・」

さわ子「えぇ、帰りましょうか」

紬「今日も助手席乗っていいですかー?」ニコニコ

さわ子「何かわいこぶってるのよっ」クスクス

紬「先生ーひどいー」クスクス


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次の日


唯「はよー!」

澪「おっ、唯。おはよ。掃除終わったのか?」

唯「うん!」

紬「じゃあ、みんな揃ったからお茶でも入れましょうか」

唯「うん!」サッ

澪「おい、なんでそっち向いてるんだ?首疲れるだろ?」

梓「いいんです。ほっときましょう」

澪「え?あ、あぁ・・・」

律「・・・」

紬「唯ちゃん、はい。お茶よ」

唯「うんっ、ありがとうっ」

紬「そっち向いたままって、飲みにくくない?大丈夫?」

唯「平気平気!」


律「・・・」

梓「別に、向きたいならずっとそっち向いてればいいでしょ。っていうか二度とこっち向くな」

澪「えっ梓怖い」

梓「あ、ごめんなさい。独り言です。気にしないでください」

澪「こんなに気になる独り言も珍しい」

律「・・・」

澪「おい、律、律もなんか突っ込めよ?」

律「・・・んー・・・あぁ、なんでやねー・・・ん・・・」

唯「りっちゃん、おねむなの!?」

紬「これは・・・」

澪「おいおい、やめろよ。それよりも、唯。寝違えたのか?」

唯「ううん」

梓「澪先輩、何も無いところに話しかけてどうしたんですか?」

澪「えっ」

唯「」



紬「昨日、あのあと何があったの?」ボソッ

梓「何も・・・何もなかったです」

紬「」

梓「だから怒ってるんです」

紬「え、えっと・・・?」

梓「私、自分の気持はまだちゃんとわからないけど、前向きに返事しようとしたんですよ」

紬「うん」

梓「なのに逃げるんです」

紬「」

梓「それも全力疾走で」

紬「・・・(唯ちゃん、何してるの?)」

梓「しかも逃げ切られました」

紬「怪我してるのに、やるわね。唯ちゃん」

梓「まぁ、逃げられたっていうか、憂と合流しちゃって・・・」

紬「それで退散したのね?」

梓「はい。憂に犯人は私だってバレたらとんでもないことになりそうでしたから」

紬「そうよね・・・」

梓「とりあえず、私は怒ってるんです」

紬「まぁ、気持ちはわかるけど、ほどほどにね」

律「・・・へー、そんなこと・・・あった、のか・・・」

梓「先輩、聞こえてるんですか?」

律「ん・・・」

唯「りっちゃん、なんでそんなに眠そうなの?」

律「・・・ウーパールーパー」

唯梓紬「えっ」


澪「こらこら、急にそんな生き物の名前言ったら変な誤解を受けちゃうだろー?」ゴゴゴゴ・・・

律「あ、えと・・・ごめ、なんでもない・・・」

紬「とにかく、あまり寝てないのね?」

律「ん・・・」

唯「しおらしいりっちゃん可愛い」

梓「・・・」チッ

唯「ごめんなさい」

澪「・・・」ギロッ

唯「命がいくつあっても足りないよ」

紬「りっちゃん、そこのベンチで横になったら?」

律「・・・!?」

澪「おい、ムギ」

紬「眠いんでしょう?きっと気持いいと思うな」

律「えと・・・」

澪「律、今日は帰ろう、な?」

唯「りっちゃん。少し寝ていきなよ」

律「断る、帰るよ・・・」

紬「はい、どうぞ」

律「なんだよ、それ・・・」

紬「ん?ちょっと寝にくいだろうから、簡単にシーツとクッションで寝やすくしてみたの」

律「・・・」ソワソワ

澪「律、誘惑に負けるな」

律「・・・駄目、無理」

澪「りつ・・・!」

律「私、そこで寝るわ」

澪「!?」

紬唯「・・・」ニヤッ

澪「やめろっ!そんなことしたら・・・」

紬「寝てる最中に何されても文句言わない。どう?」

澪「律に変な約束させるn」

律「いいよ。好きにして」

澪「」

律「ごめん、もう、ほんとに限界・・・っていうか、あの布団・・・気持よさそう・・・」

澪「律っ!冷静になるんだ・・・!」

律「・・・」モソモソ

梓「あーあ」

律「・・・」スースー・・・

唯「りっちゃん、昨日のお返しまだだったよねっ」ニコッ

紬「私は何しようかなー」

唯紬澪梓「・・・」

唯「私、ちょっと校庭に行ってくる」

梓「私も」

澪「ちょっと待て、私も行くぞ」

紬「そうなの?行ってらっしゃい」

澪「え?」

唯「あれ・・・?」

梓「ムギ先輩は行かないんですか?私はてっきり」

紬「えぇ。私は生物部に行くわ」

澪梓「 何 を 調 達 す る 気 だ 」

律「・・・」クー・・・

澪「それにしても、完全に落ちたな」

梓紬「・・・」ゴクリッ

唯「ゲームスタート、だね」



おわり